『手ぶくろ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
手ぶくろを着けてきたけれど
大好きな君の手にもっと触れたいから
こっそりぽっけに隠したの
手袋はいいや。君がいれば十分温まるから。
私の手を
あなたの手が
手ぶくろのように
そっと優しく
包み込んだ。
心まで暖かくなる。
「手ぶくろ」
手だけでなく、心も温まり、時には人との関係を悪くする。
寒さに両手を合わせて擦る私
そっと差し出された手袋
片方だけつけて
もう片方の手を貴方に伸ばした
手袋大好きだけど、指先が出てないと鍵とか触るの怖いから必ず指先が空いてるものにしてる。歩いて出かける分には特に問題ないけど、自転車乗る時とかは指がカチコチになるね。
私の手は氷のように冷たいけどあなたの手はまるでカイロみたいだあなたは私の手ぶくろになってくれるありがとう
「普通の子になりたい」
少年は友達が多く、みんなの人気者でした。
少年は、周りのみんながいつもの様に話していて、
その話題を聞こうと話の輪に近づくと、
「お前、ホモだろ」
「ホモは嫌いだから近づくな」
と、捨てゼリフの様に言われました。
少年は「どうしたんだよ?」と、みんなに聞きましたが、
みんなは少年を避けるように離れました。
少年は、恋愛対象は少女なので、
少年が別の少年、つまり男性に恋愛感情はありません。
なのに、何で根も葉も無い噂が広まっているのか
少年は不思議に思いました。
少年から人が離れて行き、友達が一人も居なくなった頃、
少年の代わりに人気者になった第二の少年が、
「ざまあみろ」と、少年に言いました。
少年は、ゲラゲラ笑う第二の少年を見て、
自分の悪い噂を流しているのはそいつだと確信し、
少年は復讐を決意しました。
ある日、一人で廊下を歩いている
第二の少年を見つけた少年は、曲がり角に隠れて
すれ違いざまに理科室にあった
硫酸や塩酸を第二の少年の顔にブチ撒けました。
第二の少年の顔はケロイドの様に皮膚が爛れ、
少年は「コレでお前も結婚出来ないだろ!」
と、第二の少年に言い放ちました。
コレで普通の人間に戻れる訳じゃない。
でも、自分を不幸のどん底に叩き落とした奴が
幸せな人生を送るのが許せなかったんだ。
本当だったら幸せだったあの頃に戻して欲しい。
でも、もうあの頃は戻って来ない。
少年は一匹の大きな烏に姿を変え、
第二の少年を掴んで、地獄へ飛び去って行きました。
手ぶくろ
君と手を温め合えば手ぶくろなんて必要ないのにさ
私は今日も手ぶくろを付けている
娘の担カラーの紫のチェックの手ぶくろ
私が借りちゃってずっと使っちゃって
文句いいながらもずっと使わせてくれる
手ぶくろ
インナーグローブで保温、オーバーミトンで防水。
完璧だなあ。
ー手ぶくろー
あなたの手はあたたかい
私の手は冷たい
あなたの手で私の手も暖かくして…
手ぶくろ……
寒さから包み込むように守ってくれる
あなたのように
あなたが編んでくれた手ぶくろ
手につけてみると思ったより小さくて
ひろがった編み目が空気の通り道
ほおに当ててみると、あったかいなぁ。
私の手の型になる手袋は
誰かの型にはまらないといけない
私のようで…