『心の灯火』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#心の灯
繊細と言えば、聞こえが良すぎるだろうか。
傷付きやすいと言えば、弱者ぶってると責められるだろうか。
豆腐メンタルが一番しっくり来るかな?
何時もの口癖が『もぉ駄目!!』
結構な頻度で『死にたい…_| ̄|○』
※地球滅びないかな~と他人を巻き込むタイプ
本当に“もぉ駄目。゚(゚´Д`゚)゚。”な時は解るのか猫がそっと側に寄り添ってくれる。
『ありがとうねぇ(*_*)』とその顔を撫でながら、温もりを感じつつ眠りにつく事で、日々をなんとかやり過ごしている。
失ったらそこから何処にも進めない、私の愛しい大切な心の灯。
私の心の灯火が消えたのは
結構前の事
病院の診察室であなたに付き添い
先生の話を聞いた。
「ここに癌があります。」
目の前が真っ暗になり
溢れ出す涙を必死でこらえる私に
「大丈夫!死なないから」って
いつでも私を励ましてくれて
そんなあなたが逝ってしまったら
心の灯火はずっと消えたままで
誰が灯してくれるのかなぁ
こころの灯火
朝陽が差し込む。身体はいつも通り重い。背中にブロック塀を背負っているようだ。
中央線の満員電車に揺られて現場へと急ぐ。リュックの中の水筒の氷がカラコロと鳴っている。
なぜだかこの音を聴くと、遠い故郷の祭りを思い出す。あの時ばかりは、屋台のりんご飴やらかき氷…沢山ねだっても怒られなかった。母ちゃんのちりめんのがま口のお財布がやけに大きく頼もしく見えたもんだった。
今日も現場に着く。休憩所の前に立つ警備員の若いあんちゃん。
「おはようございます!今日も暑いですね〜。」
こんな老いぼれの上手い会話の一つも出来ない無口な俺に、いつも決まって笑顔で挨拶をしてくれる。
「おはようさん。」
人間らしく扱われているような一瞬のこころの灯火。
俺にはもったいないくらいの明るい灯火。
消えないように、そっと懐に今日もしまった。
心を燃えカスにして回る。
毎日
毎日
自分の心を燃やして、尽かせて。
脱力。気がつけば、眠れない夜が続いていく。
今日も考えて
考えて
考え抜いた先の杞憂に
心を焼却されてしまうのだろう
『心の灯火』
人は時に絶望や失敗をし、
「もう駄目だ」「私なんか...」
そんな言葉が脳をよぎる事がある
そんな時こそ心に火を灯して
また1歩踏み出してみる
♡14_♡71
気分が沈んでいる時は、まるで当てのない暗闇の中を探っているようだ。
どこに答えがあるのかわからない。然とした先の見えないその道を、歩いていくのだ。
その時に。仄かでもよいから灯火を持っていると、その先が見えるようになるだろう。
それは遥か先にあるかもしれないし、ひどく身近にあるかもしれない。
まあ、それに気付けるかどうかは、自分次第だけれどね。
悲しかったことが思い出せない
好きだった人が思い出せない
わたしの中にあった思い出は
きっとひとつも残っていない
残したいと思わなくなったんだろう
執着する価値を感じなくなったんだろう
すきなものも
きらいなものも
すべて
好きでも嫌いでもなくなった
もし願いが叶うのなら
遠いところに連れていってほしい
ただひたすらに波の音がするところ
心地よい風が吹くところ
夕焼けを前に涙してもよいところ
わたしを、
たったひとりにさせてくれるところ
薄暗い現状に心の灯火一つあるだけで、随分と気持ちが安らぐ。
そんな経験を、したことがある。
「『四つの署名』に、たしか、『自分の中に秘め持つ小さな不滅の火花』みたいなセリフがあったわ」
多分「心」そのものに関してじゃねぇし、ぶっちゃけ「心の灯火」のお題にカスリもしてねぇけど。
某所在住物書きは自室の本棚を行ったり来たり。
なんとか今回配信分の題目を書き上げようと、ネタ収集に躍起になっている。
「『心の火が燃え上がる』とか『恋心の火が消える』とかは、多分表現としてメジャーだろうな。
……で、それをどう物語に落とし込むって?」
たとえば「自分の親友と後輩を守るため、ひねくれ者は住み慣れた東京を離れ、ひとり去る決断をしました」とか?「絶対、大切なひとに危害は加えさせないと、ひねくれ者の心の灯火は十数年ぶりに、ごうと燃え盛りました」とか?
物書きは物語を仮組みし、その書きづらさに敗北して、ため息をひとつ吐いた。
――――――
童話風の神秘7割増しなおはなしです。トンデモ設定てんこ盛りなおはなしです。
最近最近の都内某所、某稲荷神社敷地内の一軒家に、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が暮らしておりまして、
そのうち末っ子の子狐は、善き化け狐、偉大な御狐となるべく、稲荷神社のご利益豊かで不思議なお餅を作って売って、絶賛修行の真っ最中。
1週間に1〜2回の訪問販売。1個200円で高コスパ。ひとくち食べればストレスやら、疲れやらで溜まった汚毒にひっつき、落として、心の灯火の保守保全をしてくれます。
たったひとり、唯一の固定客、お得意様もできまして、3月3日のファーストコンタクトから早くも6ヶ月。長く長く、お付き合いが続いておりました。
「おとくいさん、心のおかげん、わるい」
「何故そう思う」
「キツネわかる。キツネ、うそつかない」
「だから、何故私の精神状態が悪いと思う」
さて。
今日もやって来ました。不思議なお餅の訪問販売。
しっかり人間の子供に化けて、葛のカゴと透かしホオズキの明かりを担ぎ、
アパートの一室から親友の一軒家に諸事情でお引っ越し避難中の、唯一のお得意様のところへ向かいます。
避難理由は割愛です。要するに先月28日投稿分あたりから、このお得意様は昔々の初恋相手に付きまとわれて、ちょっと騒動発生中なのです。
人界のあれやこれや、常識や仕組みなんかは、まだまだ勉強中のコンコン子狐。おヨメかおムコか知らないけど、お得意様は結婚して、「家庭に入る」をしたに違いないと、トンデモ解釈をしております。
ゆえに神前結婚式のパンフレットを見せては、お得意様をチガウ・ソウジャナイさせておったのでした。
「おとくいさん、前のアパートに居たときと、『家庭に入る』した後で、ニオイちがう」
「何度も言っているが、親友の家に一時的に身を寄せることを『家庭に入る』とは言わない」
「おとくいさん、疲れちゃったんだ。おとくいさん、イロイロあって、心にススとか汚れとか付いちゃって、灯火がちゃんと燃えてないんだ」
「『灯火』?」
「だからおとくいさん、おもち、どうぞ。
スス落とし、汚れ落とし。心の灯火のホシュホゼン。おもちどうぞ」
「あのな子狐?」
「心の灯火」のお題に従い、問答無用で不思議なお餅を食わせにかかる子狐と、
子狐によって、そこそこのデカさのお餅を1個、口の中に押し込められるお得意様。
噛んで飲み込もうにも口内にスペースが足らぬ。
お茶淹れて、唇に両手を重ねて当てて、モゴモゴ、もちゃもちゃ。
なんとかお得意様が不思議なお餅を食べ終わったのは、それから10分後のことでしたとさ。
心の灯火を癒やす子狐のお餅と、そのお餅に四苦八苦させられる人間のおはなしでした。
おしまい、おしまい。
雨
静寂の中
水溜まりで踊る1足の靴
さされたうしろ指を
フードで見えないように
雨
静寂の中
水溜まりで踊る1足の靴
憂鬱で溢れた毎日を
フードで隠すように
雨
静寂の中
水溜まりで踊る1足の靴
ふいに
フードを脱いだ
一つ見つけたその喜びを
心から愛せるように
心の灯火
『心の灯火』
新涼灯火
本を読む
秋の夜長ということで
灯りの下で本を読む
暗い時間が長いほど
その灯火は役に立つ
月の前の灯火と
侮る前に火を灯せ
月を遮る暗雲を
ものともせずに照らすだろう
私が望んだものを見るには
小さな灯火一つで足るのだ
君の無邪気に笑う姿が
その様を見て笑う私の姿が
互いの心に明かりを灯しますように
その柔らかな灯がそれぞれの足元を照らし
行く険しい道のりを乗り越える熱源となるよう
今日もめいっぱい笑おうか
迷いや不安を消す。その比喩として「心を照らす」という表現が使われる。これは自分以外のものが起こさせている場合によく使われているイメージがある。では自尊心が照らす場合は?
#心の灯火
心の灯火。生きる意味、生きる理由がないと心は死んでいく。そして年を取る度にそういうものがなくなっていく。
娯楽が楽しめなくなって退屈に殺されそうな毎日。惰性で生きているだけの人生。そして結婚しろ子供を作れという理由が理解できるようになる。
三十年四十年と生きれば一人の人生にも飽きる。だから他人が、家族が必要なのだと気付く。最もその頃には手遅れなのだけど。
そういうことを理解できるようになってきた。それを理解して実感してそれでもやっぱり一人がいい。他人はうっとおしい。
どうにも人間に向いていない。そういう風に生まれ育ってしまったのだから仕方がない。あらゆる意味でどうしようもないからこのまま生きて死ぬしかない。
他人が作る娯楽を楽しめなくなってきた。他人が楽しんでいるコンテンツを楽しめなくなってきた。だったら自分で楽しめることをするしかない。
自分で書いた小説は面白い。小説を書くのは面白い。ただ最近あまり書けてないんだよな。理由は小説を書くよりだらだらしてるほうが気持ちいいから。
それに小説を書くのは大変で苦しいことでもある。だから楽に流されてだらだらしてしまう。このままでは非常によろしくない。
生きるためにも小説を書かなければ。小説を書くの習慣にしないといけない。大変だけどやらないとな。
勢い
きっかけ
出会い
危機感
憧れ
ドーパミン
アドレナリン
責任感
夢
目標
愛
#67 心の灯火
心の中に灯火を持ち続けるんだよ…
そうすれば、神さまは見ていてくださる…
そうすれば…
ふうっと意識が浮上し、目が覚めた。
久しぶりに見た夢に出てきたのは、祖母だった。
目覚めは最悪だが、時間は待ってくれない。
仕事に行く支度を進めながらも、思考は夢の余韻に引きずられる。
灯火という言葉の柔らかなイメージとは真逆の、
業火のような執着に気づいてからは、
祖母とは少しずつ慎重に距離を置いてきた。
(押し付けの貰い火なんか要らない、私は自分で)
自分の目で見て、耳で聞いて。考えて。
意地を張ってる自覚はある。
だけど、私は自分の足で歩いていきたい。
気合いを入れようと勢いよくカーテンを開けると、
太陽の光を反射したビルの窓が煌めいて見えた。
その眩しさに目を細めて逸らし、
朝食の準備に取り掛かるためキッチンへと足を向けた。
目の奥に残った刺すような光は炎となって。
心に燻る火を飲み込み、焼き消していった。
心の灯火、つけるのは誰か。
若い頃のように、自分でつけるのは難しい。
勝手に点火し、メラメラ燃えていたあの頃。
今、心に新しい火を灯すのは相当難しい年代になった。残り火を頼りに生きているだけだ。かなり薄く、小さくなっているが、完全に消えたわけではないから、これがまた厄介だ。
転職したり、恋をしたり、
衝撃的な出来事が起こったりして、
誰かが運んでくれる刺激的な火種をひたすら待つ。
だけど、本当は自分で灯したい。
燃え上がらなくても良い。
針の穴程の光で構わない。
残り火を大切にするだけでもいいんだよ。
私の心の灯火だから。
好きなように灯しても。
漫画にハマった
友達に勧められたのは
・氷の城壁
・ハイキュー
・ヒロアカ
・進撃の巨人
・ブルーロック
・ブラッククローバー
全部読んでみますね😼
(最近日記じゃなくて投稿みたいになってる)
(まあいっか)
みんなハート押してくれてありがとう!🙆🏻♂️
芋虫の魂、蝶の魂
「なにを書いてるんですか?」
女の子はそう言うと、青年の隣に座って、彼のノートを覗き込んだ。
「これかい? これは詩さ。僕はこうして日曜日の昼はこの公園のベンチで詩を書いてるんだ」
ふうん、と女の子は興味深そうに頷く。
「貴方は詩人なんですか?」
「まあ、そんなところさ」
「ちなみに、どんな詩ですか?」
青年は少し気まずそうに、神経質そうなワックスでばっちり固められたオールバックの髪を撫でると、「たいしたものじゃないよ」と苦笑した。
「教えてください」
青年は諦めたように頷くと、詩を読み始めた。
“芋虫は、蝶になるためにサナギになった。サナギの中で自分の身体をドロドロに溶かしてしまう。そして、身体を再構築して、それはそれは美しい蝶になる準備をする。でも、芋虫の魂はどこへ行ったのだろう? 蝶になった芋虫は、新しい魂を得るけど、それは果たして本当に『自分』なのか?”
「と、まあこんな感じだよ」
青年は読み終えて女の子の方を見た。
「不思議な世界観ですね。ちょっぴり感動すらしちゃいました」
女の子は目を輝かせていた。
「ありがとう。ところで、君は公園で何をして遊んでいるの?」
すると女の子は思い出したように慌てて立ち上がって言った。
「ああ! 私、お友達とかくれんぼの途中だったんだ! 鬼の私が見つけなきゃゲームが終わらない! お兄さん、どうもありがとう!」
「こちらこそ。さあ、行っておいで」
女の子は青年にお辞儀をすると、子供が隠れそうな遊具の方へ走って行った。
青年は女の子の背中をずっと見ていた。
そして、ノートを閉じると鞄にそれとペンをしまい、ベンチから立ち上がり、公園を出ていく。
しかし、青年は気がつかなかった。
公園を出た瞬間、暴走トラックが青年めがけて突っ込んでいくのを。
でも、その時の青年の頭の中はサナギの中の芋虫の魂の行方のことでいっぱいだったのだ。
彼を初めて見た時すぐ憧れた。
胸元の勲章が太陽の光に照らされ、
輝きを放っていた。
その輝きは、まるで宝石のように美しく、
眩いばかりであった。
その男は国の為に尽くす人だった。
軍には入っていなかった。
みんなは言う
ひとりが好きなんだ
1人でいいなんて頼もしいな
かっこいい!
やっぱり強いと他の人がいたら動きにくいんだ。
あの人が居るから私たちは安心ね。
でもホントの彼は仲間が欲しかった。
友達が欲しかった。
一緒にいてくれる。
共に戦える仲間が欲しかった。
でも戦いに大切な人を連れて行きたくない
失いたくないから一人でいた
そんな男に話しかけた男がいた。
「僕にも行かせてください」
後ろを振り返ると頭二つ分下に
顔を上にあげて見つめる小柄の男がいた。
服はボロボロで顔も汚れている。
軍の服を着ているのに
こんなにボロボロなことに驚いた。
そんな表情に気づいた小柄の男は言った。
「一生懸命頑張って軍に入ったけど
いちばん弱くて強くなれなくて
みんなに殴られて
それでもあなたに憧れたから
あなたの相棒になるのが夢なんだ!」
「僕に夢を叶えるチャンスをください」
強い想いを持った小柄の男が
ひどく眩しく見えた。
「絶対に僕は死なない。着いて行っていいですか。」
大柄の男は心に火が灯ったように熱くなった。
「好きにしろ」
そう言って2人は歩き出した。
未知の物語が始まろうとしているという
不安と同時に期待が心に漂う。
これから進む先には、
まだ知らない出来事や人々が
待ち受けていることだろう。
それらに対して、
心の奥底には緊張や恐怖も存在している。
しかし、同時にその先には、新たな発見や成長、
そして幸福が待ち受けている可能性もある。
これまでにない冒険を求めて、男達は足を進める。
─────『心の灯火』