『流れ星に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「あ、今見えた!」
二人、深夜、冷たい空気の中で流星群の観測
君が嬉しそうに声を上げ、それを聞いて僕は微笑む
「お願いごとはできた?」
「うん、なんとかできたよ」
「どんなことを願ったの?教えてよ」
今度は誤魔化すように僕は笑う
君が隣にいるだけで、僕の願いは叶っているから
(流れ星に願いを)
流れ星に願い事をすると叶う
私はそれを信じて毎日願ってきた。
迷信であろうと、それを信じてきた。
自分でも意味無いってわかったてた。
でも、それでも、少しでも叶うなら、私は願う。
『弟の病気が、治りますように』
叶いっこないのは分かってた。
でも、少しづつ容態は良くなってきていた。
だから私は願い続けた。
結局、意味なんて無かったけど。
お題〚流れ星に願いを〛
仲間とはぐれた私は、
ずいぶん遅くになって、
この青い星に辿り着きました。
この星の住人たちは、
群れをなす仲間たちに願いを託し、
もう家へ帰ってしまったのでしょう。
落ちこぼれの私は、
誰にも見られず、
誰かの願いを叶えることもできないまま、
ひそかに消えてしまうのでしょう。
おや。
貴方はまだ、空を見ていたのですね。
悲しくて、悲しくて、
願うこともできないほど悲しくて、
夜空に縋っていたのですね。
大丈夫。
貴方は間もなく幸せになります。
私には未来が見えるのですから。
だから今はたくさん泣いて、たくさん眠りなさい。
ありがとう。
美しい目をした星の子よ。
貴方の未来に有らん限りの幸福を願って。
流れ星に願いを
今だつたら、流れ星にどんな願いをするかしら。自分のささやな願い、ひとり暮らしをしてみたいとか。ひとり暮らしした事ないから。
もっと切迫詰まったやつなら、大切な人の病気が治りますように、つて。流れる間に、3回唱えるのだったかも。そんなの無理だわ。
星が流れるのを待つより、願いが叶うように現実的に行動した方が早いと思うな。
流れ星に願いを…
私と気持ちが通じる人いないかなぁ
今の私と言葉無くしても共感出来る人
でも、何となく身近に居るようなそんな気がする様な…
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. ✨ 流れ星に願いを ✨ .
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流れ星に願いを
「明日も、素敵な日になりますように」
少し離れた横からそんな声が聞こえてきた。ちらりとそちらを見れば、そこには少女が立っていた。
指を組み、目を閉じて流れ星に願いをするその姿は真剣そのもので、それでいて願い事はささやかでいっそ祈りのようだった。
少女くらいの年の子なら、もっと違うことを願うのだろう。そう思いつつも何だか微笑ましい気持ちになって、夜空を見上げる。
先ほどから終わる気配のない流星群に届くように、指を組み、目を閉じて心の奥でそっと祈った。
どうか、彼女の願いが叶いますように。
眠れない夜
ベランダに出て涼しい夜風に当たっていた
[こんばんはどうした?夜遅いのに]
横から声が聞こえた隣の家に住んでる
大学生のお兄さんだった。
[考え事しちゃって眠れなくなってしまって風に当たろうかなあって]
[そうなんだね、今日は流星群が見られるらしいですよ一緒に見ませんか?話聞きながら]
流星群なんていつぶりだろうロマンチックだなあ
[ちょっと告白しようか迷ってて片思いですね]
流星群の夜に恋愛相談なんかいいなあ〜
それからずっと聞いてくれていた。
[聞いてる感じだと両片思いかなって俺は思うな]
[両片思いですか考えたことなかったです]
[見て、空始まったよ]
途中で言いかけた言葉と重なり口を閉じた
指を空に向けたのでわかった
[流れ星には願い事必須でしょ?しないの]
そう聞かれ胸に中でそっと願った
[横の人と一緒にいられますように]
[終わった?願い事はもうそろそろ見とくけどどうする?]
[今日はもう遅いので寝ますね遅くまで話聞いて下さりありがとうございました。おやすみなさい]
[そっか何時でも聞くからねおやすみ]
お題[流れ星]
No.31
今日、このときに降ると天気予報は言った
だがどうにも降ってきそうにない。
皆に夢を見せるため、
私は今、流れ星に願いを。
お題:流れ星に願いを
流れ星に願いを。
よくそう言うであろう。
それは、願うことで心がリラックスする方法の一種だから。
宗教も願いだし、おとぎ話も願いだし。
願いがなくちゃ、いきていけないもんね。
実際に、流れ星に願うと、そのためのやる気も自然と出てきますよ。
願いが叶うって本当のことだと思います。
幸せになりたいです。
幸せになりたいです。
幸せに…なり…た、、
…。
あっ、流れ星いっちゃったあ!泣
♯流れ星に願いを
「あ。」
横から彼の声が聞こえたが、私は顔を上げなかった。
母からのメッセージをさらりと返してしまうと、手持ち無沙汰に夜空へ顔を掲げた。すると、「私を見て」と言わんばかりに煌めく流れ星が降り落ちてくるのを目撃し、思わず「あ。」と声が漏れた。
「流れ星やんな」
へらりと笑っていそうな声に同感するのが癪で、「うん」と適当に返事をし、またスマホに目を向けた。母からのメッセージはまだ来ていない。憂鬱な時間に本当に舌打ちが漏れそうになる。
「俺ら、あの、付き合った時、見たよな」
「……」
「初めてデートした時や。えっ…と、あれ、映画見に行った日」
「……」
「…あの……見んかった?流れ星。夜、二人で外見てた時」
「…いや、初デートは映画じゃないけど」
顔色を伺う話し方にイライラとし、はあとため息だけ遠慮なくさせてもらった。まだ関係を繋ぎとめようとする会話の出だしに、世の全ての男が嫌いになりそうになる。
「別にどうでもいいけど、カフェに行った日でしょ、それ。夜、公園で」
「あ…そうそう、きれいやったな、流れ星。咲良、願い事言ってたやんな」
「覚えてない」
「…そっか」
横から聞こえるか細い返事の主は、見えないけれど、苦笑いをしていた気がした。うざったいくらいに気を遣った、困り顔の笑い。心の中では泣いてそうな下手な笑顔。見飽きたその顔は今日はとことん眼中に入れたくなくて、ずっと前を向くことにしていた。
「俺さ、あの日初めて流れ星見てさ」
「ほんまに、降ってきたから。びっくりして」
「……いや、こんな話興味ないよなぁ」
「最後に、流れ星見たから、ちょっと…なんか、悲しくなって」
見えない困り顔の横顔は、鼻をすすっていた。
私は返事を返さず、目前の夜空を見ていた。
しん、と降り落ちてくる流れ星に、願いを伝えることもせず、ただただ、降りゆく流れ星と一緒に、彼との最後の時間を過ごした。
流れ星に願いを/
流れ星に願いを
流れ星が流れる度に
願い事をしてみているが
3回言えた試しがない
流星群の時にも
チャレンジはしてみたが
一瞬で消えてしまう
だからかな
まだ願い事が叶わないのは
今日は流星群の極大日。
だけどあいにく曇り空で、見れそうにないや。
2時間粘ってみても空はうんともすんとも言わない。
溜息をつきながらひざ掛けを畳もうとしたその時、ほんのわずかだけど雲間が見えた。
そう言えば流れ星は観測するものだと覚える前、
「流れ星が流れている時、願いを3回唱えると叶う。」
というおまじないを教わった。
ダメ元で、祈ってみた。
「空が晴れますように。」
開いた目の中には、一番星が輝いていた。
『流れ星に願いを』
「俺の傘、はいる?」
題.流れ星に願いを
流れ星が流れる確率と、
私が君の好きな人である確率。
どっちが高いんだろうね。
流れ星に願いを…貴方なら…貴女なら…何を願いますか?俺は引かれるかも知れないけど…明日は彼女の月命日だし、幻でも幽霊でも彼女に会いたい。
流れ星に願いを____
小さい頃はよく、寝る前に出窓を開けて、
夜空の星を見上げながら手を重ねた。
「どうか、ママもパパも妹も大切な人たち、
全員明日も生きられますように」
「世界中の人たちに幸せが訪れますように」
「おやすみなさい」
そう言ってベットに入る。
今思うと馬鹿馬鹿しいけど、小3ぐらいまで
そんなことをしていた。
多分、不安だったんだ。
誰かが死んで、不幸になることが。
またこの時が来てしまった
憂鬱だ
「今期の成就者数は82人です。目安を51%オーバーです」
「また、270万件を超えるクレームが寄せられています」
まいったな……
「大半のクレームは『2回は難しい』です」
仕方がないことだ
テスト運用で1回にしたら大赤字になったのだから
「次に多いクレームは『時間が短すぎる』です」
遅いと2回でも簡単になってしまう
速度を出すのもコストがかかるが致し方ないのだ
「直ちに改善策を講じてください」
成就者を減らして、クレームも減らせと?
上のものは平気で無理を言ってくる
そもそも私はこんな無茶なサービスは反対だったのだ
「では、来期からは3回で成就とし、
成就者数を見て適宜速度の調整を図ります」
不毛な拘束時間が終わり
私は外に出てその辺の柵に寄りかかる
はぁ、と嘆息すると上を見上げ、そして呟いた
「早く終わらないかなー、願いを叶えるサービス」
空には絶え間なく星が降り注いでいた
~流れ星に願いを~
もし流れ星に何かを願うとしたら、大半の人間は幸福を願うだろう。でも私は周りの人間と違ってダメな人間だ。だからこそ私は願う。「早くこの世から去ることができますように。」それがこの世の為だと私は思う。
目を閉じる。
瞼の裏に浮かぶのは、
こちらを振り向いて笑う彼の顔。
もう一度、彼に会いたい。
彼はあちらで元気にしているかしら。
また、あの星のように輝く笑顔を
皆に振りまいて、愛されているのかしら。
ただもう一度、流れ星のようにやってきて、輝いて、
そして去っていった彼を一目見たいだけ。
流れ星に願いを。ただ1つ。
彼にまた、一目だけでも会わせて下さい。
そんな叶わない願いは、
私の瞳から流れ落ちる星にとけてぽたりと落ちた。
「流れ星に願いを」