病室』の作文集

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病室』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/3/2024, 1:31:27 AM

オレは天才外科医、
山井ナオル18歳。
今年からアメリカの有名大学病院に
勤務することになった。
ワシントン空港を出て、
タクシーを待つ。
突然、赤いスポーツカーが
タクシーを待つ客の一団に
突っ込んで来た。
悲鳴と衝突音が交差する。

刹那
「ヤレヤレ、オレの出番か…
こんな状況はドラマだけにして
欲しいものだ」
と、内心グチる。
SNSでまた取り上げられて
チヤホヤされる姿が浮かぶ。
『運良く居合わせた
天才外科医が怪我人を救う』
なんてメディアは黙ってないだろう。
ヤレヤレだ。

オレは気づくと病室にいた。

重症患者はオレ以外いなかったらしい。
オレが意識を取り戻したのは
事故から今年でちょうど70年目だった。
処置が遅れてこうなったらしいことを
後で知った。
あの日、すぐ近くに医療従事者が一人でもいればこうはならなかった。
天才でなくても良いのでいてくれたら
オレは…

8/3/2024, 1:24:59 AM

白い壁白い天井白いカーテン

私とベットとテレビしかない空間

自分が生命の危機という実感はなかった

とにかく何もするなとだけだった

文字のある書物は駄目

歌詞のわかる音楽は駄目

面接さえも極力駄目

唯一部屋にあるテレビも駄目

勿論 食事も病院から出るもの以外は駄目

それに加え何も考えないでとさえ言われてた

言葉を聞くと考えるから血圧が上がってしまうんだそうな

強い光も駄目とのことでカーテンも閉まってる

只々ぼーっとしてる

呼吸して心臓が動いていればいいのだ

なぜこんなことになったんだろう

考えたらいけないと言われていても

それしか考えられなかった

ある日これ以上は危険と言われ緊急手術

気が付くと自分がいた病室のベットだった

これでもかという痛みとの格闘

それでもこれでここから出られる

その事が本当に嬉しかった






「病室」

8/3/2024, 1:19:41 AM

病室

私は、目覚めた、
「知らない天井」
少し状況を整理しよう、
結論だが私は、倒れたらしい、そう、急にドサッと、見ていた人が連れてきてくれたらしい、
その後、病室をあとにした。
街をブラブラと歩いていたら、立ちくらみがした、そして、気付いた病室にいた理由が、
そうか、
『脱水症だ』
みなさんもしっかり水を飲んで脱水症には気をつけてください。

8/3/2024, 1:17:17 AM

早くお迎え 来てくれないかな
僕はピンと感覚を研ぎ澄ますんだ

鼻はツンとした消毒薬の匂い
目は白い壁と小さな窓のついた扉
爪と爪の間にふわふわしたタオルケットの感じ
耳は
耳は
ほら 扉の開く音

絶対に来てくれると信じてた
小さな扉からキャリーバッグへ飛び込んで
窓から見えるのはパパとママとあの子の笑顔

皆んなの言葉はよく分からない
でも早く帰ろうってそれだけは分かるんだよ

消毒薬の匂いも白い壁も
馴染みないふわふわのタオルケットも
バイバイだ


*病室**

8/3/2024, 1:13:39 AM

20XX年、人類は――おや、地球上の生命は、未曽有の危機に晒されていた。
 地球全土に全く雨が降らなくなったのである。
 明日、晴れたら前回から数えて1000日目。

 そこまで雨が降らなければ、慢性的に水不足。
 雨ごいや、科学的見地から雨を降らせようとするも効果なし。
 このまま人類は滅亡するかと思いきや、しぶとく命を繋いでいた。
 理由は、科学技術の進歩。

 海水から真水を生成したり、空気中から抽出したり、地下深くから水を汲み上げたり……
 近頃さらに科学技術が進歩し、以前より真水を大量に作れるようになった。
 いよいよ滅亡から遠ざかる。

 最初の頃こそ、終末的な思想で治安こそ悪化したが、今では楽観的なムードが流れていた。
 どうせ、なるようにしかならないと、気楽に構え始めたのだ。

 かく言う俺も、他の人間と同じように気楽に生きている。
 足掻いたところで、何も変わらない。
 どうせ、なるようにしかならないからだ。

 そして今日も車に乗って、生活必需品を買いに近くの商店街まで向かう。
 買い物を済ませ、さあ帰ろうと言うところで、福引の会場が目に入る
 運が悪いと言う自覚があるので、いつも福引はスルーするのだが、虫の知らせというのか、ちょっとだけしてもいい気分だった。
 買い物のレシートを見せ、ガラガラと一回だけ福引をまわす。

「おおあたりー!
 特賞、おめでとうございます!」
 まさかの大当たりだ!
 俺は人生初の快挙に浮足立つ。
 が、はしゃぐのも少しの間だけ。
 俺は特賞の商品を見てがっかりする。

「1賞は、真水200L!
 おめでとうございます」
 水200L、ちょうど風呂が入れるくらいの水の量。
 これでゆっくり風呂に入れと言う事だろう。
 入浴剤もついている。
 至れり尽くせり。
 だがそんな気遣いに対し、俺は全く嬉しくなかった。

 たしかに人類全体で水が不足している。
 けれど、俺個人に至っては余っている。
 これ以上はいらないのだ。

 水は公的機関から支給される。
 その際、二、三日に一度は風呂に入れるように多めにくれる。
 だが俺はシャワー派なので、多くの水を使う事もなく、水を余らせてしまうのだ

 近所の人に分けたりするのだが、ご近所さんはシャワー派が多く、水は減る気配がない。
 そこに来て福引の水200Lである。
 いらない。
 本当にいらない。
 どうせなら2等のテレビが欲しかったよ。

 『水が欲しいと言う人がいれば上げるのに』と思いながら、周囲を見渡す。
 だが今回に限っていえば、誰も欲しがりそうな人はいなかった。
 俺と同じでシャワー派なのだろうか?
 かといって押し付けるのも何か違うし、捨てるのも勿体ない。
 俺は仕方なく、持って帰ることにした。

 だが水200Lはおよそ重さ200㎏。
 福引のスタッフと一緒に運んだが、結構な重労働だった。
 終わったころには汗びっしょり。
 なんて日だ!

 車を運転しながら、水の使い道を考えていると、あることを思いついた。
 そう言えば、車をしばらく洗ってないから洗車もいいなと。
 明日、晴れたら1000日目なので、車を洗ってないのも1000日以上前だ。
 せっかくなので自分の愛車に、シャワーをすることにしよう。
 どうせ水が余っているのだ。
 ここで、パーッと使うのがいい

 俺は家の中から、洗車グッズを取り出し、洗車を始める。
 1000日ぶりの洗車だ。
 以前は洗車なんて面倒なだけと思っていたが、これがなかなか楽しい!
 こんなことなら、もっと早くすればよかった。
 そうすれば水の使い道に悩まずに済んだのに。
 俺はご機嫌に車に水をぶっかけ、そして拭きあげる。

 一時間後、そこにはピカピカに磨き上げられた綺麗な車が!
 汚れすぎてグレーぽかった車も、今では真っ白!
 ピカピカって素晴らしい。
 水はまだまだある。
 これからも積極的に洗って――

「マジかよ」
 いきなり空が暗くなり、雨粒がぽつぽつと落ちてくる。
 次第に雨は強くなっていき、すぐに土砂降りになる。
 『せっかく洗車したのについてない』という怒りと、『久しぶりの雨!?』と喜びが、俺の心にせめぎ合う。
 喜ぶべきか、怒るべきか。

 それにしても、なんでこのタイミングで雨なんか降るんだ。
 せっかく車を洗ったと言うのに、雨が降るとせっかくピカピカにしたのが台無しだ。

 ……待てよ。
 そう言えば、車を洗う時に限って雨になるというジンクスを聞いたことがある。
 信じてなかったが、本当に降るとは。
 それにしても最悪のタイミングで降るものだ。
 せめてもう少し後なら、ピカピカの車でドライブに行くことが出来たのに……
 本当に運が悪い。

 なんにせよ、この雨によって、人類は再び息を吹き返すだろう。
 文字通り、恵みの雨。
 もっとも俺にとっては、災難な雨だが……

 人類の未来はどうなるか分からない。
 この雨だけじゃ何も生活は変わらないかも知れないし、これを期にこれからもっと雨が降るかもしれない。
 何一つ見通せない、足掻いても何も変わらないはずの未来
 けれど一つだけ心に決めたことがある。

「これからも定期的に洗おう」
 どうせ、なるようにしかならない

8/3/2024, 1:12:43 AM

仄かに漂う消毒液の匂い
 廊下の賑わいからかけ離れた静寂の部屋
 一定のリズムを刻む電子音
 ベッドに横たわり眠っている君

 「   」
 名前を呼んでも目は開かれない
 「   」
 手を握っても握り返されない
 「   」
 君の目が閉ざされて何日経ったのだろう

 近くにあったスツールに腰を下ろす
 どうにか暇を作ってこの部屋を訪れているが
 君の経過はあまり良くないらしい

 君の両親と鉢合わせることもあるが
 会釈だけして何の言葉も発せてない
 そもそもまだ恋人の段階で
 お見舞いに来させてもらえてること自体が有難い

 本当は真っ先に駆け付けたかった
 君がどんな苦しい状態なのか
 先生から直接聞きたかった

「目が覚めたら渡したいものがあるんだ」
「こっちの都合で悪いんだけど」
「大事な時真っ先に駆け付けられる立場が欲しい」

 目を瞑って君の手を自分の頬に当てる
 ここに確かに君の温もりがある
 それに安心して涙が滲んできた



 君の指が僅かに反応したことに気づくのは
 まだしばらく先の話


『病室』

8/3/2024, 1:12:22 AM

病室


俺が 唯一安心出来る場所 。


みんなが俺を心配して 、 みんなが俺を見てくれる 。


でも 、 ここを1歩でも出れば


俺は役たたず 。


だれか 、 俺を もっと見て 愛して 。

8/3/2024, 1:11:17 AM

[白い狭い箱庭で]

傷が痛む。痛い。また、私は失敗したのか。
この白い狭い監獄のよえな箱庭から決して逃げ出せない。
消毒の匂い。走り回る足音。心音を知らせる機械。
きっと、何年も何十年も続くだろう。
命という灯火が尽きるまで延命を重ねる。
終わらしてほしいのに。
私も貴方と一緒に終わりたかったのに。
麻酔の香りが鼻を刺した。
また、深い眠りに沈む。

8/3/2024, 12:55:35 AM

病室

私は病室の匂いはちょっと独特でなんか苦手だな〜と思います

病室は怖そうだなと自分は思います
実際自分は病室に行ったことが無いので偏見が強いです😄

8/3/2024, 12:44:21 AM

病  室

    
   コロナ禍でお見舞いに行けなかった
   母の病室からはどんな空が見えてい
   たのだろうか。喪った今となっては
   もう訊けるはずもない。

8/3/2024, 12:38:00 AM

病室

 6人部屋の病室だった。

 お見舞いに行ったら、ベッドの祖父が財布から五千円を取り出し僕に渡した。

 なに、これ。何か買ってくるの?

 靴買ってきなさい。

 爺ちゃんの?サイズいくつ?

 違う。お前の。

 なんで?

 足音がうるさい。

 足音?  僕は自分の靴を見た。新品の五万円の革靴。

 カッカッカッて、遠くからでも聞こえる。他の人に迷惑だから。  

 爺ちゃんは仏頂面でそう言った。

 病室を出てエレベーターまで歩く間、自分の足音に注意を向けてみた。確かにうるさいかも。爺ちゃんも同室の人に気まずかったのかな。悪いことしちゃったな。

 翌週。

 スーツには合わないと思ったが、ほんの三十分程度だ。駐車場でスニーカーに履き替えて病室へ。

 りんごをテーブルに置くと、祖父は財布から今度は一万円を取り出して、

 ネクタイ買え。ちゃんとしたやつ。

 え、これだめかな。イギリスのメーカーのなんだけど。

 いいから。もっと良いの買え。みっともない。

 うん。 僕はそんなにだめかなと思いつつ、一万円を受け取った。


 祖父の死後。祖母と母から教えてもらったが、足音を聞いて、来たな、と祖父はすぐに気づいたそうだ。全く、音がおっきいんだよ、といいながらも笑っていたらしい。

 靴もネクタイも、最後に孫に何かしたいという気持ちの表れだったんだろう。ああいう性格の人だから。素直になれず。最後までああいう人だったから。

 スニーカーはさすがにボロボロになったので捨ててしまったが、ネクタイはクリーニングを欠かさない。

 ここぞというときの勝負ネクタイだ。

8/3/2024, 12:28:35 AM

午後二時半、ダメと言われる日を除いて彼女は毎日彼に会いに行った。
「今日はこんなことがあってね」
そんな取り留めのない話をする。彼は話をよく聞いてくれた。
「そうなんだ、うんうん」
相槌の打ち方、間のとり方、どれを取っても完璧だ。
聞き上手とは正に彼のことを言うのではないだろうか。
遺された彼には耳が残った。
「話をいつもよく聞いてくれる人でした」
彼の周りで人々が話す。
こちらを優しく見つめてくれる時も、瞼を閉じて息をしているだけの時もそう。

病室と聞くと私はこのエピソードを思い出すのです。

8/3/2024, 12:28:16 AM

ある病室の午前0時すぎ


♪……ピーロッポッポピーロロピロリロ…

調子の外れた横笛の音と共に、10年前に亡くなった奥さんを先頭に、権三さんと親しかった人たちが、かぐや姫のお迎えのごとく、にこにこ、光に包まれながら、雲に乗ってやってきた。

『迎えにきたよ〜。』

しんみりしたのは嫌い。とずっと言っていた権三さん。
「ああ、みんな…
 きてくれたのか。」
『そうだぜ。どうだい、派手だろ?』
「ああ、うれしいよ…。」
『この部屋は、お前とあのじいさんの2人きりかい?なんならあいつも連れて行くかい?』
「はっはっは。
 あいつは定吉。ここにいる間仲良くしてもらってたんだ。
 まあ、憎まれっ子世に憚るだから、あいつは長生きするよ。」
『そうか。そうか。
 じょーだんだ。
 さあ、いこう。』

♪ピーロッポッポピーロロピロリロ………


「………………
 
 うるさあぁぁぁぁぁい!!!」

権三達が去った後に定吉は飛び起きた。
彼は実は最初の笛の音から起きていた。
うるさかったし、明るかったからだ。

「なんでい。こんちくしょう……。」
定吉の洟を啜る音が部屋に響いた。


その3日後の深夜、定吉だけになったあの病室から、また、笛の音が聞こえてきた。



「病室」

8/3/2024, 12:20:31 AM

病室

回復を目指して頑張っている人の部屋。

回復しようとしてる人を応援する人が訪れる部屋。

回復しようとしてる人をサポートする人が出入りする部屋。

まだ入院した事はないけど、病室って単なる治療の場じゃないような気がするなー

8/3/2024, 12:18:06 AM

病室で一人

この白い空間には、私以外、誰もいない

泣きそうになるような静寂に、一定の間隔で電子音が響く

温度も、湿度も、明るさも、全てが自分にとってちょうどよく、それがなんだか無性に寂しく感じる

窓の外に広がる、夏の青い空は、私のことを目にも止めず、そこに広がっている

深く、碧い木の葉は、蝉の合唱に合わせて、わさわさと踊っている

そんな綺麗な景色を、ずうっとみている


ーーーそんな、想像のお話

8/3/2024, 12:00:13 AM

病室
命が産まれるのも病室
命が尽きるのも病室
病室はいろんな顔を見ている。
嬉しい顔も哀しい顔も笑った顔も
わたしは病室では笑っていたい
命が尽きるその時まで

8/2/2024, 11:55:44 PM

病室の202号室での出来事。あの時の話でここの病院は、精神科だ。202号室は、精神を病んでてまだカッター持ってたりする。私は、202号室の人を担当しているんだ。以外と大変な子だ。(おはよう)(……)(元気ですか?)(……)(返事してほしいです。)(元気です。)(良かったです)それで会話が終わる。だけどその子は以外と優しいくてで偉い子です‼️可愛い子なのに何故精神を病んでしまったのかが私にも分からない。親のせいなのか?それか、学校のせいなのか?それも分からない。今日も聞いてみる事にした。(なんで精神病んだの?)(……)(聞いてみたいの。)(…)(お願いだから教えてほしいの)(明日…で…いい…?)(うん。良いよ?ゆっくりでいいからね)(うん)それでまた会話が終わる。何故なんだろうか?この子と一緒に居ると癒されてしまうんだ。また明日も頑張ろって思った。

8/2/2024, 11:54:19 PM

No.78『病室』

病室のベッドに君が横たわる。
新しい命と共に。
ああ、ありがとう。
これからは3人で生きていこう。

8/2/2024, 11:53:53 PM

『病室』

黄色い花瓶に据えられた花が萎れて項垂れている。自分で変える気力もなくもうずっとそのままにしてあるのを看護師が見かねて処分してくれた。
最後に身内が見舞いに来てからもう1ヶ月が経つだろうか。花なんて珍しいものを、といつもの調子で言ったときにいつものように黙りこくった彼女とはそれきりになった。いつものやりとりと思っていた。それがいけなかったのだろうか。
入院するに至ったのは好きなものを好きなように食べた結果だった。彼女に諌められたことも何度かあったような気がするけれど意に介さずにしていたらいつしか何も言われなくなってしまっていた。いつもの彼女を造ったのは自分だった。
看護師以外には誰も来ない病室でどうにかしてくれと当たり散らすこともできないぐらいに身体の不調が訴えかけ精神が削られてくる。何もかもがおまえのせいだと自分自身が問い詰めてきて苛まされる。
すまなかったと声に出しても黄色い花瓶に花は戻らなかった。

8/2/2024, 11:53:24 PM

昔の病院は何処もかしこも真っ白で、
それは清潔感の証明だったという
やがて清潔に慣れ白に慣れ、
すると逆に虚無や消失が連想され、
パステルの柔らかさを、
アイボリーの優しさを、
白の上に装うようになった

けれども人は慣れていく
明るい色も温かい色も
落ち着いた色も穏やかな色も
慣れて慣れて慣れてしまって
装いは次々色を変えて

胎内みたいな真っ赤な部屋で
下手物みたいに真っ青な流動食
一つの汚れも分からない真っ黒な医師が
サイケデリックに輝く薬を出す

でもこれはずっと変わらないのだよなと
銀色を刺す痛みに目を閉じた

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