『泣かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「なんで君が泣くの」
少し笑いながら僕は言う。
「...そっちこそなんで笑ってるの!」
泣きながら怒る君が言う。
僕はもう長く生きられないみたい。
今はここを走り回れるくらいには元気なのに。
僕はきっと現実感がないから泣かなかったんだと思う。
「あなた長く生きられませんよ」
なんて言われてもピンと来ないし
「あぁそうですか」ぐらいで受け流した。
君は違うみたいだね。
でも人は皆死んでしまう生き物だから泣かないで。
僕は君と今を楽しみたいよ。
─────『泣かないで』
「泣かないで」も「泣いていいよ」も、私には勇気のいる言葉だ。
よほど距離の近い者にしか、なかなか言えないと思う。涙なんて自分でコントロール出来るものではないし、泣くという行為はひどく体力を消耗する。
それでも溢れる感情を止められなかったり、どうにも出来ない心や体の痛みを紛らせるために人は泣く。
だからそれを止めたり、逆に許可したりなんて、私にはなかなか出来ないとてもハードルの高い言葉なのだ。
ただ一人それを安易に言ってしまってもいい存在があるとするならば、それは自分自身だろう。
END
「泣かないで」
今の自分感情ぐちゃぐちゃで心に余裕がない。
泣かないでいられる余裕がない
怒らないでいられる余裕もない
感情ぐるぐる(๑><๑)で涙を堪えるのに
精一杯。。
泣かないで。と、君の泣き顔を見つめて願う。
悲しまないで。僕がいる。僕がここにいるよ。
その頬を流れる涙を拭ってあげる。肩を震わせながら泣く君を抱き締めてあげる。
触れたら壊れてしまうんじゃないかと、不安になる。その細い肩が、白い肌が、簡単に割れてしまう陶器のようで、本当は僕も触れるのが少し怖い。
それでも、君を慰めたい。君の心を理解してあげたい。優しく包んであげたい。
そうして、君に初めて触れた。
君は一層声を大きく上げた。
『泣かないで』
泣かないで
私ね、あなたが好き。
あなたが幸せなら他には何もいらない。
あなたの為なら私、ちょっとだけ不幸になったって構わないの。
世界中の誰よりも幸せでいて欲しい人。
「(どうか泣かないで)」
吐き出しそうになった言葉をグッと堪えて、代わりに震える背中に手を回す。
明日こそ、世界がこの人に優しくありますように。
(私はあなたがいるだけで幸せなのに、世界は不平等だ)
泣かないで
泣かないでと言われても。
涙は簡単には止まらない。
泣くことは重大な精神防御装置なのに、泣かないでというのは完全に体面を気にしているだけで私のことを気遣っているわけではない。
そんな言葉に騙されたくはない。
泣くかどうかは私が決める。
泣かないで
公園で遊んでいる子供。
おそらく友達がなにかその子にやったのかな?
ずっと泣いてる。
私はかけよって、事情をきいて泣かないでと声をかけた。
泣かないでって言葉
ほんとに嫌い
泣いてなくても
泣かないでって言われると
なんだか涙が出てくるし。
泣いてるときに言われると
やっぱり
我慢しないといけないよねって
もっと自分を追い込んでしまう
できることなら泣きたくない
でも僕は、僕の体は
勝手に、泣くから。
泣かないでなんて言わないでよ
泣いてもいいよ
なんて言葉はもっと嫌い
優しさなんて
知らなければ悲しくならなかったのに。
【泣かないで】
私を見下ろす君の瞳から、ポロポロと大粒の涙が溢れている。きっと抱きしめてくれているのだろうと思うけれど、もう君の温もりも感じられない。言うことを聞かない腕を叱咤して、どうにか涙に濡れた君の頬に指を伸ばした。
泣かないで、優しい人。君の笑顔が私は何よりも好きなのだから。潰れた喉からは声のひとかけらすらも絞り出せないけれど、私の思いが伝わったのか、君は私の手を握り不器用に口角をつりあげた。
「大好きだよ、ずっと」
置いていかないで、押し殺された悲鳴がその声の裏側に滲んでいる。ああ、ごめんね。君を泣かせたかったわけじゃないのに、そんな顔をさせてしまって。
あいしてる。涙でグシャグシャな顔で必死に笑顔を繕う君へと囁いて、私は重たい瞼を閉じた。
弱っちいなぁ
ずるいなぁ
情けないなぁ
恥ずかしいなぁ
泣き虫な自分を
そう思っていた
泣き顔を見られたくない…
笑ってる姿がかっこいいと
君たちが涙する時
イライラしてた
反対に涙することに
心が痛くて
私まで泣きそうになる姿を
見せたくなかった
本当は…
弱い私を
ずるい私を
情けない私を
素直に出したかった
「泣かないで…」
泣く痛みがわかるから
悲しみから辛さから
苦しみから解放される様に
温かく抱きしめて
励ます様に掛けた言葉を
「泣いていいよ…」
温かく抱きしめ
背中を撫でながら
泣きたいだけ
泣かせてあげたい
今の私なら…
[ #31. 泣かないで ]
泣かないで
泣かないで 歌おうよ
サヨナラの詩
泣かないで 祝おうよ
別れの時を
泣かないで 祈ろうよ
行く人々を
泣かないで 笑おうよ
楽しき日々を
泣かないで 想おうよ
過ぎ去りし日々
泣かないで 願おうよ
皆なの明日を
73作目
泣いてもいいよ不如帰(ホトトギス)
泣くに泣けない子規(ホトトギス)
啼かぬなら啼くまで待とう
時鳥(ホトトギス)
and
啼かぬなら啼かせてみせよう派
の徳博🤣
泣かないで
私まで悲しくなっちゃうよ…
あなたの悲鳴が聴こえてくるから
私に何ができる?
一緒に涙を流すことしか
できないかな
それでいい?
あなたの悲しみを
私と半分ずつにできたら…
あなたの笑顔が見られるでしょうか?
※ニックネーム変更しました
泣かないで
そんな事言わない
今は
思い切り泣いて
泣いて
泣いて
飽きるほどに
泣きつくしたら
傷を癒す歌を聞こう
素敵な服を買いに行こう
感動する景色を見に行こう
一緒に
心温まるときめきを
探しに行こう
「泣かないで」
口の端を拭いながら、貴方は心底恨めしそうに俺のことを睨みつける。フローリングにぽたぽたと血が落ちて、俺に聞こえないように小さく舌打ちをした。
「……今拭く。」
「おっ、俺が拭くよ!それより鼻血を……」
「何?贖罪のつもり?」
「ご、ごめん、ごめん。そんなつもりじゃ……」
「じゃあどういうつもり?」
「えっ……と、」
「……ごめん。八つ当たりした。元はと言えば俺がちゃんとお前の言うこと聞かなかったのが悪いのに、お前にばっか謝らせて。」
「……怒ってるよね。」
「いや、殴られて当然だよ。床汚して悪かったな。痕になる前に早く拭いちまおうぜ。」
「そんなことっ……」
「なぁ、」
しゃがみ込んだ彼の声が、微かに震えている。
「……もうしないから、嫌いになるなよ。」
血溜まりの上に重なってこぼれ落ちた涙を、誤魔化すように手のひらで床を擦った。
「ね、キスして。ほんとに嫌いになってないならさ。」
「えっ……」
「嫌か?」
「……いいの?」
「早く。」
言われるがままの口づけは思った通り血の味で、込み上げてきた申し訳なさと愛おしさを抑えきれず腰を引き寄せ、頭を撫で抱える。
それに安心したのか、彼は本当に小さく嗚咽をもらしながら、また目頭を熱くした。
あぁ。
そんな顔で、泣かないで。
「泣かないで」そう言われる時があるけれど人間って意外にも涙腺が弱いんだなと最近感じたことがある
例えば好きな人に告白して 「いいよ」と返事をもらった時
僕は泣いてしまった
感情をを抑えるのが下手なのかもしれない
私が代わりにやったげようか
私がなんでも聞いたげるよ
私がいつでも支えてやるし
私が何からでも守ってあげる
だからお願い
泣かないで?
そんな私の思いは虚しく
私の泣きたいは行き場が無くなる
貴女が泣かないように
辛くならないように苦しくならないように
私が身代わりにでもなって
楽になれって言ってあげたのに
それでも貴女は変わらないし
成長もしてくれない
もう私は貴女に施す術がない
私は私のために生きるし
貴女は誰からも愛されてるんだから
泣かないでまっすぐただ純粋に生きなさい?
泣かないで、お願いだから
泣きたいのは、私もだよ。
_ ₁₃₇
私がこうして
頑張れたのは
あなたの笑顔がみたいから
【泣かないで】
もう僕は、君の涙を拭ってあげられないから
「泣かないで」
その言葉はやはり彼女には届いていないようだった。
お供え用の花を抱えながらずっと泣いている彼女。
せめて君の笑顔を見てから逝きたいと思うのはわがままだろうか。
涙で濡れている彼女の頬に触れてみる。
雫は依然として流れたままで、
僕の手が透けていることが強調されただけだった。
『泣かないで』
その涙を見ると、どうしたらいいのかわからなくなる。
慰めればいいのは分かっている。
ぼろぼろと零れ落ちる雫を拭ってやればいいことも分かる。
けれども、それをしてやりたくない気持ちも確かに存在して。
「泣かないで」
その一言だけで精一杯だった。
それは、せめてもの警告。
これ以上自分以外の誰かのために泣くというのなら、こちらにも考えがあるという密かな警告。
己に意外にも存在していた仄暗い独占欲に内心驚きを覚えながら、どうやって涙を止めようかと思案する。
「まだ泣くんなら、キスして何も考えられなくなるまで犯すから」
結局口に出たのは、真っ直ぐな欲望だけだった。
落ち込んでいる人にかける言葉は2種類ある。
「泣かないで」
「泣いていいよ」
私は人生で「泣いていいよ」って2度言われた。
1回目は高校受験がダメだった時に当時の担任の先生に
「本当によく頑張った。今まで泣くなよって言ってきたけど今日はいっぱい泣いていいよ。」
って言われた。
2回目は高3の最後の夏インターハイ予選で負けたとき。コーチに「今日はいっぱい泣け。」って。
もうあとがない時、これでもう終わりな時、
人は「泣いていいよ」って言う。
でも私はこれに反対。自分が言われてわかった。
「泣いていいよ」を絶望の言葉にしちゃだめだ。
私の中で「泣いていいよ」が絶望の言葉だから、
ちょっとやそっとの悲しいこと、辛いことで泣けなくなった。
当時の担任の先生のおかげで先生を目指すほど尊敬しているし、コーチだって今でも交流があるくらい2人とも大好きな人。
だけど私は「泣かないで」じゃなくて「泣いていいよ」って言える人になりたい。
泣くことは悪じゃないから。
泣けるって素晴らしいことだから。
心は泣いてるのに涙が出ないことほど
辛いことはないんだよ。