『愛を注いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛を注いで
「愛って伝わらないと愛じゃないよね
あの頃はそれが愛だと気づかなかった」
やわらかい笑顔で君がそう言った
ああ、よかった
君が笑えるようになってよかった
息を立てて眠る寵児に一体注がれるものは何ぞや
それは大いなる大自然にかつてから溢れていた
殺風景なビルディング街に吹き付けるものは何ぞや
扣けど中は伽藍堂でそれはとても無愛想だった
凍つた滝の中を流れていくものは何ぞや
何も流れず時間だけが止まっている
それはただ世が情のなかにある限り時は止まり続けている
何者もそれを溶かすことなかれ
ブレンドコーヒーを2ついれる。
片方にはミルクをたっぷり注ぐ。
私はカフェオレが好きじゃない。
でも、貴方はブラックを飲めないから。
『愛を注いで』
愛を注いで
我が家の近くに義理の両親が暮らしている。2世帯住宅ではないが、スープの冷めない距離くらいの場所。
結婚当初、嫁姑関係はどうなるか、漫画やドラマのようにバトルはあるのか?とドキドキしていたが全くもって困ったことはなかった。義理母はおおらかな人でした。
2人で漬物をつけたり、ハンドメイドのイベントなどにお出かけするくらいには仲が良い。
ある日のお出かけの時、義理母から恐る恐るこう切り出された。「私と出かけるの嫌じゃない?」
びっくり!え?なんで?逆になんで?と問うと友人に嫁ちゃんと出かけるなんて気を使わせてる、と言われたらしい。嫁姑はそういうものだと。
うーん…世間ではそうなのかな。楽しいので嫌と思ったことはない、と伝えると、その流れから母から初めて嫁姑の関係での思いを聞いた。「私は息子を大事に育てたつもりだし、あなたも大事に育てられて愛されてきたのがわかる。みんな誰かのいとしい人だから。」なら嫁ちゃんも大事にしないとね、と照れながら話す義理母はやはりおおらかな人でした。そうかみんな誰かのいとしい人か。自分が子育てをしているからこそわかる思いでした。私も息子を大事に育てているつもりだ。時々ウザがられるが。
私も息子のお嫁さんに優しくできるかな?
せっかくだから優しい連鎖にしたいと思ったドライブの日でした。
愛を注ぐのが苦手な私。
心の奥底が冷えているのを自覚しているから
普段はそれを隠すのに必死。
そのおかげで周りの人達は私を"優しすぎる人"だと思ってる。
ホントはなにもかもどーでもいい。
でも、それを隠そうとするのは独りになりたくないから。
だけどおかしいね。
余計に孤独を感じる。
偽りを演じてるってことは、自分に愛を注いでないからか。
心と心
わたしは
全開にはしない
って
きめてる
****
愛を注いで
そのゆびさきから
こぼれる
音の
しずくに
『愛を注いで』
育てた花もいつかは
枯れて地に伏し朽ちてゆく
それを寂しいと泣いてもいいよ
巡り巡ってまた逢えるまで
あなたの愛を覚えている
どんなに
愛を注いでも
君への想いは足りない位
溢れ出た想いも集め
今日も僕は
君が好き。
お題 愛を注いで
溢れん限りの愛を注いで
やっとあなたは自分を好きになれる。
それとは逆に、あなたに愛を注いだ分だけ
私は自分のことが嫌いになる。
君は僕のことが好きなようだ。
でも、僕は君を好きではない。
君に愛を注いであげられない。
お互いが苦しむ事になるから。
君は他に好きな人が出来たね。
前よりもっと綺麗になったね。
あなたの愛を注いでいけば
きっと上手くいくわ
なぜなら全て愛情だから
私は常に思ってることがある。
それは,私に限りのない愛を注いで欲しいってこと。
この世に生まれた時から
今まで愛を貰ったことはないなんて言わない。
だってしっかり愛を貰ったから
今まで生きてこられてるでしょ?
私はそう思ってるから。
じゃあなんで愛を注いでなんて言ったのか。
あなたは知ってますか?
私が知らなかったこと
これを読んでくれてる貴方にに伝えます。
人ってひとつ手に入れてしまうと
次を求めてしまうこと。
「そんなの知ってるよ。」「まだ自分には分からない」色んな意見があるので
どんな意見があっていいと思いますが
私はこのことを知らなかった。
家族からの愛を貰っても,もっともっと欲しい。
そう感じてしまったの。
私には下の子がいるんだけど
下の子はきっと私とは違うから
そんなこと思ってないんだろうね。
「あなたが上なんだから我慢しなさい。」
なんでだろうね。
上の子が我慢することが当たり前の世界
もちろん下の子も
我慢してることないみたいに言ってるけど
私みたいに我慢してるってこともあると思う。
それでも
「イヤだ!!」
なんて私は言えない。
愛が注がれなくなっちゃうでしょ?
家族からの愛を注いでもらっているし,
幸せな気分なんだけど次を求めてしまう。
私の悪い所かも。
次は彼から愛を注いで欲しい。
恋愛面での“愛”ってほんとに難しい。
「好き?」って聞いたら
「好きだよ」って言って欲しいし,
他の異性と仲良くし過ぎると嫉妬しちゃうし,
それでも
「あの子と関わらないで。」
なんて言ったら
束縛しちゃって嫌になっちゃうでしょ?
そうならないために,
なんとも思ってないよって感じで接してたら
あなたが不安になっちゃうことってあると思うから。
ホント恋愛って難しい。
あなたの気持ちがずっと
私に注がれてくれる確証なんてないでしょ?
そう言うけど,どう証明することもできないし。
信じ合うしかないんだから。
どちらかが疑ってしまったら
その関係って本当に恋人なのかな?
恋人だろうけど
「めっちゃ幸せ!!」って言えるほど
幸せになれるだろうか...。
私はなれないと思ってる。
何が言いたいかって言うと
こんなに不安になったり,考えたりする私に,
それでも好き,そんな所も愛すよ。
それが他の人には無い良い所じゃん。
とか言って限りのない愛を注いで。
溢れてもう良いよってなるくらい。
たくさんたくさんの愛を注いでください。
その分私も家族に,彼に,みんなに
たっっくさんの愛を注ぐから。
─────『愛を注いで』
器から溢れるほど注いだのに
どうして
どうして
愛とは
どうして
私に愛をください。
大好きなあの人からの愛をください。
溢れ出すほどの愛をください。
色んな人からの愛をください。
誰か、私に、愛を注いでください。
『愛を注いで』
満たされない
満たされないのだ
渇いた
乾きに渇いた
あぁ……ああ……ああっ……ああぁっっ!
………どうしてくれようかっ!!
何故こんな思いをしなければならないっ!
何故こんなにも苦しまなければならないっ!
誰のせいだっ!
一体全体誰のせいだっっ!!
…………私のせいじゃないぞ?
私はこんなにも満たされ無いのだから
私はこんなにも渇いているのだから
人のせいにして何が悪いっ!
私はこれ迄もこれからも、この渇きが満たされない限り被害者だろう!?
満たされないのが大義名分だっ!
この渇きこそが免罪符だっ!
…………そうだろう??
愛を注いで
衣擦れの音で目を覚ました。
寝返りを打ったようだが、起きる気配はない。
柔らかい朝日が穏やかな寝顔を照らしている。
思わず微笑んでしまうほど、ゆるやかに時間が過ぎていく。
今は何時だろう?とスマホを開くと、画面には目覚まし時計のマークがでかでかと表示され、けたたましく叫ぶその時を今か今かと待っていた。
私はムッとして、せっかくの心地よい目覚めを邪魔させないように切ってやった。
今日は休日。
とっておきのあたたかい声で、この子を夢から連れ出そう。
自分は何人もの人やいくつものものを愛してきました。美しく舞い降りた天使、儚くちった翼。醜く憐れな悪魔、欠け落ちた角。誰がどれだけ嫌おうと自分は自分が美しいと思うものを愛しました。
しかし、それが自分の本心なのか分からなくなってきてしまいました。多くのものを愛すれば愛するほど、分からなくなるのです。自分が美しく感じるものはありにも多すぎたのです。全てのものを愛そうとしても、足りないのです。愛が、足りないのです。
自分はある日、少年に出会いました。と言ってもその少年はやせ細っていたので正確な性別は分からなかったのですが、とても醜い子でした。ですが、あの目。あの目だけは確かに美しかった。自分は、あの目を見た時からこの少年を愛そうと思いました。
だが、大変だ。愛が足りなくなってしまったのです。自分にはもう少年を包むほどの愛がないのです。自分はひどく悩みました。この少年を愛したい。この美しい目を愛したい。でも愛が、足りない。
そうだ。少年の目だけを愛せばいいのだ。自分が感じる美しいものだけでいいのだ。そして自分は少年の目をくり抜きました。
自分は気づいたのです、愛には限りがあるのだと。際限なく愛することはあまりにも傲慢だと。だから自分は愛を見失っていたのです。愛を注ぐものはちゃんと選ばなければいけませんね。
やっぱりこの目は美しい。
嫉妬してても口には出せないんだよね
言ったら言ったで迷惑だし
愛を注いで
注ぐ愛はどこからくるの?
注いだ愛はどこへいくの?
そもそも愛ってなんだ?
目に見えないものは不便だな。
定義しづらい。
愛が目で見えたらいいのに。
そしたら、きっとわたしは注がれた愛を抱きしめて離さなかっただろうな。
No.12『朝起きたらペットが美女になっていたんだが』
散文 / ラノベ系調 / 掌編小説
どうしてこうなった。
「おい、ちょっと待て」「待たない」
間髪入れずそう言ったポチが俺の上に乗っかって来る。ってか、ポチは真っ白な毛並みの子犬だったはずなのに、朝起きたら絶世の美女の姿になっていた。
「あーたん、わたしとするの、いや?」
舌っ足らずのその言い方は、聞き覚えがある。一週間前に別れたばかりの俺の恋人の口癖だ。ちなみにあーたんとは俺のことね。そう言えば家でする時はポチの前でする時もあった。と言うかあれだ。R指定なあれで申し訳ない。
どうやら愛の注ぎ方を間違ってしまったらしく、ペットらしからぬ言動で迫り来るポチ。ってか、ポチってオスのはずなのに、なんでおっぱいついてんだ?
お題:愛を注いで