『眠れないほど』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#122 眠れないほど
寒い。とにかく寒い。
冷たい布団を冷えた足で温めようとしても無駄な努力というものだ。
湯たんぽを用意するべきだと分かっていたが、一回入った布団を開け放つのも嫌で悪あがきをしている。
雪国ほどではないが、
それなりに寒さが厳しい地方に住んで2回目の冬。
初めての一人暮らしの中、
これまで様々な洗礼を受けた。
引越し初日、水道の契約を忘れて蛇口から水が出ず。
初めての冬では風呂に入ろうとしたら屋外の給湯器が誤作動を起こしてお湯が出ず。
ガタガタ震える取説と懐中電灯を頼りに直した。
2回目の冬の今朝は、顔を洗おうとしたら水道が凍って水が出なかった。
ちなみに水道は近所の人からお湯をもらって掛けたら直った。
…全て水のトラブルだが。
それに比べれば布団に入っていられるだけマシだと自分に言い聞かせながら、
ブルブル体を震わせて熱産生を行おうと試みている。
ある程度温まらなければ眠気なんて来ない。
冬の夜は、長い。
ひとりきり深夜3時にギムレット眠れぬほどに後悔の味
題目「眠れないほど」
眠れないほど
作者のみけねこです。今回のテーマは 眠れないほど
ということで私の眠れないほど体験を話そうと思います。
徹夜したことありません!←おい!テーマ蹴ってどうする!
いや、徹夜はしたことないのですが、眠れなかった体験はありますよ?よく覚えてないのですが、次の日何か大きな行事か大事な仕事とかあって、前日から緊張していたんだと思います。布団に入ってもなかなか寝られず、
寝返りばかりしていて、ふと時計を見たら、12時を少し過ぎていて、
『やばい!寝なくちゃ!』
と思って目を閉じて、しばらくしたらいつのまにか朝でした。この時から自分が緊張や不安で眠れなくなることがわかりました。
以上、私の眠れないほど体験でした。
今回、3回目となる自分のことを書きました。今後もちょいちょい自分のことを書けたらいいなと思います。
次のテーマでも、よろしくお願いします。
眠れないほどにあなたに苦しめられている。
あまりにも優秀な姉を持つと、親は妹である私にそれ以上を求め続けた。それ以下を消して許さなかった。姉よりも出来が悪いと
「姉に比べてお前は」
「どうしてこんなことも出来ないの?
お姉ちゃんはできるのにどうして?」
いつもそんな言葉を浴びせられた。
99点。私はいい点数だと思った。親は違った。同じように言葉の雨に打たれた。
こんなに頑張ったのに怒られるの?
もうどうしたらいいって言うの?
ずっと100点を取り続けるなんて無理だよ。
もう、頑張れないよ…
眠れない。眠れない。あなたのことが脳裏に浮かぶ。あなたさえ居なければ、親は私にこんなにも求めなかった。あなたと私は違うのに…
この苦しみが理解できるか?この怒りが、屈辱が、あなたには分からないのでしょう?
この感情を心から理解した人間に、出会いたい。
ある日の朝、ジャケットに腕を通そうとしたら右肩に激痛が走った。
「いっっったぁ!!」
半端にジャケットをぶらさげたまま、肩を押さえてうずくまる。
なんだこれ。
ちょっと、今まで経験したことのない痛さだ。一応肩を押さえてはいるものの、本当に痛いのがその場所かどうかもわからない。なんだかどこもかしこも痛い気がする。しかも全然収まる気配がない。
幸い他の身支度は済んでいたので、亀よりもゆっくり慎重に、5分くらいかけてジャケットに右腕を通した。とりあえず会社に行かなければ。
歩くだけでも振動が伝わって痛みが増してくるような気がする。せめてもの気休めに、カバンをぶらさげた左腕で右腕を支えるようにして歩いてみる。腕組みをしたまま歩くのも傍から見たらおかしく見えるだろうが、この際そんなことは言っていられない。
左腕のささえのおかげで右腕への刺激はだいぶ和らいだようだった。しかし今度は右腕とカバンを支え続けた左腕に限界が近づいていた。じわじわとしびれるような重みが腕全体に広がる。カバンがずるずるとずり下がってきたが、どうすることもできない。
そうこうしているうちに、ようやく駅に着いた。
座ろう。座れさえすればなんとかなる。
祈るような気持ちで電車を待つ。
電車は満員だった。
うん。休もう。
わたしは力無くホームのベンチへ座った。
有給をもらって行った整形外科で、「五十肩ですね。」と告げられた。
わたしはまだ32だ。
そう(控えめに)抗議すると、医師は「まあ、病名なんでね〜、あははは」と笑った。
何がおもしろいんだ。
家事をする気が全く起きなかったので、帰りにおにぎりやらなにやらを買い込んだ。お財布をかばんから出すのにもひと苦労だ。エコバッグを出す時に痛みで動けなくなっていたら、見かねたレジのおばさまが袋に入れて渡してくれた。
「袋、サービスしといたよ」
若いのに大変ね、と声をかけられ、ちょっと泣きそうになって自分で自分にびっくりした。
寝る前、もらった痛み止めと湿布を貼ってみたものの、効いている気が全くしない。
上を向いても痛い。
横を向いても痛い。
そもそもうつぶせになれない。
痛くて眠れない。
「五十肩だよ」
医師のコトバが頭の中でよみがえる。
悔しい。
なんでわたしがこんな目に。
痛い。
ばか。
眠れない夜はまだまだ長い。
眠れないほどあなたを思う。
眠れないほどあなたを思い出す。
眠れないほどあなたを……
ああ、あなたを眠れないほど思っているはずなのに、なぜ何にも思い出せないんだ。今までずっとあなたを見てきたんだ。なんなら、最近はずーっとそばにいただろ?なのに、なのに、なんで……
末っ子の優しい甘えん坊が
二十歳を過ぎて船に乗り
異国に渡って列車に揺られ
知らない遠い土地で戦に斃れた
家族思いの真面目な働き者
伝え聞いた土地の名を
いま地図の上に辿る
河をのぞむ丘の上
どんな目をして空を見上げ
誰を最期に想ったか
星も静かなこんな夜は
心が遠くさまようばかり
「眠れないほど」
#263
眠れないほど君が好きだ
頭が君のことでいっぱいで
まるで大切なもののように輝いているよ
眠れない夜を
ロマンチックに語るには
私は
疲れすぎている
眠れない日は
自分の心が
壊れないように
認めるわけにはいかない
病む
選択はない
人生の状態は
ありがたいかも
眠れない
眠れない
ただ、
大事な時ほど眠くて仕方なくて
よくわからない
眠れないほど
船着き場にぼうぜんと佇んでいたのは僕の兄だった。
しばらく前に出発したと思われる船が遠くに見えている。兄はあの船に乗るつもりだったのだろう。
兄の足元には大きめの茶色い鞄が置かれていた。明らかに長い旅路を想定してのものだ。スーツを身に着け、革靴まで履いていた。普段の兄からは想像できない正装だ。
「残念だったね」
僕は声をかけた。兄はこちらを見ると特に驚くでもなく首をふった。
「わかっていたんだな。こうなることが」
「うん、ごめん」
全く悪いと思っていないことが声色に出ていたのだろう、兄は深いため息をつき鞄の取手に手をかける。
「俺は次の船に乗る。お前は帰れ」
「乗れないよ」
「お前が帰れば乗れる」
兄は冷たい眼差しで僕を見る。
次の船は1時間後だ。だが兄は乗れない。ポケットに入れたはずの搭乗券が見当たらず、搭乗を断られるだろう。
お前は俺の邪魔ばかりするんだな。
兄はそうつぶやくと手元の鞄を見つめた。この鞄を振り回せば僕に当たるかもしれない。海に落としてしまえば時間を稼げるだろう。その間に船に乗ってしまえばいい。
そうすれば兄は自由だ。自分の邪魔ばかりする弟とおさらばできる。だがその弟はなぜか自分の考えることが手に取るようにわかる奴だ。遠くない未来に目の前にあらわれるだろう。
たとえ今逃げ切っても、兄はその可能性に毎日眠れないほど怯えつづけなくてはいけないのだ。
なにしろ、兄は弟の考えることが手に取るようにわかるのだから。
若い頃。
恋焦がれ、
大好きな人
片思いが
恋人になり、
やがて、
生活を共にした。
毎日が、
楽しくて、
充実した毎日。
いつしか、
慣れてきた頃、
飲み歩いていた
彼は、
夜明けに
帰ってきた。
そんな時、
心配し過ぎて、
邪な思いが駆け巡る。
疑いたくはないけれど。
呑めない私は
呑む人の
精神状態はなかなか
分からない事が多い。
でも、
呑めなくても、
皆んなと
その場にいるのは
大好きだ。
一途に思い、
一晩中
眠れないほど、
彼だけを
見ていた。
長い時間共にした
日々は、
幸せだった。
今も、
彼が
幸せだと
願って。
ありがとう。
テーマ:眠れないほど #385
続きが気になって眠れないほど本をみつけた。
集中して気づいたら空は暗く、
「ご飯だよ〜」
という声がリビングから聞こえてきた。
リビングに行くと彼女が
「随分集中して読んでいたね」
と微笑んだ。
「ちょっとね、止まらなくて」
そう言って頭を掻く。
「そんなに面白い本なら読みたいな。
読み終わったら貸してくれる?」
彼女は首を小さく傾げる。
僕はもちろんと首を縦に振る。
僕の彼女は僕よりも読書家だ。
この本なら彼女も気に入るに違いない。
彼女は嬉しそうに微笑むと
「楽しみにしてる」
そう言った。
※
♡4600ありがとうございます!!
その悩みは必ず終わる
自分が終わる時に必ず終わる
自分が終わるまで悩み続けたくなんてないよ
見ないふり見ないふり見ないふり
大丈夫
必ず終わる
俺は初めて不眠症になった。
寝れない日々が続く中貴方が抱きしめてくれたら寝れるのかな。
なんて変なことを考えている。
#眠れないほど
冴え切った頭と血走った様な目で
テレビが反射する壁を睨み付け息を詰める。
うっかり見てしまった。
クリスマスプレゼント 彼氏 の検索下部に映る、
該当商品。
なんっだソレ。
筋肉ムキムキのマグカップと、
カートに何かが1つ入っているマーク。
まさかソレがクリスマスプレゼントじゃないだろうな。
盗み見た様なものだから
聞くに聞けないまま寝室へ向かった彼女を見送る。
俺は明日休みだから。
弁当と朝飯の用意を済ませる間も気になってしょうがない。
更には、美味いはずの缶の酒を煽っても頭にはムキムキマグカップが浮かぶ。
「せっかくの休日なんだけどっ、!?」
俺は、特にこだわりがあるわけじゃ無いが。
彼女がやってくれるなら
一度は俺だけの可愛いサンタに会いたい。
ベタベタな妄想を働かせる俺を殴ってくれても良い。
ちょっとだけでも、見たいっ、
勿論。
彼女がくれるなら何でも嬉しい。
但し。ちょっとソレは待って欲しいな。
どうする。
言うべきか言わざるべきか。
「... ... それが問題だ。」
盗み見たマグカップが気に入らないから
クリスマスプレゼントは一緒に選ぼうって言えば良いのか。
そもそも盗み見た様な状況なのが不味い上に、
プレゼントに文句まで付けるのか俺は。
クソーーッ。
笑えるバラエティが流れてる筈なのに
内容が全く入ってこない。
いっそ筋肉マグカップも思い出に残る。
面白いじゃねーか、と言う気持ちも出て来た。
なぁ。
俺は一体どうすればいい????
このままじゃ今日は眠れないぞ、
#眠れないほど
数えても
数えても…
消えもせず増えてゆくだけの
せつなさに
夜は更けて行く
月は時を追いかけ星を巡るのに…
愛しさを求めてばかり
与える術を知らず
ただただ孤独なララバイ
星にキミを重ねて
今なら云える言葉をつぶやく
聞いて欲しい言葉が溢れ出す
眠れないほど…
眠れないほどに焦がれている
もう会えないとわかっていても…
もう二度とその声が聞けなくても…
その表情を、仕草が見られなくても…
いまだに瞼の裏に焼きついていて、離れない
夢を見るたびにあなたを思い出して
涙を流している
しかし、いまだに心から恋焦がれている。
眠ることさえ忘れて
星と語るほど…
月が慰めるほどに…
今もまだ
お題:眠れないほど
眠れないほどに楽しみな明日が実在するとは。
心臓が熱を打ちだす。
手足がゴソゴソ動いてしまう。
まぶたを下ろそうにも力が入る。
冷たくて眠れない夜があなたのたった一言で180度変わってしまうのだから、不思議なものだ。
知らぬ間にゆるんでいた口元がおかしくて、心までたゆんだ。
布団を押しのけて電気をつける。
スマホで明日の天気をチェックしながら、クローゼットを開いた。
あなたの子供が泣いていて
私の子供は立ち去りがたく
ふたり何だかぬれていて
いつ雨はやむだろうか
彼は混乱した教祖だから
あんなに人々は心酔して
惑って心を狂わせて泣く
あやかりたくて多くが後を追うけど
触れると終了だ そんなことは分かっている
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【9】眠れないほど