『月に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
月に願いを
日をまたぐ、就寝前、一人月を見上げる…まあるい月も、半月も、細い三日月もそれぞれに、美しく、神々しい…
そんなお月様に、愚痴を聞いて貰ったり、相談相手になって貰ったり、偶には、お願い事をしている…或時は、冷ややかに、別の日は、優しく、私を見下ろして…この、お月様を、あの人と、一緒に、拝めますように…そう、お月様にお願いしている…
9月17日、今日はお月見の日だ。運のいいことに灰色の雲が一つも掛かっておらず、黄金色の月が夜の町を照らしている。
亜佐はそんな今日を持ち望んでいたのか、胸を撫で下ろし、安堵の表情を浮かべていた。
椅子に掛けていた上着を羽織り、亜佐は庭に出る。庭の中心にはあらかじめ用意していた望遠鏡がポツリと置いてあった。亜佐は望遠鏡を覗きこんで、慣れた手つきでピントを調整する。最初は輪郭がはっきりとしなかったが、丸みを帯びた月が少しずつ現れる。10秒も経たない内に望遠鏡に写し出された月は、写真集と同じ神々しい光を放った満月だった。
クレーターの形から今日はウサギがいるのかなと子供じみた考えに微笑を浮かべた亜佐は望遠鏡から顔を遠ざける。そして、真上に浮かんだ月を仰いだ。
今日は亜佐一人だけのお月見だが、本来ならもう一人いた。亜佐のルームメイトであり、友人の花である。本来なら今日、亜佐は、花と二人ぼっちでお月見を楽しむはずだった。だが花は今年の夏からパリに行った。将来パンのお店を開きたいと言って、勉強のためにここを出ていったのだ。あの時は亜佐は快く花を送り出したが、本当は寂しくて仕方がなかった。
亜佐は鼻をすする。秋の夜は思っていたよりも寒く、上着だけでは耐えしのげないらしい。もう少し暖かい格好をしようと考えた亜佐は家に戻ろうとする。
その時、冷たいながらも優しい風が亜佐の頬を撫でる。亜佐は再び月を仰いだ。
花も同じ景色を見ているのかな。一緒に見れなくてもいいから、この変わりない月の光景を共有したいな。まあ、向こうは昼だろうし月は出ていないか。
足元に視線を下ろすと亜佐は苦笑いを浮かべる。くしゃみを一つして、オレンジの明かりが付く家の中に足を踏み入れた。
願わくば
思い描いた"自分"になれるよう
好きな人に想いが通ずるよう
充実した日々を送れるよう
贅沢なほどの数々の願いを
満月にのせて
叶いますようにとポツリ
夜空に一言こぼして
今日も、おやすみなさい。
#月に願いを
月に願いをするなら何にする?
月の形をしたキャンディを食べてみたい!
星屑の砂糖がとても甘そうで。
食べた瞬間にキラキラと口の中で弾けるの。
まるで魔法使いが作ったお菓子みたい。
全部食べ終わった頃には貴方の願いは叶っているはず。
「月に願いを」
夜風に当たりながら、
パジャマのまま、
サンダルで、
家から近い、この街で1番の丘。
月明かりが湖に反射して。
まるで現実世界じゃない、異世界みたいな美しさだった
大きな月があって、この人生じゃ一生届かない
ようなスケールで、でもそれを今眺めている。
こんな時、"月に願いを"託して、
幸せな人生に戻っていく。
.....そんな事無理か。
じゃあ最後の願いくらい、聞いてくれませんか?
「どうか来世は、願いを託せますように。」
_________________________
はい解説。
湖により溺死。なんか好きな人居て先死んじゃって
今度は置いていかれる側じゃなくて願いを託す。
置いていく側になれますように。という願いを月に。
はい終わり。
てか𝕏誰も来なかったんですけど。
まそんなもんか。
まぁ来てくれる方居たら来てくださいぃ
#澄浪さんの好きなひと (BL)
Side:Machi Hokazono
…ああぁ、僕はなんてことを…。
できることならこの月影の中に溶けて完全に消えてしまいたい…。
どこかでこの夜を見守っている月の女神様でも誰でもいいから、とにかく今すぐにでも僕をこの世から消してください…!
…何故僕が今こんなガッタガタの精神状態になっているのかというと、僕の一番バレたくなかった秘密が一番隠しておきたかった人たちにバレてしまっていたことが判明したからだ。
しかも厄介なことに…僕にはその時の記憶が全くない…!
どうしてこうなった…?
「…あ、あの…ごめんなさい、僕…飲み会の時の記憶が全くなくって…あの…な、何で…」
「いや〜ね?オレらの酔いが冷めて落ち着き始めた時に外園さんが突然テーブルに突っ伏したから、あぁ寝落ちしたのかぁ〜と思って見てたんすけど〜」
「…でも外園さん、しばらくしたら起き上がって今度は水をガブ飲みし始めて」
「その時に僕ら、外園君の今まで聞いたことない声を聞いちゃってさ」
「それがCHiMAさんの声にそっくりだったんです…」
「ヒェッ…!!」
…そう。僕は自分が覆面ピアニストのCHiMAであることを隠すために、活動を始めた7年前から声を頑張って高くして必死に別人のフリをしてきた。
それに僕はいくら飲んでも酔えなくて、不思議とバレたことはなかった。
なのに…なのに…!
よりによってCHiMAの大ファンである篤月くんと澄浪さんがいる前で地声を出していたなんて…!!
僕みたいな地味男の正体がCHiMAだとバレてしまったら絶対に幻滅されると思って必死に隠していたと言うのに…絶望だ…。
ウキウキ気分から一転お通夜ムードになった僕は、精神的ショックが大きすぎてフラフラと後ずさりした。
「…え、外園さん?」
「外園さん!?え、大丈夫っすか!!?」
「気絶してる…伊智瑠、手伝って!」
「分かった…!」
そして僕の視界は、まるで僕の周りだけが停電になってしまったかのように一瞬で真っ暗になった…。
────────────────
「…うぅ…」
「…!兄貴、外園さんが目覚ました!!」
次に目覚めた時には、僕はバーカウンターから少し離れたところにあるソファーに寝かせられていた。
慌てて体を起こそうとしたら「まだ横になっていてください」と世古くんに止められた。
「…す、すみません…ご迷惑を、おかけしました…」
「外園さん、急にぶっ倒れるからビックリしたっすよ〜…体調どうっすか?」
「まだちょっと、フラフラする…かも」
…あぁ、この空気…僕、きっと幻滅されたんだな。
ずぅん…と、まるで僕の心臓に直接重しが乗っかっているようで息苦しい。
いつもなら綺麗だと感じるはずの窓の外の月が、変に眩しく感じて嫌になる。
今この状況で星ならぬ月に願いをかけたところで彼ら全員の記憶を消すことも、飲み会の時の僕の存在をなかったことにもできない。
…消えてしまいたい…。
「…あ、あの…CHiMAのこと、隠していて本当にごめんなさい…。幻滅…しましたよね」
もう嘘はつき続けられないと諦めた僕が掠れた声で呟くと、僕の寝ているソファーの周りを囲んでいる澄浪さんたちは不思議そうにお互いの顔を見合せた。
「…俺は何となく気づいてましたよ。外園さんがCHiMAさんだろうなって」
「は!?諒、お前気づいてたのかよ!!?」
「うん」
「ごめん、実は僕も…」
「名渚さんまで!!?…って、兄貴〜?おーい、生きてる〜??」
「…」
澄浪さんが何も言わずに両手で顔を覆って、僕に背を向けた。
…もし僕が何もかも完璧なイケメンだったら、こんな空気にはならなかったのかな…。
ファンの夢を壊してしまった罪悪感で、僕の胸はさらにぎゅっと締め付けられた。
「…かと思った…」
「ん?どした、兄貴?」
「…嬉しすぎて、死ぬかと思った…」
「あっはっはっは!嬉しすぎて泣く伊智瑠は僕も初めて見たなぁ!」
…えっ?う…嬉しい…?
待って…僕の聞き間違いじゃ、ない…?
「いや〜CHiMAさんがもし雲の上の存在〜みたいなマジモンのセレブだったらこうはならないっすよ!むしろ親近感爆上がりしたっす!」
「あ、ああああの、その…お願いします、このことはどうか、誰にも…!」
「外園君、落ち着いて。言わないよ、もちろん言わない」
「むしろオレらだけの秘密にするほうが、なんかさらにイツメン感出るくないっすか!?」
「篤月君それ最高だよ!」
「俺も名渚さんと篤月と同意見です」
僕らイツメンだけの秘密、か…。
…彼らが秘密にしておいてくれるなら、それもいいかも…。
体を起こして安堵のため息をつくと、澄浪さんが涙を拭きながら僕のそばにやってきた。
「確かにCHiMAさんの正体が誰なのか、気になったことがないと言ったら嘘になります。でも…」
「…え…?」
「私の心を生まれ変わらせてくれた推しのCHiMAさんが、こんなにも純粋で優しい人だと知ることが出来て嬉しいです。むしろ…CHiMAさんがあなたでよかった」
「…!」
…僕が…澄浪さんの心を、生まれ変わらせた…!?
ただの趣味で始めたCHiMAとしての演奏活動で、こんなにも心を動かされた人がいたなんて…知らなかった。
普段は地味なリーマンとして生きている僕の束の間の息抜きになれば、それでいいと思っていた。
でも…澄浪さんはCHiMAの正体に本当に幻滅していないのだろうか?
ここで喜んでいいはずなのに、僕の心に深く根を張っている自己肯定感の低さが邪魔をする。
「そうっすよぉ外園さん!さぁ〜今日も飲みまっしょ〜!」
「うぅ…篤月くん、気持ちは嬉しいけど…」
「…外園さんがCHiMAさんでも、俺たちがイツメンであることに変わりはないですよね?」
「ここではみーんな味方、みーんな友達。それでいいんじゃないかな?」
「…あ…ありがとう、ございます…」
「わっ!も〜、何で泣いてるんすか外園さ〜ん!」
…そうだ。この4人といる時くらいは普段の自分を忘れて、楽になろう。
秘密を共有できた彼らの前でだけは、もう少し肩の力を抜いてみよう。
そう思っているうちにいつの間にか、消えてしまいたい気持ちは少し薄れていた。
月の女神様…が、実際に見ているかどうかは分からないけど、僕をこの世から消してほしいという願いは取り消すことにした。
こんな僕を受け入れてくれた、強い味方ができたから。
【お題:月に願いを】
◾︎今回のおはなしに出てきた人◾︎
・CHiMA (ちま) /外園 摩智 (ほかぞの まち) 攻め 25歳 リーマン ノンケで童貞
・ミナミ/澄浪 伊智瑠 (すみなみ いちる) 受け 31歳 ショーバーのパフォーマー ゲイのネコ
・澄浪 篤月 (すみなみ あつき) 21歳 伊智瑠の弟 恭士の経営しているバーのウェイター バイのタチ
・名渚 恭士 (ななぎ きょうじ) 31歳 伊智瑠の友人 バー "Another Garden" のオーナー バイのバリタチ
・世古 諒 (せこ りょう) 21歳 篤月の彼氏 大学生 元ノンケ
息子がまっとうな考えに目覚め
一般的な孝行息子になる
《月に願いを》
太陽が姿を消してすぐ。
夜空に浮かぶ、細い月。
この月が満ちて天の頂に登るように
あなたの心に光が満ちて登っていきますように。
〘 月に願いを〙
静かな夜に君を想う
遠い記憶が胸を締めつける
あの日の笑顔 月に映して
叶わぬ恋に涙を託す
月に願いを 君に届け
切ない想いを 夜空に乗せて
愛した日々は 夢の中
月よ、どうかこの心癒して
静かな夜。
私がバルコニーへ出ると、少し後ろから貴方が声をかけてきた。
貴方はいつも通り柔らかな笑顔で私を見ている。
柵の上に手を置いて大きな月を見上げた。
貴方は安心させるように、私の手に自分の手を重ねてきた。
静かな、静かな夜。
鳥の鳴き声の虫の音、木の揺れる音と葉の擦れる音しかしない夜。
この静かな日々が続きますように。
そっと、月に願いをかけた。
【月に願いを】
人はなぜ手の届かないものに願いを託すのだろう?
よく晴れた夜が好きだ。
月が明るければ明るいほど、心が落ち着いた。
良くないと判りながら、それでも、車もまず通らないド田舎道だから、咎める者はいないと自転車のライトを消して走るのが、堪らなく好きだ。
今主流の自動点灯ではない、安物のママチャリだからできることだ。
風に吹かれて擦れ合い、風とは違うものに揺らされる草葉。蛙の歌と、何かが飛び込む水の音。煌々と光る月は熱を与えず、けれど奪いもせず、ただ世界を青く染める。
ただただ綺麗だ。
田舎はクソだと言う声もあるが、ほんとうにクソなのは人だ。
世界はこんなにも美しい。人のいない世界はほんとうに、ほんとうに美しい。
それを知れることに幸福を見い出す自分は安上がりで単純なのかもしれないが、無意味なまでにハードルを上げ喘いで嘆くことがないのは、やはり幸福だと思う。
願わくば、いつまでもそんな安上がりで単純な人間で居続けたいものだ。
徐々に傾いていく地面に抗うべく腰を上げ、ペダルへと体重を乗せた。ズシリ。一回しすら重く辛い。与えも奪いもしない夜に余分な熱を逃がし、ゆっくり、ゆっくり、坂を駆けた。
あなたに会えなくなって
どれくらいの月日が流れたのだろう
あなたは突然姿を消した
どこに行ったのか、色んな人に聞いたよ
「知らない」って言う人が多かった
でも、私は諦めることができなかった
「大好きなあなたにもう一度会いたい」
そんな想いで探し続けた
そして、ある人が教えてくれた
あなたは今、海外にいるそうね
どうして何も言ってくれなかったの
私じゃ頼りなかった?
私は泣き崩れたわ
悲しくて、悔しくて、もどかしくて
今宵は満月
どの国にいるかは分からないけれど
あなたも同じ月を見ることになるでしょう
あなたと私を繋いでくれるのは空だけ
それなら、「愛してる」の言葉を込めて
あなたの幸せを月に願おう
・5
『月に願いを』
私がまだ若葉を付けていた頃
人々は戦地に赴いていた
皆が飢えていた
私の根本にはいくつもの死が重なっていた
私の青い実は徐々に赤く熟れてゆく
月を見上げこれ以上、人々の死を養分にしなくてすむように祈った
【続く】
私に憧れるあの子が、このまま誰に見向きもせずずっと隣にいてくれますように。
月に願いを
願い事が 月に届く位のパワー有ったら
とっくに この地球上で叶ってるだろ
ぱか
月に願いを 年に祈りを
・・・ 星 のがいいな?
空に輝く満点の星達が 月でうさぎがついた 餅の欠片だって
誰か著名な科学者さん
Newtonに論文出してよ!
・・・って
月にお願いしよかな?
2024/05/26
今日も運動したよー!
めちゃくちゃ疲れた
でも運動した後のお茶はうめぇ〜!
運動した甲斐があったよ!!
今回はダイエット運動したよー😊
後は腕立て伏せだね!💕︎
頑張るよー💪
今日はここまで!!さようなら〜❣️
月に願いを 手に酒を
酒には歌を 歌に間を
間にて再び願わくは、
この悦楽よ、な尽きそと。
「月に願いを」
「織姫と彦星が今年も会えますように」
ざあざあと雨音が響く七夕にそう願う女に目を向ける。窓を開けて、ちらとも星が見えない空に真剣に願っているらしい。
「何をわざわざ。放っておいても会っているとも」
「どうして?今年は天の川が見えないわ」
「そもそもだ、宇宙に雨は降らない」
雨が降るのは星より下である。天の川がこちらから見えようが見えまいが、雲より上の星々には関係ないはずだ。
「…あなたって浪漫がない人ね」
それなのに、どこか拗ねたような声を出されてむっとする。何も間違ったことは言っていないのに何故批難されなければならないのか。
反論しようと口を開いた、その瞬間。
「でも、優しい人だわ」
くすくす笑って付け足された言葉にどんな顔をしていいやらわからなくなって、ぐうと喉を鳴らした。
"月に願いを"
月に願いを … か 。
月と言ったら やっぱり 夏目漱石の
「月が綺麗ですね」 を I love you と 訳したことが
真っ先に浮かんでくる かなあ 、 笑
最近まで 素敵な恋をしてたけど
もう何が何だか わからない 、
好きなのか 、 好きじゃないのか … 、 笑
私も 月が綺麗ですね くらい 言える勇気があったらいいのに
勇気をください 、 それが私の願いです