『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
秋は恋の季節。
私が今恋をしているのはお月さまです。
いつも私たちを照らしてくれる明るい存在。
太陽じゃダメなのかって?
私は太陽とは一緒にいれません。
私は、あなた方生きとし生けるものに暗闇をもたらすもの。
太陽とは反対の存在です。
でも、お月さまはこんな私でも照らしてくれるです。
優しく、温かい月光で。
私は今日もあなたの隣にいる。
私はあなたの誰も知らない顔を知っている。
ああ、ほんとに好きだな。
恋に落ちるかどうかはともかく、秋になると憂鬱ですね…
秋めいた紅葉の木の下にちょこっとお邪魔して栗の実をたくさん拾う。
虫食いや小さい粒はその場に残し、だいたい2人前の栗ご飯が作れそうな量にして、それ以上はもう拾わない。次の人に譲ろう。
さぁさぁ、秋恋色の新鮮なうちに兵十さんに届けよう。
(秋恋)
ごんぎつねのオマージュ、ちゃんと拾う量などわきまえているごん。
爆発した蒲の穂が舞い上がり
一瞬白んだ視界のむこうで目が合ったから
涼やかな金木犀の香風に
誘われるこころの高鳴り
(251009 秋恋)
逢いたくて
毛布にくるまる
くるくるくる
一枚二枚
まだダメ
まだ逢いたい
お題:秋恋
【秋恋】
スーパーで格安の松茸を見かけた
もちろん国産ではない
が
やっぱり国産じゃないと
って程
食べた事が有るわけでも無い
気分だけでも味わえるのだうか
そもそもどれくらい違うのか
安くてもそれなりのお値段
他のキノコ達に比べると
圧倒的にお高い
同じ金額を出して
ひと品作れば
普段より豪華な仕上りになりそうだ
明日は宿直
晩ご飯の候補に
胸高鳴る秋の夜
恋情を四季になぞらえ歌にするあなたの秋は口ずさめない
題-秋恋
『秋恋』
本気で恋する予定は無かった。
ずっと人肌恋しかった。寂しかった。
だから空いた穴を埋める"何か"が欲しかった。
いい感じに会話が弾んでいい感じで会話が続く。
友達以上恋人未満ってこんなに心地いいもんなんだ。
ずっとこんな関係が続けばいいのに...
なんて思っていた。
飽きたら本気の恋を探しに行く予定だった。
今じゃ離れて欲しくない。そう思ってしまう。
惰性の関係が本命になってしまった。
こんなこと君に知られたら
それこそこの関係は終わってしまう。
せっかく見つけた本命の恋がこんなにも絶望的なのは
今までのツケが回ってきたのかな。
語り部シルヴァ
秋になると思いだす。あんなに好きだったあの人とほんの少しのすれ違いで別れることになった季節だ
秋の紅葉を手をつないで見に行ったとき来年もまた来ようと約束したのに結局それを果たせないまま何年も時が過ぎた
会いたい
会いたい
ただもう一度あって
あの美しい紅葉を一緒にみたい
そしてもう秋が恋しくならないようにけじめをつけたい
秋恋
月が綺麗ですね。
秋になら、中秋の名月を理由に冗談半分で言えるかな。
本当の想いは伝わって欲しい気も、伝わって欲しくない気もする。
こんなふざけた恋の仕方なんて、秋にしかできないんだから。
♪会えない時間が愛育てるのさ〜なんて つい口ずさむ秋の長夜は(♪よろしく哀愁/郷ひろみ)
#秋恋
「秋恋」
秋恋、秋茄子みたいなものだろうか?
恋にも旬があるものなのか?
恋の歌は年中あるうえに、ドラマや映画も山ほどある。それを踏まえて、秋の恋と言うことか。
専ら食い気に走るのは、食欲の秋のせいにしておこう。ああ、君が焼いた茄子が恋しいなぁ。
秋恋をキャンバスに
俺は閉じ込められた絵の具だ
ここから出してくれと嘆いても
嘆いても、乾くだけ
真っ白いときはよかった
塗っている最中はよかった
完成した眺めは、まあ、よかった
何のために描いたのか
落ちていく葉も
なぞられた筆の温もりも
どっかいってしまったんだよな
冷めた熱は程良い温もりに落ち着く。
浮足立った心は穏やかな波の様。
風は荒れ狂うのを止め、枯れ葉と戯れている。
ごくごく静かな昼下がり。
しかし二人がつないだ手には、確かな愛情が宿っている。
「お題 秋恋」#79
秋恋
秋が終わったら終わりにするから、どうか許してくれ。
沢山の大きなススキの中で
可愛い子猫とかくれんぼ。
見つけたと覗いてみたら
スヤスヤと気持ちよさそうに
眠っていた。
幼馴染のお話。ベランダにて。
「月が綺麗だ」
え、告白?ウケる笑
「普通に綺麗だなって思っただけ」
気まず笑
「まあ好きだけど」
え?月がってこと?
「お前のことだけど」
??????
「秋恋」と言うように
「春恋」「夏恋」「冬恋」というものがある
衣替えと同じようなものだ
季節に合った装いなのだ
秋に始まった恋は冬の訪れと共に終わる
そうやって僕は1年に4回恋をする
それが僕のオシャレなのだ
秋にする恋は、心に残りやすいという。
それは秋の空気がそうさせるのか。
秋の風が寂しさを心にとどまらせるためか。
微かな寒さが人肌の温かさを思い出させるためか。
赤く染まった葉が枯れてゆく様は、二人の行く先を表しているよう。
それが意味するのは二人が共に枯れてゆくのか、恋が枯れてしまうのか、神のみぞ知る。
/10/9『秋恋』