最悪』の作文集

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最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/6/2023, 12:50:51 PM

練習したきた成果を出しきった合唱コンクール。金賞に選ばれれば、全国大会に進むことができる。その結果発表を待っていた。
 みんなで全国出場を目指して努力してきたのだから、金賞であることを祈っていた。そして、訪れたその時間。銅賞から順に発表されていく。まだ、私たちの学校名を呼ばないでください。心臓をバクバクさせながら、祈っていた。学校名が呼ばれたのは、予想していたよりも早かった。銀賞で終わった合唱コンクールは思っていたより、ショックは少なかった。
 まぁ、こんなものかとその結果を受け入れていた。そう思っていた私の横で同級生が膝を抱えて泣いていた。なんで泣いているのかがわからなくて、ついどうしたのと声を掛けてしまった。
「悔しい……全国、行きたかったのに。こんなのってないよ最悪!」
「本気で全国行けると思ってたの?」
 言ってはいけないことを言ってしまったと気づいた時には遅かった。その子は逃げるようにこの場を去っていった。
 高校三年生である私たちにとっては最後のチャンスだった。だけど、やり切ったと思っていた私はこの結果に十分満足していた。
 ホールから出て、バスに乗って学校に戻った。あの子ほど深くショックを受けている人はいなくて、賑やかな車内だった。最後に後輩が集まってきて、部長を務めた私に感謝の花束を渡してくれた。
 あぁ、後輩たちも全国に行けるなんて思ってなかったのだと気づいた。本気で部活に取り組んできたつもりだった。誰よりも部長として、最大限の努力をしてきたつもりだった。それでも、あの子が最後に吐き捨てた最悪という言葉が理解できなかった。

6/6/2023, 12:46:36 PM

君の口ぐせ
なにかあるたびに
「サイアク」
とはきすてるように呟く

そのとがらせたクチビルが可愛くて
わざと困らせることをした

いつからか
その言い方も
とがらせたクチビルも
イライラするようになり

僕たちの間には
冷たく風が吹くようになった

どちらかが言い出したら
僕たちは終わる

僕から踏み出した一歩を
君は待っていたかのように
「最悪」
と笑みを浮かべた

そこに子どもみたいにとがらせた唇はなく
ほっとしたような
優しい笑みと涙目

僕たちはとがらせたクチビルを捨て
大人になった



♯最悪

6/6/2023, 12:45:31 PM

さいあく、って貴女は言う
あ、のところは、や、に聞こえる
それから、言う、も、ゆうって言う

最もひどいさまに使う言葉を、今日だけでもう5回は聞いた
眉を顰める貴女に向けて、慣れた手つきでチョコを手渡す

「ヤバ優しすぎ!!」
その笑顔を自然に受け取ることができるまでに、どれほど時がかかったことか

思わず浮かれて、う、のところが、お、に変わる

「さいこー、でしょ?」


#19 お題:最悪

6/6/2023, 12:43:13 PM

『誰にも言えない秘密』

私、十二歳のあかねはずっと商店街に住んでいた。だからみんな仲良し。でもお店屋だから泊まりで出かけたことがない。これってひどくない?っていつも友達と文句タラタラ。

大人たちもそこの所は悪いと思うのか、日帰りだけどたびたびバスを借り、高原や大きな室内プールにと私たちを連れて行ってくれた。私もみんなと同じで前の夜はワクワクで胸がいっぱいで眠れたもんじゃない。

その日は少し足を伸ばし川原でバーベキューをしようという日だった。
その川は流れが穏やかで浅瀬だから川遊びもできるというので、私たちのテンションは上がりまくり。やったぁ、川遊びなんて初めてだし、そんな所でのバーベキューも死ぬほど楽しみ。
熱が出そうなくらい、その日を待っていたもの。

私はバスの右側に座った。こっち側が川だと聞いたから。だんだんお店もなくなり、畑ばかりになり遠くには山が見える。バスから景色を見るのはとても楽しいの。初夏だったのでバスの窓も少し開いてる。畑が増えてくると窓から入る風に乗って土の匂いがしてくる。景色もどんどん変わるし匂いも変わる。楽しみだなあ。だって、大きな川なんて見たことがないんだもの。

そのうち急に右側は林になった。
薄暗くて木ばかりでつまらないなぁ、と思った頃白いかわいいお花を見つけた。やったぁ、あれ?水の音がする?

「わぁ、川の音だ〜」と誰かが言い大騒ぎ。こんなに楽しみにしてたんだから当たり前だよね。

急に眩しくなり大きな川が見えた。とうとう川だ、なんて大きいの、こんなに大きな川は見たことないから、バスの中はもう、大興奮。白いお花もいっぱい咲いてる、かわいいな。

バスを降りると草原だった。シロツメクサがいっぱい咲いている。じゃあ、これで花のかんむりや首飾りも作れるじゃない?なんて今日はいい日なんだろう。

バーベキューが始まった。私はどんどん食べ、飲み物もいろんな種類のを好きに飲んだ。うちでは絶対出来ないからみんなもう夢中で食べたり飲んだりしている。

お腹が満たされると、大人が見守る中でみんな川辺で遊び始めた。
男子はもうサンダルを抜いで、川に入っている。
私もまきちゃんと手を繋ぎ生まれて初めて川に入った。きゃあ、と二人で笑いながら。冷たくて気持ちいい、本当に浅い川なんだ、これなら怖くない。

やがてそれも飽きて私は川から上がった。まきちゃんはまだ楽しそうに遊んでいた。

その後、徹くんから『水切り』を教わりやってみたけれどうまくいかない、つまんないの。途中で徹くんは友達に呼ばれて行っちゃうし。

私はブラブラとバスで来た道を歩いてみた。バスだと気がつかなかったけど上り坂なんだ。すると「あ、あかねちゃん」と言われた。見回すと、こっちこっち、と声がして、なんと道路から更に高い、河原と反対側の小高い山の様な所にみさちゃんがいた。

私は「みさちゃん、危ないよー」と言うと「大丈夫、大丈夫。そんなすごい高さじゃないよ」と言うので、興味もあり、道路より少し高いところをよじ登った。

登ってみると、なんだか河原とは全然違う感じだった。まるで山だ。ふと見ると話しながらずいぶん奥に入っていた。戻ろうよ、と言ってもみさちゃんは止まらない。

すると、ある所で崖のようになっていて行き止まりだった。
足元は草がやたら生えている。
二人でのぞき込んで「うわ、下見えないね」と言い、今度こそ、戻ろうと言い、私はくるりと踵を返した。その時みさちゃんが、私のTシャツの裾を強く引っ張ったのだ。「伸びちゃうからやめてよ、みさちゃん」と言って私はひっぱり返した。でもどこにもみさちゃんはいなかった。え?みさちゃん?「みさちゃーん、ふざけないで出てきてよ、帰ろうよー」と言ったがどこにもいない。

みさちゃんの立っていた辺りを見て、はっとした。私のいた所はちゃんと土があった。だけどみさちゃんのいたあたりは、足元には草が長く生え見えにくいが足元に土はなかった。みさちゃん、落ちたんだ、だからとっさに私の服をつかんだんだ。

私は振り返らず必死に走った。
知らない、知らない、だってみさちゃんの足元なんて、私にはわからないもん。戻ろうよって言ったのに。

河原に戻ると私はさっき徹くんが石切りしてたあたりで、平たい石を一生懸命見つけては、川に投げた。見つけては投げ、見つけては投げをずっと繰り返していると、とうとう水を一度跳ねて、ぽちゃん、と川に落ちた。

私は段々おもしろくなり、石を見つけると溜めておいて、続けて何度も何度も力いっぱい投げた。すると、とうとう向こう岸まで跳ねて届いた。やったぁ、するとすずちゃんが「あかねちゃん、こんな所にいたんだ、ねえ、シロツメクサの首飾り作ろうよ」と言われてすずちゃんに教えてもらってきれいな首飾りが出来た。

辺りを見ると、女子は花飾りを、男子は川で遊んでいた。
私も手首にはめて、どう?とすずちゃんに言うと、あかねちゃんすごーい、と言われたので嬉しくて作ってあげた。

すると、大人に「おーい、そろそろ帰るからバスに乗ってー」と言われた。

男子はなかなか川から出なくて大人に怒られていた。おかしくてバスで隣通しに座って、すずちゃんと笑っていた。今日は本当に楽しかったな、少し疲れたけれど。

すると酒屋のおじさんがバスに乗ってきて、「みさちゃんがいないんだけど、誰か知らないかな?」と言った。
その瞬間、そうだ、みさちゃんの事忘れてた、とあらためてさっきの事を思い出しどうしよう、と心臓がすごい早さでどくんどくんといっている。
「一緒に遊んでいた人はいる?」と言われても、誰も何も言わなかった。

かおりちゃんが、一緒にシロツメクサで首飾りを作ったと言った以外は。

そして大人達は警察に電話をした。
大変な事になった。みんなざわざわしていた。こんな大騒ぎになるなんて、どうしよう、私捕まるのかな、そんなの嫌だよ。

警察官がたくさん来た。
パン屋のおばさんに付き添われ、女の警察官の人に、みんな一人ずつ聞かれた。
こわい。次は私の番だ。
パン屋のおばさんは「おばさんがついてるからだいじょうぶ」と言ってくれた。

パトカーの中で優しく聞かれた。
みさちゃんを見なかったか、一緒にいなかったか、と。
私はまきちゃんと川遊びをしたあと徹くんに教わり、できるまで石切りをして、その後すずちゃんとシロツメクサで首飾りや手首の飾りを作っていた、と言った。それはちゃんと言えた。だって本当にそれはしたから。

みんなの証言を照らし合わせ、私が川遊びをしたあと、徹くんから石切りを教わり、すずちゃんとシロツメクサで首飾りなどを作っていた事が証明された。誰も疑わなかった。

その後、何度も警察が調べたり、テレビや新聞にも取り上げられたけど、みさちゃんは見つからなかった。

その後、いろいろな事件や事故が毎日起き、みんなの頭から忘れ去られていった。

あれからもう二十年経つけれど、私はずっと怯えていた。みさちゃんに引っ張られた服を振り払った事が心に深い傷として刻まれた。
でも、誰にも言えない。だってこれは誰にも言えない私だけの秘密だから。

6/6/2023, 12:40:20 PM

最悪な日は
いくつあるのだろう
それはひとつ
更新されていく
最悪の日
最後にわかるはず

6/6/2023, 12:37:47 PM

【最悪】

最悪なのは相手じゃなくて自分
許されないのは当たり前だ
辛いのは私じゃなくてきっと相手
次は間違えないように

6/6/2023, 12:37:28 PM

👩ねえあいつまたぶつかってきたんだけど
まじ最悪ーww
あの鈍感くそ女なんて
学校来なきゃいいのに笑
うちらにまで陰キャ臭ついちゃうーwww

👓️ああ最高だ
今日もあいつに笑われはしたが、いつか泣き顔を拝むことになるだろう
私は週に一度、あの陽キャにぶつかっている。
もちろん、ただドジこいてぶつかっているわけじゃない。
時間と距離、相手の速度、行動を計算した上で、あいつのポケットにある小さな財布を盗む。
あいつら陽キャは、遊びに行けば余計なものをたくさん買ってくる。
財布など、毎週のように買ってくるから腐るほどあるのだろう。
毎週盗めるのは、財布と精々2000円程度。
でもこれが月に4回やってくるのだから、一月8000円、多いときじゃ月に10000円稼げる。
高校生の私にとってはいい仕事だ。
今日はピンクのかわいい財布だ。
中身は2480円。まあまあかな。
早くあいつの泣き顔が見たいなあ。あの鈍感くそ女。

6/6/2023, 12:34:16 PM

近頃いつも精神的に最悪なんだ。思春期だから?それもあると思う。思春期は心身が不安定になりがちだから。でもそれじゃ済まされないんだ。自分を責めてばかりで泣いてばかり。泣くなんて、一番自分らしくない。ずっと泣かなかったんだから。


実際私はやな奴で、何もできないクズだから。周りの家族や友人に頼りっぱなしな自分が何よりも嫌い。


じっとしているからダメなんだと思って何か行動を起こすと、逆に精神的に不安定になる。じゃあ何をすればいいんだよ。


焦るのは心に悪影響。じゃあどうすればいいんだよ。焦らなければ私は一生このままだ。自分が何かしないと何も変わらないから。


外との関係を断ってきたせい?拒絶はしてなかったんだよ。ごめん、ごめんなさい。今まで何もしなかった罰だね。私は悪い人だ。


ああ、五月と六月は悪いこと続き。春も梅雨も大嫌い。最悪。




<最悪>6.6
No.12


また創作じゃなくて、私が実際に思ってることを書いてしまった。すみません。明日はちゃんと創作描く。

6/6/2023, 12:34:11 PM

プリズム


流星の速さであの人の元へ

1秒でも早く

燃え尽きようとも


その時すれ違う綺麗な光

とても美しかった

しかし

もう

後戻りはできない



※最悪

6/6/2023, 12:31:18 PM

もういい。
死んでもいい。
だいたいなんで生きてるんだ。
何が楽しくて生きてるんだ。

何もかもどうにでもなれよ。
知ったこっちゃねぇ。

どうだったいいんだよ。
まじウザい。

なんて稚拙な言葉が
いつも我慢してることが
簡単に口に出てしまうくらい

嫌なことがあった。
すごく疲れた。
ため息が出る。
やる気になれない。

もう本当に
–最悪–

6/6/2023, 12:28:31 PM

こんなふうに

お題に対して 

発熱寸前になりながらも

昼に大急ぎで食したそばなどが

欲しい言葉のかわりに

口から溢れ出そうな感覚を覚えても

帰宅途中にひねり出そうとしても

何も浮かばず もはや自分には

血を吐くしかないと悩み抜き

帰宅後に風呂掃除をしながらも

タイムリミットが近づこうというのに

今夜は このアタマに何一つ浮かばない

まさにときが止まるようなこの状態は

「最悪」とは言わない。

こういうのは「最低」というのだ。



それは、自分の生活の中で

度々体験する馴染みの深い感情。






たとえば

ようやく 文章がなんとか形になって

あとは右上のOKを押すばかりと

いう まさにその時

掃除中の私の姿を鏡のように映しだす

エメラルドグリーンの

限りなく美しく 

罪のかけらもない 

そのぬるま湯のバスタブに

手を滑らせてスマホを落とすような

まさに心臓が止まるようなこの瞬間を




        「最悪」という。


「さいあく」

6/6/2023, 12:28:18 PM

最悪

最も悪いこと
それは自己がないことじゃない

何事にも責任がない
要するに何者でもないもの
全てを何かのせいにしてしまうこと

少しの判断すらしないままに
周囲に属すだけのもの

自らでないのなら
それは誰かのものだよ
良いことも
悪いことも
かならず私にある

自分のものなら自由だけど
他人のものなら不自由

自分に有するものに属する
それが生き方だと思う
それを捨てるのも変えるのも
自分のものに限るんだから

そこから始めるのがこれからだと
まずはそれからだと私は思ったりしてる

6/6/2023, 12:25:02 PM

お題
『最悪』

「最悪…湿気で暑すぎる!」


パタパタ……っ


『ねぇっ…俺男なんだけど?』

「は?それが何…」

『は?こっちが言いたいわ』
『俺男、スカート仰ぐな』

「え、何。いやらし〜笑」

『はっ!?ちげぇよっ』

「分かってる分かってる〜」

『最悪だ……』

「そんな事言うなよ〜親友っ」


親友じゃ嫌

6/6/2023, 12:22:08 PM

私はドラマが嫌いだ。
 母は、ドラマが好きだ。大好きだ。
 我が家の居間のTVは一台しかなく、母はネットが使えない。おまけに録画機材もない。
 結果大体夜の9時~は私は居間に居られない。母がドラマを見るからだ。ドラマ見るのやめて、と母に言ってもそれが叶えられる事はない。クロスワードパズルとドラマが母の趣味だから。
 母は今日もクロスワードパズルを解きながらドラマを流し見ている。
 居間でまったりしたい私からすれば最悪。
 そして今日もまた、私は居間を追い出される。
 ああ、最悪。

6/6/2023, 12:18:31 PM

今日は最悪。

どうでもいい人の言葉に傷ついて、これからも大事にしたい人のことをひとつも考えられない言葉ばかりつかってしまった自分がいること。

でも、最悪とは違うかもしれない…『最も悪い日』ではないから。

だから僕は今日も生きようと思う。

6/6/2023, 12:18:18 PM

そう言えば、あの人とは、
ぶつかり合いやケンカはしたけれど、
浮気とか修羅場とか、そういう最悪ともいえる
出来事は無かったなぁ。
ふと、そう思いました。

                 「最悪」

6/6/2023, 12:18:18 PM

最悪


「最悪なことが起きた」とする。
最高の状況も最悪の状況も本人次第だと思う。
ある人にとっては最高。
でもある人にとっては最悪。

最悪の下は何だろう地獄かな。
でも、最悪まで行っちゃえば
あとは上がるだけだから、
ありきたりな言葉だけど
前向きに生きていきたいよ。

気持ちって大事だと思うから。

6/6/2023, 12:17:38 PM

最悪。と思ってたら最悪じゃなかったことはたくさんあるから落ち着こう。

先日最悪と思ってたらさらに最悪が更新されちゃったんだよ、本日。

最悪と一言言っても種類もあるし、最悪どうし比べられないことも。

でも最悪を知ってると、最悪じゃないってのもわかるから。いつか。

大事なのは、本当に取り返しがつかないこと、人が心身ともに死ぬとか?

そういうことにならなければ、大体最悪じゃないからね。

なんとか切り抜けて、頑張ろう。

6/6/2023, 12:17:25 PM

最悪
A「おい!大丈夫か!しっかりしろ!」

B「うぅどうやら俺はここまでのようだ」

A「くそ最悪だぁ!俺がちゃんと油断しなければこんな事にならなかったのに」

B「....最後に1つ言い残した事がある」

A「おい喋るんじゃねぇ!」

B「言わせてくれ頼む」

A「......分かった....なんだ?」

B「ウノ」

6/6/2023, 12:15:58 PM

クリームソーダの水色が

      なんだか今日は恋しくて


      炭酸のはじけるみたいに

      こころの中のもやもやが
 
      なくなったらいいのにな


      こおりにまとわりついた

      アイスをスプーンで沈め


      あとは上がるだけじゃん

      とストローで吸い込んだ


   
               『最悪』

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