『日の出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人生で日の出を一度も生で見たことがない。
いつかきれいな日の出をこの目に入れたい。
美しい海の向こうから日が出る。
そして、気高き山の中に日は沈む。
私は前者が好きです。
なぜなら、自分の心の内を表しているようで。
美しい日の光を見ると、自然と今日も頑張ろうと思える。
そして、心が解放され、私の中の日が目を覚ます。
誰の上にも太陽はやってくる。
どんな日でも日の出はある。
それらの"常識"を味方につけて
私は明日も頑張ろうと思います。
日の出
物事の捉え方の話だ。
日が昇る時、あの国では日が沈んでいる。
私たちが日の入を見る時、あの国では日が昇っている。
ある漫画で、こんなセリフを言っていた。
「真実は人の数だけあるんですよ」
「でも 事実は一つです」
子どもたちには色々な見方ができるような人に育ってほしい。
本質【事実】を見抜く力も大切だけれど、
人それぞれの物語【真実】を見て、
寄り添える人になってほしい。
2024.01.03
忘却にみをゆだね、ねむっているわたしは、もえるような曙光がさしこんでくるのに、めがさめる。くるしみのただなかにいるものにとって、めざめとは、いくぶんつらいものである。かりそめの忘却からめざめへとうつってゆくなかで、苦悩をせおいこんでいるじぶんをさいはっけんし、すべてのどんづまりをおもいだす。そのようなくるしいしゅんかんにさしこむ曙光は、もえるようにぎらぎらとかがやき、まるでわたしをせめさいなむほのおのようだ。ねむりの忘却のふちにしずめておきたいことどもを、曙光はヨウシャなくあばきたて、わたしにいやおうなくちょくめんさせる。つかのまのねむりでわすれていた苦悩をはっきりとおもいだし、わたしは憂愁にとざされる。しかも、そのときにはすでにねむけはわたしからさり、ふたたびねむることはできない。わたしは、はっきりめざめたイシキのまま、苦悩にたちむかわなければならない。
——日の出
日の出
初日の出は数える位しか見たことない。
日の出は一時期、日が昇る時間帯まで寝られない期間があったので、その時期は“あぁ、日の出の時間帯の空は、綺麗だなあ”とか思いながら、ベランダから外に出てみたりしてた。
まじで暗い時間帯は眠気が全然来なくて、嫌なことばっかり思い出したり考えたりしながらひたすらゲームしてた。
で、空が明るくなり始めると、なんか安心して、するとだんだん眠くなってきて、それから寝るって感じだった。
1回車泥棒に家に入られてから無意識に怖かったのか。
まあ、その前からも眠れない時期あったし、もともと宵っぱりではあったので、これが要因かは、微妙なところ。
【日の出】
貴方と見れて幸せだわ
俺は彼女と日の出を見ていた。
俺も幸せだよ
このやり取りは何年前だろう・・・
彼女が亡くなってからトラウマになった日の出。
あぁ、日の出をみるならお前じゃないと、
お前じゃないと幸せなんて思わないよ
日の出
明けない夜…
絶望感
朝になるのが
こわい
日の出の眩しい光り
…
つらくて…目を閉じる
「思ったよりも…綺麗だな。」
その光から目を離さずに、ぼそっと呟く君。
ちらりと君の方を見て、その端麗な横顔に映される光に、少しだけ妬いた。
「あの光が、私だったらいいのになぁ。」
「なんでだ?」
「あの光はすっごく眩しくて、君を守ってくれるような、救けてくれるような光だから。」
孤独で、強くて、仲間がいて、弱い君にとって、私があの光だと思ってくれているなら。
「オレはあの光、オマエみたいだなって」
突然そう言われる。
驚きすぎて、めでたい光よりも、彼の横顔を目を見開いてしっかりと見る。
「あ?オレなんか変なこと言っ……たな!?
べ、別に変な意味じゃねえからな!?」
「い、いいいやいや分かってるよ!私がなんか突っ走った解釈しただけ!!」
「多分その解釈で合ってる!!」
「言わなくてもいいよ!!」
恥ずかしさのあまり言い争いのようになっている状況で、冷静にツッコむ人間がいた。
「いやもう付き合えよ。」
「あの言葉は告白同然だよねー。
てか日の出綺麗だね〜!!」
_2024.1.3「日の出」
pk。今日円盤クリアしました。
クリア後姉弟に会えないってマジですか?
おやじを「青木さん!?」と思った自分を投げ飛ばしてくれる人はいますか?
pk知らなくても多分読める…と思います。
#5
日の出の瞬間ってすごく綺麗。
ほとんどの人がそう思ってるはず。
いいなぁ。みんなに認められて。
みんなに認められたいとかは思ってないけど、1人でもいいから、誰かの中の私が綺麗な存在だといいな。
ちょっと話ズレたかもです💦
まだ暗いうちから、トルデニーニャは山頂に向かって走っていた。彼女たち、有翼族が住まう岩山のてっぺんに向かっているのである。
今日は特別な日。どうしてもその時刻に遅れるわけにはいかない。飛んでいけば一瞬のことだが、彼女はみんなのように巧く飛べなかった。しかし、日々の積み重ねで得た、狩りの腕はある一人を除いて、彼女に勝る者はいない。
同朋たちは幼い頃こそ、それを散々からかっていたものだったが、彼女に狩りの腕前が敵わなくなった頃には、彼女の真摯な努力に敬意を表していた。
毎日のように走っている道のりを急いで走り抜け、彼女はとうとう山頂に到達した。まだ空は暗くて、山の端が少し明るんでいる。
(――間に合った)
ほっと胸を撫で下ろして、彼女は崖際に近寄っていく。すると、暗闇に紛れてよく見えなかったが、既に先客がいたらしい。先客は端に座って、眼下の景色を眺めていた。
先客は彼女の足音で気づいたらしく、振り向いた。
「……ああ、トーマ」
彼女の姿を認めて、それが発したのは気のない声だった。冷たいと言い換えてもいいのかもしれないその声音は、リヴァルシュタインのものだ。誰だろうと訝っていたトルデニーニャは、その声を聞いて、緊張を解いた。
よかった。知らない人だったらどうしようかと思ったところだった。
「こんばんは、リヴァ」
にっこりと笑って、彼女は遠慮することなく彼の隣に座った。
「君、きちんと暖かい格好をしてきたのかい」
「もちろん。リヴァたちと違って、わたしは寒さに強くないもの」
見て、と彼女は両手を広げた。毛皮の上着の下に厚手の服を二枚重ねて着ており、耳当てのついた帽子に手袋をしている。走ってきたから、熱いくらいだ。
ぴゅうと冷たい風が吹いた。
くちゅんとくしゃみをした彼女を見て、彼は小さく溜息をつくと、自分の巻いていた襟巻を彼女に巻き始める。
「首元を出していると冷えるよ。しばらく、ここで座って待つんだからね」
「ありがと……」
大人しく為すがままにされながら、トルデニーニャは答えた。
彼が襟巻を巻き終わったので、二人は並んで、前方を眺める。
山の端の明るい色が徐々に下から立ち昇り、暗い空が徐々に明らみ始めていく。山の端から大きな半円が姿を現して――やがて完全な円となる。朝日が昇ったのだ。
(今年もこうやって一緒に見れてよかった)
彼女はそっと彼にもたれかかった。彼は驚いたように彼女を見たが、口許を緩めると、彼女を抱き寄せたのだった。
神さまが
山の向こうで
目を覚まし
その輝きが
昇り現る
今日 お散歩中の
とっても愛らしい犬が
あいさつに来てくれて
撫で撫でさせてくれて
ピトッと寄り添ってくれて
可愛いくて温かくて優しくて
嬉しかった 幸せだった
あったかい陽の光みたいに
心温めてもらった
ありがと ありがと
日の出
私に縁のないもの。それが日の出だと思う。早く起きても窓を眺めず、窓を見るのはうっかり遅く起きた日だけだから。
日の出を思い出したのを機に見てみようかな
人の好きなものが必ず好きな必要はない
でも人の好きなものを蔑む馬鹿が一定数この世に存在するのは悲しいことだ
いつもと同じように
太陽が昇ってくると
見せかけて
地球が回る、
それでも今日はやけに
ありがたみを感じながら
朝を待つ人が多い。
そんな風に一年を
照らしてほしいと
願っている。
太陽に縋る思い。
心も地球も
救う一年が
待ってますように。
–日の出–
神さまが
山の向こうで
目を覚まし
その輝きが
昇り現る
日本海から初日の出を見られたらいいよね。地球の自転逆にしないとね。
日の出
新しい光と共に、私たちは目を覚ます。
爽やかな風につつまれて、流れるままに。
日が落ちた頃には、心地よい疲労がありますように。
お題【日の出】
「日の出が見たい、ですか」
幼い主にそう言われて、ハウレスは困惑した。話をよくよく聞けば『フェネスが意地悪をして日の出を見るのは駄目だと言った』ということなのだけれど。
「主様、フェネスはおそらく遅くまで起きていて生活のリズムが狂うことはよくないと思ったからではないでしょうか」
しかしそんなことを素直に聞き入れるほどできた4歳児ではなかった。どうしても見たいと床を転げ回って駄々を捏ねる主に、ハウレスはこめかみを押さえた。
トリシアが4歳のときはどうだっただろう? そもそも日の出に興味など持っただろうか? それさえもあやふやだ。
主が泣き喚いていると、そこにフェネスが戻ってくる。シルバートレイの上には主の好物であるアッサムのミルクティー、そしてラズベリージャムをたっぷりとあしらった白い物体が乗っていた。
「主様、おやつはミルクティーとお餅ですよ」
おもち、という単語に、主はバタつかせていた手足の動きを止めた。
「早く召し上がらないと固くなります」
フェネスがテーブルにセッティングをしていると泣き腫らした目を擦りながら起き上がった。
「おい、フェネス」
部屋の片隅にフェネスをごく小声で呼んだハウレスが、なぜ主がそこまで日の出にこだわっているのかを訊ねた。
「前の主様の世界には『初日の出を拝むとその一年が良い年になる』という言い伝えがあるらしいって、読み聞かせていた本に書いてあったんだ。それで興味を持ったらしいんだけど……主様がそんな時間まで起きているのがそもそも無理だし、それに風邪をひいてしまったら大変だからね。だから変に期待を持たせるよりもいいかなって」
なるほどと、ハウレスは納得した。それにしてもフェネスにしては手厳しい気がする。
「お前がそこまでムキになるのも珍しいな」
「え……そうかな」
「いや、気のせいだったらすまない。
主様、それでは俺はここで」
ハウレスはムニョーンと餅を伸ばしている主の額に口づけをひとつ落として退出して行った。
夜のうちに、すべての友達に別れを告げた。
この世にサヨナラする理由は、長く生きすぎたから。
マンションの屋上にリクライニングチェアを置いて、朝が来るのをじっと待つ。
日の出とともに、自分の体が砂と化して風に散りゆくのを感じる。
砂と化しても俺達の意識は残ると聞いているが、この世から肉体が消え去れば、夜な夜な出没する切り裂き魔の噂は消えるだろう。
願わくば、映画の中で描かれる俺達の紳士的でカッコいい姿はそのままで、こんなジャージ姿のおっさんが夜の公園で首筋に噛みついていたことなど、出来るだけ早く忘れてもらいたい。
他人を傷付ける食事にも罪悪感を覚えるほど、現代人は優しすぎる。他人のことを思いやってくれる。
献血なんて、そのイイ例だ。
こんな世界では、俺達は今までのようには生きていけない。
長く生きすぎたな。もう満足だよ。
ああ、日の出だ。
この美しい景色を目に焼き付けて、跡形もなく消えていこう。
その先のことは…分からない。
もし、復活してしまったら…また吉祥寺でタピオカでも売って…あ、それでは皆さん、さような…。