『好きな本』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きな本
好きな歌
好きな色
私の好き。
私の好きは誰にも邪魔されたくないし、邪魔させない。
前に立って言うのは少し勇気がいるけれど、
私を、私の好きを、私の言葉で私は語りたい。
好きな本と聞いて思いつくのは
やっぱり〝presents〟じゃないかな。
短編小説だけど、いろんなものを贈り物と見立てて作られているから。
身近な出来事に重ねて読むことができてとても素敵なんだよね。
贈り物は形あるものだけじゃないって感じられる。
*.ʚ 好きな本ɞ.*
私はいつもと同じ本をとる。
同じ天気に同じ曜日に同じ図書室の本を。
また、前から人が向かって来る。
私の前に来て立ち止まった。
「あ!この本好きなんだよね!」
そして私もまた、誰かにとられていく。
「好きな本」
そばにおいてくれるなら
私の中にある
たくさんの美しいものを
見せてあげる
だから私に預けてほしい
金色の栞を
えー。教えたくない。
*好きな本
アーモンド.almond
好きな人が読んでて読み始めた。
そしたらハマっちゃって、2つのうれしいが出来ちゃった。
好きな人と同じ本が読めてる、こんな良い本に出会えた。
この2つ
ありがとう
『 好きな本 』
いっとき、心の本をたくさん読んでた。
どんな自分にもマルをあげよう…
そんなタイトルだったかな。
当時は、心が崩壊していた。
心のことを知って、学んで
自分で自分を縛りつけてることに気づかされて、そんな自分に気持ちが悪くなるくらいに…
だけど、自分と向き合えたから
今は、かなり楽天的になれたな。
活字読むの好きじゃなかったんだけどね
その時だけは、本が手放せなかったな。
「好きな本」
「大学から家まで1時間半かかるの。」
唐突に彼女は言った。
「まず大学の最寄り駅から1時間そのあとバスで30分。慣れたけどスマホばっかり見てるのも疲れるじゃん。だから本貸してほしいなって。ほら本たくさん持ってるってゼミで話してたじゃない。」
彼女はそう言ってから振り返った。綺麗なセミロングの髪がふわりと動く。
ゼミからの帰り道。同じゼミ生で電車通学は彼女だけだったので、駅の近くに住んでいる僕が送ることになっていた。
「良いけど、普段読んでいるのは女の子向けじゃないよ。」
「えっ?イヤらしい系?まあ、大丈夫だけど…」
僕の返答に彼女の声がちょっと楽しそうになった。
「違う違う!異世界ファンタジーとか近未来の宇宙戦争とかそういう…」
「なんだ、じゃあ問題ないじゃない。オススメ貸してよ。」
そうこう言っているうちに、僕のアパートの前に着いてしまった。観念した僕は、
「わかった。つまんなかったら読まなくていいから。」
そう言って鞄の中から本を出した。
「好きな作家の最新作。一応話題作だからハズレじゃないと思う。今日読み終わったから貸すよ。」
彼女の顔がぱっと明るくなった。
「ありがとう!」
…ちょっと強引でも笑顔が可愛いなんて思ってしまうから彼女の頼みが断れないのだ。
次の日、朝からけたたましいチャイム。
彼女が本を持って立っていた。
「アクションシーン面白かった!王女救出のシーンが良かったわ!」
「楽しんだようで、何よりですね…ってもう読んだの!?」
「うん。今日の帰り読む本も貸して。君の好きな本が読みたいの。」
「俺が好きな本でいいの?」
普通は面白い本が良いと思うのだけど…彼女が好きなジャンルの本とか…そう考えを巡らしているのがわかったのか、
「もう!好きな人が好きな本を読みたいの!どんな事が好きなのか知りたいの!」
そう言う彼女の頬は少し赤かった。
彼女の突然の告白に呆然としている僕を見て彼女は言った。
「今日のゼミで持ってきてよね、好きな本。」
好きな本
開けば海が溢れてくる
風が吹いてくる
馬のいななきが聞こえ
星の瞬きが見え
砂漠が見渡せ
朝靄を望むことができる本
好きな本
好きな本っていっぱいある
恋愛物やったり、感動系だったり
好きな本に触れると、
心が洗われて、物語の世界が好きになるの
好きな本を
君に貸して
その話をする時が
幸せだ。
好きな本はたくさんあるが、
やっぱりF先生の作品は好きだ
いつでも子供に戻ることができる
A先生と再会できてるといいな
その本は、主人公が沢山泣くのよ。
好きな本
優しく癒されるイラストと共に
綴った言葉たち…
言葉よりイラストに
目が向けられて…
見えないメッセージを
感じるの…
言葉にできないものを
感じたい…
イラストだけ
じっと見てるの
が好き…
ふわっとした気持ち…
小さい頃に読んだ絵本
困っている人たちのために
颯爽と現れては助ける
誰もが憧れる理想像
ふとした時に読み返したくなる
本の中でなら
私もヒーローになれるから
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#好きな本
2022/06/15
私の命を脅かす強さを持ったその本は、あの時期に読まなければ価値が半減してしまうような、そんな刹那的な美しさを秘めていた。読後に死にたくなった。これ以外の本を、これから先も読まなくてはならないから。
子供の頃の自分の生が続いてきたのは、読者を、私を見てくれる沢山の本のおかげ
沢山の言葉が自分を生かしてくれた
喘息の薬をのみこんであの子の横顔ばっかり思いだす
月曜が楽しみだなんてくやしくてきみの一番大好きな本
あなたと居たこと消えちゃいそうで返せなかったの海辺のカフカ
短歌 好きな本
何度も何度も繰り返し読んで
読み飛ばしていたところを見つけて
伏線に気づいて
何度でもドキドキして
何度でもハラハラして
何度でも泣いて
何度でも読み返したくなる
私の大好きな本。
「好きな本」
好きな本
沢山あるけど…
ネガティブの向こうにあるものを掴んだ作品。
人の再生する物語が好きです。