『突然の君の訪問。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
正直驚いたよ急に来るから…
でも君はいつもそうだったね
フラッと庭にきてはガラス戸を遠慮がちにトントンたたいて、中に入れてと強請る
僕がそれに気づかないでいると、決まってどん!と一回大きな音をたてる あれはガラス戸に身体をあてた音かな そしてそのしなやかな身体を縦に伸ばしてシャコシャコと戸に爪をたてるんだ
あの気だるい夜に、戯れに戸を開けて頭をひと撫でなんかしたりして、中途半端に情を向けたからこうなってしまったのかな
きっと僕も寂しかったのさ、まったくどうしようもなく勝手なやつなのさ
この手元のロイヤルカナンドライタイプを君にあげたら、君との日々が始まるんだろうか
突然の君の訪問
星降る夜に、
突然、君は訪れた。
ううん、突然じゃないね。
私はずっと待っていたから。
涙を堪える私に、
君は困ったように笑う。
その手が静かに私の頬に触れた。
いつも通りの朝
いつも通り顔を洗って
いつも通りご飯を食べて
いつも通りのメイクをして
いつも通り仕事へ向かう
そんないつも通りを繰り返していたのに
私の家に訪問してきた君は誰。
全くの見覚えがない私は
ドアを開けるのに躊躇した。
少し迷ってインターホン越しで会話をした。
「こんにちは、家上がらせてください。」
「えっと、部屋番号間違ってないですか?」
「いいえ間違っていません。だって...」
驚いた。
だってに続く言葉は
赤の他人が知るはずのない話だったから
「今開けます」
仕方なく家にあげることになった。
ここからだ。
突然の君の訪問が
私のいつも通りの生活を崩した
─────『突然の君の訪問。』
突然の君の訪問
突然の君の訪問にびっくりするよ。
だって、用事が無ければ来ないだろ?
家に着いたら君が待ってるんだから。
そりゃ、なんかあったのかな?とか俺に何か言いたくて来たのかな?って思うだろ。
んで、どうしたの?って聞いたら君が疲れてるだろうからって栄養ドリンク剤を持って来たって言うじゃないか!
嬉しい反面…、照れくさい。
素直にありがとうって言えなくてごめんな。
君の優しさに感謝だな。本当にありがとう。
俺、やっぱりお前のこと好きだわ。
終わり
夏休みがあけた。
家族連れで賑わいを見せていた
街並みは早くも元へ戻った。
僕は人と関わりたくない。
普段は明るく接していたとしても
夏休み 一切 "他人"とは話さなかった。
遊びの誘いはきた。
でも断った。
猛暑の夏
蝉がうるさく夏を呼ぶ。
窓の外
僕の名前を呼ぶ… 声。
突然の君の訪問だった。
「夏休みくらい遊ぼう」
誘いだった。
突然君が僕の職場へとやってくる。
嬉しいはずの君の差し入れ。
困惑と困惑があわさりただ呆然としたことがある。
まず1つ目の困惑は突然の訪問これだ。
事前に聞いていれば仕事終わりに自分が取りに行くこともできたし、詮索を一切しない同僚に君をみられるのもなんだか嫌だ。
そして2つ目の困惑は前日に君と喧嘩したことだ。僕は前日の喧嘩で謝らなくてもいいやくらいに思っていて縁がきれるならきれるでいいと感じていた。
その2つの困惑は一年たった今も僕の心にくすぶっている。
突然何かする君は普段何もしていない、僕のメッセージも無視をする。ただただ悲しいので無視されないよにメッセージの頻度を下げた。
喧嘩した君、喧嘩と言ってもいつもこちらの一方的な逆ギレなのかもしれない。しかし君の体調を心配したり指摘してもそんな事ないよと言いつつ他の不調の話をする。縁がきれてもいいと思ったあの日、そして次の日の訪問。
僕はその意図を未だに理解していない。
突然の君の訪問
突然の君の訪問。なんてありえないことだけど
いつか来ることを願って...
#32
【突然の君の訪問。】
日曜日の午前中。洗濯機を回しながら、掃除機で部屋の中を綺麗にしていく。そうしていれば掃除機のうるさい排気音に紛れて、インターホンが軽やかな音を立てた。
おかしいな、宅急便が来る予定は特になかったと思うんだけど。掃除機を止めてインターホンのディスプレイを覗けば、それはもう良い笑顔で君が手を振っていた。
無言で玄関へと向かい、ドアを開ける。ニコニコと笑う君を室内へと招き入れながら、私はこれみよがしにため息を吐いた。
「もう、連絡もなしに来るのやめてよ。掃除中だったんだけど」
「ごめんね、なんか来たくなっちゃって。はい、これお土産」
渡されたドーナツ屋の包みからは、甘い香りが漂っている。やれやれと肩をすくめながら、私はキッチンと向かった。
「わかってると思うけど、ロクなおもてなしはできないから。とりあえずそこ座ってて」
リビングのソファに君を座らせつつ、戸棚からマグカップを取り出す。私としては甘いドーナツにはコーヒー派なわけだけれど、ここは君の好みに合わせて柔らかい甘さのミルクティーを淹れてあげよう。
前触れもない突然の君の訪問は、君が疲れきっている証。他人に弱音を吐くのが大の苦手な君の、精一杯のSOS。だから君がここをいきなり訪れた時には、とびっきり甘やかしてあげるって決めているんだ。
君のためだけに用意してある茶葉をティーポットへと移しながら、私はそっと微笑んだ。
#62 突然の君の訪問。
その唐突さは、いつものことだから。
もう驚かない。
だけど鼓動は、
いっそわざとらしいほどに
ドキッと跳ねた。
嬉しい。
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以前の創作を引き続き…と、いうのは難しそうだと見返してて思いました。
次のお題が出るまでに書き上げようと思うと、
どうしても粗が出ますね。
人物のイメージも読み取りにくいし。
茄子と胡瓜は
やっぱ胡瓜のほうが速いの?
帰省したひとにいちばん最初に聞くのそれなの?
と君は笑った
(ちなみに茄子のほうが乗り心地は良いらしい。)
未来の話を君とまたしているじぶんが不思議だ
本が好きすぎる彼女は
いのいちばんにあちらで文豪を訪ね周り
あれは本当に最終原稿でしたか?だの
あれの続きはこちらで書いたり売ったりとかはー?
だの聞きまくって充実しているのだそうだ
帰ってくる場所が相変わらず僕のところで
透けもせず話せる君に触れられないことが
それだけがさびしい。
ちょっと近くのコンビニまで行こうと玄関を開けると、そこに君がいた。
突然の君の訪問。僕は驚いて君の顔を覗き込む。
君から来たとはいえ、君は逃げてしまうんじゃないかと思っていた。
だけど、君は逃げずに僕へと近付き、しがみつくように抱きついてきた。
「まいったなぁ……」
でも、そんな君を放っておけず、そのまま家へと上げてしまった。
それから、君はずっとこの家の一員だ。
今日も気持ち良さそうに眠る君の頭をそっと撫でる。
『突然の君の訪問。』
突然の君の訪問なんて
現実的には
もう
絶対にありえないことだから
夢想すれば
また
寂しさが
増えてしまうけれど
君との思い出の中に
そんな日があった事が
その時の
君の満面の笑顔が
懐かしく思い出されて
心は
優しい温もりに
包まれていく
# 突然の君の訪問 (260)
突然の君の訪問
いつものように家で本を読んでいると、戸が叩かれる。
「ねぇ、ちょっと今日遊びに行かない?」
その声は、いつも突然やってくる君の声だった。
「今開けるから、少し待って」
けれど、本を閉じて戸を開くと、
「今日もいない、か」
そこに、君がいることは無かった。
それも当然。
君はもう、随分前に空へ旅だったのだから。
今日ですか?と訊き返した俺に、旅団長は急で申し訳ありませんが、と表情を曇らせた。
「たまたま道でオーナーの方と会って。本来来るはずだった奏者の方が来なくて困っているそうなんです。着いて早々お疲れでしょうが、行ってはもらえませんか?」
「――分かりました」
渋々頷いたのはたぶん伝わってしまっただろう。旅団長は重ねて頭を下げた。そして、夕方迎えに行くので一緒に行きましょう、と結んだ。
素人ながら、奏者として評価してもらえるのはありがたいと最近思う。非力なため、戦うことの難しい俺がここにいるのはたまに申し訳なく思うし、倒した魔物の素材が大きな収入源になることを聞かされてからはあの技術もあまり意味をもたなくなってしまったので、いよいよ団で埋没するような感覚をもつようになってしまっていた。だから、こうしたかたちで団に役立てるのはありがたい、と思うこともある。ただ、今日はできれば予定を空けておきたかったのだ。
「仕方がないか。今日合流できるかどうか分からないって、言ってたしな」
そう自分に言い聞かせるようにして椅子から立ちあがると、俺は預けられていたギターの調律だけでもしようと、先日買ってもらったばかりの赤い革張りのケースを手にした。
小雨の降るなか旅団長に連れられて酒場を訪れた俺を酒場のオーナーはやや大げさな態度で迎え、奏でてほしい種類の曲をいくつか挙げた。俺はケースからギターを取り出して短くつまびきながらオーナーと演目を詰めてゆく。オルステラの曲はそれほど多くは知らなかったのだが、案外なんとかなるということを、俺は学びつつあった。
酒場の雰囲気が俺は好きだ。
辛気臭く貧しい故郷にはそんなものはなかったし、陽気であり、悲しくもあり、猥雑であり、さまざまな物語の生まれる酒場という場所がとても刺激になった。半端に禁欲的な故郷では、音楽は人によっては不道徳なものと考えていたから、この特技をもっていることで嫌な思いをすることもあった。だからオルステラに来て、音楽も相性のよいこの技術も、ここで求められるものだと気づいたときはなにか暗示めいたものを感じたのを憶えている。
そんな喜びをこめて俺はギターを奏でる。旅団長とオーナーが同じテーブルで頷きあっているのが見え、俺は少し大胆に感情をギターのせる。音楽は心だと言う人が結構いる。それは半分あたりだし、外れだ。どこまで気持ちをのせても補えない拙さはあるし、渋々弾かれる曲は美しくても鮮烈さはない。それに――
酒場の扉が開き、新しい客が入ってくる。長旅を超えてきた旅人か、少し足音に疲れが感じられる。そんな彼に、俺は歓迎の気持ちを向けた。
演奏を終えた俺は旅団長のいるテーブルに向かう。オーナーは途中で満足したのか、すでに席を離れていたようだ。もうひとり、あの疲れた旅人が同席していることに俺は意外に思い、挨拶をして座る。
「なんだ、気づいていなかったのか」
「え――」
聞き憶えのある、いや、もっとも馴染んだ調子の声に、俺は出されていた水割りに口をつけようとしたまま旅人に視線を送った。
いや、だってこの人はたしかに男だったはず――
「ふふ、では私はこれで。あまり羽目を外さないでくださいね」
そう言いながら旅団長は席を立つ。俺は旅人から目を離せずにいる。旅人はそこでようやくマントを脱いだ。その下からあらわれた人は――
「こら、やめろ馬鹿」
思わず手をとって口づけをした俺の手を、その人は軽く叩いた。
まったく、その大げさなのはどうにかできないのか――そう言ってその人は自分の手に唇を当てた。
頭いたい
足の裏いたい
腕いたい
指いたい
しぬー!
なんで夏休み明け早々風邪!?
まじでしぬ
喉痛いし頭重いし
眠いのに眠れないし
もうお腹すら痛くなってきた
体の表面全部いたい
突然の君の訪問
君って誰だろう?全く思い当たらない
突然は全然関係ないと思う
訪問ってなにか用事があるのかな
予定がない訪問って最近はほぼない
ダントツで迷惑なのはNHKだよね
詐欺をしようとしてくる
そういえば最近は来てないな
平和でよろしい
あとは宗教関連くらい
話くらいなら聴くけどさ
ほとんどが何かから逃避してる
その逃避先が宗教ってだけ
信じるのはその人の勝手だけど
押し売りは良くない
こちらにはこちらの勝手があるんです
そもそも信じなくても学べる
聖書、お経、コーランなどなど
突然の君の訪問
誰がくるにしても
ある程度は決まっている
相手をするか、相手をしないか
迷惑と言えば
電話は割と迷惑だと思う
ネット関係のやつ
そっちがプロなんだし
最終確認くらいだけにしてほしい
まとまってるのに別の会社
責任逃れにしか過ぎないんだよ
電話の度に連絡と確認
要らない仕事だよ
無駄な仕事が無駄な出費を生む
お互いに無駄だし不利益
なくなって困るのは
雇用された人くらいかな
別の仕事はあると思う
やり方が時代錯誤
これからもっと安くなると思うよ
仕事もなくなると思うし
より専門的な確認とか作業になるはず
データベースを一元化して
セキュリティは
どの端末からどのパスワードで
などなどで多分なんとかなるはず
部外者いれて
複数人いないと使えなくしたらいい
最低でも3社くらい
内部でやるのは卑怯だよね
力関係が発生しちゃうし不公平
国会、内閣、裁判所
三権分立
絶対に横の繋がりあると思うんだよ
利権はさておき
利権があるからこそバランスが取れてる
不恰好なんだよね
でも難しいとは思う
学校と言えばなんとなく判るよね
人数が少なければ少ないほど避けれない
ちょっとは思うけど
ちゃんとはしてるんだろうけどさ
どっちでもいいんだけど考えちゃった
久しぶり。って笑うと
あなたは幽霊でも見たみたいな顔をして
絞り出したように
……元気してた?
って聞いてくる。
元気してたよ、大丈夫。
あなたの方こそ、無理してない?
って聞いても
困ったように笑って、大丈夫だよって。
あなたのその、予想外の出来事が起こった時
困惑するくせも
1年経った今でも同じだなあって
私は少しだけ嬉しくなる。
あのね、あの日、
私はあなたにお別れを告げたじゃない。
あの選択、間違ってなかったと思うの。
あなたは1年でこんなにも大人になって
立派になって、素敵な人に成長してる。
私もあなたと離れてから
毎日毎日泣いて、辛かったけれど、
もう前に進めている。
時は止められないから。
進むしかなかったから。
私は今だってあなたのことが好きだけれど
それは伝えない。
あなたも私には伝えない。
私たちは言うなれば両思い、ね。
分かってるのよ。
あなたの気持ち。
私がいつもこうやって思い出したようにここに帰ってくるとびっくりするけど、
その困惑の中に嬉しさや複雑さがある事くらい、
分かってるのよ。
全部の言葉を飲み込んで、
2番目に好きな人のことを運命の人って呼んで
あなたに話すの。
ほら私、幸せよ。
だからあなたも早く、幸せになってよ
私がまたあなたといたくなって、
この土地に戻ってくる前にさ。
またね。
って私は手を振るの。
元気でいてね、
元気になれない時は
元気になれる人のそばにいてね。
また突然ここに来ても、
また困ったように笑ってね
それじゃあね
突然の君の訪問に驚きつつも、ドアを開けるとすぐさま抱きつき、
「よかった。」
(えっ!?どういう意味?)
突然の君の訪問。
同じアパートの子が、一緒に遊ぼうと呼びに来た。
びっくりした。
全然準備できないし、パジャマだったから、ドアの前に立って貰っていて。
とにかく急いだ。
そのあとは、いつもと変わらず、楽しめた。
純粋に、誘ってくれることは嬉しい。
マナーだとか言われる場合もあるだろうが、そういうのは理解はしている一方で、相手に伝えるものではないと流した。
ただ、流しきれていない澱が、忘れられない記憶となって残っている。
この複雑な感情につける名前を、まだ私は待ち合わせていない。
突然の君の訪問。
突然の君の訪問は
本当に嬉しい。
いくつに
なっても
サプライズは嬉しい。
そんなさっきまでは
私のお誕生日だった。