『流れ星に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あの子と付き合いますように
流れ星に願いをした
でも
あぁ〜 流れ星通っちゃった
時間が遅すぎたみたいだった
theme 流れ星に願いを_nagarebosininegaiwo
「あっ!流れ星!」
「え、どこ!?」
誰かに言われて慌てて星を探した。
そんな事があってから、私は本当に暇な時、家の軽トラックの荷台に横たわってタオルをかぶりながら星を眺める。視力回復になるとも言われていた気がす…あっ!流れ星!珍しい。今日は流れ星が不思議と現れる日なのか?私が流れ星に願うことは決まってる。部活と勉強の両立ができますように。周りにはきっとそんなことを言っているだろう。でも、本当は私の願いは…先輩にもう一度会ってちゃんと告白して、先輩と…お付き合いできますように。
先輩は全国大会での記録と写真。それだけしか残してはいかなかった。学校に来たって先輩のモノは残っている訳が無い。何も無いんだもの。それだからなのかカラダが先輩を欲して欲してたまらない。陸上部の男子だって同じ種目の子だって誰一人として先輩の代わりにならない。彼氏でも出来たら何も考えないですむのに…先輩じゃなきゃダメみたいなんですよ。
涼し気な夜。今日もまた流れ星を探しては必死に願いを唱えていた。
お題『流れ星に願いを』
︎ 空が泣いている。
︎ 炭と化したアイボリーで塗りたくられた夜空に、引っ掻くような切創が幾度と現れる。傷口からじわりと滲む煌めきはまるで姿を隠すように地平線の彼方へと飛んでいき、微かに残った傷跡さえ深い夜闇に溶けていった。それらは徒に現れては人類の視線を奪い、気付けば姿形を消してしまう。そして人類の願いをかき集めておきながら叶いもしないのだから、性根の悪さが窺えるだろう。さては悪魔か。
︎ 液晶画面に映し出されるアイドルのスキャンダルを呆れた様子で見つめながら、男は手元のスマホを流し見る。案の定、台風さながらの大荒れ具合だった。
︎ 芸能人を「スター」ともてはやす風習は、言い得て妙だ。貴重な体力と時間を消費してファンを魅了するその姿は確かに、夜空を彩る星々と相違ない。そして同様に、その正体は宇宙を漂う砂粒に過ぎないのだ。眩い輝きはいつか消え、後には何も残りやしない。しかしながら、それでも人類はどうしようもなく不相応な願いをその身に宿してしまう。リスクばかり考えるようになった壮年の男は、うんざりとした動作でスマホとテレビの電源を消す。闇夜のような液晶画面には、かつてのアイドルが映った。
︎ 夜空が泣いている。男の涙が、液晶画面を流れていった。
●願い●
海岸近くの公園に私はいた。
そこは、思い出の公園だった。
高台にあるその公園からの景色は
まるで海の上。
ずっとずっと続く海と波の音。
日はもう沈もうとしている。
私は、握りしめくしゃくしゃになった、
一通の招待状に目をやる。
それは大好きな幼馴染みから送られたもの。
突然音信不通になったと思ったら…
そっか…うん。元気そうでよかった。
「私も元気ですよー」
と、強がってぽつりつぶやいてみる。
誰一人居ない公園。
日は沈みきって、少し寒い。
どこからかカチカチッと音がして
それを合図に公園の電灯がポッと辺りを照らす。
今夜は新月だからか、電灯がよりいっそう
明るくまぶしく感じる。
目の前に広がる海は薄暗いけれど、
まばたきを一回したら、私の見ている海だけは
私の瞳を通してとてもキラキラしてみえた。
私は、昔幼馴染みとお揃いで買った
大切なネックレスを外すと
その薄暗い海の方めがけて空に投げ捨てた。
今までそれを大切に身につけてたなんて
何だか笑っちゃうでしょ。
貴方はとっくに仕舞っていたんだろうな。
電灯の光がネックレスのチェーンに反射して
まるで流れ星のようだった。
私は何だかすっきりして、
さらにくしゃくしゃになった招待状を破り、
そこらへんにあったごみ箱に捨てる。
どうか、貴方が幸せになりますように。
ネックレスを投げ捨てた時あの光に願った。
私の気持ちは暗い海に捨てた。
公園の灯りと波の音が遠くなっていく。
明日は休み、ジュエリーショップに
ひやかしにでもいこうかしら。
fin,
#今回のお題は【流れ星に願いを】でした。
「金!金!金!」
周りから聞こえてくる楽しげな声に、
元気でいいなあとひとりごちる。
私は何を願えばいいんだろう、
あなたのいない世界で。
山から落ちたら死ねるかな。
でも、山で遭難したらたくさんの人に迷惑かけてしまうかも。
そう思いながら来た夜の山は人で溢れている。
そうか。
「流れ星よ、燃え尽きずにここに落ちてきて」
あなたのいる世界に1秒でも早くゆきたくて。
#流れ星に願いを
流れ星の輝きは「一瞬」である……だが、その「一瞬」は全ての人の注目を集めて、どの星よりもキラキラと光り輝いている。
でも、流れ星を見て「幸せ」や「希望」を感じる人もいれば、「儚い」と感じる人もいる。
全く同じ流れ星を見ていても、感じ方は人それぞれ。
しかし、ポジティブに捉えたとしても、ネガティブに捉えたとしても、「流れ星を見た」という事実は何も変わらない。
それなら素直に一瞬の「幸せ」を感じた方が、きっと願いは叶うよ。
流れ星に願いを
願いたかった願いを忘れてしまったから、この流れ星にはその願いを思い出せるように願おう
次また流れ星が見えたら、その願いを願って
そして、叶えてもらうんだ
今度は忘れないように、ちゃんと紙に書いて
いつでも見れる場所に貼っておこう
次の流れ星が見れるかは、正直不安だ
寝ているかもしれないし、見逃してしまうかもしれない
目立つように音を出して流れてくれればいいのに
でも、きっと見えるはず
あんなに綺麗なんだから
願うことを忘れてしまうくらいに
だから叶わないんだろうね
次こそちゃんと、願わなきゃ
「流れ星に願いを……人間は変なことするもんだな。そんなことよりも、はやく好きな人に愛を伝えればいいのに」
君から寄ってきたくせに
急に離れて
もう人を好きになりたくない。
さよなら
「どうか地球に落ちないでください」
パンっと手を打った少年を、私は横目に見た。
固く目を瞑って手を合わせているその先には、何があるわけでもない。もちろんここは神社でもない。もぬけの殻になった学校の、そのグラウンドの端っこだ。抜けるような青空がいい心地のお昼すぎ。お腹が空く時間だ。
——無駄だよ。
私は心の中で呟く。どんなに祈ったところで、隕石とやらが軌道を変えてくれるわけがない。あちらは無機物。こちらの心なんて伝わるはずもなかった。
大きな隕石が地球に落ちる。そう報道されたのは一ヶ月前だ。有識者とやらがいつからそのことを知っていたのかはわからないけれど、私たちにとっては寝耳に水だった。
お母さんはいまだにデマだと言って、近所の人たちに吹聴している。お父さんはニュースなんか知らないという顔で会社に行っている。学校に送り出された私は、こうして暇を持て余している。
「みんな旅行とか行ってるのになぁ」
思わずぼやいたのは、今朝方りっちゃんから写真が送られてきたからだ。北海道だって。美味しいもの食べて、楽しいことして、そうして死ねたらいいよね。私もそう思う。
隕石が落ちたらそれどころじゃなくなる。どこに落ちても世界は塵に覆われるんだそうで。
「お願いします!」
と、少年の声が一際大きくなった。その必死な様子に、私は何故だか苛々した。祈ればいいだなんて、なんて純粋なんだろう。私もそう思えたら少しは楽になれるのかな。
「お願いします!」
繰り返した少年は空を見る。そうして今度は私の方を見る。そのどこか縋るような眼差しに、私ははっとした。——そうだ。この少年だって、誰もいないこんなところで一人過ごすような子なんだ。何も思っていないはずがないのに。それなのに何で私は、こんなことで苛立ったのか。
沈黙が、私たちの間に横たわる。反応を求められてるのはわかる。こちらの方が年上なんだから、何か言わなきゃ。でも何を言えばいい? ただやさぐれているだけの私が。
「願い事は、三回唱えるんだよ」
私の震える唇が、そんな言葉を放つ。したり顔で、そんなことを口にする。
何故だか無駄だとは言えなかった。まだ遠くにいる隕石に祈ったって、意味がないとも言えなかった。
ああ、そうか。私もお母さんたちと同じなのか。今さらながらそう気づく。
「わかった」
少年が頷く。そうしてまたパンっと手を叩く。小気味の良い音が、空へと吸い込まれていく。
何もすることがないなら、私も神頼みでもしてみようか。空を見上げた私は、そっと目を閉じてみた。
流れ星にひとつだけ願いをするなら
流れ星がいっぱい流れますように⭐️
…欲張り(小声)
お題
流れ星に願いを
―流れ星に願いを―
流れ星に願いを
なんて柄じゃない
叶わないとはわかっているけど
強いて言うなら
ずっと無傷でいたいな
なんてね
笑えてきちゃう
#流れ星に願いを
「かけっこで一番になりたい」
「バイト受かりますように」
「受験合格!」
神といえど、私は聞くだけの神様なのです。人は賽銭箱に五円を投げ入れ願うけれど、私には何かを叶えるほど強い力はない。
だから、手を合わせて一等強い思いで流れ星に願うのです。
「その思いがどうか届きますように……」
銀色の
月の光は
想い舟の道案内
心の奥に
閉じ込めたつもりの
恋心
夜風に揺れて
誘われて
あなたのもとへ
走ります
想い舟の
櫂のしずくは
流れ星
つかのまの輝きに
願いをかけてみるけれど
忘れられない
忘れられない と
夜に落とした呟きは
どなたが届けて
くれるでしょう
月の光は
冴えわたり
揺れて
揺れての想い舟
# 流れ星に願いを (118)
ねぇ、あの子が独りで泣かないように
僕はもう隣にいる資格がないから
星に願いをかける
どうかあの子に釣り合うやさしい人が早くあの子を見つけてくれますように
見ている流れ星は
何万年と前の流れ星。
「あ、流れ星!お願い事しなきゃ」
手をぎゅっと握ってお願い事。
何万年前の星にお願い事。
そしてね。
きっとその願いが届くのも
何万年。
すっかり忘れた頃に
きっと願いは叶ってるよ。
–流れ星に願いを–
#流れ星に願いを
「よろしくね」
星の頭を、ぽん、と撫でた。
「私の願いを、託したからね」
首から下げた願い事に
星はくすぐったそうにした。
「いってらっしゃい」
こくりと星は頷いて、笑った。
光の欠片を振り撒いて
星はぴゅーいと旅立った。
「私の願いを、叶えてね」
星は銀河の果てへ辿り着けるのだろうか。
途方もない旅をして
閉じ込めた願い事を開けた時
星はそれを叶えてくれるだろうか。
「星座になってね」
私は誰とも繋がれなかったから。
小さな流れ星の子、どうかあなたは。
「私のかわりに、星座になってね」
遥か彼方の銀河の果てで
小さな星の子、星座になって
地上に教えて
独りぼっちの旅路を終えて
今は仲間と灯っているよと
願いは叶えられるよと
【流れ星に願いを】
未来の夢を願った子どもの頃
その願いが叶うように願ういま
星が流れるのは一瞬だから
「わぁ!流れ星!」で精一杯
叶えたいことあるのなら
強く願い 心を固めて
行動しちゃうに限る💫
「流れ星に願いを」
#87
「星に願いを」
命果て燃えながら消えゆく
億光年昔の小さな世界
願うなら
貴方の住む世界は素敵でしたか?
どうか私に教えてください