『最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰に対しても同じ優しさを向ける、貴方に感情など無いことを私は知っている。仮初めの幸せでもいい。貴方が私に嘘をつき続ける限り、私もそれを受け入れよう。だがもしこの先は一人で行くと言うのなら、その道を私は断つだろう。それは私の命と同義なのだから。
#最初から決まっていた
最初から決まってた…どうやら新しく世界を作り 直す神様があの子を選んだ…
自分の大切なあの子を
自分の愛しいあの子を
自分の人生をあの子と共に生きると誓った…
あの子は輝く1番星
あの子が見せてくれる世界は眩しくて苦しくて
泣きたくなるくらいに優しい世界だった
あぁ神様…
「神様お願いします」
何故ですか?
「愛しいあの人が…どうかどうか」
何故ですか?
「生きていて欲しいのです」
どうしてですか?
「愛しているから」
どうして愛しいあの子なのですか?
「あなたにとって優しい暖かい
世界でありますように」
あの子が居ない世界はなんて冷たくて残酷な世界だ
「さよなら愛しい人」
お別れだと言うように輝く1番星は夜が開けると
ともに静かに消えていく
「会いたいです愛しい子」
最初から決まってた
最初から決まってる事って山ほどあるけど、何一つ事前に分からなかった
わかってた方が楽だった。縛られてた方が楽だった
「最初から決まってた?」
バカ言うなよ笑
努力が報われなかったり世の中が不公平だらけって言う人いるけどさ
目の前のチャンスの数はみんな平等じゃね?
あとは、やるか.やらないか結局自分次第!!
でも宿題進まねー笑
口だけでごめんなさい🥺
明日から!頑張ります!!
守り人
世界を壊すか
己を壊すか
どちらか選べ と言われたなら
最初から決まってた 答えを言う
だってこの世界は あまりにも 綺麗だから
醜い己が壊れた方が この世界が 輝くなら
君のいる世界を 守りたいから
己を壊す
大抵のことは最後まで結果が分からないのに、最初から決まってた!とか言う人からは心の距離をそっとあけるようにしている。
結果をその一言でまとめてしまうのは、そこまで頑張ったり手順を踏んだりした人に対してものすごい失礼ぶちかましてるような気がするから。
#2
「今日、何が食べたい?」
「ハンバーグ!」
「それはちょっと……。他には?」
「カレー……」
「カレーね! オッケー」
絶対最初から決まってたでしょ?
最初から決まってた
少女の顔が悲しげに歪む。
自分一人の力では、もうどうにもならないことを少女はよく知っていた。
なぜなら、もうすでに何度も試したからだ。
突然あり得ないことをしだすのも、ストーリーを壊すため動くのも、シナリオにないことをしようとするのも。全部、もう試した後だった。
だからこそ、少女はもう知っていたのだ。これは最初から決まっていたのだと。決して変わることのない軸なのだと。
知った上で、少女は泣きながら、自身の意とは反するそれを受け入れる。流れ落ちる涙で霞む視界の中、合わせた照準はあまりにも完璧で、そっと引き金を引いた。
これは、殺人鬼と呼ばれた優しすぎる少女のお話。
ドラマや映画はもちろん、学校、友人、恋愛、家庭、電車、車の運転、家事、病気でさえも、どうしても入り込んで行けなかった。
誰にも何にも馴染めない。一体感がない。
常にガラスのドームの外にいる感じ。
世界はガラス越しにある。
中ではみんな、本気で笑ったり怒ったり、悲しんだりホッとしたり。
…面白そう。
ネットで検索して、
「それは〇〇という病気に多く当てはまる症状です」
と名前をつければ少しは安心するかと思ったけど…まあそんな筈もなく。
無理に入り込もうとすればする程、事は複雑になるばかりで、世界は更に遠退いて行った。
ならばもう、こっちから馴染もうとするのはやめよう。
別にそこまで望んでるわけでもなし、
と腹を括った途端、あらゆるものがはっきり見えるようになった。
ちょうど初めてメガネを掛けた時のように、全ては細部まで明るく、立体感を持ってこちらに迫って来るようだった。
私と世界を隔てていた、あの分厚いドームはついに消えてしまった、と思えるくらい、目の前の物や事の輪郭がくっきり明確に感じる。
私は手を伸ばして近くの椅子に触れてみた。
いや、ドームは消えてなんかなかった。
相変わらず私と世界の間には隔りがある。
ただしガラスの曇りがみんな消えて、まるで隔りなんか存在しないみたいに澄んでいるのだ。
…ああそうだったのか。
したくないことをただ漠然と、しなければならない、それは皆するものだからと惰性で続けてきたこと、それがガラスを曇らせていたのね。
隔りは、ある。これは最初から決まってたことだ。
違和感は「曇ってませんか?」というお知らせランプだったんだ。
これからは隔りを感じたら、目の前にどこまでも広がっている美しいガラスの曇りを確かめよう。
時折、息をすることを忘れる。
それは、不意にきて
闇から這い出る不吉な塊と化し、
我を襲う。
その時は必ず、
「あゝ、これが最初から決まってた
宿命だというものだろうか。」
と思う。
彼の娘が現れてから、途切れずに。
恋心なんぞ、最も不明なもの。
病でないことに気づくのは、
ずっと先のことであった。
【最初から決まってた】#9
始まりがあれば終わりがある。なければならない。
だからそれは安息。それは恐らく救い。
あっちなんてあってほしくない。だって先生だって休みたいだろうから。身体がないなら薬もない。でも心は?だからあっちなんてあってほしくない。
馬鹿が死んだら治るだろうか。死んだら欲望が浄化されるだろうか。だからあっちにはあってほしくない。
寒さも暑さもないなら、きっと適温もない。
身体がないなら重力もない。どこまでも飛んでいってしまう。うっかり跳んだら二度と会えない。そんな悲しいところ、あってほしくない。
身体がないなら酔いようもない。酔わずにどうやってやっていくんだい?
苦痛がないなら愉悦もない。悲しみがないなら楽しさもない。怒りがないなら赦しもない。憎しみがないなら愛もない。そんなところ、あってほしくない。
摩擦がないなら字も書けない。絵も描けない。そうしなければやってられない人はどうするの?
ああ、野暮だ。野暮すぎる。野暮天だ。でも野暮がなければ洗練もない。洗練のないところにどんなよさがある?
みんな救われて、罪も科も業もなくて善と安息のみがある?澄まし返った世界が素晴らしいって?おあいにくさまだ!
だから僕は死の先を認めない。死なない身体に用はない。ほっといても死なないのなら僕が殺す。それが始めから決まっていてほしいことだ。
『運命』
やっと分かる。今さら、気付く。
この結末は最初から決まっていたことなんだって。どんなに抗ったって、どんなに足掻いたって、どんなに繰り返したって。
貴方は、
私の代わりに、
死んでしまう運命なんだって。
どうしてもこの運命しかないの?
どうして貴方が、私の代わりに死ななくてはならないの?どうして私が死ぬのではダメなの?
お題:《最初から決まってた》
【最初から決まってた】
知ってた 決まってた 全て
彼が全員に優しかったこと
彼が俺の事の【友達として】好きだったってこと
彼が今後、俺を助けて死ぬってこと
題:最初から決まってた
私思うんだ。
人が死ぬ時って最初から決まってるんじゃないかって。
若い子が事故にあって死んじゃったりした時、
可哀想だなって思うけど、なんかもうそういう運命だったんだよなって思うんだ。
だから私が明日死んじゃってもそれはもうしょうがない事だということにしてる。
最初から死ぬ時が決まってるんだって思うようにしてる。
たとえそれが自殺であっても、そうなる運命なんだから
仕方がない。
でも、最初から決まってることを変えられちゃうような
強い人になりたいよ。
運命何てものを壊しちゃうような人になりたいよ。
誰からも求められず、只々孤独な日々。
誰にも頼れない、真っ暗な部屋で静かに泣くことしかできない。
学校に行ったら虐められて、親のもとに行っても只々暴言を吐かれるようなそんな日々。
だから僕は、部屋に引き籠もって、ネットの世界に依存した。ネットだけが僕の居場所。
ここなら僕のことを求めて、必要としてくれる人がいたから。
僕の本当の居場所は、最初から決まっていた。
#最初から決まっていた
最初から決まってた
ボクは村人で君はヒロイン。生まれたときから神様に選ばれていた。君はいつか主人公が迎えに来て魔王を倒すためにたびに出るんだよ。それが神様の決めたことだから。
ボクとヒロインは幼なじみ。小さい頃から一緒にあそんで一緒に勉強をして、一緒に寝たりしてた。ボクたちは村で一番の仲良しだった。向かいのおじちゃんもぽつんと遠くに住んでいるおばあちゃんだってボクたちが仲がいいねって言ってくれた。ボクたちはこれからもずっと一緒だと思ってた。
ボクたちの村では10回目の誕生日に協会で役職を授かるんだ。正確に言えば、生まれる前から決まってる役職を正式に任命してもらうものかな。ボクたちの村は小さいから隣町で授かったんだけど、あの子はヒロインの役職を授かったみたい。一月もしたら大きな国に行ってヒロインとして教育を受けるんだって。ボクはただの村人だったよ。まあ、そうだよね。
その日から村は忙しくなった。あの子が立派に旅立てるように準備をして、たくさんお祝いをした。こんな小さな村からヒロインが生まれたんだもん。みんな自分のことのように喜んだ。みんなはね。
夜。全てを隠してくれる闇。ボクはあの子と一緒にいた。
「君のことをお祝いしているのに、行かなくていいの?」
「いい。私は何も嬉しくない」
俯いて、暗い声のまま君が言う。
「私は、ただの村人。なのに、どうしてカミサマは私をヒロインなんかにしたの。私が望まないことを勝手に押し付けて何をさせたいの。私は、こんなの、のぞんでないのにっ……」
しゃくりあげる音が聞こえる。なんて返事をするべきなんだろう。
「ボクは、ボクはね、嬉しいよ。でもね、同時に寂しくもある。君と会えなくなるのがすごく寂しい。君は僕にとってすごく特別だから。ずっと一緒にいたいって思ってる。」
暗闇に輝く君のきれいな顔を見つめる。
「でも、君はみんなにとっても特別なんだ。神様が決めた、最初から決まってたこと。神様は絶対なんだ。でもね、それには必ず終わりがあると思う。魔王を倒したら終わり。君はまた村人になることもできる。ボクも我慢する。君が背負うものよりずっと小さいものだけど、君が帰ってくるのをずっと待つよ。つらくなったらボクが遠くから応援する。だから、頑張って。終わったら、また、一緒にいよう。」
君の目から雫がこぼれる。君があまりにも勢いよく抱きしめるから驚いたな。
それから、あの子は国へと出発した。たくさんの人を助けるために努力しているらしい。
ここから遠く離れた町で主人公が現れたらしい。これからその子も国に行って魔王討伐に行くことになるのだと思う。討伐できたらヒロインからは解放されるって思ってるのかな。
ごめんね、君に伝えられないでいたことがある。主人公とヒロインは必ず結ばれるんだ。小さい頃の記憶は他の人よりも薄れていって、魔王を討伐するまでに全てぼんやりとする。その間に主人公と愛を育んで幸せに暮らすんだ。それが、この世界だから。それが、カミサマが決めたこと。最初から決まってた抗えない運命だよ。
ああ、カミサマ。あなたを心の底から信仰していないボクへの当てつけですか。どうしてこんな運命をボクに教えたのですか。ただの村人を、こんなに苦しめるのはなぜですか。ボクは村人で、あの子はヒロイン。
なら、せめて、あの子が最期まで幸せであるように願うことくらいは許してください。神様。
みずからの腸にからまりのたうって死んでも生きてもかぶとむし
最初から決まってた。
私の人生、そうかもしれない。
誰にも求められず、自分からしか求められない人生。
いや、違う。自分で決めたんだ。
自分でたくさんの選択をしてきた結果が今の私だ。
最初から決まってたことなんて、あるのだろうか。
#47【最初から決まってた】
ショーウィンドウに並ぶ
イロトリドリのケーキ。
イチゴにメロン
マンゴーにチェリー、マロン
チョコレートに抹茶…
あぁ…全部美味しそう。
カラフルなタルトも捨てがたい…
「お決まりですか?」
あっ、はい。
チーズケーキください!
出会いはあまりにも理不尽だった。今でも忘れることはない、この先思い出すこともないだろう。
素敵な御人と出会い、恋をして、愛を育むなど理想の結婚が叶うことは無いと思っていたけれど、当時は考えうる限り最悪だった。
家業である雑貨屋が同業の嫌がらせにより廃業。父は類まれなる話術で商才に恵まれていたからだろうか。慕う人も多かったけれど、その才能を妬む人達も大勢いた。
そしてあろう事か我が家を救う条件として、私と同業者の息子の結婚を結ばせた。私は人柱と言ったところだろう。父の切羽詰まった表情をみてしまったら断る術はなかった。
最初から決まっていたことだ。明日、私はこの生家を旅立っていく。