『私の当たり前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
待ち合わせの場所
白い石を選びがち
約束の時間よりも
早くに到着をして
辺りをぶらりする
そんな時間が好き
待たせるより待つ
心の片隅にいつも
おかげさまの言葉
優しい響きが好き
当たり前はなくて
きっと奇跡の連続
いやもしかしたら
当たり前の裏側に
何かがありそうだ
朝食の目玉焼きに
違う調味料を選ぶ
とりあえずソース
そこから始めよう
『私の当たり前』
──ねえ、どうしていつも一人なの?
彼女との関係は、放課後の教室での一言から始まった。あの無遠慮な問いかけに、私は答えを返すことなく、ただ沈黙を貫いた。だって、一人でいることが私にとっては当然で、その理由を考えたことなんてなかったのだから。
それからというもの、彼女は何かと私に話しかけてくるようになった。
──どうして私の顔を見ないの?
うるさい。私には、その必要がない。
──どうして他人と話さないの?
分からない。それが当たり前だから。
──どうして当たり前なの?
分からない。
彼女と話すたびに、心の中のもつれが増していくのを感じた。もう次は話さないでおこう、そう決めた。
ある日、彼女は突然私の手を引っ張り、無理やり立たせた。拒絶の言葉は喉に引っかかったまま出てこなかった。
──当たり前って、なんだろう。
私の手には、新品の補聴器が握られていた。
“私”とは、名の売れた探偵だと
傲慢ながらも自負している。
この物語において私に求められているのは
“推理力”…ただ、それだけであり
逆を返せば、他は求められる事がない。
どんな小さな欠片であったとしても
見逃さない洞察力は場面転換に最適で
一見すると何処で使うのかも分からない様な
常人離れした知識量も探偵だからと片付けられ
行動力などは、そもそも視野にも
収まってはいないのだろう
日常生活などはミステリーが始まる前の
前菜に過ぎず、まともに過ごせる日は少ない。
とはいえ、求められる程の推理力は
伊達では決して無いと確信しているのだ。
だから、私の異常にも思える
この当たり前の世界を
“君”も享受しているのだろう?
ー 私の当たり前 ー
私の当たり前
朝。
コーヒーではなく緑茶を飲む。
主食はパンではなくご飯。
目玉焼きには醤油をかける。
私には当たり前の事でも、
貴方には、有り得ない事みたいで。
仕事では、5分前行動。
上司には絶対服従。
サービス残業は普通の事。
私には当たり前の事でも、
貴方には、信じ難い事みたいで。
私の当たり前は、
貴方の当たり前ではない。
だからこそ。
私には、貴方と過ごす事が、
刺激的で、魅力的なのです。
ですが。
何時の日か。
貴方の隣に居ることが、
私の当たり前になれば…と、
願わずには居られません。
こんな事。
貴方には、決して言いませんけれど。
私の当たり前が崩れる前に今日あなたとここでさよならをする
今までありがとうと言い放った言葉たどこか迷いがある
けれど私は決めたこんなクズ私には必要ない
犯罪を犯してしまったほうがもっとずっと早く救われてしまう。
罪を犯さないうちは、誰も優しくなんてしてくれない。
私の正義は、社会と迎合している。
そのせいで私は、誰からも見向きもされない。
みんなみんな、私を引きずり落としたいのだ。
生まれ持った私の正義が、軌道修正しなくてもいい、
楽な人生だから。
何もしなくても許されるんでしょう?
なら何もしないで
私がやりたいことも、好きなことも、
そんな事しなくても、私は恵まれているのだから
だけど私は、何も出来ない、動けないことを、
罰だと感じている。
それはなんの罰だろう
私の当たり前
君の隣に私がいる事
私の隣に君がいる事
そうやって
ずっと一緒に生きていく事
でもこの当たり前は
当たり前ではなく
永遠に続かないことを
私は知っている
だけど
そんな事を考えたくないから
忘れたふりをして
当たり前の顔をして
今日も隣にいるんだ
この年齢になって自分の当たり前の事が更新されていく。今日、このアプリに出会って過去の思い出を自分と言う主人公の目線で書いていこうと思う。
その時、その時の当たり前を描こう。
この素敵でくだらない虹色の世界!
疑問に思うことなく、日々を謳歌する。
友人と何気ない会話をして、
最後はみんな言うんだ。
「また明日。」って。
それが普通だったから。当然だったから。
明日があることは不変の事実で、
私達が生きていることは至極真っ当な事だと。
私は、私達は、信じて疑わなかった。
君からのおはようが聞けなかった。
大好きな君の笑顔が見れなかった。
君の明日が来なかった。
私の当たり前が壊れた。
音も立てずに、別れの言葉も無く。
私の隣に君が居る、小さな幸福が。
【私の当たり前】
「わ、なんだコレ」
私がいつものように危険運転を繰り返していると、タイヤがバーストした。
こんな時は人に頼るに限る。
火花をちらしながら職場につくと同僚に聞いた。
同僚「予備のタイヤがあるから貸してあげるよ。クギがたくさん刺さってるけど」
使えん。
仕方ないので後輩に聞いた。
後輩「え?タイヤが使えないなら新しい車を買えばいいだけですよね。ていうか、そんな状態で会社に来たんですか。バカなんですか?」
クソが。
仕方ないので課長に聞いた。
課長「そっかー。車が使えないなら仕事に来れないよね。首にしよう」
ゴミが。
仕方ないのでその辺のおっさんに聞いた。
おっさん「人のタイヤを盗めばいいだけだよね。バレなければ犯罪じゃないし」
なるほど。採用だな。
─しかしこの時の私は気づいていなかった。
新しいタイヤを買うという現実的解決法が存在していたことに。
私の当たり前
日が昇りやがて月にかわる
風が吹いて季節がかわる
そんな日常の中で
たいせつにしていること
私の周りの方々に
感謝の気持ちを忘れないこと
それを伝えること
そうして笑顔でいられたなら
素敵な一日だなと思います
私の当たり前が皆の当たり前と同じとは限らない。
全く予想もしていなかったところで「それどういうこと?」と引っ掛かられることがある。
皆の当たり前はどこで習ったものなのだろう。
当たり前だからわざわざ言わないだけで、皆当たり前を教える学校の卒業生なのかもしれない。
私の当たり前
それは本を読むこと
読むことは私にとって生きていることと同じ
本を読むようになってからは、今まで気にし
ていなかった事に目を向けられるようになった。
私の単調な毎日に彩りを与えてくれる
本は私に無くてはならない当たり前の存在
毎日、本が読めることにとても感謝しています
ありがとう!
私には優しすぎる彼氏がいる。
強く当たっても怒らない彼がいる日常といつもの道を通って通勤と退社繰り返す日々。
彼と一緒にいる時間が楽しくて終わらないで欲しいと思うけどお互い会社の時間とかあるからうまくは行かないけど、これからも彼といたい。
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theme 私の当たり前 2024-07-09
モーニングルーティーン
起きて目に入るのはあなたの顔
幸せそうな顔をして寝ているあなたの顔
次に目に入るのはわたしの顔
よだれが今日もついているわたしの顔
今日もわたしたちは
同じベッドで眠り
同じ夢を見て
同じベッドで起きる
これがわたしたちの当たり前
そして私の当たり前
家族に対しては優しくしたいと思って生きてきた
できる限り親と一緒にいたいし
いわゆる親孝行というものをしてあげたい
祖父のとこも得意ではないけれど
可能な限り会いに行きたいし
人生を良かったものとして終えてほしい
家族に限らず周りの人には楽しく生きてほしい
身近な人へ与える側の人間になりたい
それを私の当たり前にしたい
私の当たり前
周りからしたら当たり前じゃない
でも私からしたら当たり前
長らく当然のようにやり慣れてるから
他の人が私と違ったことをしている
でもその人にとっては当たり前
あの人可笑しいな
ではなく、そんなやり方もあるのかと学ぶ
【私の当たり前】
「こういう人はこうである」を信用しないこと
例外があることを私は知っている
私の当たり前は…
良い意味で彼氏が居てくれる事かな!
仕事終わればずっと電話を繋いで
お互いの休みもずっと電話繋いでて
寝落ち通話してて
まるで一緒に居るみたいで安心する。
予定とかは全て報告するし
家族みたいに当たり前で
休みはどぉする?って一緒が当たり前。
会う?とかそんなの聞かないし聞かれないし
一緒が当たり前の存在。
お互いに予定を決める時でも
例えば友達と遊ぶとかネイルとかでも
この日は大丈夫?って確認取ったり
ちゃんと大丈夫な日を選ぶし
仕事の休みだって大型連休もいつ?
って確認もする。
お出かけもここ行きたいあそこ行きたい
ってのも全部彼氏と行く前提。
ほんともぉ家族だよね。
仕事終わりに自宅近くのスーパーに寄って、割引きシールの貼られた惣菜と次の日に食べるパンと牛乳を購入。
最近また出没するようになった変質者に出会す前に、暗い夜道を自宅まで競歩。
二階建てアパートの二階奥が私の現在の住まいである。
一段飛ばしで外階段をガツガツと上がり、宅配BOXの陰に隠している自宅の鍵を使って、半日ぶりの我が家へと体を滑り込ませた。
帰宅早々に手指のアルコール消毒、長時間履きっぱなしで蒸れて臭う革靴に消臭スプレーを吹きかける。
シャワーを浴びて下着姿で部屋を徘徊、冷蔵庫に牛乳をしまい、かわりに冷凍庫からラップに包まれたご飯を取り出して、買ってきた惣菜と一緒にレンジに放り込む。
通販で箱買いしたカップ味噌汁にウォーターサーバーのお湯を注ぎながら、カチカチに凍ったご飯が温まるのを待つ。
――そうだ、忘れていた。
「ただいま、母さん」
冷蔵庫の上に置かれた小さな写真立ての中で微笑む母に向かって囁いた。
テーマ「私の当たり前」