『現実逃避』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
現実逃避をする
自分の世界を侵すものから
自分の世界を守る為に
億劫になるよう日々に
自ら足を進め
精神を傷つけ
それでも自分の幸せの為に
現実に目を向ける
だから小さな自分の幸せを
自分の世界を
守る為に侵されない為に
現実から目を背け
自らの世界に逃避する
そしてまた矛盾した現実に
戻ってゆく
そんな日々を繰り返して
今日もまた現実逃避をする
君は、明るい私が好きだと言った。
彼は、人生楽しそうでいいねと言った。
母は、遊んでないでしっかりしなさいと言った。
だから、私は逃げた。
現実逃避、そう、これはただの現実逃避かもしれない、ここで文を書き、投稿し、誰かに届ける、誰かの為と思い続けてきたこれも実際はただ現実が辛いからネットに逃げてるだけなのかもしれない。けど良いじゃないか、逃げ場のない人生なんてろくなものじゃない、のんびり行こうか
僕は絵を描くのが好きだ
真白なキャンバスから線を引き色を乗せ
一つの絵が出来ればそれなりに満足する
しかしそれも束の間
上手くならなければという焦燥感が
常に頭を埋めてしまって
練習しなければ、とまた慌てて筆をとる
向上心があると言えば聞こえはいいが
がむしゃらに到達点もないまま描き続けるのは
ひどく不安で仕方がない
そして最近ふと思う
この焦りは一体何なのだろうと
自分のしているこれは
ただの現実逃避なのだろうかと
それともこれが現実になったら
どれほど充足できるのだろうかと
僕はまた妄想に耽り
現実逃避をしてしまう
眦に光る雫は誰のせい?
「なんでもない」そんなはずない。
「そんなことより」逃げ場を探して震えた瞳。
逸らした先で見つめる幻影。
その逃避行に、オレはいらない?
現実逃避。
よくある…のかな。
よくあるかもしれない。
やらなければいけないことや、やったほうがいいことを、よく理由をつけて避けることがあるように感じる。
人間、そんなこともあるのだろうけど、
何にでもそんな甘いことばかり言ってられないとも思う。
自分に甘くなりすぎないようにしないと。
現実逃避。
そろそろ、アレが終わる。次は、コレが始まる。今日も、このまま続く。明日は、遂に結果が出る。
こんな毎日を送っていると、とぎどき逃げたくなる時がある。でもそれは、いくら順調に進むプロジェクトでも、目を開けられないような事実の前でも、同じように起こる衝動だ。だからといって、どれだけ上手く逃げても、身体の奥底の端の隅に、胸を締めつける塊が残る。
今、私の前には、カエルの置物がある。でもそれは、何故か歪んでいるし、光っている。指し示す未来は現実かもしない。
今、あなたの前には、スマホの画面が広がっている。それによって何か心を動かしたいとでも思っている。でも本物の応えなど得られないと、奥底では分かっている。
逃げてもいいなんて綺麗事は必要じゃない。帰ってくる場所が欲しいんだ。
ひとつ深呼吸を。
今日は、やるべきことはやったよね?
本当に?
やりたくない仕事もやったし頑張ったよ?
本当に?
嫌なことばっかりだし、不安ばっかりなんだ。
そうだね。
特に今日は気持ちが沈んで辛いんだもん。
じゃあ、今日ぐらいはサボっちゃう?
うんうん、そうしようそうしよう。
じゃあ寝ちゃう?
寝たら明日になっちゃう。
寝なくても明日になるよ。
まぁ、そうだよね。
寝たら綺麗さっぱり、なんて切り替えられたら楽なのに。
そういう人もいるよね、君には無理だ。
ね~
じゃあ、気が済むまで自堕落に生きようか?
それで後々苦しいのは自分だよ?
楽しいことがすぐに嫌なことで上書きされるんだもん。
上書きなんかされてないよ。
そうかな、そうかも・・・・・・
時間が解決してくれることもあるよ。
じゃあ、もう寝るしかないな。
寝るしかないな。
そもそも寝たくないだけで眠いし
じゃあ、寝るか
寝よう寝よう
あぁ寝よう
『現実逃避』
仕事から開放され急ぎ足で家に帰った。
風呂に入り汗を流しコンビニで買った弁当を食う。
そして、私はゲームのスイッチを押す。
ゲームが始まれば、そこにいるのは、一般人ではなく、物語の主人公。現実では、何もできない者でも、空想の世界なら何だったできる。
現実逃避をしたいときはしてもいい
きついときは自分をを癒やしなさい
現実からの逃避というのは不幸な、悲観的な意味が孕んでいるのだが、その時の心情というのはむしろ現実と真摯に向き合っており、不条理な現実から逃げるというよりその現実との共存であると言える。妄想の世界に在住するという事は多くの場合現実で上手く事が進んでいない時であり、その状況を深い心的内世界で了解した上で現在に生きている。真に現実を逃避するとは現実に生きないことであり、即ち生の拒絶を意味する。
なので俗的に「現実逃避」しているとされる者達に求めるべきは、現実と妄想の均衡である。
「現実逃避」
現実パンチ現実キックあと何発食らえば逃げて避けていいんですか
お題「現実逃避」
逃げてもいい
寂しくなったら
戻っておいで
#現実逃避
静かな部屋。本が積まれた片隅。
気紛れに見る動画。乱雑に物が散った机。
差し込んだままの携帯と、置きっぱなしの携帯ゲーム機。
立ち上げたパソコンに向かって、何をするでもなく書き込んでいくこの現実が、一番の逃避なのかもしれない。
ーーー明日なんて、来なければいいのに。
現実逃避
時間が少しでもあれば気がつくとスマホを触っている。そして各種サービスにアクセスしては、個人の趣味の呟きや投稿された創作作品を眺めている。
眺めて『いいね』して『スキ』をして、現実的には無能な自分もこんな素敵な物を作れたらなぁと夢想する。
否、私もこうして実際に文章を、時折絵を描いてと楽しんでいるわけで、できた物はこっそりひっそり投稿サイトにあげたり、ホームページに載せたりしている。そうしていつか誰かの目に止まり、いま私が目の前で凄い凄いと思っている人達みたいに、誰かに、できれば沢山の人に「凄い」「スキ」なんて思われる日が来るのかなとか考えて、ホームページにわくわくしながらアクセスして確認、『訪問者0』(笑)
もちろんツイッターに各種イラスト投稿サイトの「いいね」も夢のまた夢で、そんな悲しい現実を、「でもいつかは上達できるよね」なんて言い訳して努力不足から目を逸らし、次に上手い人達の作品を「気分転換だ! 勉強だ!」なんて言いながらも、それすらすっかり忘れて素敵作品に浸って堪能する。
現実逃避
やらなければいけないこと
やれ、って言われていること
多すぎて
疲れて
崩折れて
そういうときは、
現実逃避したっていいんじゃない?
夢の世界は楽しいよ
イライラする
めんどくさ〜い
こわいよ
完璧にしなければ
いっぱいいっぱい 考えるの
理想と現実(わたし)が違うから
殻にとじこもり、娯楽に身を沈め、雑音から逃げるの
逃げたくて、怖くて、知りたくない
自分に失望したくない
だけど、もう分かってるでしょ?
そんな事しても無駄なこと
結局、自分を傷つけなければ進めないこと
ねぇ、今だけ他人(ひと)の言葉を借りて言うよ
「人生で傷つかないことはない。だから、血を流そう?……笑いながら」
#現実逃避
毎日楽しいはずなのに
幸せなはずなのに
辛くて死にたくて
そう思ってる自分が嫌で
逃げ出せる場所を探してる
#現実逃避
/現実逃避
きしめんが食べたい。
深夜一時のキッチンで俺は思う。疲れて腹がすいたのに、冷蔵庫にも戸棚にも食欲をそそるほどのものはなかった。食いものがないのではなく、食いたいものがないのだった。
きしめんが食べたい。
俺はきしめんの味を思い出している。かなり昔に食べた味だ。名古屋駅の新幹線、10番11番ホーム。乗り場表示の号車番号が若いほうにホームを進んでいくと、立ち食いのきしめん屋があるのだ。
きしめん食べたい。
記憶の中、俺は古い食券機の前に立つ。メニューはさほど多くなく、食券機の上から1/3程度のボタンが機能している。俺が選ぶのはいつも決まってイカ天きしめんだ。素のきしめんなら300いくらだが少し物足りない。かき揚げは腹がふくれすぎる。エビ天を乗せると600円を越え、それは俺が駅きしめんに払う金額ではなかった。
ああ、きしめん。
店が空いていれば、カウンターに食券を出して一分足らずで丼が出る。いちどなんか二十秒ということがあった。あれが最速のきしめんだった。
香りのよいかつお出汁のつゆは丁度よくあっさりしていて、何となくいつまでも啜ってしまう。冷凍と思われる麺もつるりと好きな食感だ。イカ天は揚げおきだが、歯ごたえと油っけで満足感を与えてくれる。夢中で箸を動かす。底があらわれた丼をトンと置いたときの感覚が手と腹によみがえる。
きしめん、
ごちそうさんと言って店を出る。きしめんが腹を温かく満たしている。乗る予定の午後一時台の便まで残り七分、完璧だ。俺は自分の席がある号車の列に並ぶ。忘れずに、売店でお茶と小さな甘味を買って。
きしめん──
ふと我に返る。午前一時のキッチン。テーブルの陰には俺の知人が倒れている。口論の果てのことだった。積年のわだかまりもあった。手がすべったんだ。タイミングが悪かった。そいつは頭を打ち、血を流して動かなくなった。
きしめんだ。
あの一杯は、仕事と時間に追われる俺の癒やしだった。息継ぎのような束の間の熱い満腹感。俺はキッチンの椅子から立ち上がる。昔のように、すべきことが時のむこうから追ってくる。きっとくたくたになるだろう。けれど全て終えたら、あのきしめんを食べに行く。時が流れ、良い人間が悪人になり、きしめんの値段が上がったとしても。あのきしめんが昔のままの味ならば、俺はまだなにかを信じていられる。
大げさな話だが。俺は薄く笑って、夜明けまでにやらねばならぬ仕事にかかった。
あれしなきゃ
これしなきゃ
ほら、あれだって
目につくことを片っ端から処理していく
やけに今日は軽快だ
普段の重い腰は何だったのかと
いつもこれくらい軽快であればいいのにと
ひととおり処理し終わると
やるべきことが見つけられない
いいや、ある
本当はある
もっと大きな爆弾が
何かした気になってる間に
安心感を得ようとしている間に
どんどん危険度を増していく爆弾が
そう、今までのことは現実逃避
すべきことから目を反らす
小さな達成感の積み重ねと
増す罪悪感を萎ませる
悪魔の誘惑