『束の間の休息』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【束の間の休息】
不調隠して元気に振る舞い勤務
感染症とかではなく、単に自身の身体の問題でね
家の事を済ませて少し休む
勤務の後、用事の合間に少し休む
纏めて休まないと
結局は休めた感じがしない
それでも合間合間にコーヒータイムや仮眠とる
そうやって毎日こなすだけ
秋のとある日
そとにでると
ふんわりと香ってくる。
金木犀だ。
1年に何日かあるだけのその日。
外に出るのがすごくうれしい。
香りの届く家の近くをうろうろ。
とても幸せな私の束の間
〝束の間の休息〟
赤ちゃんが泣いてる。
おかあさんは、ぼくに妹だよ、と言う。
ぼくに妹ができた。
いつでも家のなかを、ばたばた、おかあさんの笑った顔を見ないな。
イスに座って、ふぅ、と…おかあさんは元気ない。
冷蔵庫を開けて、いつでもぼくの好きなジュースを、おかあさんは買ってきてくれる。それを座ってる前に置いた。
「のど、かわいてない?」
「良いの? 大好きなジュースなのに」
「いいよ」
「お兄ちゃんだね〜! ありがとう」
おかあさんが、わらった。
今なら少し休めるな。
そう思い張っていた気を少し緩めた。たびたび休憩を挟んではいたが、2時間も同じ姿勢をとっているため疲れが出始めていた。
手と足は状況に応じた繊細な動きが求められるし、特に目は僅かな変化も見逃さないよう常にあちこちを見回している。
これで疲れるなというのは無理がある。
そばに置いていたブラックのコーヒーを一口飲み、指の腹で瞼の上から軽く目をほぐす。
ふと顔を上げると、休憩の時間が終わろうとしていた。
緩めていた気に活を入れ、その時を待つ。
『束の間の休憩』
目覚めるとすぐコンロに火をつける
お気に入りのインスタントコーヒーをドリップしてカップに注ぐ
ベランダに出ると湯気立つカップを片手に煙草に火をつける
見下ろした朝露の街は
昨晩の喧噪が幻だったかの様に昇る陽をただ静かに待っていた
煙草の煙は深く澄んだ空気とは相まみえず
お互いに拒絶しながらも
仕方なく物理法則に従うと風が攪拌して混じり、いつの間にか見えなくなった
毎朝のこの時間、
朝日が昇るまでの束の間の休息
何にも縛られず
誰にも咎められない
この景色を
毎日眺めている
さすがにもういい加減に働かなくちゃ、とは思うのだけど
本当に毎日、本気で思ってるけど
自由を感じているんだから
仕方ないだろ
束の間の休息を感じながら
もう五年になる
この景色を眺めていると
明日からはきっと
頑張れる
ような
そんな気がする
『束の間の休息』
惜しいな昨日の日記のタイトル
2024/10/08㈫日記
最近、新しい 作者さん増えたよね。
僕が、このアプリを始めた頃にいた
作者さんも、だいぶ いなくなっちゃった。
今日の日記。
朝靄が山に掛かっていた。
やっぱり季節は寒露かあ、と
思いながら病院に行った。
それでも駅に向かう男性は
ほとんど半袖だった。
胃カメラ検査をしてもらった。
結果は胃炎だったんだけど
もしも重い病気なら
ここに書けなかったと思う。
苦しくって。
そして「これ何?」って胃を擦る日々から脱却出来たから良かった。
先生が検査を早くしてくれたから。
ありがとうございます。
前に、胃カメラ検査した人の話し
書いたじゃない?
やっぱり、そういうお知らせ?
予見?みたいなのあるよね。
スピじゃなくって確率論の話しって
書いていた件の。
みんな、元気でいてー。
今夜は 冷えて寒い。
何を着たらいいんだろうと
暖かくなる家着を探した。
1年ぶりの秋だから わからない?
元気出して行きましょ。
おやすみ。
束の間の休息
仕事から帰って来たら、ちょっと休息。
夕飯を作って食べたら、ちょっと休息。
お風呂に入ったら、ちょっと休息。
家事を済ませたら、おやすみなさい。
ちょっと休息を頻繁にとり
1日を何とかもたせている。
この休息にお菓子をつまむもんだから
最近また太りだした。
身体も内も、何かなんかなんだよね。
うまく休めてないなぁ。
「束の間」の束とは、指4本分の幅を表す「一束」という言葉から来ているそうで。一束ほどしかない短い時間、つまり束の間である。などと言われたところで、今や人類はマイクロプラスチックに悩まされナノマテリアルを創生する時代である。それを思うと、一束もの間お休みいただいちゃっていいんですかヒャッホーっっ、と飛び跳ねるのが現代の正しい用例なのかもしれない。
#束の間の休息
【束の間の休息】*122*
自分のやりたいことをする為なら
忙しくても休憩なくても頑張れるし楽しめる
夜早く寝るのも
もったいないって思っちゃうし笑
束の間…がしっくりくるのは
仕事から帰って
次に迫っているするべきことまでに
とりあえずコーヒーを淹れておやつをつまむ時間かなぁ
ここで切り替えて
もう1回エンジンをかける!
束の間の休息にパワーもらってます♪
塾が終わって、9時。
がらがらのローカル線の一番端の席に座って詰めていた息を1つ吐く。
「勉強したなあ。」
スマホは触らない。目を閉じる。
程よい痺れが脳細胞を伝って、えもいわれぬ
快感が巡っていくのを感じる。
晩ごはんのメニューなんだろな、
帰ったらもうちょっとだけ化学やるか。
ひとりじめしたい9p.m. 束の間の休息。
【束の間の休息】
笑うのも怒るのも走るのも、なににもしばられない自由時間がおわって
あたたかく柔らかなベッドのある鳥かごに戻る
街灯もない暗闇が点々とする夜道を
車を走らせるBGMはいつだって休息をくれた
自分を鳥に戻すための2時間
誰のものでもない、でもひとりぼっちでもない、私
ほっ、と息をつく
明日からまた、健気で哀れな美しい小鳥になって
歌ってみせるよ、
それがあなたの安息になるのなら
懐かしい痛み、
縛られること、足枷を嵌められること、
職務を全うしている満足感
束の間の休息
(雑感です)
仕事休みに飲む珈琲が最近の息抜き。
割りとカフェインに弱い体質してるので、普段はカフェイン断ちしてるから余計に。
一緒に食べるコンビニスイーツもんまいよね。
ついつい食べ過ぎちゃったりするよね。んまいからね。
ストレスいっぱいの毎日だけど、こんなことが日々の息抜き。
探偵事務所をやっている先生は、いつも忙しなく仕事をしている。
猫探しとか不倫調査とか、或いは盗難、殺人事件とか。
先生の天才的な頭脳が世間に広く知れ渡っているおかげで、依頼の電話は鳴り止まない…とまでは行かなくとも、すごい探偵である事は事実だし、助手として誇りに思う。
「先生、珈琲です」
「ありがとう。」
温かいマグカップの縁に口づけ、珈琲を召し上がる先生。
事件が一つ解決した時のルーティーンみたいなものだ。
とは言えこれも束の間の休息で、年中無休24時間営業の探偵事務所では、ゆっくり映画を観ている暇も無い。
仕事をしている先生はかっこいいけれど、寂しさも感じてしまう。
「次はアメリカだっけ?また忙しくなるね」
「はい。先生」
先生はいつの間にか珈琲を飲み干していた。
また、探偵の仕事が始まる。
職場恋愛をしていた時
彼女がバイトで店に出勤していた日
飲食のお店の休日は多忙でみんなイライラしたり、
疲れてヘトヘトなんだけど
彼女がレジで精算作業をしている横に会いに行く、
「大丈夫?お疲れさま」彼女の隣にいる時には
周りに誰がいても、二人だけの空間だと勝手に思った。
もっと一緒にいたい… もたれかかりたい、
わがままばっか一人で思って、
僕より先に彼女はお店を後にする
だけど彼女の笑顔で笑う姿は忘れられない。
束の間の
休息時間
背伸びして
気持ち切り替え
からだリセット
山、山、山。
毎日多忙な私は
山に行っても束の間の休息しかできない。
それでも山に行く。
山で癒される。
虫も疲れるのも嫌いだけど、
そんなのこの景色を見たら全部なくなる。
最近はイヤホンをつけて
音楽を聴きながら行ってるのだけど、
最近見つけた「伊っ達さ」って曲がすごく良くて
ずっと聴いてる。
最後らへんの歌詞が、
日常が幸せだと感じてて
ずっと続かないことも理解してて
お世話になったなぁって余韻の感じもあって
あんまり上手くいってない日とか
なんにも無かった日でも聴きたくなる曲。
雨、雨、雨。
今日は雨。
でも山に行く。
私、山の景色も雨も大好き。
「伊っ達さ」を聴きながら水たまりの中に入る。
「だってさ、わたし、まだあなたに
何も返せてないのにな」
うんうん。
やっぱりここらへんが好き〜。
ちょっと冷たいけど
体温を下げて心地よくしてくれる山の風。
こういうのを優しさって言うんだと思う。
池には鯉が泳いでる。
水面は波紋でいっぱいだ。
「雨とカプチーノ」に曲を替えて、
どんどん上へ。
空気が美味しいってのは
よく分からないけど、
肺いっぱいに吸った空気は
悲しいくらいに冷たくて
どこか秋っぽさを感じて。
ずっとここに居たくなる。
でも居れないから。
そんな時の魔法の言葉。
夜にしか使えない魔法の言葉。
"Good Midnight!"
山に登った時、
頂上で毎回こう言ってたら
家にいても山にいる気分になれる。
今夜も私の家は山の中。
【置き手紙を残して】
今日は担任の先生と面談をしてきた。
進路のことを中心に、色々と話し合った。
・このままでは留年してしまう
・最悪、他の学校に転入することも考えなければいけない
・大学進学が難しいかもしれない
これらのことについて説明された。
「夏休みに補講を受けたりなどの措置を取らなければ難しいでしょうね…」
私はネットで検索したことがある。
高校で不登校になったら、どうなるのか。
どうやら、出席日数が足りないと留年するらしいのだ。
難しいことはよく分からないけど、私はほぼ確定で留年する。
留年したくないならば、通信制高校への転校。
「これからどうしたいか、まずは家庭でじっくりと話し合ってください」
担任の先生が出した結論は、これだった。
帰りの車の中で考えた。
私はどうしたいのか。
留年してでもこの学校に残りたいのか。
通信制高校に転校したいのか。
私にはよく分からない。
自分がどちらを望むのか、お母さんはどちらを望むのか。
どの選択肢が未来の自分を苦しめずに済むのか。
分からない。
分からないけど、決めなければいけない。
「夜ご飯食べたら、1回話し合おっか」
信号待ちの車の中、お母さんは私の方を振り返らずに言った。
午後8時。
リビングに向かうと、既にお母さんが机に向かっていた。
私は俯きながら椅子に腰掛けた。
ずっと考えた。
自分が何をしたいのか、どうしたいのか。
結論は出なかった。
だけど、自分は決めた。
「お母さんはね、通信制高校に転校したほうがいいと思う。」
私は悟ってしまった。
お母さんとの話し合いは、きっと上手くいかない。
「やっぱり今の学校で頑張るのは難しいと思う。留年してまで頑張るよりも、新しい場所で頑張ったら良いんじゃないかな、って。」
私は重たい口を開いた。
「私は、」
ここ何日間も見れなかったお母さんの目を、私は真っ直ぐ見た。
「今の学校で頑張りたい。」
お母さんが少しだけ目を見開いたような気がした。
「色々上手く行ってなくて、勉強について行けれてるわけでもない。だけど、友達がいるし、私の可能性を捨てたくない。」
私ははっきりと言った。
「私は、私を諦めたくない。」
これで、私の思いが伝わったなら。
どれだけ良いだろうか。
私はお母さんの目を真っ直ぐ見た。
どうか、伝わって。
しかし、そんな私の願いはそう簡単に届かなかった。
「そんな簡単に事が進むと思って。」
ああ。
分かってた。
分かってたけど。
「あのね、いっつも簡単なことのように言うけど、あなたが言うほど簡単なことじゃないの。このまま留年しても、結局みんなと同じように生活するのは難しいんだし。それならいっそ…」
私は、お母さんの言っていることが右耳から入り込み、左耳から抜けていくのを感じた。
お母さんの言っていることが頭に入らない。
私の中で、ムクムクと風船のような何かが膨れ上がっていくのを感じた。
どんどん膨らんでいく。
膨らむ。
広がる。
そして遂に破れた。
「いっつも!!」
私は水の入ったコップを机に叩きつけた。
水しぶきが飛んで机に散った。
「いっつもお母さんだけで決めないでよ!!
私の話なんか、全然聞いてくれないじゃん!!
なんで決めつけるの!?」
「いい加減にしなさい!!あなたは自分勝手過ぎる」
「自分勝手なのはお母さんでしょ!?
なんでみんなと同じように生活するのは難しいって決めつけるの?」
「それは」
「もういいよ。」
私は涙を堪えながら自室に戻った。
自室に入り、私は膝をついた。
なんで、なんでまた喧嘩してるの。
だけど、許せなかった。
私の可能性を簡単に否定されること。
上から目線な物言い。
全て嫌だった。
もう限界だ。
そう思ったとき、ふとオトウサンのギターが目に入った。
私はしばらく眺め、あることを思いついた。
家出、しちゃおうかな。
東京、行っちゃおうかな。
そんな考えが浮かんだ途端、私はロッカーを漁ってキャリーケースを探し始めた。
あった。
青いキャリーケース。
中学3年生のとき、修学旅行用に買ってもらった。
私はキャリーケースを引っ張り出して、中に服やその他諸々を詰め込み始めた。
翌日、午前8時。
お母さんが玄関を開け、仕事に行った音がした。
私はそれを二階の窓から見て、急いで荷物の準備をした。
所持金は4万円。
電子マネーは1万円分。
そして口座に3万円。
10年以上お年玉を貯め続けた私に感謝だ。
そして不登校の時期にポイ活やフリマアプリを始めた私は偉い。
一階に降りようとして、ふとギターが目に入った。
オトウサンが使っていたギター。
持っていこうかな。
私はギターをケースに入れて背負った。
リビングの棚から、オトウサンの日記や写真を盗み出してキャリーケースにしまった。
これで準備は万端。
机には置き手紙を残している。
「家出します。探さないでください。」
私は無言で玄関を開けた。
いってきます、なんて言わずに。
あーあ、まさかこんな感じで東京に行くとは思わなかったな。
世間が束の間の休みを満喫しようとする中、私は独りだ。
それでも、もういいや。
私は玄関の鍵を閉めて歩き出した。
空は嘘みたいに晴れていた。
カリカリとシャーペンの音が響く。
乾燥してきた空気はよく音が響くなと思いながら、数学の問題と睨めっこ。もう遅い時間だからか、問題文が全然頭に入ってこない。思考があっちに行ったりこっちに行ったり。
「あー、もう、全然ダメ!」
手のひらをぐーっと伸ばして天井を見つめ、壁にかかったカレンダーに目を移した。
もう1月。
大学受験の日まで時間がない。
こんなことじゃダメなのにと、マイナスな思考がグルグルする。もっといっぱい問題を解いて、もっと頑張らないと。
グルグルした思考の中、不思議と泣きたくなってくる。
すると、コンコンと部屋のドアがノックされた。
「なに」
ぶっきらぼうにそう返す。
なんでもいいから八つ当たりしたい気分だ。
するとゆっくりと扉が開いて、眉毛をハの字に垂らしたお母さんが顔を出した。
「ねえ、美味しいフォンダンショコラができたのよ。お父さんも辰樹も寝ちゃったでしょう?一緒に女子会しましょ」
そんな言葉と共に甘い匂いが部屋に入ってくる。いつの間にかささくれていた気持ちも落ち着いてきた気がした。
「…たべる」
こんな時間にフォンダンショコラなんて食べていいのかと一瞬考えたが、甘い誘惑に勝てるはずもなく。すぐにシャーペンを放り投げてお母さんの後をついて行った。
キッチンの小さな机に2人分だけ置いてあるフォンダンショコラは、出来立てだからかほかほかで、先ほどとは比べ物にならないほど甘くていい香りを漂わせている。
「いただきます」
「はい、召し上がれ」
席についてすぐにパクりと口に入れたフォンダンショコラは、甘くって優しくって、涙が出てくるほど美味しかった。
「おいしい」
「そう?よかったわ」
そのまま泣きながら食べ続けて、あっという間にフォンダンショコラはなくなってしまった。食後に温かいお茶を飲んで、ホッと息を吐く。
束の間の休息で頭がリセットされたのだろう。なんだかどんな問題でも解ける気がしてきた。
「お母さん、私もうちょっと頑張る」
「あらあら、ほどほどにね」
「うん!」
頷いて意気揚々と部屋へと向かう。あんなに寒々としていた体がすっかり温かくなっていた。
6.束の間の休息
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逃げ潜む 土木に埋もれ錆びた廃墟は
人間の香りに元気を取り戻すことなく
怯える体を 鉄の匂いで包んでやる
示し合わせた轍
閃光が焼く故郷
硝煙臭い雑魚寝
束の間の休息
いま猫が、真横で必死に毛繕いしてる
猫の毛繕いは寝る前のルーティンだが、その必死さはまるで崇高な儀式のようだ
猫が突然毛繕いをやめた
よし寝るか
と思ったらまた毛繕いを始めた
儀式の合間の束の間の休息だったようだ
もう十分キレイだから
はよ寝なされ