『奇跡をもう一度』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さようなら、僕らは手放す
君と僕の全てを
でも戸惑い、僕らはすくってしまう
君との僕との欠片を
側にいなくても
君を応援することができる
君の未来の為に
そして僕自身のために
その欠片がいつか誰かのために
その欠片が僕のために走り出す
きっとそんな時がくる
君と僕が出会えた奇跡を
もう一度…
他の誰かと巡り合うために
君と僕は走り出したんだ
別々の道を
奇跡をもう一度
今奇跡が起きたら良かったのに。
あの日、神様は私の目の前で彼女を助けた。
その時はただ単に良かったと思ってたんだ。
けど、神様はもう現れない。
私を助けてはくれない。
今は私の中にあるのは神様とあの子への憎悪だ。
もう一度奇跡が起きたら憎まなくて済んだのに。
やっぱり神様は最低だ。
【奇跡をもう一度】
奇跡を望むのなら
誰よリも努力をしないと
そうでもしないと
私に奇跡なんて起こらない
奇跡なんてそんなもの...
奇跡をもう一度
「ねぇ…そろそろ起きたらどう?」
冷たい彼女の手を握りしめ
小さく呟く
「また…あの時見たいに、私のこと呼んでよ…ッッ」
『〜〜ちゃん!』
ニコリと笑う彼女が、私の頭から離れない
可愛らしいあの子が、なぜこうなってしまったの?
「お願い、もう一度だけ、一度だけでいいから…」
奇跡をもう一度…ッッ
あの日
あの時間
あの場所で
あなたと出会った
そして二人は惹かれあう
どれかひとつでも違っていたら
あなたとは出会わなかっただろう
出会えたキセキ
恋人になれたキセキ
そしてこれからも
あなたとのキセキを、、、
あいしてる
【奇跡をもう一度】
奇跡をもう一度
君に出会えた事はきっと奇跡だったんだ
出会えなければ今の自分はいない
もう一度君に会うことが出来たなら
そう願わずにはいられない
君はどうしてるだろうか
君ももう一度会いたいと思ってくれるだろうか
君に会いたい
同じ過ちを何度繰り返すのか。
根本的な問題を解決しなければ
またもとに戻ってしまう。
人は習慣で出来ている。
未来を決めて、今を変えて、過去が出来上がる。
あの奇跡をもう一度・・・
なんて神頼みはしない。
必要なのは再現性。
そこには確実な論理と原則が存在し
まず間違いなく方程式と行動で結果は生み出せる。
今やるべきことはわかってる。
知識も経験もあり、ゴールまでのマイルストーンも
見えている。
あとは決めて、やるだけ。
あれは奇跡なんかじゃない。
もう一度どころか、死ぬまでずっと叶い続けられる。
よし。
痩せよう。
奇跡をもう一度、だってぇ?
うらやましいねぇ、お前さんには一度奇跡があったのかい。俺にゃあとんと縁のねぇ話だ。ああ、ああ、別に言わなくっていい。どんな奇跡かは知らねぇが、奇跡ってンだ、大方予想はつくさ。どうせお涙頂戴ないい話なんだろ。
例えば、目の前の男に拳銃を突きつけられたが間一髪、警察が駆けつけ助かった──とか。
そう、いまみたいに。
だが今回は違うぞ。お前さんに助けはこない。
ははっ、神様ってのも大概馬鹿だねぇ。一度気まぐれで助けちまったばかりに、自分で足掻こうともしない馬鹿の完成だ。お前みたいのが人間を名乗るなんて烏滸がましい。豚小屋の方が似合ってるぜ。
──じゃあ、あばよ。
一度しか助けねぇなら最初からなにもするな、無駄に希望を持たせるンじゃねぇって、神様に言っときな。
20241002.NO.69「奇跡をもう一度」
気持ち、時間、空気、匂い、景色
そんなものがすべて揃っていて
何より隣に貴方がいる。
そんな奇跡のようなあの瞬間を
もう一度。
**「強さの形」**
夜の静寂が辺りを包み込む中、星空の下で二人の影が揺れていた。広い草原の中に立ち尽くす青年、カイはじっと地平線を見つめている。風が優しく彼の髪を揺らし、冷たい空気が肌に染み込むように感じた。
隣に立つ少女、リアは黙って彼を見つめていた。しばらくの沈黙の後、彼女は口を開いた。
「カイ、どうしてそんなに悩むの?」
カイはゆっくりと息を吐き、少し間を置いて答えた。
「自分らしさを貫くこと、それが俺にとっての強さだ。」彼は遠くを見据えたまま続ける。「けど、その強さが、今は誰かを傷つけるかもしれない。俺は間違っているのか、よくわからないんだ。」
リアは彼の言葉に少し驚きながらも、彼の苦悩を理解しようと耳を傾けた。カイは普段から慎重に物事を考えるタイプだったが、時には考えすぎて動けなくなることがあった。それが、彼の悩みの根源だった。
「慎重に考えるのは悪くない。ただ、考えすぎて動けなくなるのは違うよな。」カイは自分の言葉に苦笑し、リアの方を見た。「…そうだろ?」
リアは優しく微笑み、カイの肩に手を置いた。「確かに、悩むことは大事だよ。でも、カイはいつも誰かのために考えてる。その気持ちを信じて動けばいいんじゃないかな。」
カイは少し黙り込んだ後、静かに頷いた。彼の中で何かが少しだけ動いたように感じた。しかし、まだ完全には答えが見つからない。
「優しさってのは、ただ甘いだけじゃなくて、時には厳しさを伴うものだと思うんだ。」カイは、自分に言い聞かせるように言った。「俺は、もっと強くなりたい。優しさも強さも、両方を持てるように。」
リアはその言葉に安心したかのようにうなずき、「カイならきっとできるよ」と答えた。
その時、遠くの空に流れ星が光った。カイはその光を見つめながら、過去の自分と今の自分を思い返す。失敗や後悔、そして迷い。だが、それでも前を向く決意が、彼の中に芽生えていた。
「過去に囚われすぎても、今は見えなくなる。前を向いて進むのが一番だ。」カイは、静かに呟いた。
リアは優しく微笑んで、「その通りだね」と応じた。二人はしばらくの間、何も言わずに夜空を見上げていた。未来への不安と期待が、静かに心に浮かんでは消えていく。
「無理に合わせるつもりはない。だけど、理解し合えるなら、その方がいいだろう。」カイは最後にそう言って、リアを見つめた。彼の瞳には決意と優しさが宿っていた。
リアは少し驚いた表情を浮かべたが、すぐに微笑んだ。「それなら、私も一緒に歩いていくよ。カイが選んだ道を。」
カイは彼女の言葉に少し照れくさそうに笑い返し、再び夜空を見上げた。未来はまだ見えない。だが、彼は少しだけ自分の進むべき道を見つけた気がした。
奇跡など祈らない
あれだけの奇跡を知って
もう、望むどころか祈ることすら
おこがましいような気がして。
私には一度きりの奇跡がちょうどいい
『奇跡をもう一度』
もしも貴方にもう一度出逢えたら。
私は何時もそう願う。もしも貴方にもっと早くこの想いを伝えていたのなら。結果は変わっていたのだろうか。
もしも、貴方と出逢わなければ。きっと私は貴方の様に溺れる人を見つける事は無かった。
今もまた、この宇宙の様に果てしなく広いネットの中で今もまだ貴方を追っている。また何時か貴方に出逢えます様に。心からそう祈っている。どうかもう一度、出逢えたら。その時はこの心の内に仕舞ってしまったこの想いを、伝えたい。
神様どうか、私に。
: 奇跡をもう一度 。
私は心の冷たい人間です。
私はそう思うことにした。
私の正しいと思う優しさや倫理は、誰にも共感されなかった。
されたとしても、それは偽りだった。
時にそれは人によっては直視しがたい現実を目の前に突きつけるもので。私はしばしば人の怒りを買った。
私は騙されて、怒りを買って、罰としてほとんどのものを失った。
それは正しい行いです。自信を持って。
しかし私の心はすり減っていく。
期待や見返りを求めて苦しくならないために、私は感情を殺した。
私は本来、好奇心旺盛な性格で、よく動いて、よく喋る。友人に呆れられるほどに。
けれど、感情を殺す時間が多くなればなるほど、私は元に戻る方法が分からなくなる。
思い出しても、元に戻っていいのか悩む。
感情を殺しておいて、無邪気な私に戻るのは、抵抗があった。
なぜなら、感情を殺している間の私は、自分の心を守るのに手一杯で、相手のことなどなにも考えない冷たい人間なのだから。
それなのに、そんな冷たい人間に、優しくする人が現れる。
冷たい人間からは、人が離れていくのが普通なのだ。
いたとしても、それはみんな詐欺師だった。
ただ、私はもうなにもかも奪い尽くされて、なにも持っていない。
価値のない人。
私の体験した一番の奇跡は、自転車で通学中カラスにフンを落とされたことだろう。もし私が陽キャならこれを聞いたクラス中は大盛り上がりになったのだろうが、そうでなかったため、ただ人知れず汚れた悲しい人になった。流石にもうあんな奇跡は2度と起こらないで欲しいです。
現実的に考えて100人全員をすくうのは不可能です。
どうしても取りこぼしてしまうものはあります。
それでも、全員をすくい上げる努力はするべきです。
そこから次に繋がるものが生まれるのだから。
奇跡をもう一度
奇跡をもう一度
合わない職場に入る前に戻りたい。
元彼に出会う前に戻りたい。
失敗した受験の前に戻りたい。
小さな子供の頃の、父が怖くなる前に戻りたい。
生まれてくる前に戻りたい。
もう一度。もう一度無条件で愛されたい。
祝福されたい。主役になりたい。
生まれてきた奇跡を誰かに味わわれたい。
あの瞬間を待望している。感動ではない。涙で、流れてしまうような淡いものではない。───悦楽!とんでもないものを読んでしまった、読む前と読んだ後で、人間が全く変わってしまう、あの瞬間。そのために、聖書も禁書も平等に貪る。私は本から内臓を引き摺り出し「光り物」を探す烏になる。ちょうどいい場所をと、書棚に飛び乗り湖を見る。白鳥が泳いでいる。淑やかに水面を滑り、時々他の者と首を絡ませる。なんて滑稽なんだ。水の中で足を必死にバタつかせている癖に。私は笑う。笑うが、自分の醜い声を思い出し、口を閉じる。
黒くては影から出られない。声が悪くては愛されない。生まれの呪いを忘れるには、何よりも悦楽が必要なのだ。頁を捲る。重い煙のような失望が胸を染める。ああ、神様!どうか心までは取り上げないでください。他の烏達のように、金になるものを美しいものと感じるようには、なりたくないのです。
ほんの数回頭上に降りかかった程度の、白鳥たちに注がれたものとは比べ物にならない程ささやかな、奇跡を信じている。悦楽の残骸を抱いて眠る夜を……。
奇跡をもう一度
この世に生まれて、貴方と出会えて、共に生きて来たこの時間を、奇跡と呼ばずして何と呼ぶ。
その生を全うし、今、心臓の鼓動を止めようとしている私は、切に願う。
貴方と共に生きる奇跡を、もう一度。
手を取り共に歩く奇跡を、もう一度。
願いながらそっと目を閉じた。
もう一度、なんて願う時に限って起こらないもんですよ、奇跡って。でも、そこで信じて手を伸ばした人にくるんでしょうね、先回りしてもういいですってなる私のような人よりは。
【奇跡をもう一度】
奇跡をもう一度
目を覚ますと。
そこは、見覚えのある部屋。
重々しい石の壁に囲まれ、
小さい明かり取りの窓には、
冷たい鉄格子。
ここは…。
嘗て私が囚われていた場所。
悪夢の残骸。
私は、たった独り。
手も足も、鉄の鎖に繋がれ、
私の生殺与奪の権は、
見知らぬ誰かのもの。
助けて下さい、と、
ありったけの声を張り上げ、
身を捩ります。
しかし、他の人の気配は無く、
私の声が虚しく響くだけ。
嘗て囚われていた、
この部屋から抜け出し、
貴方に拾われた、あの日の様に。
奇跡が起こりはしないかと、
強く願い、叫びます。
奇跡をもう一度。
もう一度。
私を助けて下さい。
私を見つけて下さい。
私を抱きしめて下さい。
そして。
…私を愛して下さい。