空模様』の作文集

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空模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/19/2024, 1:27:22 PM

水色の背景に、白い綿雲。
空模様のイルカのキーホルダーが、目の前で揺れている。

つまみ上げたイルカのキーホルダーは、ふらふらと揺れる。
金具の繋ぎ目についた、錆びついた鈴がしゃらしゃらと鳴る。

窓からは、一面、ぐずついた空模様が見える。
鳩が、ゲージの中でくるっぽー、と鳴く。

この家は、空と湖との真ん中を貫くように建っていた。
尤も、その湖というのは枯れてしまっていて、今はただひび割れた地面を、僅かばかりの湧き出した水が湿らす程度だった。

この空模様のイルカは、ここの象徴だった。
ここは長い間、水上都市だった。
積み木のような家が、水面が上がるたびにぽこぽこと建って、人も物も、小舟で空の下を自由に動き回った。
舟から見上げると、遮るもののない空が一面に見えた。
ここは美しい街だった。

今はもう、私しかいない。
イルカのお腹の綿雲は、くっきりと真っ白だ。

ここは美しい街だった。
と、同時に、ここは戦略的に重要な都市でもあった。
山中の窪みの中に、湧き水や地下水によって奇跡的に作られたこの孤立した土地は、争いを好まず、知らなかった。

だから、破壊するのは簡単だった。
水を枯らすのも、不安定に高い家を崩すのも、舟を動かなくさせるのも。

ここは、山中を行軍する者には、都合の良い中継地であり、補給地だった。
だからこそ。
だから尚更、敵の手に落とす訳にはいかなかった。

湖を枯らし、住民たちを追い出した。
主要施設を取り壊し、街の人々に立ち退くよう懇願した。
人々は、瞳の奥に戸惑いや悲しみを過らせながらも、私の手を握って、昔のように笑いかけ、街を去って行った。
私に、頑張れ、と言い置いて。

私はこの街の出身だった。

長い時間をかけて、国際情勢は徐々に落ち着きを取り戻していった。
この街の跡地も、戦場となったり、廃墟となったりと変遷を繰り返し、国境に敵が覗めなくなった時期に、静寂を取り戻した。

今は、私一人が、ありとあらゆる通信機器や連絡手段と最低限の武装と共に、見張り兵としてこの家に住み続けている。

窓の外は雨が降り始めた。
雷の音がどこか遠くで聞こえた。

ここから都市へ出るときから、ずっと肌身離さず持っているイルカのキーホルダーを揺らす。

激しい雨音の中、晴天を孕んだイルカのキーホルダーが、しゃらしゃらと鳴った。

8/19/2024, 1:26:23 PM

空模様。

空模様は
何色?

暑い時は
オレンジ色?
それとも赤?

暑くて
3回くらい
熱中症になりかけた。

厳しい
暑さはいつまで?

8/19/2024, 1:24:48 PM

彼女は終業後、カフェで恋人の青年と待ち合わせをしていた。
 彼が車かバイクのどちらかで迎えに来ることになっている。
 
 窓際で座っていて、彼女は窓から彼を探しつつ、ちらりちらりと空を覗いた。
 
 数刻前までは爽やかな青空だった。それが少しずつ空の色合いが暗くなる。もちろん陽が落ちてきているのもあるが、明らかにそれとは違う嫌な暗さ。
 
 落ち着こうとクリームソーダを口に含む。
 
 だが彼女は、再びそわそわしながら空模様と道路状況を繰り返して見ていた。
 
 ふう、とため息をついた。
 
「彼が来るまで雨が降りませんように……」
 
 
 
おわり
 
 
 
お題:空模様

8/19/2024, 1:24:20 PM

空模様を窺う毎日。

雨が激しい。

自転車通学には辛いぜ。

8/19/2024, 1:23:47 PM

【空模様】※フラアサ
 アーサーは雨の日が好きだ。
 ロンドンは雨が多いなんて言われるけど、言うほどざんざんと降るわけでもない。緯度のわりには目立つかもしれないけど、湿潤な地域と比べたら至って普通である。
 何にせよ、雨の日はどことなく気分が上がった。
 
 フランシスは空から降る雨を見ると、まぶたを軽く伏せ、「あーあ、雨だねえ。やんなっちゃう」とかそういう類いのことを言うやつだった。傘で手が塞がるのがやつの美意識とかいうものに反するのか、雨の日は積極的に外出したがらなかった。

未完

8/19/2024, 1:22:19 PM

空模様



田舎の、それも山が近い実家の天気はよく変わる。
晴れていたかと思えば、突然の雷雨。
そんな言葉よくある光景。

まるで僕の恋人の気分のように、コロコロと変わる。
でも僕はそれが嫌だとは思わない。
周りから見れば『彼女に振り回されている、しがない恋人』のように思えるが、彼女は感情表現が豊かだ。
確かにもう少し、年相応の大人になって欲しいところもあるが、でも嫌いじゃない。
これが惚れた弱みというやつだろう。

今日の彼女は、空模様に例えるならば曇り空といったところか。
少しどんよりとした、もう少しで雨が降りそうなそんな感じ。

隣に並んで歩く僕はいつだって君の変化に気付く。
何でもないとは言うけれど、女性の何でもないほど信用にはおけない。

話したく無いこともあるだろう。
今日は僕の部屋でゆっくりまったり本でも読もうと提案した。
彼女はこくんと頷いた。

少しだけ、雲から陽が差していた。
これから晴れるだろうか。
晴れて欲しいと思う。

8/19/2024, 1:22:15 PM

青空見上げて一息つく
真夏の積乱雲
真っ青な空に
真っ白な雲
飛び込んで泳ぎたくなる
ひととき
そんな空模様

8/19/2024, 1:18:31 PM

私は好きだ

澄み切った快晴も

冷たい雨も

太陽が見えなくなる曇りも

それぞれ全く違うのに全部「天気」と呼ばれてる

そんな空模様が私は好きだ

8/19/2024, 1:17:48 PM

【空模様さよならを言う前に】

coming soon !

8/19/2024, 1:16:45 PM

『空模様』
大空に
白や黒や灰色の雲や
桃や橙、青等の色彩が加わり
毎日、違う空の模様が出来上がる。
 
だけど、
"空模様"って、言葉だと
"あいにくの"とか"悪い"とか"怪しい"って
マイナスな感じの言葉が連なってしまう。

模様を作るのが、雲だから
晴天だと模様にならないのはわかるけど
いろいろな雲が浮かんで、面白い模様や神秘的な模様になることもあるのに残念な言葉だなと思った。

8/19/2024, 1:14:44 PM

今日は草取りをした
5坪くらいの小さな庭だ
雑草がボーボーになると
広く見える この不思議

空模様はあやしい
雨がポツポツ降る中を
ずっと草取りをしていた

囲われた中を
少しずつ 潰していくのが
きっと好きなのだ

明日も明後日も
草取りがしたい
ずっと くもりでありますように

8/19/2024, 1:14:11 PM

「空模様」

雨雲が近づいてきて
暗くなってきたなと思っていた。
予想通り雨が降ってきた。
あの人の涙かもしれない。
涙も枯れるほどに出たら
きっと、いつか晴れるでしょう。

8/19/2024, 1:10:57 PM

さっきまで雨でも降りそうな空模様だったのに
空も私の心もあれほど曇っていたというのに
いつの間にか雲はどこかへ行き
空も心も一気に気持ちのいい快晴になっていた

空がきれいに晴れたものだから
心も一緒に晴れてしまったよ
つくづく自分は単純な人間だと思う
けど今はそんな単純さがありがたい

曇った心のままでは気分が悪い
雨が降っていたら余計に憂鬱だっただろう
天気に恵まれてよかった

この晴れ渡る心なら
なんだかいい方向に進んで行くことができる
そんな気がする

8/19/2024, 1:10:01 PM

今日はどんよりした空だった。

太陽が出ているときは疎ましく思うけど

太陽がいないとなんだか寂しい。

8/19/2024, 1:08:54 PM

空模様


私が笑うと空も笑う

私が泣くと空も泣く

そんな気がする。


泣いたあとには虹がかかる。

虹を見るために泣くのかな。

今日の空模様は、はれ。
雲も美しく輝いている。

8/19/2024, 1:07:53 PM

空模様はご機嫌斜めだ。
昨日まで降っていた雨を引きずって、灰色の曇り空。
だけど、ぼくは最高の気分だった。

隣にきみがいる。
きみはタバコをふかしている。
ぼくらの間のわずかな隙間を潮風が吹き抜けていく。


たぶん、きみが先に行くだろうとわかっていた。
まだ火のついたままのタバコ。
今日は雲が多いから、迷わずに登っていける。

先に海の話をしていてくれ。
なあ、きっとぼくらの海の話がいちばんに違いないよ。

8/19/2024, 1:04:20 PM

さっきまで
仲の良かった2人

急になんだか
『空模様』が
怪しくなってきた

雨降って地固まれば
いいんだけど…

女心と秋の空
       まー

8/19/2024, 1:03:43 PM

今日の空模様は暗い黒色

空が暗いと暗いし最悪!

夏空は良いよね~
暑いけどテンション高くなる!

8/19/2024, 12:58:20 PM

とある国に『真実を映す魔法の鏡』がありました。
 この鏡に質問すると、どんなことでも真実を映し出すというのです。
 国民たちは『真実』を知ろうと、こぞってこの鏡の毎日やってきて質問しました。
 しかし映し出す真実は、質問するものにとって必ずしも都合のいい物ではなく、時にトラブルに発展することもありました。
 それでも人々の欲求は留まるところを知らず、毎日人が押し寄せました。

 ある日の事、この国のお妃さまが鏡の元にやってきました。
 彼女はたいそう美しく、自分の美貌に絶対の自信がありました。
 彼女は自分の美しさが世界一だと証明するべく、鏡に質問します。

「鏡よ鏡よ鏡さん。
 世界で一番美しいのはだあれ」
「それは白雪姫です」
 鏡は答えます。
 なんということでしょう。
 お妃さまの美しさは、鏡によって否定されてしまいました。
 ですがお妃さまは特に気にした様子もなく、逆に不敵な笑みを浮かべます。

「ふっ、外れよ。
 所詮は鏡ね」
「はあ!?」
 先ほどまでの丁寧な口調とは変わり、鏡は心外そうに声を荒げます。
 鏡は自分の判断に絶対の自信を持っていました。
 なのでお妃さまの『外れ』という発言は、彼の名誉をとても傷付けたのです。

「お妃様、それは侮辱というもの。
 私は真実を映す鏡。
 偽りなど映しません」
「ならばそれが鏡の限界よ」
 鏡の抗議に対しても、お妃さまは鼻で笑います。
 こうなると鏡は意地になり、喧嘩腰で聞き返しました。

「ではお聞きしましょう
 誰が世界一とお考えで?」
「決まっているじゃない。
 私よ」
「お妃さま、現実逃避はいけません。
 私が映し出すのは真実。
 認めるのです」
「いいえ、私が一番美しいのよ!
 おーっほっほっほ」

 突然目の前で笑い始めたお妃さまに、鏡は動揺します。
 いままでいろんな人間が鏡の元へやって、答えを聞いてから態度が変わることは何度も見てきました……
 しかし目の前のお妃さまのように、ここまで豹変するのは初めてでした。

「お妃さま、ご乱心ですか!?
 深呼吸してください」
「鏡よ鏡よ鏡さん。
 気にする必要はないわ。
 もうすぐその真実を映す鏡に、きっと私が映るだろうから」
「何を言って――まさか!?
 白雪姫を殺すつもりですか!?
 早く知らせないと」
「もう遅いわ。
 既に刺客は送ったの。
 後は報告を聞くだけよ」
「馬鹿な……」
「ふふふ、結果が待ち遠しいわ。
 早く私が世界一にならないかしら……」
「それは無理ね。
 失敗したもの」
「何奴!?」
 お妃さまが振り返ると、そこにはたいそう美しい少女が立っていました。
 白雪姫でした。

「貴様は白雪姫!
 なぜここに」
「全て、刺客の彼から聞きました」
「ふん、買収したか」
「いいえ、彼が自分から話してくれたのです」
「……やつにも人の心があったと言う事か」

 お妃さまは苦虫をつぶしたような顔をします。
 当然です。
 計画が全て水泡に帰したのですから。
 白雪姫は、そんなお妃さまに手を差し伸べます。

「もうやめましょう、お母様。
 これ以上は無意味です」
「ええい、白雪姫!
 私を母と呼ぶな」
「いたっ」
 白雪姫は、お妃さまの手を取ろうとして、しかし手を振り払われます。
 白雪姫は悲しそうな顔をしますが一瞬の事、すぐに決意をにじませる表情になります。

「全て聞いたのです、お母さま・
 全てを、です。
 お母さまが、政敵から私を守るため、私を信頼できる家に預けた事。
 しかし、真実の鏡によって、私の存在が明るみに出てまった。
 そこで、私の死を偽装することで、再び私を守ろうとしてくれたのですね」
「ええい、黙れ黙れ黙れ。
 そんな事何一つとして真実ではない。
 命乞いしても無駄よ」
「お母さま、もういいのです。
 私は、白雪姫は、もう守られるだけの存在ではないのです」
「白雪姫……」
「こう見えても私、格闘技をたしなんでおりますの。
 逆にお母さまの身を守って差し上げますわ」
 白雪姫は、もう一度お妃さまの手を取ります。
 お妃さまは、今度は手を振り払う事はしませんでした。

「白雪姫、こんなに立派になって……
 まだ子供だと思てちたけど、しばらく会わないうちに、大きく……」
「お母さま、泣かない下さい。
 そのお綺麗な顔が台無しですわ」
「ふふふ、そうね。
 娘が会いに来たもの、笑わないとね」
「そうです。
 お母さまは、笑った顔が一番です!」
 険悪だったムードもは、そこにない。
 二人の和やかな雰囲気で、見た誰もが自然と笑顔になる光景だった。
 それは鏡ですら例外ではなかった。

「なるほど……
 たしかに私が間違っていたようですね……」
 その様子を見ていた鏡が、感慨深そうに独り言を言います。
「世界で一番美しい物……
 それは親子の絆!」
 そう呟くと、鏡に映っていた白雪姫の姿が消え、今度はお妃さまと白雪姫が手を繋いだ姿が映し出されます。

「お妃さまの言う通りでした。
 私は、思いあがっておりました。
 今までの無礼な態度をお許しください」
「許しましょう、鏡よ。
 自分の間違いを認めるあなたは、何より美しい」
「ありがとうございます」

 こうして、白雪姫を巡る一連の騒動は終わり、王国にはまた平和が訪れ――


「それはそうとして、鏡さん。
 あなたを割らせていただきます」
「へ?」
「もともとの発端は、隠していた白雪姫の姿を、あなたが映したからよ」
「え、でも、私嘘は付けませんし……
 仲直り出来ましたし……」
「それ以外の理由もあります。
 あなたが無節操に真実を映すものだから、国民の間でトラブルがたくさん起こったわ」
「それは私のせいでは……」
「いいえ、隠しているというのは、それなりの理由があるもの……
 それを考慮せず、誰もかれもに真実を暴き出し、この国を混乱させた罪は重い!」
「ひ、ひええ、お助け」
「ごめんなさいね。
 私たちにはまだ、『真実』は扱いきれないの」
 

 こうして世を乱す『真実を映す魔法の鏡』は割られました。
 そしてこの国に、真の平和が訪れたのでした。
 めでたしめでたし。

8/19/2024, 12:58:10 PM

今日のお題。空模様。
夏のポスター晴れ模様。涼やか楽しい晴れ模様。
九州のお空晴れ模様。ジメジメ蒸し器の晴れ模様。
私のお天気台風警報。ゴロゴロビュンビュン台風警報。

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