『目が覚めるまでに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#13 目が覚めるまでに
[人類は目を閉じてしまった]
人類の目は、眠ってしまった。
目の前の欲に駆られて、大自然を敬う心を
意識の奥に追いやってしまった。
風の音、虫の音を慈しむ心を無くして、
私たちは悪魔に心を奪われてしまった。
どれくらい経てば、人類の目が覚めるだろう。
大自然は優しいとは限らない。
悪を正当化して、
果たして大自然に嘘は通じるだろうか。
人類の目が覚めるまで、
地球はあとどれくらい耐えられるのだろうか。
歯を磨いて
顔を洗って
エプロンの紐を背中で結ぶ
出汁をとって
ネギを刻む
かごの中身を色で分けて
使う洗剤を見極める
家中のゴミ箱を
ぜんぶ一か所に集めてまとめて
アラームが鳴るのと同時に
カーテンを開けて
朝の光を採り込んでくれる
僕より早く始まる
あなたの一日
僕はそれをどれくらい知っているのかな
【目が覚めるまでに】
目が覚めるまでにこの世界を覗こう。この地の裏側、はるか遠くにある光の表面、超音波、ぬいぐるみに詰められた綿、タイヤと地面のほんの僅かな隙間さえも全てを知りつくそう。そしたら君が笑顔でこっちを向いてくれることにも気付かず世界を見下しているのかな。時が進む限り無知が生まれることに僕はきっと気付けない。気づいた時にはまた目を覚まそうとする。君の大腿に頭を乗せ上から落ちてくる透明がしょっぱいのを知って、それを誤魔化すように口で蓋をされた。この夢に浸り続けるために無知を演じた。目が覚めたらきっと君はいないのに
目が覚めるまでに
命の時間が決まっているなら
今日のわたしは何をしようか
お世話になっているあの人に
わたしは何が出来るだろうか
この世の中に自分のモノなど
何ひとつないんだ肉体すらも
心臓を動かしているのは誰か
道の中反省することはないか
隣人にかける言葉は優しいか
自分にかける言葉は優しいか
運命は変えられる心を清浄に
思いが自分を作ってゆくのだ
思いが未来を作ってゆくのだ
『目が覚めるまでに』
ピピピピピ。目覚ましがなる。起きなければ。パジャマから動きやすい服装に着替えると、洗濯機のスイッチを入れた。洗濯してくれてる間に朝ごはんの準備をする。
――今日はパンがいいって言ってたな、ピザトーストにするか。
パプリカ、玉ねぎ、ソーセージを切り、ケチャップの塗ったパンの上に置いていく。その上にチーズを散らしトースターに入れ、焼き上がりを待つ。かぼちゃの粉末と牛乳を火にかけ、かぼちゃのポタージュも作った。丁度ピザトーストも焼きあがったので皿の上に。
――これだけじゃ物足りないかな、サラダも作ろうか。
キャベツ、人参、キュウリなどの野菜を切り、ピザトーストの横に盛った。
トントントントン。階段をおりてくる音がする。
「おはよう。朝ごはんできてるよ」
お題:目が覚めるまでに
冷蔵庫の麦茶ふるえる開け閉めに呼気のわずかを留められる夏
もしも、あの子が天使なら、目が覚めるまでに空に帰っていてほしい。
そしたら、今夜のことは全部夢だったって思うことにするから。
目が覚めても、まだあの子がそこにいるなら。
きっと、すごくわくわくすることが始まったんだって、期待してしまう。
このすすかぶりの毎日を、キラキラに変える何かが。
『目が覚めるまでに』
冷房の効いた通勤ラッシュ、汗で濡れたシャツに冷房がよく染み渡り、わたしの体温を奪っていく。。
会社に行きたくないと駄々をこねるように「ギュルル」という寝起きのような声が腹から聞こえた。
ヤバい、冷えた。目的地まではまだ数駅もある、とてもじゃないが降りて用を足すなんてことをしている暇はない。頼む、早く、早く、進んでくれ。
しかし、朝の満員電車は無情にもそんなわたしの願いを車内奥へ奥へと押し込んでいく。
頼む!早く着いてくれ!この腹の痛みが本格的に『目が覚めるまで』に………
目が覚めるまでに
昨日のこと 夢のこと
全て忘れていて欲しい
昨日も夢の中もずっと
君のことで頭がいっぱいだから
苦しくなる
目が覚めるまでに
あなたの目が覚めるまでにあなたをこんな姿にしてしまった奴らに必ず復讐する。
あなたが何をしたっていうの。あなたは会社の不正を告発しただけなのに。なぜ、正しいことをしたあなたが傷つけられないといけなかったの。
あなたが何を告発したのか私は知らない。あなたが誰にどんな方法で傷つけられたのかも今はまだ分からない。
ただ、あなたが回復ポットの中で眠っているという事実が目の前にあるだけ。
涙が止まらない。
震えが止まらない。
今は何もできないけれど全てを知るために、あなたを傷つけた奴らを見つけ出して必ず復讐する。
物理的には無理でも社会的には抹殺する。必ずやり遂げる。
非力な私でも絶対にできる。
私はハッカーだから。
君を無くしても、当然生きていけるけど、
君を無くしたら、生きられない気がしている。
出会った日からずっと、たぶん夢を見ている。
そして遂に、そんな曖昧な夢に答えを出す時が来た。
目が覚めるまでに
貴方の瞳が私を見つめて。
私の口唇が愛の言葉を紡ぎ。
貴方は私をそって抱き寄せ。
私は心の中で、呟きます。
『御免なさい』
夜の帳が下りている間。
それが私と貴方に許された時間。
誰にも知られる訳にはいかない、
酷く不道徳な、束の間の逢瀬。
私の左手の薬指に嵌められた指輪。
だけど。
幸せな時間は、ほんの僅かで。
貴方は夜のうちに私の部屋を出て、
自分の住処へと戻っていきます。
私は貴方が立ち去る気配に、
チクリとする胸の痛みに、
気付かない振りをして、
私は独り、朝を迎えるのです。
貴方はきっと、
昨夜の出来事なんか、
何も無かったかのように、
平穏な朝を迎えるのでしょう。
そう。
皆の目が覚めるまでに。
夜の闇の中、私と貴方の間で、
密やかに交わされた愛の言葉は、
幻と消えていくのです。
あと何日、君と過ごせるのかな。
暗闇に慣れた目で隣に眠る君を見た。
君の顔がこちらを向いていた。
仰向けで寝ているのに、首を傾げるような、不自然な角度で。
君の、黒い穴のような両目が私を捉えていた。
黒カビが生えたかのような口端を歪に吊り上げ、低い声で君が笑う。
「あと、ごびょう」
耳元で聴こえた君の声に驚いてガッと飛び起きれば、手で口元を押さえながら私を睨む君が目の前にいた。
テーマ「目が覚めるまでに」
目が覚めるまでに
いつもの夢を見るシーツ
いつもの夢を見る枕
いつもの夢を見るCD
仰けば頭を引かれる様に墜落する
明日起きればオリンピック休憩がない限りONE PIECE
其処から始まる終わらない夢
其処から先は終わらない夢
えいえんえいえん
好きな ( ´・ω・)
世界を (´・ω・`)
思い浮かべる !!( ゚∀゚)
目が覚めるまでに
真っ暗闇な夢の中で不思議な体験。
何も無い暗闇で1人ポツンといた私、そんな中一筋の光が見えた。
おいでって誘われるようにそっちへ行き現実に戻されると手術台の上。
そこであぁ、麻酔で寝てたんだとぼーっとする頭で理解した。
もう君はいないんだなって。
さっきの夢で誘うように出てきたのは、あの光は君だったんだなって。
あれ以来暗所は怖くなってしまったけれどあの夢は忘れない。
あの不思議な体験は忘れちゃいけない
粒の大きい塩で飾られたクラッカーが
赤い液体を抱え込んだグラスの奥で
色気の強いライトを浴びて輝く。
もうそろそろと左手の時計を確認した端で
元の色を忘れたであろう爪先がグラスを弾き
音に惹かれて発信源の表情を伺えば
頬杖をついた君と目が合う。
泣き腫らした涙袋がヤケに際立っていて
自分のカクテルの名前が不意に脳裏に過ぎった。
夜も更けて、席を立つ前にと
最後ぐらいは健康を気遣うつもりで
ビールとトマトジュースだけの
シンプルなカクテルを注文したのだが…。
酔いの回った見知らぬ彼女には
少々、引っ掛かる選択だったようだ。
赤くなった瞳がスルリと側へ寄って
同情は人にあげるものでしょうと
目前のグラスは攫われてしまっていた。
違いないが、黙ってくれてやるほど
優しい魔法使いにはなれそうにもなく
艶やかな髪から漂う甘い香りに
沸き立つ自身の中のアルコールを感じて
これが蒸発仕切る前にお代を頂いてやろうと
無防備に話し出した君へ距離を縮め微笑みかけた。
If you are Cinderella.
The time limit is until they sober up.
ー 目が覚めるまでに ー
やることリスト
・ミュージシャンになること
・一億円を使い切ること
・やりたいゲームを全部すること
・友達は造らないこと
・全国ワールド・ツアーを全て回ること!!
・しあわせにくらsこt
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・目が覚めるまでに達成すること
→短編・何でも言える仲良し家族☆
どうも家がうるさい。ガチャガチャ、バタバタ。目が覚めて隣のベッドを見るも夫も息子もいない。スマホで時間を確認すると、まだ7時前だ。
トタトタトタ……廊下を歩く息子の足音。寝室のドアがそーっと開かれる。この雰囲気は寝てたほうがいい系かな?
部屋に入らず扉から顔を覗かせる息子は、息を殺して真剣そのものだ。私の気配を探っている。私はとっさに目を閉じた。やはり正解だったようで、彼は再び静に扉を閉めた。
そういうことができるようになったんだな。イヤイヤ期(歩いている途中で靴のマジックテープが嫌だとギャン泣き)を乗り越え、なぜなぜ期(明日はどこから来るのか?と哲学的なのか、SF 的なのか判らん質問)を通り抜け、彼は成長してゆく。5歳の今も一瞬で終わるんだろうな。
扉の向こうで声がする。
「大丈夫やで。お母さん、まだ寝てる」と息子。
「お母さんの目が覚めるまでに、やりきらなあかんで」と答える夫。
声を潜めているものの、二人の声はどこか浮足立っている。
どうやら何か企んでいるようだが心当たりがない、―わけではないのだが……うーん?
再びバタバタする音。洗濯機の終了音。寝室前だけは静かにしようと心がけているも、その他での音は気にしない。笑い声や話し声が聞こえてくる。まったくツメの甘い二人だ。
「……あれ?」
耳をそばだてているあいだに眠ってしまったらしい。大騒ぎは収まり、静かになっている。起きてもいいのかなと思っていると、トントンとドアが叩かれた。
「もう朝やで、起きや」
顔も見せずに声だけで去ってゆく息子。うん、私に言い方がそっくり。
まぁそれにしても、彼の声の嬉しそうなこと! さぁ、何が起こるかな?
「えっ? これ……」
リビングに入ると、天井からは紙の輪飾りが、壁には色紙が飾られていた。
「「お母さん、お誕生日おめでとう!!」」
声を合わせる二人の向こうの窓にHAPPY BIRTHDAYの文字が貼られていた。
「すっごーい! お誕生日会の用意してくれたんや!!」
二人の優しさに声のトーンが上がった。
たとえ、部屋の隅に片付かないおもちゃが積み上げられていても。(ヒーローごっこで二人で遊んだあとが見える)
たとえ、ベランダに干された洗濯物の中、私のパンツが堂々とはためいていようとも。(マンションの高層階がもたらすギリギリの余裕)
たとえ、私の誕生日が……――
感慨にふける私の手を引いた息子が、ダイニングテーブルに引っ張って行く。
「サンドイッチ? フルーツサンドまであるやん! 唐揚げに、おにぎり?? 贅沢やなぁ」
「ケーキもあんねんで!!」と自慢げな息子。
「お前! それサプライズやから内緒やって言ったやん!」と夫。
目の端に浮かぶ涙を拭きながら私は笑った。夫と息子は照れたよう顔で目配せし合っている。あぁ、幸せだな。
二人の気遣いが本当に嬉しい。いっつも眠い眠い言ってるもんな。私を起こさないように頑張ってくれたんやね。
「ありがとう」
「くすぐったい〜」と肩をすぼめる。可愛いなぁ。
私は屈んで息子の頬にキスをした。いつまでこんなことをさせてくれるかな?
「ありがとう」
もちろん、夫にも。頬にキス。少し驚いた顔の夫。
だって顔を寄せたかってんもん。声を潜める。
「私の誕生日、来週やけどな」
夫の喉がヒュッと鳴った。顔が凍っている。
「ホンマにありがとう! 二人とも最高!」
私は夫の背中をバシンと叩いた。解凍、完了。来週になって気づくよりマシでしょ?
成し遂げたサプライズにご満悦の息子を盛り立てながら、私たちは食卓を囲んだ。
テーマ; 目が覚めるまでに
貴方が事故にあったと聞いた
喧嘩をしたまま会うのも尺に触る
だから、貴方の目が覚めるまでに
病室の隅に花束を。