『終点』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
終点。ピリオド。
打ったら終わって、また新たなものが始まる。
【終点】*64*
あまり先の事を考える性格ではないのて
今を全力で笑
きっとまだまだ色んな出会いやワクワクする事を経験して
自分の中の世界は広がり続ける
後悔ないように楽しむぞぉー!
終点にたどり着いた電車は、役目を終え静かな眠りにつく。
ここは旅の終わり。その先はない。
下ろされた先には街も皆静まり返り、まるでこの世の終わりのような暗闇に包まれる。
果てを望む私は朝日が昇るまでただ一人、夜の虫の声を聞きながら歩き続けるのだ。
終点
生きてきた人生
半世紀 色々あった
明るく笑える事を
思い出すのが難しいくらい
大変な人生だった
夢を追えども
その道は開けておらず
遥か遠い物で
その道程に時に疲れて
迷い迷って遠道をした
辛くて流した涙が止んで
いつか虹が出るのか
そんな事なんて分からない
だけど諦めきれなくて
過去 どんな道を辿っていてもいい
人生の終点を
笑顔で迎えられる様に
ただ努力するだけ
泥んこになってつまづいても
魔法の汽車に乗って、世界を旅しよう。
たとえば、最先端の街。
電子掲示板が光って、信号待ちなんていうものはなく、人は空飛ぶ車で移動する。背の高いビルと地下のネオンサインに埋められた地上と、車が飛び交う空は電子の街だ。私たちはちょっと地球という星を心配して、そのあと観光するだろう。かっこいい機械やロボットがあれば、きっと君たちはそれにくぎ付けだろうね。
たとえば、深い海の底。
太陽の光が届かない海の底で、小さなランプの光だけ。暗いままふらふらと踊っていたら、きっと彼女たちはやってくる。きらきら輝く美しい尾びれをもつ人魚は、ふわりと私たちをつれて深海の街へ赴く。海上の反射光を閉じ込めた青いランタンに照らされて、大きな泡に包まれた壮麗な街が現れたら、君たちは声を上げてはしゃぐだろう。
たとえば、深い森の中。
古びた朱色の鳥居をくぐれば、きっとそこは幽世の世界。時が止まったその場所で、うごめく影を横目に歩こう。森を抜けても知らぬ町。慌てて戻れどもう遅い。ぞろぞろ這い出る何かを倒して、必死に探した鳥居を見つけ、みんな一緒に踏み出せば、そこは見慣れた森の中。二度とごめんというだろうけど、たまにはいいと思うんだ。
たとえば、空の雲の上。
白い大地に白い海。地面を歩く度、ずずんと沈み、ふわんと浮かぶ。少し歩いて緑の大地が見えたなら、つる植物をつたって岩場に登り、白い町を見渡そう。いつか見た石の塔と黄金の金は失われても、その国の人々はずっと美しい。雲の上から降りる時は気をつけて。きっと雲は移動していて、真下は海かもしれないよ。
たとえば、鏡の中の国。水面に写った月を通って不思議の国に踏み込めば、そこは全てが反転していて、私たちも例外では無い。君たちはお互いを見て笑うけれど、なんだか既視感があるのは私だけかな。いつか見た景色の中にこの国の君たちがいた気がした。薔薇の迷路とお城を抜けて、お茶会に参加したら、不思議な猫と散歩して、すぐまた最初の鏡に行き着く。帰ってきたら鏡は通れず、みんなで夢を疑うかもね。
たとえば、こんな理想の話。
みんなで行けるのは、人生一度に世界も一つ。残りの世界は、いつも必ず一人旅。いつか訪れる終点まで、各駅停車に乗り込んで、じっと、ずっと、耐えて、耐えて、耐えて。いつか、壊れてしまった時は、終点までの特急列車に乗ろう。と、現実の中を歩いている。
たとえば、この旅が終わるなら。
私は最後に、君たちと会いたい。
一日中上司の元で駆けずり回り
へとへとになって帰宅のためバスに乗り
ついウトウトしてしまった
終点〜終点です
ハッと気付くと
山の中の寺の前のバス停で
降りる羽目になった
マジかよ〜
辺りは暗い
どんぐらい歩きゃ良いかなあ
うちどこだよ〜
スマホで地図を開く
ああー遠い
1キロ以上ある
もぉー
歩いてたら
明日になるよー
周辺で
宿を探した
お!ゲストハウスがある!
行ってみるか
歩くこと20分
ゲストハウスに着いた
いらっしゃい 空いてますよ
と
急な来客に
ご主人が快く対応してくださった
すみません
ありがとうございます
そうして一泊お世話になり
次の日早朝
お金を払って
ゲストハウスを出た
昨夜はありがとうございました
とご主人に言うと
いえいえ
ゆっくり出来ないで大丈夫ですか?
と聞かれ
ええ
家にこれからバスで帰ります
と言うと
お気をつけて
とご主人は手を振った
バス停に到着
午前中からお昼ぐらいには
家に着く
よし
帰りのバスの中で
安心して
また眠くなるのであった
終点
終わりがわからないのは
本当に怖い
わかればいいのに、と
いつも思っている
でも、生きていると
終わらないでって思う時があるのだ
そしてそういう時に
終わりがあることを苦しく思うし
終わりがあるからこそ輝くものがあると知る
終点
うっかり居眠りをしていたようだ。
一定のリズムで刻まれる線路の揺れ、
程よく効いている冷房。
電車でここまで深く眠ったことは無かっただろう。
ヨダレを垂らしてないことを確認し、
内心ホッとして周囲を確認する。
ご老人の方々が椅子に座って静かに待っている。
ちらほらとご老人より若い人達はいるものの、
視界に1人いるかいないかの人数だ。
今どこだろうか、外の景色は車内が反射してよく見えない。
車両のドア付近の電子掲示板...は付いていないタイプだった。
スマホで確認...しようにも圏外で確認できなかった。
そのまま待っていると、車掌のアナウンスが鳴る。
"皆様、お待たせ致しました。『終点、終点』です。
お忘れ物のないようにお降り下さい。"
その言葉にどこか引っかかりつつも
ご老人の方々について行く。
車両の外の景色は明らかに現実味のない世界だった。
今まで見た事のないような深い青色の空、真赤な太陽。
慌てて車掌に尋ねてみる。
「あ、あの!ここはどこですか!?」
「お客様、ここは『終点』ですよ。」
「終点でも駅名がありますよね!?何駅なんですか!」
「ですから、ここは『終点』という駅です。
他のお客様が通られたように、
あちらにまっすぐお進み下さい。」
そう言いつつ電車は元きたであろう道を引き返してしまった。
終点...ゴール...終わりの場所...
...!
その時、僕はこの電車に乗る前、
事故に会ったことを思い出した。
語り部シルヴァ
俺はいじめられていた原因は知らないが学童に入ってから始まったそのいじめシテきた人はひなのだひなのは俺だけじゃなくて友達もいじめた最初の2年間は誰にも言わなかったあとの1ねんは先生と親に言ったその人は優等生だから先生に言っても何もなかったいっぱい泣いたでも謝ってくれたがそれでも続く言い返す事は出来たかったけど裏で友達と話した。何日か学童を休んだその時に友達は、ひなのに変わらずいじめられた3回ぐらい先生にも言った心の信号機にも書いたでも結果は、変わらないでもひなのが卒業したひなのが卒業して2年がたった一緒にいじめられた友達は俺の親友
でも2年経ったがまだ許せないゆるさないほうがいい?許したほうがいい?
お題《終点》
物事の終わり、死神と天使の歌がきこえる。
それはエーデルワイスの揺り籠。
死者の再出発。
旅人となり巡る先は、縁がある生者との新しい物語。
『次は終点、きさらぎ駅に到着です。
尚今回特別列車の為この先もう一つ終点が
ございます。
おきおつけてお降りください。』
▶️ きさらぎ駅で降りる
次の終点までいく
-お題『終点』48
『終点』
《あと1年です。余命。》
真面目そうな先生に受けたこの言葉がじわじわと私の脳を駆け巡った。目の前にいる大切な人よりも鮮明に。
彼は、今も目の前のテレビを見てゲラゲラとお腹を抱えて笑っている。笑いすぎて泣きそうになっているくらいだ。
変な顔を見しては行けないとおもったからお茶汲むっていうテイで離れては見たけど。それにしても笑いすぎじゃ?ってぐらいに大爆笑。笑っている彼を見たら、この世界の全部が明るく見えて。愛おしくて。現実逃避なのかな、これ。
そんな感じでじっと見てたら目が合って、なによ?ってこっちに近づいてきた。
あたし、今上手く笑えてるかな。大丈夫かな。お茶をお盆に置いて(ついでにお茶菓子も)あたし達はまたテレビの液晶画面に目を向けた。
言わなきゃいけないよね。今日。でも、言いたくないな。どうせなら、もっと傷つけない方法で言いたかったな。矛盾してるけど、あたしは彼に声をかけた。いつも通り。
[ねぇ、]
「ん?どーした急に。」
お茶菓子をバクバク食べてる彼に、あたしはなるべく感情を持たないようにして言った。
[別れよ。]
「え、なんで?笑いすぎておかしくなった?」
[うぅん。本気。]
[好きな人が出来たの。キミよりも。だから、、別れよ]
「え、あ、ちょ」
[ここにある私のモノ、全部捨てていいから]
「ちょっとまってよ、」
私は、ぼやけた視界を服で拭った。顔を見られないように。絶対に、彼を見ないようにして。
[元気でね。]
またねって言いたかったな。閉じてしまった扉を背に、あたしは涙が止まらなかった。それでも前に進んだ。彼に見られてしまうから。
これが、あたし達の終点。
終点
終わりとは果たして点なのだろうか?
もちろん何の終わりなのかも関係あると思うけど。
進化論曰く、生き物は続いてきたからこそ生き残っているのだ。点で終わることはないんじゃない?
終点
通勤電車は始発終点からの乗換。異動する前は乗換からの始発終点だった。会社まで約二時間弱だから経路を変えても同じ、もしくは乗り継ぎだけだとずっと立ったままか。それはイヤ。一番安い経絡推奨されるけれど、確実に二時間かかる。
会社に行く事が目的だから終点は会社。電車の事故等起きたらどの時点で戻れるか、乗り換えられるかが変わりどちらでもない時は、電気止まるなと内心思う。
帰りも同じ。いや、帰りの方が焦りも加わる。終点が変わったりするし、ゲンナリする。
自分自身の終点は何だろう?
目的の結果が望んだ終点とは限らず、スイッチバックして終点が先になる事もある。
生きている事の終点は死なのだろう。誰にでも等しくやってくる。自分と自覚しているものの終点だろうか。
終点って次へ行く為のポイント切替なのかもしれない。
切替の時にどれだけ満足しているのだろうか。ただの自己満足だとしても。
路線の
人生の
滴定の
物語の
ベクトルの
DNA複製の
あんまり思いつかない
終点があれば必ず始点もあることを考えると、それが辿ってきた軌跡のどうやっても見ることのできない残り香や、ふっと生まれる時に起こった何かを考え、不思議な気持ちになる
母の病室では、いつもと変わらない光景が繰り広げられていた。
自分の昔の自慢話しかしない父、母に話しかけながら屈託なく笑う妹、そしていつも寂しくてメソメソ泣く私。
まるで、自分の家のリビングをそのまま病室に移したかのような雰囲気だった。
病院から、母危篤の知らせを受け、駆けつけてから1時間、こんな感じだ。
最初苦しそうだった母の表情がだんだんと落ちつき、半分開いていた目がゆっくりと閉じた。
寝落ちのようなその瞬間だった。
死という終点は誰にでも確実に訪れ、母の場合はあくまでも日常の一コマだった。
家族の団らんを聞きながら、ゴールにたどり着いた。
老衰。生き物として極めて自然な姿だった。
静かな客車で揺れも音も僅かばかりもせず、疲れと安心感からくる眠気に抗えず船を漕ぐ。車窓から外を見れば流れ早く移ろう街の景色に、今どの辺を行くのか検討もつかない。やがて寝ぼけた頭もこの新幹線のように早く回り始め、理解した時には後悔と虚しさに襲われた。そうか寝過ごしたのか、果たして次の駅はどこなのだろう、無事に家に帰り着くことは適うのだろうか。
六日前の仕事終わり、アパートに戻るや颯爽とシャワーを浴びて身支度を済ませた。遠方で暮らす恋人の実家へ泊まりに行くため、少しの緊張感と楽しみにしている心は未だか未だかとこの日を待っていた。泊まりが期末またのは更に三ヶ月前のこと、「「お母さんとお父さんに、彼氏が泊まりに来るから」って伝えたから。親戚にも伝えたら皆楽しみにしていたよ」
と恋人から伝えられ、知らぬところで決定していたことを知った。
アパートを出て、バス乗り込み駅を目指すときも心の中では様々な気持ちが巡っていた。お義父さんは私と同じ業種で、頑固でとても厳しく以前の彼氏は殴り飛ばされたと聞いた。娘の彼氏が突然泊まりにくると知った時、お義父さんは一体どんなことを感じたのだろうかと考えても仕方のないことに頭を悩ませていた。
駅で手土産を買い込み高速バスに乗り換え恋人の暮らす街へ走り出した時には、泊まっている間には何をして過ごそう、どんな思い出を作れるだろうかと気持ちが高揚していた。五時間の道のりを寝て過ごそうとするが、なかなか慣れない環境に直ぐに諦めが付いた。無意味にスマホの画面を眺めては何度も時間を確認するが、先程と時間は変わらない。動画投稿サイトやアプリで暇を潰そうとするも、肝心要のイヤホンを持ってきていない。ひたすらに流れる景色をぼんやりと眺めることしかできなかった。
ゆっくりと、そして静かにバスが止まった。運転士のアナウンスが目的地への到着を知らせれば、乗客は水の流れのようにバスを降りていく。私もこれに続いて運転士へお礼の言葉を後に下車をした。
バス乗り場から駅地下の店を周り、乾いた喉を潤す飲み物と小腹を満たすサンドイッチを買って駅を後にする。しばらく歩くがこれまでタクシーを一台も見かけない。恋人と落ち合う深夜まではまだ時間がある、インターネットカフェにて時間を潰そう、そう考えるも移動手段がない。
地図アプリで最寄りのインターネットカフェを検索すると徒歩三十分の距離、大荷物さえなければ歩ける距離だが仕事疲れとなれない移動に心は挫けていた。どうしようかと思い倦ねるも時間だけが流れていく。仕方なく検索サイトでタクシー会社を調べていると、遠くこちらへ走る一台のタクシーを見つけ慌てて手を挙げた。空車だったことが幸いだったが目的地を伝えてみるも理解して貰えない、運転手のことぱも理解できない。
訛っていた、運転手はその地域の訛りが酷く私には理解が出来ないでいた。そして、運転手は高齢だった為かインターネットカフェを認知していなかった。運転手が無線を私に手渡すので、最寄りのインターネットカフェに向かいたい旨を伝えると、プレストークからお詫びの言葉と地図アプリで案内頂けないかと依頼を受ける。アプリで経路を設定して運転手に伝えながら目的地を目指した。到着したときには既に辺りは暗くなっていた。
どれほどの時間が経ったのだろう、深く眠ってしまっていたようで頭が重く、頭が回らない。時間を確認しようとスマホをの画面を除けば恋人との約束の時間から十分も過ぎていた。着信履歴もこれまた酷い有様だ。直ぐに恋人へ連絡するも激怒していて罵詈雑言を浴びせられる始末、ワクワクしていた気持ちは暗い沈んでいた。寝てしまった私が悪いのは当然だが、遠く時間を掛けて会いに来たにも関わらず酷い言葉で罵られるならと今回の泊まりは辞めて帰宅すると伝え通話を切った。
せっかくならここで一泊して明朝に発とうと、バスのチケットを予約しようとしていた時に電話が鳴った。応答すれば何度も謝る恋人の声、聞けばお義母さんにこっぴどく
「仕事終わりに遠方から長い時間掛けて来てくれた人を、それも彼氏になんてことを言うんだ。仕事と移動で疲れているんだから寝てしまっても仕方ないでしょう」
と叱られたのだという。今から迎えに行くからというので現在地を伝えると十分後には到着したと連絡があった。
恋人のご実家では、お義母さんが出迎えのために起きていてくれたので手土産とお世話になること、結婚を前提に交際していることを伝えて恋人の部屋へ向かった。
「ずっと会いたかった、さっきはあんなことを言ってごめんなさい。待ち遠しかったのに連絡が取れなかったから裏切られたんだと思って勝手に怒ってしまったの」
と恋人の謝罪の言葉を受け入れ、私も連絡をせず寝入ってしまったことを謝罪した。
二階にある恋人の自室で何度も愛を貪った。下階の居間やお義父さんの部屋のことを気にしながらも、身体はもっと深く長く激しく愛を紡いでしまう。呼吸もシーツも乱れ、汗に濡れた身体が擦り合う。時間も忘れて交合いながら互いの気持ちを囁き伝えあった。
朝もまだ早く、太陽が辺りを照らすのはあとどれだけの時間があるだろうか。農家を営んでいるお義父さんが畑へと家を出る音が聞こえた。恋人も目を覚ましたようで、肌寒い部屋のなか再び互いを感じあった。
朝食の支度ができたから降りてきなさいと、お義母さんの呼ぶ声に身支度をする。居間ではお義母さんが食卓に並べた朝食に腹の虫が鳴る。あれも食べなさい、これも食べなさい。冷蔵庫に筋子があるから食べなさい、明太子もお漬物もあるから食べなさいと続々と運ばれてくる品々。気がつけば食べ切れる量ではなくなっていた。無下にはできないと、苦しく膨らんだ腹を擦りながら全てを頂いた。
朝食を終えて、ご実家を後に恋人の運転で観光地巡りを楽しんだ。未だ運転免許を取得していない私は、助手席で申し訳なさと感謝の気持ちで複雑だった。とある山の中の湖を観光した帰り、山中にて盛大に迷子になってしまった。スマホは圏外でルート検索がでない、カーナビも機能しない。未舗装の道を四時間走ってアスファルト舗装の道に出た時には、二人で胸をなで下ろした。
家路を急ぐ道すがら、お義父さんへお酒とグラスやジョッキのプレゼントを買い込む。家に着いた時には夕食の支度が済んでいた。私はお義父さんへ挨拶と宿泊させてもらうお礼を済ませ、本題である交際の件を口にしようとするも
「〇〇さん(私)、娘と結婚を前提に付き合っているんでしょう? 」
お義父さんが先に切り出してくれた。そのご挨拶をと伝えれば
「嫁にはやらない。〇〇さんが婿に来て欲しい」
と返される。聞けば跡継ぎが欲しいのだというが、私にはどちらでも良かった。迎え入れてくれたこと、歓迎してくれていることがなによりも嬉しかった。私に父はいない、だからこそお義父さんに父を求めてしまっていたのかもしれない。
宿泊している間、親戚を集めてのバーベキューや花火など濃厚で充実した時間を過ごすことが出来た。ところがあまりにも居心地が良すぎた。私の帰宅前日、恋人と最後のドライブデートをした帰りの車中で涙が止まらなくなってしまった。母子家庭で親戚と疎遠している私の家庭環境では受けることのなかった温かい気持ちや、感じられなかった愛情を恋人のご家族や親戚が注いでくれた。これが私に寂しさを強く感じさせたのだろう。大人になって初めて嗚咽しながら涙を流した。
夜、最後に過ごすこの時間に最後に肌を寄せ合い愛を注ぎあった。そして、恋人がスマホで再生した再生した
「C&K アイアイのうた~僕とキミと僕達の日々~」で二人の涙腺は崩壊した。離れたくない、ずっと一緒にいたいと涙を抑えられなかった。
新幹線の客車の中、切符の確認の為に車掌さんが立ち寄ったときに次の駅を聞いて絶望した。アパート最寄りの駅からは随分と離れていた。事情を知った車掌さんの案内の通り、到着した駅の改札で在来線での折り返しにて最寄り駅まで戻り着いた時には日を跨いでいた。ウェブでタクシー会社を検索しては電話をかけて幾度目か、やっと連絡が付いたのは少し離れた地域のタクシー会社だった。時間はかかるがこれから向かわせることはできるという、迷わず配車を依頼して真っ暗な駅舎の前でじっと待つことに。
タクシー運転手の優しい笑顔と、大変だったねと笑い、温かくかけてくれる言葉に安心感が溢れてくる。
アパート自室の玄関を開けた時、嗅ぎなれた部屋の匂いと住み慣れた間取りに帰ってきたのだと、どこか夢心地だった頭が現実に引き戻された。あれだけ寂しいと、離れたくないと涙を流し目を腫らしたのに今では気持ちがスっと切り替わった。冷静な自分がここにはいる。
結局、結ばれることは無かった。そして、その後も結婚前提に交際した方とも結ばれず今に至る。孤独な人生の中でたどり着くのが私の終点なのだろう。
終点
なんかスマブラにそんなステージがあるって聞いたことがあるようなないような。
スマブラは子どもの頃に少しやったことがあるくらいで詳しくないんだよな。前にXがツイッターだった頃にセフィロスとかが出てるのを見たことあるくらいだな。
それにしても今年の夏は去年よりはましな気がする。何回も書いてるけど今年は直射日光がないんだよな。だから暑くてもずいぶんと楽。
それでも夏は夏で普通に暑い。そんな状況でもコミケはやるらしいな。Xでなんか流れてきたけど。
いくら去年よりはましっていってもこの暑さでよくやるものだよ。買うほうも売るほうもさ。俺にはとても無理だ。
やっぱりああいう活動をしてる人はバイタリティーが違うね。俺もコミケに参加するくらいの熱量がほしいものだ。
題名:終点
今日はいつも通り終点で電車を降りる。
電車の中とは違い外は夜でも蒸し暑い、
こんな夜はいつまで続くのだろうか早く終わってほしい、セミが「ミンミン」と鳴いている
この声を聞くといつも考えてしまうことがあり
それは、「あいつらは後何日生きれるのだろか」
「なにを生きがいにしているのか」と何故だか、たかがセミごときになんでこんなにいらついてしまうのか、そうだ、そうだよ、俺の上司や
周りもセミみたいにうるさく耳障りな声でずっと騒いでいる。あいつらと「あと何日何ヶ月何年
一緒にやってかなきゃいけないんだ」「あいつらは何をそんなにヘラヘラ楽しそうなんだ」
おかしいだろ、不公平だと俺にばかり仕事を押し付けやがって俺が1番頑張っているのに押し付けられてそれを我慢してやってきているのに、そうでもないただ、普通の量の仕事をしてる同期の奴や上司に手柄が持っていかれるんだ。なんで俺はこんなに報われないんだただの頑張りぞんじゃないか、もういいこんなこと終わりだこんな何をしても報われない人生捨ててやる、この時俺の中で何かが吹っ切れた。この夜俺はコンビニに入りカッターナイフとガムテープとペンと紙を買って家に帰った。とりあえず、されてきたこと思っていたことを遺書に書き明日あいつらを殺った後に自分も飛んでやると思いカバンの中にカッターナイフとキッチンにある包丁とあいつらを身動きとれないようにするためにガムテープを入れて準備をして布団に入り寝た。
次の日、「行ってやる殺ってやる」と強く思い
カバンを持ち始発の電車に乗り一番のりで会社に
ついてやった早く部屋に入り俺の後に来る奴ら
順番にカッターナイフと包丁で刺してガムテープでぐるぐる巻きにしてバレないように次々と殺ってやった、みんな同期の奴も死ぬ間際まで耳障りな声で泣いていた。そして、遂に一番殺りた上司が来たこいつだけは一番最悪な死に方をさせてやろと思いゆっくりとじわじわと切り刻んでいき
こいつもあいつらと一緒だ耳障りな声で泣く
たが、ガムテープで手足を結んでいるから身動きもとれることなくされるがままだ、まるで
言われたことをむりやり何も言えず言い返せず
仕事をやらされていたあの頃の俺みたいだ、
そう考えただけでもイラつくそして、俺は上司を何回も何回も刺した気づいたら上司は白目をむいて死んでいた。「あぁ、殺ったんだ殺ってやったんだみんなを同期を上司を」最後までみんな
耳障りな声で泣いていた、最後もみんな一緒に
いさせてやろうと思い部屋の真ん中にみんなで
上司を囲ませてやった。まるであの時みたいだな
いつになってもあの耳障りな声は聞こえる
殺った、殺ったのに心のどこかでスッキリしない物があるとりあえず誰かが来ないうちに逃げようと思い駅まで走りホームのベンチに
座って何がスッキリしないのか考えたが
分からなかった。「もういいや、」と思い俺は
飛び降りた……
「あぁ、これが俺の人生の終点か、なんだよぉ
またみんな俺を見て耳障りな声で叫んで鳴いているよ、うるさいなぁ」
END
【終点】
人生の終点ぐらい自分で決めたい
ぽっとでの災害になんて決めさせない
これだけはぼくの最初で最後の自分だけの権利