『理想郷』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の理想郷。
何だかんだ言って争いがない世界が1番いいと思ってしまう
私はずるいから争いには基本参戦しないけど
SNSや生活の中で
「私はこう思うからこうあるべき」と言う論争が1番多い気がする
揉め事は面倒だし避けたい見ていて気分のいいものでもない
人を自分の思うように動かす事は出来ないから折り合いを付ければいいんじゃないかと思う
まぁ私の場合折り合いでは無く諦めなんだけど
↑
この思考が広まったら理想郷は活気が無くなりそうだし
難しいですねやはり
みんなが幸せ
そして優しい
誰もがみんなの幸せを祈ってる
思いやってる
みんなで笑ってる
上も下もないみんな平等
何の変哲もない鉄製の重たいドアが、まるで宝物庫の扉のように思える。ゆっくりとドアを開ければ、寂しくてすすり泣いていた彼女の小さな泣き声が聞こえてきた。
そっと奥のドアを開けると、真っ白い腕をぎゅっと身体に近付けてすんすんと鼻を鳴らす彼女の大きな瞳が僕を捉える。
あ、と小さく声を上げた彼女は、やっと僕が帰ってきた安心感からかさらに大きく泣き始めた。
あぁ、そんなに泣いたら目が溶けてしまいそうだな、なんて思いながら彼女を抱き上げてリビングに向かう。
腕の中でこちらを見つめる彼女が愛おしくて、思わず笑みが溢れた。
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何の変哲もない鉄製の重たいドアが、まるで監獄の扉のようだと思った。
どんなに頑張っても、筋肉が落ちきってしまった私の力では開けることすらままならない。まぁそもそも、もう逃げる足が無いのだからどうしようも無いのだけれど。
ガチャン、と音を立てて鍵を開ける音がする。あぁ、帰ってきてしまった…恐ろしさに自然と息が上がり、ボロボロと涙が溢れてくる。
真っ暗な部屋に淡い光が差して、彼がやってくる。
伸ばされた腕が恐ろしくて声が漏れた私を嘲笑うように、その腕でぐっと引き寄せられて身が強ばった。
彼に抱えられて、恐らくリビングに向かうであろう事を察してふと彼を見ると、ニコリと感情の読めない顔で微笑まれる。
あぁ、今日は何を失うのだろうか。
「理想郷」
皆で助け合って
皆理解し合って
みんなで仲良く過ごす
理想郷
イジメが無くて
パワハラが無くて
鬱なんてもの存在しない
理想郷
戦争なんか無くて
孤児なんか存在しなくて
犯罪なんか無い
当たり前のはずの理想郷
可笑しいね
そうだね
人は理解し合えない物だし
それぞれ違う
当たり前だよね?
人は何故か理解できないものを排除しようとする。
しょうがないよね
本能だから。それも人それぞれ
結局衝突するね
じゃあどうする?
存在しなければ良いのさ。
人間を滅ぼす?
きっとすぐに絶滅危惧種になるさ
あと1000年も有れば
そうだね。ムダな事はしないでおこう。
一番平和な理想狂
ここは、絶対的不可侵領域。
私の理想郷はこの6畳内かつ、小さな光源物に集約されている。
私、これが理想なの。私、これが幸せなの。
誰も分かってはくれない。
私はそれだけでいいのに。他はいらないのに。
この不可侵領域外にしか、幸せが存在しないと思っている貴方を、私が理解できないように。
貴方も、私を理解できないでしょう。
お願いだから、私の不可侵領域を荒らさないで。
ここが私のユートピア。私を私の花畑だけで、生きさせて。私は、蝶のように可憐なの。
私、妖精のように自由に羽ばたいていたいの。
ひとりの時間が大切にできること
タスクに追われて
自分の時間を犠牲にすることがないこと
趣味を楽しむ余裕がある生活
叶うなら一日中本を読んで過ごしたい
当たり前に叶ってほしいことが叶う世界
それが私の理想郷
理想郷
私の理想郷は
綺麗な景色も
可愛らしい表現も
心惹かれる高貴さも
洗練された手腕も
そして末恐ろしい過去の怨念も
不都合な状況も
時間に急く慌てようも
貴方が紡ぐ言葉も
サプライズも
すべてがヤバいで片付かない所です
スマホ一台あれば事足りる、今の世の中が理想郷かもしれない。
適当な店の適当な飯を注文すれば、玄関先まで適当に誰かが運んできてくれて。
可もなく不可もなく、普段通りの味に特に何を感じるでもなく、ただ貪る。
機械的な動作。
話し相手も、人間の糞さ加減を学習したAIがバカ真面目に受け答えしてくれる。
他人の入り込む余地のない、完成されたヒト一人分の世界。
「私」だけの特別な世界。
……でも、まあ、すぐに飽きちゃうだろうね。
やっぱり、現実の方が楽しいもの。
テーマ「理想郷」
わんぱくの 寝顔見ながら 笑い合う それがわたしの理想だったな
【理想郷】
あなたと一緒なら
どこへ行ったって構わない
_理想郷
私の理想郷は推しがいて癒してくれる場所が理想郷。推しがいるところなら理想郷
現実にはいないからこそ美しいと思える推しも理想郷も
でもときにその理想が私を苦しめる理想と比べて苦しくなるときもある
それでも愛おしいのは何故なんだろう?
お題:理想郷
仕事をしている時も、彼といる時も、一人でいる時も、心のどこかで「愛される人でありたい」という理想の自分がいる。
けれど、実際の私は「愛されたい」と考えるより、「誰かの支えになれているかな」「できる私もできない私も私」と、自分の素をそのまま認めて生きている。
そのため、私が抱いているのは「愛される人でありたい」という理想ではなく、「私は既に自然と周りから愛されている」という現実なのだと、ふと立ち止まって気づくことができる。
#愛される私に気づく瞬間
愛していたの?
貴女は驚いて訊ねる
わたしはたじろぐ
愛していないわけがない
だけど怖くて黙っていた
ずっと愛していた
隠していたけど
愛がなかったら苦しまない
貴女がわたしに苦しまないのは
わたしを愛していないからなのかもね
くやしいけれど
負けたみたいだし
いいの
愛せる人間は強いから
きっと愛せる人は きっとよいものだと
価値があるのだと 噛みしめる
負けおしみかもしれないけど
そう信じるしかないでしょう?
そうでもしないと 負けず嫌いだから
くやしくってしにそうなのよ
どうすればいい、どうすれば争いのない理想郷を作ることができる。
周辺の魔獣はあらかた討伐した。もう大型の魔獣がいつ村を踏み潰すかと怯えることはない。もう小型の魔獣がいつ群れてやってくるかと警戒することはない。
人々は手を取り合い、笑顔で豊かな生活ができるはずだ。
そう思っていたのに、なぜ。
魔獣の脅威が去り、代わりに人々の小競り合いが増えた。僕から見れば実にくだらない、どちらが悪いとも言い切れない、どちらも悪いと言えるような、実に些細な幼子の喧嘩のような言い争いだ。
だがその数は徐々に増え、ついには死人が出ることも珍しくなくなった。
おかしい、安全に暮らせるようになったのに。
どうして争いがなくならぬ。
…………そうか。「敵」がいればいいのか。
共通の敵がいないから、皆違う相手を敵と見なして争ってしまう。だから小競り合いが増えるのだ。
そうか、そうか。
ならば僕が「敵」を作ろう。
生き残った魔獣の身体を切り取って。
僕の教えに従わぬ近隣諸国の者の身体に貼り付けて。
魔獣と人間の掛け合わせ──きっと「魔人」と呼ぶのが相応しかろう。
ならば僕は魔人を作った者、魔人の王──さしずめ「魔王」というとこか。
出演:「ライラプス王国記」より 初代魔王
20241031.NO.89「理想郷」
1000いいね感謝!🙏
この先ユートピア歓迎。樹海に崖から、あなたのお家のドアノブまで。理想郷に行き着く方法なんてものはどこにでもあって、それはどんな人生を送っていても必ず辿り着くところではあるけれど、早く行きたいのなら、早く行ってもいい。どんな人生を送っていようが、終着点はこの世のどんな光景よりも美しい。
そんな考えから発明された不可逆性の理想郷が、各地に設置されてから、もう2年が経った。ヒト一人が難なく入れるくらいのカプセルで、内側にあるボタンを押すと、カプセル内が窒素で満たされて、苦痛を感じずユートピア行き、一名様ご来店。からっぽになった中身はいつの間にかなくなっていて、もうその時にはお次のかたをご案内。どんな仕組みでできているのだろうか。中にチューブが入っていて、からっぽの死体を火葬所まで直送していたり、とか。
初日では1日のうちに、累計利用者数100人を達成。スーツを着た中年男性から地雷系メンヘラ少女、不健康に太ったスウェットの大人に、小綺麗にした老人まで。みんな等しく、廉価なチケットを購入し、理想郷を求めて旅立った。
実際、死んだら何があるかなんて分からない。それなのに、目に大きなクマをたずさえた女も、腕に切り傷が綺麗に並んだ男も、一見何もなさそうに見える人々も、「死後の世界は理想郷」だと信じて疑わない。オープン2日目、長蛇の列が並ぶカプセルに、あとどれくらいで世界は滅びるんだろうなんて考える。1日100人で住むなら、人類の滅亡はまだまだ先の話だろうに。このカプセルは、世界中どこにでもあるのだ。
思い詰めたような利用者の顔が、ボタンを押すと緩む。その光景をわたしは、向かいの個人経営の喫茶店から眺めている。仕事の作業をするつもりで持ってきたノーパソは、もう一時間は眠っている。頭脳がはたらいていない状態、眠っている状態。それは死んだ後も同じことで、だったら理想郷なんてところでは、なにかを考えたりすることは一切できないだろう。そんなの、辛くはないだろうか。考えることのできない人生なんて、考えられない。
そんなことを考えていると……ふと、何も追加注文なんてしてないのに、店員がやってきた。その片手には、錠剤と水の乗ったお盆。
「サービスです」
「あら……どうも」
「思い詰めてる顔を、していたので」
「………はあ」
「考えすぎるのもよくないです。結局のところ、わたしたちは勝てないから」
「………何の話でしょうか、それ」
「考えるのを終えられるのなら、それこそユートピアだと。個人の意見です」
そう言った店員さんは、錠剤と水を、わたしの前に置いた。
「エクスタシーです。まだ裏の方にもたくさんあります」
「……ありがとうございます」
「特に、考えることが大好きなら、それを嫌いになりたくないのなら、今のわたしたちにとっては、それがユートピアじゃないでしょうか」
「……何が言いたいんですか」
「下手に真実を求めちゃダメですよ」
気付けば、錠剤と水が目の前に置かれたまま、店員さんは消えていた。
結局のところ、わたしはずっと、理想郷へと向かう人々のことを考えている。そこにある思いが何なのか、わたしはまだ理解することができないでいる。
店員さんが言った言葉の真意を掴めたその時には、わたしもあのカプセルに入ることになるのだろうか。それか、目の前の錠剤を飲むか。
理想鏡
いまをひとつひとつ紡ぎ合わせて
何処へ向かえばいい?
何が目的で此処まで来たんだろう
少なくとも僕は希望という光を探していたはず
嘘をひとつひとつ重ね塗りして
過去を過ごしてきたけど
夢をひとつひとつ手繰り寄せて
未来を歩きたいから
いまをひとつひとつ紡ぎ合わせて
リアルな僕を愛そう
夢ですらユートピアに連れて行ってくれない
意地悪な神様にべーってして
今日も眠い目を擦りながら満員電車に揺られる
こんな毎日も
誰かにとっては「理想郷」なのかもしれない
-理想郷-
貴方の理想郷はどこですか?
そんな雑誌の書き出しを見て
私はないよと呟いた
理想郷なんて考えるだけ無駄
なんて思ってた会社員時代
疲れちゃってたんだ何もかもに
朝から晩まで働いて
休みの日は死んだように寝て
でも心配してくれるような人もいないし
支えてくれる人もいない
でも今は違う毎日遊んで暮らせる
会社に行かなくてもお金がなくても
恐怖を感じない
楽しい。私の理想郷はここだ。
先輩なんでいなくなっちゃうんですか
貴方が僕の光だったのに
死んじゃいそうだねって苦笑いしながら
2人で残業してたじゃないですか
なんでほんとに死んじゃうんですか
想像、妄想、理想、空想、全部私の頭の中。
大体のものは現実に存在しない。
というよりも、現実にないから頭の中で「あったらいいな」を考える。理想郷は私の脳内にある。
「いつか王子様が来てくれたらいいな」も、「クラスのあの子みたいになれたらいいな」も、「将来はあんなふうになりたいな」も、「いやなこと全部なくなっちゃえばいいのに」も、頭の中なら全部実現できる。
そんなご都合主義なことばかり思い浮かぶけど、ひとしきり妄想した後に現実に立ち戻ると、諦めの気持ちと、自分ってかなり幼稚だなという自己嫌悪に苛まれる。理想郷なんて考えたところで良いことなんて大体起こらないのだし、いい加減懲りたらいいのに大人になっても暇さえあれば考えちゃう。私って何やってるんだろう。
けれどもこの間、何かの付き合いで美術館に行ったとき、「楽園」という絵画を見た。世界観はまさに、昔の人が考えた「最強のユートピア」である。
そうか、昔の人も妄想してたんだね。
じゃあ、いっか。
人間、楽しいこと考えて、なんぼだものね。
お題/理想郷
意味から想像するに、理想的な郷ってことなのかな?!
それなら私は岐阜がいい!!(?)
ドラマで見てから白川郷に憧れ、かわいい岐阜弁が羨ましくって仕方ない!!ドラマで聞いた「好きやよ」!
こんなにかわいい響きがあるなんて…!!
私の地域じゃ「好きやわ」とか「好きやに」、、、
全然可愛くない!!!