『柔らかい雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
作品No.220【2024/11/06 テーマ:柔らかい雨】
ただ降り続ける雨。
大きな音を立てるわけでもなく、静かにただ降り注いでいる。まるで、私を包み込むように。
いっそのこと、叩きつけるくらい降ってくれたら。そして私を壊してくれたら。
この胸に渦巻く感情も消えてくれるだろうか。
最近雨多いよね。週末ほとんど雨なきがする。今日も各地で雨予報が出てたね。激しい雨か柔らかい雨か、なんだか天気にも気分があるみたいだね。…明日大事なことがあるから天気にも恵まれて結果もいいといいな。
「柔らかい雨」
しだり尾の夜長に、
強い雨がだんだんと霧めいて、
激しくうちつけていた音が静けさに消えた。
秋雨前線が過ぎると一気に秋模様になっていく。
日は短くなり、西日が強く影が伸びる。
#柔らかい雨
柔らかい雨
秋の夕暮れに降る霧雨…柔らかく、身体に纏わりつく細かい雫…
柔らかくて、すっと、服の中に溶け込んで行く…其れなのに…
段々と身体が、寒気に包まれてゆく…見た目の柔らかさの中に、まるで、花の陰にある、薔薇の棘の様に…秋の夕暮れは、美しいけれど、忍び寄る、冷たい空気が、潜んでいる…
【柔らかい雨】
辛かった事も
後悔した記憶も
泣きたくなった出来事も
すべて洗い流してくれる 柔らかい雨
優しい気持ちや
温かな温もりを 噛みしめさせてくれる 柔らかい雨
柔らかな雨がその時の自分の気持ちに
寄り添ってくれているような そんな気がする
君を誘った 一つの傘の中
大きくないはずの笑い声が響く
右肩を濡らす 雨が熱い
君の家の軒の下で
僕の肩に 君が触れた
『雨宿りしていって?』
僕を見上げた君の声と
同じくらいに
今日の雨は 僕に優しい
【柔らかい雨】
私、振られちゃった…こんな、滅多に人の来ない、山の頂上でさ………ロマンの欠片もない振られ方されちゃった。あ…はは……雨も、降ってきちゃったな。
けど、いつもより柔らかい…あは、天が私のこと慰めてくれるの?…酷い、な。
どこで、間違えたのかな…私はたくさん尽くして、適度に距離をとって…都合のいい女過ぎたのかな。
そうかも、しれないなぁ……えへ。
「さようなら、”6番目の私”。”7番目の私”は、6番目や過去の私より、いい男を見つけるから」
⸺流石に、同じ場所で6回振られちゃうと、デートコースは見直した方がいいって分かるか…。
【7番目の私も、恋をする】
「柔らかい雨」
ほんのり暖かい陽射しが差す中で
降り始めた雨は柔らかい雨となり
狐の嫁入りを祝福する
「好きだよ。」
身勝手な言葉だ。でも、言わずにはいられなかった。
「ごめんね。私、もうすぐ死ぬの。」
俺はこの瞬間、失恋の痛みを知った。ずっと好きだった彼女に告白しようとした矢先の事だった。俺は、泣き言を飲み込んだ。
「あと、どれくらいなの?」
「分からない。でも、いつ死んでも、おかしくないの。」
そっか、と小さく呟いた。頭の中では、彼女に掛ける言葉を探してる。でも、何も思いつかなかった。そんな俺に、背を向けて彼女は言った。
「だからさ、もうお別れ。」
彼女は、俺に目もくれずに、去っていった。
あれから二週間。俺は彼女の見舞いにも行けていない。病院の場所も、病室の番号も知っている。それなのに、臆病な俺は、彼女の死が怖くて何も出来ないでいる。自分で自分を嘲笑ってしまう。そんな自暴自棄でいると、一通のメールが届いた。俺は、その送り主の名前を見て、すぐに家を飛び出した。
俺は、送り主が居る部屋の扉を、勢い良く開けた。その音に驚いて、目を見開く彼女が居た。
「来たんだね。」
「うん。」
俺達の間に沈黙が流れる。その間に俺は、呼吸を整えた。
「〝最後に君の声が聞きたかった〟って来たから。」
「自分から別れを告げたくせに、って思ったでしょ。」
「思わないよ。俺も君の声が聞きたかったから。」
彼女は、大粒の涙を流した。そして、小さな子供のように叫んだ。
「死にたぐ、ないよっ!まだ、君と、生きでいたいっ!」
そんな彼女を俺は抱きしめた。服に彼女の涙が滲みてきた。でも、不快感はなく、只温かかった。
「好きだよ。ずっと前から、そしてこれからも。」
溢れていた思いは、心に留めて置くには重すぎた。彼女は俺の言葉を聞いて、少し頬を紅く染めた。
「遅いんだよ。バカ。」
小さな声が聞こえた気がした。
俺は毎日病院に通った。彼女が死ぬ瞬間まで。そして、沢山話した。死んだあとに寂しくならないように。忘れてしまはないように。
「来世で、探し出してみせるよ。」
彼女は、最後の力を振り絞るように笑った。そして、彼女は俺の腕の中で、静かに息を引き取った。
腕の中の彼女は、柔らかい雨のように俺を抱きしめてくれた。俺はそれに応えるように抱き返した。次第に彼女が冷たくなっていく。それはまるで、秋の雨を彷彿させた。
しとしとは、柔らかい。
ざあざあは、硬い。
びちゃびちゃは、騒々しくて、
さーさーは、軽やか。
ぴちゃぴちゃは、可愛らしくて、
バラバラバラは、激しい。
朝から見れば憂鬱で、真夏のそれは恵み。
冬の雨は冷たくて、春の雨はあたたかい。
スコールと土砂降りでは、見える景色がまるで違う。
雨と雨にまつわる言葉は、こんなに豊かで面白い。
END
「柔らかい雨」
【書く練習】
目が覚めると変な感じがした
眠いような、軽いめまいのような
起きようと思えば起きられる、はず
だけど、なんだか動きたくないような?
回らない頭で考えるが、それこそ無駄
休んだ方がいいかも…
でも、そこまで体調は悪くないような気はする
考えがまとまらない
一旦横になる
次に目を開けると1時間たっていた
あーこれはダメなやつだ
あきらめて休みの連絡をする
端から見たらただの怠け者なんだろうな…
今日はは落ち込むことすら億劫だ
【柔らかい雨】
霧雨
気のせいか
最近出くわしてない気がする
仕事や釣りなんかしてる時に
これくらいならと
続けてしっかり濡れる
そんな事が減った気がする
釣り行って無いからかなぁ
止むか止まないか
続けるべきか退くべきか
なんて空を見上げるような事も
長らく記憶にない
ここの所はもっとハッキリとした雨
タイミングを見図る事もなく
一目散に撤退を余儀なくされるような
地域で違うのか
地球の変化なのか
自分の変化なのか
寒くて寒くて
布団から出れない今日。
用事があるので
絶対に出なければならない。
もぞもぞし、
毛布を被りながら
裏起毛のセーターを探す。
テレビをつけると
午後から雨が降るようで、
傘を持っていけと言っていた。
水を一口飲んで
やっと毛布と布団から出る。
靴下を履くのを忘れていて
床が氷みたいに冷たかった。
吸い込む空気はひんやりしていて
鼻が痛くなった。
まだ時間に余裕があったので
もう一度毛布を被って着替えた。
息が整い、
足が温まり、
ポカポカしてまた寝そうになったが
スヌーズを消し忘れていた
アラームに起こされた。
用事を済ませ
家に帰ろうと歩くと
雨が降ってきた。
だが、
なんだか霧雨みたいな
柔らかい雨だった。
傘なんかいらない、
このままスキップでもして帰ろうと思った。
帰ると髪はしっとりと濡れていて
ボサボサだ。
やっぱり傘をさした方が
よかったかもしれない。
寒かったので
お風呂に入るか迷ったが、
めんどくささが勝ち、
服だけ着替えた。
なんとなくスマホを開いて
漫画を読んだ。
昨日最新話を読んだばかりなので
更新はされていなかったが
それでもよかった。
頭で何かをずっと考えていないと、
寒くて寒くて。
明日の朝は
今日より寒いらしく、
もうマフラーを巻いて寝ようか迷った。
なんだか背中が冷たいと思い見ると
髪の水が染み込んでいた。
思ったより濡れていたようだった。
すぐに小さめのタオルを取り
力強く拭いた。
"Good Midnight!"
ぽろっと落ちる
雫を見ながら呟いた。
れおんへ
12歳の誕生日おめでとう🎉🎂
幼稚園📛👧のときから一緒にいて
毎日が楽しかったよ ❤︎
いろはとれおんしか分からない言葉とか
歌作ってずっとやってたよね🌱w
ハロウィンパーティー🎃
とかいつも誘ってくれて🤲嬉しかったよ😆🫶🏻
学校が🏫2時間のときや、3時間の
ときいっつも遊び誘ってくれるよね
いつも遊んだとき最初写真📸
撮るよね撮らないと気が済まないからね
いつもつけ爪貸してくれてありがと🥹🙏🏻
ダンスの動画撮る時音楽選ばせてくれる🎶
の嬉しかったよ🥰いつもありがとう⸜🌷︎⸝♥️
80歳100歳になってもず〜〜〜とっず〜〜〜と
一緒だよ!!👧💞👧!!
そんな、れおんが大好きです💗💕💖💞💝
誕生日おめでとう🎉🥳🎁
🫶🏻️︎💕ŁØνЁ🫶🏻️︎💕
「柔らかい雨」
柔らかな優しい雨が降る夕方に僕は誰にも見つからないように、家から飛び出した。
スマホも財布も何も持たず、走り続けた。
何処までも行ける気がした。
とにかく走って走って走った。
何時間走っただろうか、私は1人路地裏に立っていた。
さっきまでの優しい雨とは裏腹に、夜になると、大雨になった。風はビュンビュンなり、雨はザアザア降る。
勿論、着替えも羽織も持ってきていない。
1人、体育座りをして朝を待つ。
そんな途方に暮れていた矢先、誰かが傘を差し出し、雨を遮ってくれた。
顔をゆっくりあげると、お兄さんがしゃかんでいた。
「大丈夫かい?寒いだろう」
と心配げな顔をし、お兄さんは着ていたパーカーを私に貸してくれた。
そしてバックを漁り、お茶の入ったペッドボトルも差し出してくれた。
「ありがとうございます…!」
温かかった。
先ほどとは嘘と思えるほど優しい雨が降り注いだ。
わたしの頬に雫が落ちる。
その瞬間、わたしは貴方に恋をした。
柔らかい雨
あなたの頬から伝い落ちる涙。
はたはたと私の額に落ちてくる雫。
あぁ、ここまで柔らかな雨は他にあるのだろうか?
熱の余る瞳が合わさって、やがて瞼がそっと静かに閉じたなら、それは口接けの合図。柔らかな頬に手を添えれば、溶けるくらいのキス降らせる。
あー、好きだ。やっぱり好きだ。
嘘じゃないって心から思う…。
でも君はそうじゃないって言ってくる。
嘘だよって、気のせいだって。
否定すらしてくれないけどその態度だってズルすぎる。
君の仕草や君の空気に侵されて
僕は一生このポジションを手放したくない。
日々感じる小さな心の痛みはいつか本当になるのかな。
_柔らかい雨
柔らかい雨
芽吹いたばかりのレンゲの花びらに降り注ぐ雨
雨が降っていても傘もささずそのまま浴びていたくなる様な心地の良い雨
悲しみではない優しさの雨
「菅原さん菅原さん。『柔らかい雨』って表現あるじゃないですか。でも『硬い雨』とは言わないじゃないですか。あれなんかムカつきません?」
「ムカつきません」
「は、ムカつけし。存在すら許されない硬い雨の気持ちになってみろし」
「まさかの雨サイドの代弁だった。ガチレスすると存在しないってことはムカつくという気持ちもなくね」
「つまんねー男」
「ほっとけ〜」
「……冷静に考えると『雨に感情はない』ではなく『存在しないから感情もない』でガチレスしてきたのちょっとおもしろい気がしてきました。おもしれー男ですね、菅原さん」
「あざー」
「……つーか全然雨止みませんね。マジムカつくわ」
「それな。もう諦めて駅までダッシュすっかぁ?」
「諦めるっていうのは菅原さんの大事なPCやアホほど持ってるケータイの命をですかぁ?」
「それは諦めない。俺がどんだけずぶ濡れになってもこいつらは死守する」
「ウケる〜。でも私は傘ないと眼鏡に水滴ついて全然前見えなくなるからちゃんと止むまで待ちたいですね」
「わかる〜。周りの人がさしてないレベルでも傘ささないといけないのな。んでそれを誰かに見られると『全然降ってなくない?w』とか言われるやつ」
「ある! 超ある! 眼鏡あるある! むしろこのくらいのさすかささないか迷うレベルの雨のがムカつくみたいなやつ、ある!」
「お前ムカつきすぎだろ」
「怒りを生命力に変えて生きてきたタイプなんで」
「あーね。納得」
「テキトーに言ったのに納得されちゃった」
「ムカつく?」
「ムカつく」
「…………」
「…………」
「雨止まねーな〜〜」
「止みませんね〜〜」
出演:仲芽依沙(なか めいさ)、菅原ハヤテ(かんばら はやて)
20241106.NO.95「柔らかい雨」