『空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
空が泣く度に憂鬱な気持ちになる。
気圧だとか景色の影響だとかそんなものよりもっと簡単なワケで、昔の嫌な記憶が蘇るからだ。
もう十年も前の記憶になる。
恋人から突きつけられた別れを、食い止めただけのことが始まりだった。何分初めての恋人だったもので、当時は愚かなまでに若かったもので、最初で最後の強烈な愛だったもので、それはそれは必死に泣いて乞いたものだ。
そんな自分に恋人は心底呆れ果てただろう。渋々承諾しては無かったことにした。
濡れた土の匂いと雨音、唇の感触と冷えきった体温を今でも憶えている。
その半年後に、恋人は蒸発した。
悲嘆に暮れるなかで呟いた何故の一言が、虚ろの始まりだったと今になって思う。
空が泣く度に思い出す。
自分が処刑宣告をされた罪人だと知った絶望を。自問自答の先で見つけた真理を。
とはいえ生活は続けなければならない。顔色ひとつ変えることなく惰性に寿命を削っていかなければ。
ぼんやりとした憂鬱に浸りながら考える。
全て忘れていたいから、せめて死ぬ時くらいは空も泣かないでくれと。
空が泣くと、ゴルフが雨で中止になり、私は悲しさに泣く。
しかし、雨の予報が外れて晴れれば、ゴルフができるので、今度は嬉しさに笑う。
少年野球をしていた頃は、雨が降れば練習が中止になるため、雨が降れば喜んだ。
逆に、雨が降る予報なのに降らなければ、練習が中止にならないから、残念で泣いた。
振り返ってみると、私はたくさん空に泣かされ、そして笑わせてもらっている。
自分が空と共に感情を共有しているのは、どうやら間違いなさそうだなー
なんだろね、昨今の空は。
ゲリラ豪雨だか雷雨だか知らんけど
大・号・泣。
何があったのか。
泣きたいのはこっちだよ。
(空が泣く)
最近、眠れない日が続いてる。
そのせいで頭が働かず
人生なんかどうでも良くなって涙ばかり出る。
それでも周りの人には迷惑をかけたくなくて
職場では「いつも通り」の自分を演じ
家では「ためになる言葉」を求め本を読み漁る
昨日の夜。
私は訳もわからずベッドの中で泣いた。
涙が止まらなかった。
外では夜の空が大粒の涙を流して共に泣いてくれた。
「誰かが見守ってくれてる」
そう思いたかった。
夜の空にいる誰かが私の気持ちをくんで、泣いてる。
そう思ったら少し楽になった。
翌朝。
空は快晴で仕事に行く私を励ましてくれた。
今日も頑張ろう。
数日後の休みのために。
雨は世界を哀れんで、悲しみ、嘆いている空の涙と言うならば、空は毎日泣いているべきだ。
『空が泣く』
📍
空が泣いて、花が咲くなら。
私が泣いたら、何が咲くのだろうか。
空は、みんなのことを見ている。だからみんながどのように過ごしているかも嫌なことがある事も分かっている空もそれが辛くて泣く時があるだから雨は、降っている。雷は、空が怒っているんじゃないかな、?「私は、そう思った。」
空が泣く
ぽつぽつと雨粒が地面に落ちていく
わたしの代わりに泣いているのか
わたしの涙はなにも周りを変えたりしないけれど、
雨は地面や木々の色を変える
わたしの涙も周りに変化をもたらしたらよかったのに
空が泣く
今日は朝から冷えた
眠い目をこすりながら
まぶしい光に灯されて
1つ息を吐く
外を眺めると
世界中の不満を
吐き出すように
空が泣いていた
・2『空が泣く』
母の遺影の前に切った小玉すいかを置く。
俺と親父どのも頂く。
「おいしいねぇー」と親父が言う
早く帰ってきて良かった。夕立ちがきそうだ。
洗濯物を取り込もうとした時ちょうど雨が降ってきた。
【終わり】
空が泣く。
涙を流して、流して。
すっかり泣いた後には晴れやかな虹。
空が泣き虫だから、涙を受け止める地球はこんなにも青い星になったのかな。なんて。
馬鹿げた空想を思い浮かべて、今日も空を想う。わたしの想いもお空に浮かべて、笑顔のお供に加えてくれたらいいな。
きっと、明日は笑ってくれるはず。
テーマ「空が泣く」
[個人的雑記]
皆様、お久しぶりです、約1ヶ月ぶりの投稿です。
時間が過ぎるのって早いですね。
もうあと少したつと 「年末」の声が聞こえてきそうです。
ここからの数ヵ月は、世間の騒がしさに追いたてられるような気持ちになるのであまり好きじゃありません。
投稿を休んでる間、「静かなインターネット」というのに
であいもしましたが ここにはここの良さがありますね。
体の不調は原因がわかり対処できました。
メンタルの部分は 劇的に何かが回復したわけではないけれど、低空飛行も、それが自分なのだと諦めにも似た受容の思考に至り、ポツリポツリとまた投稿をしていきたいなと思います。
一応のご挨拶まで。
追記:朝晩の風に秋を感じました。読書の秋到来です。
#55 空が泣く
[空の涙]
空から砲弾の嵐。
罪なき命が消えてゆく。
空は悲しみのあまり、大きな雨粒を流した。
空から地球を汚す姿が視える。
大地は悲鳴をあげる。
悲鳴は、荒れ狂う嵐を呼んだ。
空から飛行機が視える。
雲が荒れ狂う。
飛行機は乱気流に巻き込まれて大破した。
大自然の空は、恐ろしい。
何もできないけれど、
せめて普段から空を畏れておこう。
空が泣く
泣いているかのような感じがすることも、確かにある。空には、何かしらの「響」があると思う。
晴れている空からぱらぱら降る雨粒が「狐の嫁入り」と呼ばれているのを聞いたことがある。私の住む街では「涙雨だ」と言われていた、特定条件下の雨もある。そういえば、東京行進曲という歌の中にも「涙雨」なんてあったな。
私はめったに泣かない。
悲しいさなかに泣かない。大抵、それがほどける段になって涙が出る。涙をこぼして泣くと心折れそうな危機感があって、泣くのは後まわしにしがちかもしれない。
自分のなかに怒りがくすぶるとき、雷雨に遭うと「気の合う友」に会ったような感じがする。
怒りの下には悲しみがある。
悲しみの下には痛みがある。
痛みの根っこには願いがある。
生きてる心から花が咲くように自然な願いが生まれる。
踏み潰されれば痛い。
痛いと悲しくなる。
悲しいと泣く。
続いたり、繰り返し潰されれば、“泣いても(心を表現しても)届かない”と諦めて願いを閉ざす。
悲しみは居座り続ける。痛みが癒えるまでは。
そして怒りが、痛みと悲しみに蓋をする。生きる方便と言わんばかりに。
自分に感じる「無力感」の悲しみに、怒りで蓋をする。
怒りの顕れはさまざまだ。
わかりやすく暴れる人も居れば、黙って漬物石みたいに引きこもる人も居る。集団でやれば暴動や戦争が顕れ、皆「心の蓋の模様」に気を取られてしまって、自分も皆も心が血を流してる事実を思い遣らない。
そりゃお天道さまだって泣くさ。
いたましくて、かなしくて、泣くぜ。
天気予報だと今日は雨らしい
雨は好きだ
雨の日は一日謎の安心感があるから
不思議だよね
なんで安心するんだろう
何も考えず
優しく降る雨を部屋の窓から眺めて見ると…
どうしてだろうか…
胸がいっぱいで
何故か辛くて悲しくて
何故か誰の記憶にも残らず
“このまま霧のように消えてしまいたい”
そう思わずにはいられなくて
雨が静かに落ちる音を聞きながら
気づけば
私は泣いていた_...
声を押し殺して、今までの辛いことや
隠していたどうしようもない不安が発散されていく…
ポツポツ…
サア…
ああ、降り始めた。
さっきまで晴天だったのに…
まるで私の心のように空が泣いているようだ。
こう言う日は、たまに思う。
雨の日に泣いてしまうのは…
きっと私の心が、常に泣いているからかもしれないって…
雨の日にふと、安心してしまうのは、この優しい雨が私を隠してくれているからだって…
雨が止むその時まで、心の負担を減らせるように…
また明日も生きていけるように…
でも、もし、心が晴れる日が来たら…
私は…どんな私になっているだろう…
ハハ…全く想像がつかない。
ポツ…ポツ…
…そろそろ、雨が止みそう…
明日は晴れか…
「…明日はどんな仮面を付けて仕事しようかな…そう言えば◯◯さんってアイドルが好きって言ってたな…調べなきゃ…あとあの人の好きな話題は…」
あゝ…
…また雨にならないかな…
空が泣く
雨が降る、空が泣いたから私の今日は潰れてしまった、空が泣いたせいで私も泣く羽目になった
「空が泣く」
秋の野菜も果物も。日焼けをしたり脱水になったり。
暑くて体調を崩しているから、空からの涙は嬉し涙。
空が泣く
空が泣くと濡れるから、傘をさせない犬は散歩に行けない。
犬のレインコートもあるけれど、慣れないものを着ると、固まって動かなくなる。
散歩に行けない、うちのシュナウザーはストレスで家の柱をかじり、ボロボロにする。
だから、傘をさせない犬は大変だ。
そんなどうでもよい話です。
おわり。
《空が泣く》
あるひ ちいさないきものが
あめにふられて こかげであまやどりをしていました
ひろいおそらには たくさんのくろいくも
いつやむのかな
ちいさいいきものは くもったおそらをみながら
おてんきあめのおはなしを おもいだしていました
むかーしむかしに やさしいもりがはなしてくれた おはなしです
あおいおそらが のんびりおひるねをしていました
それをみたかぜが ちょこっといたずらをおもいつきました
そらのまわりに くもをながしてみよう
ふわり さらり そらをくすぐるように
かぜはあつめたくもを めのまえにおいて
くちをすぼめて ふうっといきをはきました
さあっとながれた しろいふわふわのくもが
ねているおそらを くすぐります
さわさわ ふわふわ
やわらかいくもが ねているおそらをなでるように
くすくす うふふ
おそらがねぼけて ちいさくわらいだしました
それをみて たのしくなったかぜは
もっともっとと くもをふきながしました
ふふふ あはは
おそらはめをさましてしまい がまんできずに
おおきなこえで わらいつづけました
すると ずっとわらっていた おそらのめから
じんわり なみだがこぼれだし
ぽつりぽつりと じめんにふりそそいでいきました
こうして ふるのが おてんきあめです
おてんきあめは たのしそうだな
ちいさいいきものは おもいました
くろいくものあめは かぜがおそらにあえなくて ないてるのかな
いまはまだ ひとりのたび
ぼくもいつかは なかまをみつけて
たのしくたびができるかな
いっしょに いろんないろをみて
たのしくわらいあえるかな
ちいさいいきものは あめがはれたら
またたくさんあるいて たくさんのいろをみつけよう
たくさんのなかまをみつけよう
そうおもいましたとさ