『幸せとは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
幸せとは何か。
書こうと思えば、悩み過ぎてわからなくなる。
お金を手に入れること? 好きな人と過ごすこと? 楽しいことをすること?
どれか一つに定めたとして、それをお話に落とし込もうとすると、なかなか良い文章が浮かんでこない。
もしかしたら、自分は本当の幸せを知らないのかもしれない。幸せなんて実は存在していないのかもしれない。
結局、幸せなんてものは意識しないと気付けない。そんなちっぽけなもの。たいしたことのない小さな出来事を、誰かよりはマシだとか、恵まれているとか、幸せだとか言い聞かせて生きている。
そんな自分がどうやってこの言葉を使って何かを書けるのか。
「おしるこできたよー」
そんな風に頭を抱えていたところ、母がおしるこを作って持ってきてくれた。お正月だ。
「やったー!」
年末についた餅を頬張る。
あー、幸せだー!
……ん? そうなのか。幸せとはおしるこだったようだ。
『幸せとは』
自分が生きてて良かったと思える瞬間だと思う。
幸せは自分が思う感情のことで、楽しいから幸せなのではなく、幸せだから楽しいのだと思う。
【幸せとは】
幸せってなんだろう。
ふとしたときに、頭のなかに浮かんだ。
今はおやつの時間。
買ってきた固めのプリンをリビングで食べながら幸せについてほんの少し考えてみることにした。
例えば、結婚とか?
例えば、大手企業に就職するとか?
例えば、子供を産むとか?
でも、どれも誰かにとっては不幸なんだよね。
誰かの幸せは誰かの不幸の上に成り立ってるのかな?
そう考えれば考えるほど、自分が思ったよりちっぽけな存在なんじゃないかと思ってしまう。
幸せって、なんなんだろう。
もしかしたら、人の生きる意味のひとつなのかもね。
「ただいまー」
あ、お母さんが帰って来た。
今日はもう考えるのはやめよう。
少なくとも、いまの自分は幸せだ。
それだけでいい気がするのは、なんでだろうね。
ガチャを回したとき、欲しい子が初回で来てくれた。
【幸せとは】
「この時期にこのお題は、なかなか、根源的……」
たしか3月31日頃に、「幸せに」ってお題で書いた記憶があるわ。某所在住物書きはスマホに届いた通知文を見ながら、何をどう書くべきか悩んでいた。
いくつかネット等で集めたネタはある。「幸せは相対的」とか、「幸せは解釈次第」とか。
それをどう物語にしろというのだ。
「前回の『幸せに』では何書いたんだっけ」
過去投稿分確認用に、新しく入れたアプリを――ウェブ文章リーダーを見る。
どうやら、職場でチョコを食べる小さな幸せをハナシに落とし込んだらしい。
――――――
正月三ヶ日が終わって、1日過ぎて、今日の1日が終われば3連休という方も多かろうと思います。
今日は2024年最初の週末ということで、こんなおはなしをご用意しました。
都内某所、某稲荷神社敷地内の一軒家には、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしておりまして、
なんと、父狐も母狐も、東京都民として(年齢等々でいくつか嘘っぱちが書かれている)戸籍を持ち、労働し納税しておるのです。
昨日から、某病院で漢方医をしている父狐、2024年の初夜勤。今朝仕事を終えまして、午前10時頃、ヘトヘトになって帰ってきました。
仕方無いっちゃ仕方無い。父狐の勤める病院は土日も祝日も対応する病院ですが、それでも年末年始は人が混むのです。
「いま、かえった、よ……」
くぅー、くぅー。コンコン父狐、弱々しく一軒家の玄関で鳴いて、お靴を脱いで台所までトボトボ。
夜勤から帰ってくる父狐のために、茶葉屋を営む母狐が、ハーブティーを作り置きしてくれているのです。
おなかを空かせて帰ってくる父狐のために、おばあちゃん狐が、お正月のお餅を使ってリメイクおはぎ風を作り置きしてくれている――
筈なのですが、それはそれで、どうやら食いしん坊な末っ子子狐が、ぺろんちょ食べてしまったようです。
「あぁ。生き返る……」
温めたハーブティーから、少しだけ、ミントとベルガモットのスッキリした香りが咲きます。
ひとくち、ふたくち。母狐の気遣いを口に含んで、父狐に少しだけ、幸せが戻ってきました。
ちょっと回復した幸せを消費して、次は父狐、家事と家事と家事なのです。
コンコン父狐、料理スキルが絶望的で、お肉をことごとく炭に一括変換してしまう錬炭術師。
そのかわり、掃除洗濯、買い出しにゴミ出し、消耗品の補充まで、名の有る家事も、名も無い家事も、全部ぜんぶ、率先してテキパキな狐なのです。
狐の子育ては共同作業。母狐に任せっきりになんか、絶対、ゼッタイ、しません。
お賽銭箱の中身を整理して、硬貨を母狐の茶葉屋のお釣り用にまとめて、洗濯物を取り込んで畳んでしまって、ちょっと廊下と居間のお掃除なんかもして……
「がんばった。うん。がんばった」
コンコン父狐、正午前までにハーブティーで回復した幸せを、全部使い切ってしまいました。
「かかさん、私、頑張ったよ。褒めておくれ」
なんてったって夜勤明けからの家事三昧。コンコン父狐、眠くて眠くておなかが空いて、バッタンです。
すぐ補給できる幸せは、すぐ消費してしまうから、しゃーないですね。
「かかさん……」
くぅー、くぅー。コンコン父狐、弱々しく、愛しい愛しい母狐を呼びます。
居間のフカフカソファーの上に、父狐、倒れて横になって、ぐてん。目を閉じてしまいました。
と、その時。
ちょっと早いお昼寝から起きてきた末っ子子狐が、父狐の帰宅に気付いて走ってきました。
「ととさん、おかえりなさい」
小ちゃなお手々に白と小豆色。1個だけ、おばあちゃん狐が作り置きしてくれたスイーツを、おはぎ風を、父狐のために残していたのです。
「ととさん、おはぎもち、どーぞ」
コンコン子狐、自分が食べたいのを我慢して、1個残したおはぎ風を、つまり粒あんで包んだ焼き餅を、父狐の口元に近づけました。
わぁ。かかさん、かかさん。私達の末っ子は、こんなに優しく育ったよ。
父狐は一気に嬉しくなって、幸せになって、なんなら涙もちょっと出てくる心地です!
コンコン父狐、ほっこりじんわり、幸福にお礼を言って、子狐からおはぎ風を受け取りました。
一気にドカンと来る幸せは、じんわり、長〜く残りましたとさ。 おしまい、おしまい。
幸せとは
美味しいもの食べてすぐ寝る事だな
幸せのまま寝れるし最高だね
私の中ではそれが1番早い幸せよ
あくまで私の中でだけど
【幸せとは】
「ねぇ、君は幸せってなんだと思う?」
何を聞かれたのか分からなかった。
「ブランド物を買う事?それともいっぱい食事を食べる事?私は、どっちも幸せの枠には入ってるけど、どちらも万人が幸せだと確信する事ではないと思うんだ。君はどう思う?」
僕はそんな事考えた事も無かったから、なんと答えればいいか分からず戸惑っていた。
「……えっと、難しい……よね……」
「……まぁ、はい」
そんな事しか言えなかった。でも、それと同じように答えらしき物も僕の頭の中には朧気に浮かんでいた。
「……ごめんね、大丈夫だよ!ちょっと疑問に思っちゃって、突然聞いてびっくりしたよね」
「ううん、僕の方こそ答えられなくてごめん。もしかしたら検討外れかも知れないけど、一つだけ思いついた事があって……」
突然目の前で何かが動く音がした。
「良いんだよ、聞かせて!聞かせて!」
先程の音は、向かいの席に座っている彼女が感極まって椅子から立つ音だった。
「うん、良いけど急に立つと危ないから一旦座ろうよ」
「え?あぁ、了解」
彼女は素直に座ってくれた。しかし、こう改まると緊張してしまう。
「えっと、あの……僕の個人的な意見だから、そんなに間に受けないで欲しいんだけどね?僕は君と話した過去の事がとても幸せだと感じるんだ、それで考えたんだけど今食べてるご飯より少し前に食べたご飯の方が幸せに感じるんだ。……えっと、だからあの、好きな事をした後に幸せになるんじゃ無いかなって思って……ですね?」
彼女が何も喋らない静かだ。流石にすごく喋りすぎた。僕は物凄く慌てていた。
「……えっと、あの、ごめんね?喋りすぎちゃって、ほんとごめん」
「ううん、最高だった!君の意見に物凄く共感するよ!後から思い返すからこその幸せかぁ……、今思い返してみるとそうかもなぁ。君に話してみて良かった!この思い出も、今は楽しい感情だけど少ししたら幸せになるかもね」
そんな話をしたなと、昔を思い出していたやっぱり僕の仮説も中々良かったんじゃないかと、彼女の白い服を見ながらそう思った。
自分が自然と笑顔になれることや
時間の流れが早く感じる時かな
辛い時は小さな幸せを大切にしていけば、
心は楽になると思う
来年も 祖母の作ったお節食べ
一緒に笑い 話せるように
【幸せとは】短歌
そういう、未来の希望もまた幸せのかたち
「自分の幸せってなんだろう」
自分の幸せってなんだろうか。
友達と一緒にいること?彼氏がいること?
結婚して子供がいること?幸せって人それぞれだ
よね。私にとって幸せは、この世に生まれていき
てることだと思う。人間は自分が思ってるよりも
すごく弱い生き物なんだよね。だから、命を捨て
ちゃうって人もおおい。だけど、そんな人間が何
十年も生きていけるってほんと幸せなことだと思
う。あなたにとっての幸せはなんだろうか。考え
てみよう!
あの人が居なくなり
幸せが
わからなくなった
あの人は
目の前ね人の為に
助けてあげられることが
幸せだと
教えてくれた
私の言葉を
探している
最中
幸せとは自分自身が満たされることで他人を満たすことである。
自分自身の幸せは何かを考えたとき、今の自分にとってはお金・経験・家族の3軸だと思う。
〚幸せとは〛
母が風邪を引いた
テーブルの前で待っていてもご飯が出てくることはないし、洗濯機に入れた服がきれいに畳まれた状態でクローゼットに入っていることもない
しばらくは自分の世話を自分でしなければならない
「自分の世話を自分でする」当たり前のことなのだが、いざやってみるととても大変だ
夜ご飯の献立を考えるのに一体何回冷蔵庫を開け閉めしたことか
洗った皿をどこに戻せばいいのかも分からず、食器棚の前で立ち尽くしてしまった
そんなこんなで自分の甲斐性のなさに打ちのめされながらも、今まで当たり前だと思っていたことがどれだけ幸せなことだったのか、それに気づくことが幸せへの第一歩なのかなと思った
テーマ〖幸せとは〗
幸せとは何なのか。俺は自分に問いかけた。
ある年寄りは結婚することが幸せだと言った。
ある若者は一人で悠々自適が幸せだと言った。
あるおばさんは現実でいい人と出会うことが、
幸せだと言った。俺にとっては何が幸せか。
俺は、、、俺は、、、
ただ仮想空間で出会った貴方が生きていることが幸せなのかもしれない。
幸せとは
「ねえ、しあわせってなあに?」
それは、夕方6時の、テレビでやっていた特集のタイトルだった。
それをそのまま、4歳の姪っ子に聞かれたのだ。
「なんだと思う?」
「よくわかんないから、おじちゃんに聞いてるのー!」
ふむ、と少し考えてから。
「そういうのは、自分で見つけるものなんじゃないかい?」
「なによ、もういいっ!」
答える気がないとわかった姪っ子は、次は自分の姉に聞きにいった。
姪っ子の背中を見つめながら、よくよく考えてみる。
自分には、家族がいる。
……いや、「大切な人たち」というほうが正しいか。
自分は独身だが、そこはあまり気にはしていないし。
こうして、姉弟も、姉の家族も、そして両親も生きている。
腹がへれば、食べることができて。
のどが乾けば、飲み物が飲める。
眠くなれば、布団で眠れるし、風をしのぐ窓もある。
そして朝は、姪っ子たちのケンカで起きることになる。
そんな、当たり前に過ぎていく正月。
その「当たり前」は、幸せで、なんと贅沢なものか。
「幸せとは」
幸せの定義なんてわからないけど
大切な人がそばにいてくれる
そのあたたかさが幸せなの
幸せとは、欲望を満たすことである。
いきなり俗物的になったなと思うだろうが、本質的にはこの二つってそんな大差ないよな、といろんな創作物を読んでわかった。
ヒトが産み、ヒトが叶えるものなのだから、きっとそうだし、ヒトによって幸せのカタチは様々なのである。
『幸せとは』
好きな人と体を合わせるのが私の幸せ。好きな食べ物を腹いっぱい食べるのが俺の幸せ。温かい毛布にくるまって眠るのが僕の幸せ。好きな酒をしこたま飲むのがワシの幸せ。大好きな息子の野球の試合を観に行くのがアタシの幸せ。
「幸せ」とは人の数だけ種類のあるものだと思います。
______やまとゆう
【幸せとは】
波打ち際に足をひたした君が、楽しそうに笑っている。おいでよと手招きする彼女にひらりと手を振って応じ、僕は砂浜から腰を上げた。
ざぶん、ざぶんと音を立てて打ち寄せる波の音が心地良い。君が隣にいるならなおさらだ。差し出された君の手に自分の手をそっと重ねた。
別に幸せになりたくて生きてきたわけじゃない。それでも君が隣で笑ってくれるなら、それだけで幸せだなと思ってしまうんだ。馬鹿みたいな単純さに、自分でも呆れてしまうけれど。
あなた方が思い描く幸せとは何でしょうか
この世界にたくさんの思い出があることでしょうか。
美味しいもの食べることですか良い思い出を作ることでしょうか。
しかし、私たちの幸せとはまた違った次元にあります。
それは存在する豊かさとともに
全生命が手を取り合って、
共鳴していく生きている喜びを共有することです。
それが私たち生命体の証なのです。それは刹那的なものでなく、永久的なものであり、
立ち消えるものではなく、常にずっとあるものです。そして今すぐここで私たちはそれを体験することができるでしょう。