『柔らかい雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
迷ったけど日傘の時
しかし…頬にピッと雨
わぁーお天気雨だ
霧雨のような
柔らかい雨
パサついた髪に潤い
ありがとう🤭
✴️203✴️柔らかい雨
No.169『柔らかい雨』
柔らかくても雨は雨。
私の心はずっと雨が降ってる。
柔らかい雨
静かに柔らかい雨がさす
エンエンなくあの子の背中には一本の矢それでも周りにはたくさんの人がいたからそれはそれで通り過ぎた
あの子の背中には無数の矢
チクチクしていたのに延々と泣かずに努力するから
柔らかい雨が降った
上手に棘を踏んで踏んで溶かす
柔らかい雨が柔らかい笑顔を反射した
柔らかい雨
あの日を覚えてる?
相合傘しながらお酒片手に呑みあった日
二人で恋バナとかしてさ、雨が当たる音が響く。
ライトに照らされて雫が光る。
あんな素敵な光景をまたもう一度ご一緒に
ある日の友達の話
: 柔らかい雨
心がどうしようもなく疲れた時
私はみどりに会いに行く
木立が集うみどりの中
清々しい空気に包まれ
みどりが放つ吐息を
ゆっくりと肺に流し込む
私が私になれる場所…
こわばった体の力が震え
悲しい雫が頬を伝う
無の静寂が誘う手に
ありのまま身を委ねる
心の中に柔らかい雨が降り注ぐ
ぽつんぽつんと芽生えた苦しみを
優しく拭い去るように…
私は今、ちゃんと生きている
心がちゃんと、息をしている
私が生きている証を
息衝く尊さを
みどりはいつも教えてくれる
柔らかい雨に虹が架かる
私はまた、歩いていける…
桜月夜
テーブルの角に足をぶつけて「アッ!イタッ!」
2人声を合わせて「またやっちゃった!」と笑う
ぼくが夜泣きするたび抱き上げて、ソファでしばらく背中を撫でてくれたあと
ベッドに戻りながらいつも繰り返し足をぶつけては笑って心をほぐしてくれる
そしてぼくは安心して眠るのだ
絵本の同じページで一緒にこわがり
別のページで一緒によろこび
繰り返し繰り返し
幼いぼくが安心してこの世界を生きていく
そんな土台をつくってくれた
自転車に乗り スキーを滑り 海で泳ぎ
成長していくぼく
勉強には厳しかったから反発した
でも今思う
我が子に厳しくするのは嫌だったろうな
嫌われるのは辛かったろうな
気づいたらいつの間にか
鎧をぬいで無防備にニコニコしている父
大人になったぼくを見て
安心してくれてるのかな
反発してひどい言葉を言って
距離をおいて冷たい態度をとって
あんな日々もあったのに
ずっと見守ってきてくれた
お父さんの愛は ぼくに降る雨
春も夏も 秋も冬も
でもいつも柔らかく
降り注ぎつづけてくれたんだ
「柔らかい雨」
#494
お題 柔らかい雨 (*´-`)
綺麗な言葉は分からないし、センスの良い表現はできないけれど
マシュマロとかパンとかならふわふわでやわらかい
気分が下がることがない雨になりそう笑
柔らかい雨、、かぁ。
真っ先に思いつくのは、散歩してる時に降って来たみたいな天気雨かな。
日差しの温かさと、時々当たる雨の冷たさと、キラキラして見えるあの感じがとても好きで、天気雨が降るといつもほっこりしてしまうんだよな。
晴れてるのに雨が降るって確か、高いところにあった雨雲から水が落ちて、それが地上にたどり着く前に、雨雲は風に運ばれて、見上げても水を落とした雲は見当たらない。って現象なんだっけか。
日本語は雨の表現が特に多彩だけれど、雨のことを涙と表現することも多々ある。
例を挙げるなら、酒涙雨(さいるう)や涙雨(なみだあめ)、だろうか。
酒涙雨は、七夕に降る雨の事で、雨によって会えなくなった織姫と彦星の涙と言われてるんだとか。
涙雨は、悲しみの涙が化して降るとされる雨で、心情によっては嬉し涙にもなるみたい。
このことも考えると、天気雨ってなんというか、、
『誰かの涙が届いたけれど、見上げても涙の落とし主は分からない。』っていう捉え方もできるのか。
雨を涙に例えるとして、柔らかい雨がどういう心情の涙になるかって考えると、プラスの感情ぽい雰囲気はあるなぁ。
まとめると、、『誰が落としたかは分からないけれど、受け取り手が少し暖かくなるような涙』って感じ、、、?
こういう捉え方も悪くないな。
『柔らかい雨』
柔らかい雨
雨が降っていた。
土砂降りではなく、霧雨でもない。暖かい日なので冷たくもない。まだ降り出したばかりで、道も少し濡れている程度だ。
かばんに傘が入っているが、出してさせば、帰宅してから広げて乾かさなくてはならない。面倒なのでそのまま歩く。
「それにしてもあれは、何だったんだ?」さっき取引先の部長から言われた一言がひっかかっていた。
「君はどう思っている?」
「何について、でしょうか?」
「いや、それならいい」
何についての考えを求められたのか、まったく思い当たらない。その前の会話を辿ってみても、ただ脈絡の無い話だったと思うのだ。政治とか、経済とか、深みのある話ではなく、確か・・・銀座の小さな店の天丼が絶品で、一度食べたが忘れられない、というような話だった。何か質問の要素があったんだろうか?
もちろん、大切な取引先だから、上の空ではなく、身を入れて聞いていた。それなのに。
その後も部長は不機嫌になるでもなく、普通に商談をして辞してきた。いくら考えても分からない。
考え事をしながら歩くうちに、肩がけっこう濡れていた。軽く雨を払いながら胸元を見ると、社員証の下につけたSDGsのバッジが目についた。
「あ、これか!」思わず叫んでいた。そう言えば、部長は俺の胸元をスッと指差したような気がする。だが、天丼の話で盛り上がっていたので、その唐突さを受け入れられなかったのか。
次に会ったら、さりげなく話を振って、嫌味にならないくらいに語ってみよう。柔らかい雨が、俺の思案を手助けしてくれた形になった。傘をささなかったのは正解だったのだ。
あなたと歩く帰り道。
急になくなる周囲の声。
隣を見ればあなたがいる。
笑顔の私達を邪魔するように
突然降ったこの雨は。
触れても冷たく感じない。
この雨だけは、降っていても嫌じゃない。
あなたと私の距離が少し縮まった…
『柔らかい雨』
柔らかい雨
あなたと出逢うまでは私はずっと重い雨が降っていたのにあなたに出逢ってからは柔らかい雨も降るようになったんだよ
霧の朝に、白くけぶる街を心が反射して、分散する時の、その光の塵になりたい。
柔らかい雨
柔らかい雨がおとなしくなる。
綺麗だね、
眠りに落ちそうな気持ちのままで。
走る言葉はないけれど、
多分、そんな感じ。
私は笑ってくれるのよ。
寒さが答えても、温かさが笑いかけてくれるのよ。
草の香りが鼻腔を掠め、
心が落ち着いてゆく。
❦
はるな「おはよー。雨だと髪の毛、めっちゃ広がる〜」
みき「それな。うちなんかくせっ毛だからすごいよ〜」
はるな「え〜、みきの髪型かわいいじゃん」
みき「でしょ〜、雨だから特別に巻いてきたの」
さや「おはー。見て、この傘ヤバくない?」
はるな「かわちい❤︎どしたん?」
さや「昨日買ってもらったの。長靴とお揃い〜」
みき「雨の日コーデ、いいよね」
ゆめの「私のレインコートも見て〜。帽子かぶるとユニコーンになるの」
さや「めちゃかわいいじゃん」
はるな「ねー、今日どうする?」
みき「もちろん雨でも外で遊ぶっしょ」
はるな「それな!雨ならではの遊び」
みき「水たまりジャンプ」
ゆめの「行こう〜」
ひだまり幼稚園のみんなは今日も元気いっぱいです。
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お題:柔らかい雨
「ああ、うん、降ってるらしいな。『柔らかい』どころか冷たい雪が。北国で」
なお、このアカウントで連載風の舞台にしている東京は「雨」の「あ」の字も無い晴天です。
某所在住物書きはアプリの通知画面を見ながら、今日も今日とて途方に暮れている。
まさしく、これである。リアルタイムネタ、現代時間軸の連載風、「最近のフェイクな東京」を描くにあたり、時に題目と「現在」がズレる場合がある。
たとえば「雨」のお題の日に東京は快晴、とか。
「まぁ、しゃーねぇわ。このアプリ、雨ネタと空ネタが結構エンカウント率高いから……」
だって「雨」の字が確実に入ってるってだけでも、3月から数えてこれで6回目の雨だぜ。物書きは小さく首を振り、観念したように物語を組む。
――――――
最近最近の都内某所、某アパートの一室、夜。
部屋の主を藤森といい、非常に神妙な顔つきで、
ガー、ぐぁー、コードレス掃除機をかけている。
部屋の隅には無惨な姿でゴミ収集袋に詰められた、クリームホワイトの綿とパールブルーの布。
すなわち低反発クッションの成れの果て。
ゴミ袋の隣では子狐がスケッチブックを首からさげて、マンチカン立ちで静止している。
スケッチブックには藤森による丁寧な楷書体。
『私は藤森の部屋に綿の雨を降らせました』
――さかのぼること、数十分前。
藤森は己の居城であるところのアパートで、翌日の仕事の準備をしていた。
部屋は防音防振の整った設計で、外の騒音は少ししか届かない。上階がピアノのシフトペダルをダンダン踏んでも、隣の育ち盛りが父親にプロレスを仕掛けても、それらは一切、藤森の耳に入らない。
藤森には静寂が必要であった。 それは藤森が、元々花咲き風吹く雪国の田舎の出身で、人工の騒音から離れた環境で幼少時代を過ごしたためであった。
その静かな室内を、どだだどだだ!ばびゅん!
駆け抜けて跳び上がって、めちゃくちゃに遊び回るモフモフが、冒頭の子狐である。
アパート近所の稲荷神社に住まう、稲荷の狐。
言葉を話し、術を心得ており、
稲荷のご利益ゆたかな子狐特製の餅を藤森がよく買ってくれるので、そこから藤森に懐いた。
近頃は諸事情で、訪問すれば必ずジャーキーを貰えたジャーキービュッフェ、もといどこか誰かの職場への出入りが制限されてしまい、少々不満。
持て余した食いしん坊と遊び足りなさが、そのまま優しい藤森に向いた。
仕方ないさと藤森。子供は得てして、そういうもの。今は静かな藤森も、◯◯年前はやんちゃして、森山同然の遊歩道を駆け回り、アケビを採って桜と遊び、遠くに佇むリスや狐を追いかけた。
「私の邪魔だけは、しないでくれよ」
藤森は稲荷の子狐の爆走を、それでも許した。
結果が冒頭であった。
たたんタタンたたんタタン、ぼふん!
静かな室内を駆け回り、駆け上がり、飛び跳ねる子狐は、お題回収役であるところの低反発クッションに衝突。その柔らかさと噛みやすさを知った。
「ぎゃっ!ぎゃぎゃっ!!」
持て余すやんちゃと体力に従い、子狐ぶんぶん、びたんびたん、比較的小さめのクッションに深く噛みついて、上下左右に振り回した。
「えい!!やあっ!!」
ぶんぶんぶん、びたんびたん。何やら騒がしい。
藤森は仕事の手を休めて、音のする方を見た。
そのときであった。まさしく、その直後であった。
びりっ、ビリ、 ぱん。
藤森の目の前で、パールブルーの柔らかい塊が一直線に空を飛び、中から綿の柔らかい雨が、ばらばら、ぱらぱら。ゆっくりと、床に散らばった。
開いた口が塞がらない藤森。
「仕事の邪魔」はするなと子狐に伝えていたものの、クッションを破壊するとは予想外。
「……こぎつね?」
子狐には散らばった低反発の綿すら遊び道具。
跳びついて、くわえて放り上げて、尻尾を業務用扇風機のごとく歓喜に振り回している。
「子狐」
藤森はゴミ袋を取ってきて、掃除を始めた。
「すまないが、それは、ちょっと私もお前を叱らなければならない、かもしれない」
――「たのしかった」
床に残った小さな綿と、綿埃と、それから子狐の夏毛の抜け残りとを、掃除機で吸っていた藤森。
子狐はマンチカン立ちに、己の罪状を首からさげたまま、謝罪ではなく感想を述べた。
「そうか」
深く、長いため息を吐いて、掃除機を戻す。
「……そうか」
そうだろうな。藤森は複雑な笑顔をして、スケッチブックを子狐から取り除いてやり、
わしゃわしゃと、頭を撫でてやった。
柔らかい雨が肌を突き刺す
まるで空の涙のようにしとしとと降る雨は、私たちの心模様をあらわしているよう
光に反射して照らされて、思わず歓喜の声を上げる
これがもしこの戦いに負けていれば、冷たい冷酷な雨だったのだろう
小説
千ゲン
実験に薬草が必要になり、場所を知っていた俺が案内していた時だった。
「...あれ?」
ぽつ、と鼻先に水滴が落ちる。見上げると、空は明るいものの柔らかい雨が降り出していた。
隣では千空ちゃんが俺と同じように空を見上げている。
「狐の嫁入りだ」
「...ただの天気雨だな」
一人言に返ってきたのは現実主義の千空ちゃんらしい回答だった。
「もー千空ちゃん夢がないねぇ」
「あぁ?天気雨に夢も雨もねえだろ」
「全く...ほら、足元」
「...?あ゙?おいゲンてめぇもっと早く言え」
千空ちゃんの足元には探していた薬草がしっかり生えていた。雨水が落ちる度、ここにいるよと言わんばかりに葉がぴょこぴょこ動いている。
「千空ちゃ〜ん、ちょっと視野が狭いんじゃないの〜?」
おちゃらけて言ったその言葉に千空ちゃんはムスッとした顔をする。ちょっと意地悪しすぎたかな?
「……逆にメンタリスト様は視野が広すぎて、目の前がおざなりになってんじゃねえのか?」
「えっ」
気がつけば目の前に千空ちゃんの顔があった。瞬きする間もなく、俺の口は千空ちゃんの口に塞がれていた。
「!?」
「……さっさと集めて帰るぞ」
「...っ...この前まで純情少年だったくせに!」
あっさり形勢逆転された俺は顔が真っ赤になっている自覚をしながらも反撃を試みる。
でも千空ちゃんの顔を見た瞬間、白旗を上げざるを得なくなった。
「……そっちからやったくせに何赤くなってんのさ」
雨はいつの間にか止んでいて、薬草集めは問題なく続けられそうだった。
…いや、やっぱ無理、恥ずかしい!千空ちゃんのばか!!!!
人生は人生ゲーム
歯並びがいい家系や毛が薄い家系など。
選ぶガチャが人生を決める。
何が僕の人生を変えるのか
それはわからない
柔らかい雨に打たれながら
考えていた。
→泣き言
突然襲ってきた物悲しさ。
暗い部屋を見回す。
どうしようもなく淋しくて、でも話せる人もいなくて。
窓の外に雨。綿のような霧雨。
柔らかく包んでもらえそうな気がして、雨の中を歩いてみた。
じわりじわりと雨が服を濡らす。
やがて身体に水を感じる。
泣けてくる。
そこに癒しはなく、ただ冷たかった。
テーマ; 柔らかい雨
馬鹿みたいに
傘もささず
みんなで笑いあった
あの
柔らかな雨に
もう一度
戻れたら