『眠れないほど』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人は、眠れないほど、「なにか」を考える。
その「なにか」は、人それぞれ。
だけど、眠れないときに「なにか」を考えることは、好きな人を考えることと同じだと思う。
好きな人を考える時は、いつ?それは、大切な時間も、休憩中も、すべての時間に考えてる。四六時中。そうでもないと、好きな人とは呼べないから。
眠れない時に、「なにか」を考えるってことは、大切な寝る時間が減ってくけど、「なにか」を考えてるってこと。それは、同じことなんじゃないかと思う。
だからなんなのって感じだけど、僕はこれが、人を好きになるとき、考え事をする時に、すごく大切に思えて仕方がない。
冬華(トウカ) 2
目を瞑っても、勝手に開く。こんな夜はいつぶりだろうか。確か、すごく大きな悩み事があったときだったような。まあいい、過去の話は置いておこう。
今日の朝、僕は咲優に告白した。返事は明日にするらしい。だから、心拍数が異常に上がって、告白してから何時間も経つのにずっとそわそわしている。
丁度3年前に彼女に告白されて、その時僕は恋愛を知らなかった上に自分のことに精一杯だったから振ってしまった。それでも彼女との友だちの関係は解消されずに、今までと変わらずに接してくれていた。
そんな咲優にいつしか惹かれていった。明るくて溌剌な彼女は、僕に勇気を与えてくれていた。どうしてそれに気づいていなかったのだろうか。後悔と共に、彼女と一緒に居たいと積み重なっていった。
そしてついに、今までの関係を壊してしまった。きっと彼女は僕のことをもう好きでないのだろう。そりゃそうだ、振られても変わらず、しかも3年間も好きでいてくれるだなんて、そんなことそうそうないであろう。
勝手な自分に反吐が出そうだ。まあいい、咲優に引かれて今までの関係が無くなるというだけの、鈍感な僕へのちょっとした罰だ。
「今考えたとて、どうにもならんしな」
いつの間にか、朝が来ていた。
#眠れないほど
白く輝く月の裏側を踏みしめる事は不可能なのだ。
白く輝くのは我々が遠くから見上げるからであって、
近付き、地に足をつけたらそこにあるのは
灰色の、遮る物が何もない、細やかな土に覆われた球体だけ。
白い月に降り立ちたいと願うような
そんな思いで、毎夜身を焦がす。
眠れないほど。
白い月がまるで沈まぬと錯覚するほど。
眠れないほど
気が付くと、明け方だった
今日も布団の中であれこれ考えていただけだった
どうせこの先も眠りには落ちれない
ぼんやりとしながら布団から出る
ひどい表情だ
とても人には見せられない
いつまでも引きこもっている訳にはいかない
そんなことはわかっているけど
まだ私はここから出ることはできない
あなたを失って嫌になるほど思い知った
こんなにも眠れないほど
あなたは私にとって大きな存在だったのだ
嫌いになれば
嫌いになればなるほど貴方を知ってしまって、嫌いになればなるほど貴方を理解してしまうんだ。私の嫌いな部分を晒そうと貴方は何にも興味がないんだ。悲しいなって思いをぶつけてみたら、貴方は振り返ってくれるかな。
眠れないほど
宝石のような輝き、綺麗に言ってみたけど、盲目になってるだけ。夜の瞬き、体を丸める午前1時。暗くて、深海のようなプールの底を探してみるんだ。
眠れないほど。
眠れないほどの
想いは
きっと1人だけ。
眠れないほど
ドキドキしてるのに
気づいてるみたい。
1年経っても変わらないから
きっと
ずっとこのまま。
「寂しい…、琉菜ちゃん、グスッ」
僕には、彼女がいた、明るいムードメーカで
こんな、僕となんて、とても釣り合わない…
彼女はこの家から数日前に姿を消した
ほとんど荷物もなくなり
2人の為にバイトを頑張って買った
大きなベットもいまでは、宝の持ち腐れだ
2人の理想通りの物件も、
独りなんじゃ意味がない、
その日の夜
「裕也君?寝ちゃった?」
「る、琉菜ちゃん!」
「はい!お土産、三泊四日の女子旅楽しかったぁ」
そして、二人サイズのベットに潜り込み
たくさんお土産話をした、
寝ることも忘れて朝まで
眠れないほど。
冬の夜はなんとなく長く感じる。
冬になると日が短くなるからと小学生でも知っている理屈を、大人になった証拠かな、なんて自分のことを背伸びして俯瞰してみる。
そして、大人になるほど眠れない夜というものが増えていく。
自分では気づかないほどに、小匙1杯の砂糖よりも少しの夜が、こんばんわと言って私に挨拶をしに来るのだ。
彼らはとても多彩で個性的で、普段気にかけない底にある感情(ちょっとした寂しさとか、心細さとか、後悔とか、嬉しかったことを)が仕舞ってある箪笥をの引き出しを、
「今日はここを開けて、空気の入れ替えをしますね」と勝手に引っ張り出してくる。私の底にある感情だけれど、私の知らない絵柄をした扉を「開けて開けて」と急かしてくる。
その扉の先では、眠れないほどさらさらと流れる黄色い時間を過ごす事もあれば、布団3枚掛けの中に包まった時のように重く苦しい、群青色をした時間を過ごす事もある。
なんで勝手にその引き出し開けるの、と文句を言いたくなる。
でもその引き出しは、ずっと横目で、あるなぁと思いながら存在している。自分からは永遠に開けない引き出し。
中身の感情はきっと悲しんでいるだろう。本来だったら自分で開けて、元気だった?と会話をして欲しいはずだから。
だから怒りたいけれど、怒れない。私の代わりに小匙1杯よりも少ない、眠れない時の夜がタイミングを作ってくれているからだ。開けるタイミングを見失った気持ちと会話をするほんの少しの機会を、届けに来てくれている。
今くらい向き合おうかな、と思わせてくれる。向き合う間、夜はそっと背中越しに温かさを伝えてくれている。
だから人は、眠れないほど、自分の気持ちに向き合えるのではないだろうか。
眠れないほど、何かを思う、そんな日は誰にでも訪れる。
お節介な彼らと眠れないほど語り合うのも、大人になった証拠かな。
私には、好きな人がいた
あの頃の想い出は、セピア色へと変わっていく
長い年月がたった、今でも時折、日記を開き、過去に染まることがある
好きな人とどこへ行ったとか、喧嘩したこととか、恥ずかしいことも書いてある
ずっと続くと思っていた、日常の数々
あの時の事が、昨日の事のようによみがえる
日記は、所々ふやけていて、文字は消えかけている、何度も読み返した日記は、私の心を写した形だった
窓の外からは、小鳥たちが朝が来たのを知らせる
私は……今でも…眠れないほど…あの人のことを………
【眠れない】
「あぁ、眠れない」
あの日からずっと、ずっと、
眠たい…のかな、眠りたいのかな?
目の前にいた少年を助けようとして車道に飛びだした日、僕は死んだ。痛く苦しい思いは一瞬だった。
瞼が重くなり目が開けられない。
でも、
眠れない
何かを考えてしまう
ずっとずっとずっと
頭の片隅にこびりついている
でも君を見ているとそれを忘れられる
そして今日も君の声を聞きに
赤いアプリを開いたんだ
お題『眠れないほど』
──最近寝つきが悪い。
ベッドの中でもぞりと寝返りを打って、思い出すのは彼のこと。
高校に入学してすぐ、私のところに知らない男子がいきなり「俺と付き合え!」と怒鳴りこんできた。
私は覚えてないけど、昔会ったことがあるとかなんとか。
それから毎日私のところにやってくる彼。顔は嫌いじゃないけど、むしろ整ってていいと思うけど……何で私なのかわからない。
──最近寝つきが悪い。
寝返りをして布団からはみ出した。布団でよかった。眠れないのはアイツのせい。
高校で再会した時は焦った。焦っていきなり告白したけど、それは誰にも取られたくなかったから。
毎日告白してる気がするな、さすがに重いか?手作りのお菓子は引かれたかもしれない。女子力がどうとか言われた。次は弁当でも作って……やっぱり重いか?
──幼馴染みのアイツに相談してみようかしら?何だか彼と知り合いみたいな雰囲気だったし。剣道一筋で恋愛には疎そうだけど。
──昔からのダチに相談してみよう。俺の好きなやつの幼馴染みなんて許しがたいけど、昔から応援してくれるいい奴だ。
時計は午前零時を過ぎていた。
──何でこんなに悩まなきゃいけないのかしら。
──何でこんなに好きなんだろ。
【眠れないほど】
あぁ、叶わない恋をしてしまった
私は、、、
女友達
に恋をしてしまった
薄々、自分が、友達に惹かれているのにも気づいていた
1番仲が良くて、1番信用できて、いつも一緒に居る友達に
恋、、か、
本人に伝えたら、衝撃を受けるだろう
本人に伝えたら、引かれるだろう
本人に伝えたら、この関係が壊れることもある
私は、この関係を壊したくない
あぁ、眠れない
今更気づくが、眠れないほどの恋をしてしまったようだ
眠れないほど
もしも
眠れないほど悲しくなったら
LINEしてね
あなたの心が軽くなるまで
いっぱいお話しようね
もしも
眠れないほど淋しくなったら
電話してね
何も話さなくてもいいよ
あなたの寝息が聞こえてくるまで
ずっとね
繋がったままでいるから
あなたの寝息が聞こえるまで…
【眠れないほど】#29
眠れないほど嫌なことがあったらどうする?
ストレスが溜まってるときは
趣味のことをすると良いと、よく聞く。
嫌なことは忘れたいよね。
嫌なこと…嫌なこと…
ベットや布団で天井を見つめて
ずっと考え事をするよりも、
趣味のことをした方がスッキリするかもね。
「眠れないほど」
もっと読みたい600ありがとうございます.ᐟ
明日と明後日と明明後日、行けば
休日ですね!な、長い…笑
【眠れないほど】
いつでも君の無事を祈る
ご飯の時も、お風呂の時も、食事の時も。
布団に入ったら、君と過ごした思い出を脳裏に浮かべて。
朝起きたら、今日も君を思うと誓って。
歩いていても、頭の中は君ばかり。
今日は話せるかな。
今日の君の服はなんだろう。
君は今日楽しく過ごすだろうか。
どんなことをしていても、たとえ明日世界が滅んでも。
眠れないほどに君に夢中で、君を愛してる。
あなたを忘れた日なんて一度もなかった
あの日からずっと
あなたがいなくなった日からずっと
夢にも出てくる
朝起きたら涙が出てる
昼も夜も
眠れない日だってあった
それくらいあなたを思っているのに
会いたいよ
〈眠れないほどに〉
眠れないほど No.2
絶えず粉雪が、窓に優しく降り注いでは溶けた。
ぱちぱち音を立てて揺れる炎を眺めて、一体何時間たったのか。
眠れない夜ほど冷え込んだものはない。マグカップを握る指さえも、凍ってしまったように硬かった。
なにもかんがえない。…そう決めて、潜った布団も冷え込んでいた。
布団の中の私に、真夜中を知らせる鐘が鳴った。ぼーん、ぼーんと頭に響く。
最後の音が静かに消えていくと、同時に薪が燃え尽きた。
光を失っても、外の粉雪はまぶしかった。
もし、この冷たい真夜中を満たしてくれるなら
あの日みたいに
君をこの胸に抱きしめて眠りたい
あなたが好き
あなたが伝えてくれる
ひとつひとつの言葉に感銘を受ける
あなたが送ってくれるメッセージ
人のあたたかさを知った
あなたが好き
あなたを思って眠れない夜になる
あなたが好き 眠れないほど
あなたが好き