『心と心』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたの心と、私の心。
どこか違うけど同じモノ。
死にたいと願いながら生きている私のボロボロの心。
生きたいと願いながら死んでしまうあなたの悲しい心。
ね?どこか違うけど同じモノでしょ?
保安検査所を通り抜け、いつも座る椅子に座った。
君がガラス越しで向こう側にいる特等席だ。
ただいつもと違うのは俺もあんたもお互いに泣いていたことくらいだろうか。特に俺の顔面はぐしゃぐしゃで酷いものだった。
どうせなら俺の酷い顔を見て笑って欲しいのに、あんたは少しも笑ってくれないから、いじわるだなと思った。
そのうち飛行機が来て、どうしても一言、何かガラス越しに伝えたくて俺はマスクを取った。
まだ流行病は続いているから、敏感な人が見たら怒るだろが、そんな事少しも考える余裕のない心で俺は咄嗟に口を開いた。
声は聞こえないはずなのにあんたがすぐにうんと頷いたから、お互いの心は通じてるんだと、大丈夫なんだと言い聞かせる。
君に背を向けて歩きながら、ふと走馬灯のようにこれまでの思い出が蘇ってきたのがおかしくて少し笑ってしまったけど、君の恋人としての俺はあの時死んだのだと、そのあと妙に納得した。
保安検査所を通り抜け、いつもの帰路で家に向かった。
隣に君がいない、独りの席だ。
「またね」
心と心がひとつになるっていう表現より、
「共鳴する」っていう表現が好き。
所詮 別々の肉体をもつ別の人生を背負った人間。
ひとつになるなんて幻想でしょって思うけど、
ある瞬間にそれぞれの心が震え、
それが響き合ってより大きくなることはあると思う。
ひとつじゃなくていい。
別々のまま、共鳴できる相手を大事にしたい。
朝起きたら、心が布団の外に転がっていて淋しそうに、
もう一つを探してきて?
と言った。
ずっと探してるんだけど
と言おうとしたけれど、やめた。
探すのをやめたときに見つかる話もよくある話しで〜
と、歌っておいた。
終焉の楔
張り積めた
神経が割れ
私は歪み出し
震える聲は
塵と換わり
傷みが疼くは
「時の定めに囚われ・・・」
瞳の奥映す
私の眼光が
哀しげに濁り
渦巻く流れ
呑まれ混む
虚像の灯火は
「仕組まれてく秩序・・・」
嘲笑う聲は
存在理由を壊し
比例始めた
私の意図を崩し
残酷に深く堕ちる・・・
我を 自我を
思考を 器を
喪う定めならば
せめて 堕ちた
雫で・・・ 私を・・・
17テーマ【心と心】
わたしたちはどんなに離れていたって
ずっと繋がっている
赤い糸なんかじゃなく
それよりもずっとずっと強いもので
わたしたちの心と心は繋がってる
ずっとずっと繋がっている
これまでもこれからも
果てない未来までずっと
わたしたちはずっと繋がっているのだ
心と心
私から生まれてきた娘さえ
何を思っているのか
聞いてみないとわからない
他人様なんぞ、なおさらだ
私の心情も、言わないとわからない
ヒトではない動物と、言葉を使わず繋がるって
すっごくないですか(@ ̄□ ̄@;)!!
結局は相手を知りたいという、心と心で
繋がってるんですね
動物とヒトを結んでいる糸は、何色なんだろう
心と心
遠く離れたあの人
奇跡的に巡り合った人
心と心が結ばれていると
思ってしまうのは何故だろう
心と心が惹かれ合うのは何故だろう
それはきっと君だったから
それはきっと私だったから
それはきっと2人決めてきたことだから
「心と心」
繋がれば
太く強くて
尊い宝となる
【心と心】
心と心の距離を
はかるのに失敗して
そんなつもりじゃないし
ああ
そういう意味でもないの
ただ
今この空間に
二人ありたいだけ
心と心
あなたの脆い心と
わたしの脆い心…
繋がって…
涙が溢れて
癒されて…
心と心
近くにいると探りあい
そばに寄ったら分かった演技
隣に座れば疲れてしまい
背中合わせがちょうど良いと気づく
「鼓動が自然と伝わる距離だから楽なんだろう」
と後ろから言われ、妙に納得してしまった
# 1
私の心は死んだ。
あの子の心は生きた。
周りは差別に気付かないフリ。
もう人間なんて大嫌い。
君と僕
離れているのに
近く感じる
何でだと思う
それは
心と心が繋がっているからだ
君と僕
決して離れられることはない
お互いに愛してるんだ
人の心には沢山の心があると思う
怒りや不安、疑いや迷い、喜びや悲しみ、様々な心が一つの体でひしめき合っていたりする
何か心配ごとがあった時なんかは、きっと大丈夫と思う心と、でも大丈夫じゃなかったら?なんていう不安の心がひいては押し手のさざなみみのようにくりかえされたりすることもある
心と心はうらはらで、相対する心が自分自身を困らせることもよくあったりする
心とは実に不思議なものである
『心と心』
「アンタに私の気持ちの何が分かるのよっ……!」
「分からないよ……そんなの分かるわけ無いじゃんっ!」
「なら構わないでよっ!放っておい「でもっ!」て……」
「でもっ……貴女の気持ちを考える事ぐらいなら出来るもんっ!」
「貴女の苦しみが分かるなんて、口が裂けても言えないけど……」
「貴女の気持ちを少しでも理解しようと、考えて努力する事は出来るからっ!」
「だからっ……だから、貴女の苦しみの一つでも良いから!」
「私にも一緒に背負わせてよっ……!」
「……どうして……私なんかに構うのよ」
「アンタいったい何なのよ……」
「……ワケ分かんないわよ」
「貴女も私の気持ちが分からないんだ……」
「じゃあ……お互い様だね!」
お互いに人の心なんて読めやしない
お互いに相手の心なんて分かりっこない
しかしそれでも
そこでは確かに心と心が向かい合っていた
触れ合って互いの熱を分け合うように、きみと分かりあえればいいのに。ひたすらきみに注ぐばかりの視線から、惜しみない情を伝えられるならいいのに。止めるべくもないきみへの想いが、勝手にあふれ出てすべてバレてしまえばいいのに。自分から踏み出す勇気のないおれは、結局きみの人生のその他多数として役割を終えるのだろう。
// 心と心
「どうせなら全部消えればいいのにね」
心と心が触れあっていて
この人のことを知ったつもりでいても
全く知らない一面がちらりと顔を出す
いわば表裏一体
巡る季節のような一面を見せる
「希望も望みもないなら、いちから全部やり直し
さっさと死んで終わっちゃえばいいのに」
触れた優しさの分
この人の心の傷が見えるような気がする
自分の傷を癒せないから、誰かの傷を癒している
この人の痛々しいまでの優しさに溺れて
身動きもとれなくなって、やっと
根底に眠る空虚な部分を目の当たりにする
ああ、この人はからっぽなんだ
何もなくて、何も要らなくて
滑り込む隙間もないほど固い扉を閉めた心
誰も干渉することが叶わない場所
それに触れたいとは思わない
近寄りたいとさえも思わない
ただ、この人に傷を癒してもらえるままの関係で
そんな関係でいたい
人と言う物は心と心が通じ合うなどそんな言葉ありますが……その中でもわたしは恋心というものには通じ合うことは難しいと思いました
いつも一緒に歩く帰り道貴方より少しだけ身長の高いわたしは前を向く貴方の横顔を鮮明に見えわたしの恋心など知らない貴方にまたわたしは恋に落ちる
蛙の跳び交う
ジメジメした午後6時
初めて出会った時から
君は何かが違ってた
人より少し白い肌も
柔らかそうな水の滴る髪も
僕には魅力的に見えたんだ
もう少し
君に心を寄せていたい
#心と心