『奇跡をもう一度』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「奇跡をもう一度」
どうして…
どうしてこんなことに…
私が奇跡をもう一度願わなければ、
みんないなくならなかった
みんなで幸せに暮らす未来が待っていると思っていたのに
もう奇跡なんて信じない
みんなのところにいく前に
アイツを殺してやる
“奇跡をもう一度”
君に初めてあった時。君の涼やかな目に、俺の姿が映ったあの一瞬は間違いなく奇跡だったのだと思う。
緊張と高揚とでやけに大きく明るい声ばかりが飛び交う校門のすぐ近くのピロティ前。大きく張り出された合格者一覧を一心不乱に見つめる学生たちを眺めながら俺は一人、近くにあった大きな木にもたれかかっていた。
混雑を避けて、遅い時間に来たつもりがおそらく同じ学校出身でまとまって来たらしいかなりの人数の集団と被ってしまったせいで、その人の壁を押しのけて前にでることもできず、どうしたものかと考えていたときだった。
きゃあ、と女の子の集団が叫び声をあげるほど強い風が急に吹いて、俺の手の中にあった受験番号がかかれた紙が舞い上がった。咄嗟に出た手はただ空を掴み、まあ受験番号なんて他にも確認しようがあるから良いか、と切り替えようと思ったところで白い細い指がそっとその紙を差し出してきた。
お前のだろう、とその指や細い身体からは想像していなかった凛とした芯のある声がして顔をあげると、なるほど声の通り凛とした顔の女性がむすりと口をへの字にして俺を睨んでいた。
「あ、ありがとう」
「ございます、だろう。私は先輩だ」
「あ、すみません。ありがとうございます」
こんなところにいるのだ、同じ受験生だろうと思ってかけた言葉遣いに彼女の口はへの字から富士山くらいになってしまった。ギロリ、と音が聞こえそうなほどに睨みあげてくるビー玉みたいにキラキラした目の中に、情けない顔をした俺が映っていた。
ふんっと鼻を鳴らして、立ち去る彼女の背中を眺めながら俺は手の中の紙を握りしめた。
そんなことを思い出して、俺は手の中の卒業証書を握りしめた。結局、在学中に彼女に再会することはなかった。一学年に数百人といて、覚えきれないほどの学部の存在するこの大学でたった一人の名前も所属学部もわからない人に巡り合うなんて奇跡はそう簡単には起こらないものだ。
それでも俺は二度目の奇跡を夢見ることをやめられずにここに立っている。初めて彼女に出会った樹の下で、ただひたすら、起きるはずのない奇跡を待っている。
またあなたに出会えるのなら
私はなんだって捧げてみせるから
何を奪っても犠牲にしても
私は私の望みを叶えるんだ
奇跡をもう一度起こすために
「奇跡をもう一度」
もう一度だけ
目の前で起こる光景に俺は立ち尽くすだけ
冬の乾燥した爽やかな匂いの中、突如変わった世界は無情で理不尽で、こんなにも人の心を砕くのか
世界がゆっくりと動く
人の叫び声や救急車の音が聞こえる。
それでもそれはどこか非現実的で、ただの夢と願う
何故今なんだろうか
何故君なのだろうか
何故、何故…?
君は死んだ
卒業間近の学校帰り
後10秒遅ければ、
コンビニに寄っていれば
俺が急かさなければ
何を言っても変わらない
あぁ、世は無情
卒業式、ベタだけど告白するつもりだったんだ
夢を見た
君に合う夢。
君は泣いてて僕が棺桶に入ってる夢
君はボタンを押す
そこで目が覚める
目の前にはボタン
いずれ死を呼ぶボタン
一度目は君と合うボタン
二度目は君の変わりに死ぬボタン
三度目は君と一緒に死ぬボタン
四度目は僕が死ぬボタン
3回までは幻覚
四回からは現実
僕は〜回押す。
君は何回押す?
押さない?
奇跡の盃
代々この国に伝わる神器
何かを代償にする事により願いを叶えることができると言われている
この神器には様々な逸話が残されている
結婚したばかりの妻が事故により未亡人になった
三日三晩泣き続け憔悴しきったころ妻の願いが神に届き夫が生き返ったと言われている。
この時国に保管されていた盃が神々しい光て輝いていたと言われている。
他にも
盃を入れ替え好き勝手やった貴族がいたらしい。
貴族は一晩で様々な願いをして、盃から無理に力を出していたらしい。
その結果貴族は盃の力を暴発させ朝不審死をしていた。
それ以来盃には代償が必要になった。
他にもいろんな逸話があるがこの盃の謎を解明すべく試しに盃に代償と共に盃の奇跡を問いた学者がいた
それがこの俺
この盃はちゃんと代償と引き換えにこの盃の仕組みを教えてくれた
まぁ簡単に言えばこの盃は悪魔の盃だったてわけさ
ただそんな悪い奴ではなさそう
最初の女性は負の感情が大きくて悪魔が助かったからお礼をと、短いながらも寿命を延ばしてくれたらしい
約30年ほど
次の貴族は無茶苦茶やって怒った悪魔が貴族を殺したけど
ちょっと可愛そうだったから最後に楽しませたんだって
割といいやつなんだよね
そんで何が言いたいかって言うと
この盃、奇跡でもなんでも無いって事
世界は奇跡で満ちている
明け方の空の美しさも
爽やかな風を感じるのも
新たな朝の始まりも
すべては奇跡
いまここにいることも
あなたと出会えたことも
また明日があることも
すべては奇跡
生きていることも
死んでいくことも
生まれてくることも
すべては奇跡
奇跡をもう一度と願うまでもなく
世界は奇跡で満ちている
〜奇跡をもう一度〜#17
土曜日にファミレスにいたよね?
知ってるよ、
あなたがドリンクバーに来た時、
近くの席にいたもの
ってか、
あの頃話してたとおり、
マジでこの店来てるんやて思った
奥さん、始めて見た
次男くんと末っ子娘ちゃんも
みんなメガネなのね
見間違えたりしないよ
あの頃よく見てた背中
あの頃よく見てた立ち姿
あの頃よく見てた顎から耳へのライン
あなたに、間違いないよ
けど、
最近、笑ってないんかな?って空気が
哀しくて 怖かった
知ってるよ
あなたの、
面白くておかしな話
可愛い笑顔
もっとたくさん
話、聞きたかった
もっとたくさん
笑ってほしかった
ねぇ、
もう一度
いつか どこかで
いつまでもいつまでも
ゆっくり話して
笑い合える日を
【奇跡をもう一度】
バレーボールの決勝、仲間達の声
あと一本、あと一本と叫んでいる
外したら終わりと言い聞かせ、
サーブをくりだす、奇跡をもう一度
結局、嘘つきだったけれど。
結局、いなくなったけれど。
結局、後悔は残ったけれど。
教えてくれた音楽が、今日も素敵なおかげで
不器用ながらも、良い思い出にできそうです。
普遍的なものを求めながら
特別になりたいと願う矛盾
#奇跡をもう一度
【奇跡をもう一度】
「ばぁ〜ーー!!!」
目の前に大きく手を広げて飛び出してきた
「うわ!びっくりしたじゃないのー!もー!」
「探した?探した??」
ニコニコと笑いながら自分のことを気にしてくれてたか確認してくる
こういう所も娘の可愛いところだ
「当たり前じゃないー!どこいったんだろって思ったわよー!自慢の娘なんだから!」
笑顔を返す
「それやめてー!」
"自慢の娘"と言うと娘は決まって照れる
その反応が可愛くついいじめてしまう
こんな毎日が続くなんて夢のようだ
時には反抗され
時には驚かされ
予測できないことが起こるがそれのお陰で
本当に毎日が楽しい
「ちょっとー弁当忘れてるわよー」
「んー!」
「ちょっと食べながら行かないのー!意地汚いでしょー」
「分かってるー!」
ほんとにいつになってもバタバタしてるのは変わらない
忙しない毎日だ
「集中豪雨による土砂災害の影響で近隣の家が呑み込まれーーー」
「ねぇ、ちょっと目を覚ましてよ、、なんで、、」
私が買い出しに出ているタイミングだった
家は土砂で潰されていた。
娘は2階の自室にいた。
葬式時ーーー
「気の毒ですね、本当に。まだおわかくあられて、」
「これだから天災は困るわよね。」
周りの話し声が聞こえてくる
「もう一度笑って欲しい、お願い」
それからは恙無く式は終わり
私は娘の遺骨と潰された家の前で立ちすくんでいた。
「ばァー!」
「ねぇ?探した?」
え?
「私の事、探してくれた?」
「もちろんよ…ずっとさがしてる。でも見つからないの…何処にも……」
顔が曇る
「自慢の娘ーとかいつもの言わないの?」
「、あっ、もちろんいつまでも自慢の娘よ」
涙を抑えながら笑顔を返した
すると娘が近くに来て頬を触った
「泣きたい時にはないて。
気持ちを抑えないで。
そして
今までありがとう。私の自慢のお母さん。」
目の前が真っ白になる。
あっ!!
起きると目の前には遺骨置いてある机が日の光を浴びていた
奇跡をもう一度
そんなに何度も奇跡が起きたら奇跡じゃないじゃない あなたならそう言って笑うだろう
たった一度の奇跡を望むなら
そんなの分かりきっているけれど
それは 順番通りに訪れるはずの軌道で
その 歴史が今の私に繋がったのだから
まだ 若いあなたが守ろうとしたものが
私の 今だから奇跡は必然
奇跡をもう一度 望むならあなたの様に
生きて行くだけだと分かった
二度と重ならないあなたとわたしの時間
そんなの分かりきっているけれど
それは 順番通りに訪れた別れなのだから
その 別れが今の私を創った
まだ 世の中のことを何も知らなかった
私の 軌跡が始まったのだった
人生は二度とはない 二度あればと
奇跡をもう一度と望んでも無駄 望むなら
始まった軌道を 私は繋げるだけあなたに再会する道は きっとそこにある
それは この命を繋げて行く中で
もう一度 あなたは生まれ 私は生まれる
この 輪廻の中で何度も巡り合う
あなたと出会う 奇跡をもう一度
奇跡は必然
奇跡は積み重ね
奇跡は証
奇跡を望むなら
否定ばかり 批判ばかり
粗探して 文句ばかり言っていないで
受け止めて
感謝して生きることだ
こんな狭いネットの中で
視聴者代表の国民代表の多数派代表のと騒ぐのは馬鹿げている
100年も経たぬうちに正義も社会常識も変わる そんな無情のなかにいる
より多くの敵を殺す 殺しきることが正義
個人の自己実現よりも命よりも大切な国家という時代は ほんの80年前にこの国に存在した
それでも そこに生きた人々は
家族を恋人を愛し 奇跡を望み生きた
だから 私は今ここに生きることが出来ている
あなたが守ろうとしたものを 守ろうと思います
100年も経たぬうちに変わってしまうもののなかに 変わらないあなたのくれた真を守りたいと思います
奇跡をもう一度
もう一度 あなたに出会うために
そう 思いながら
祖母の古い古い
アルバムを閉じた
令和6年10月2日
心幸
奇跡なんて望まない。
望めば望むほどしんどくなる。
全部必然的にになるのだから。
【奇跡をもう一度】
朝起きると外で小鳥が鳴いている。
小鳥の囀りは、歌を歌っているなんてよく例えられたりするが、生まれてこの方ずっと田舎に住んでいるもんだから、もはや毎日流れて気にも止めなくなってしまった名曲みたいなものだった。
眠くてとろとろ下がってくる眼を擦りながらカーテンを開けると、朝特有の涼を纏った日が差し込む。多分、絵にしたら青色系の光なんだろう。
それでようやく脳みそが起きなければいけない時間だと気付いて、欠伸をひとつ。
ちょっとだけ窓を開けてみると、冷たい空気と一緒にペトリコールが部屋を濡らしていった。
ああ、昨日の夜は雨が降ったのかな、なんて思いながら朝の空気を吸い込むと、やっとぱっちり目元が開いたような気がした。
朝日に照らされて、宵の雨の残りがキラキラ輝く。
それほど明度が高くないそれが眩しくて目を細めた。
ああ、こんな日々の奇跡をまたもう一度味わえたら。
続いていくちょっとした幸福に埋もれる日々は、奇跡で溢れている。
→短編・自信の源
「つまんねぇコト言ってんじゃねぇよ。このスタンディングオベーションは、お前が自分で掴み取ったんだ。
――胸張ってろ」
鳴り止まないアンコールをステージ裏で受けながら、彼はワタシにそう言った……――遠い遠い昔の話。今はもう、ワタシを常に叱咤激励してくれた彼を始め、昔の仲間の多くは、この世を去ってしまった。
ワタシだけがあれからずっと走り続けている。彼の言葉を心に刻んで、決して振り返らず、ひたすら真っ直ぐに胸を張って。彼に弱音を吐いたあの日の若い女の子は、もうどこにもいない。
え? どんな弱音だったかって? そうね、ヒントは神頼みみたいな言葉、かな。
テーマ; 奇跡をもう一度
奇跡をもう一度
っていうか生きてること自体奇跡なんだけどね
奇跡なんて信じるな!
現状を見極めろ!
奇跡なんて待つな!
可能性を導け!
可能性を広げろ!
己を信じろ!
信じて良いのは自分!
自分を信じらんない人に
誰かに信じろ!…
なんて言われても…
重み無い響かない!
自分を信じらんない人は
好きな人も愛せない守れない寄り添えない!
弱い己と向き合え!己を知れ!己を感じろ!己を導け!
そんで!思う己になれよ!
グラナダ&トマロー 月夜縁
その時紅葉すすんだ木々の葉が
陽射しを受けて突然黄金色に輝いた
その時の感動と言ったら
思わず見知らぬ登山者と凄いですねとささやきあった
今年ももうすぐ紅葉の季節がやって来る
紅葉は日々進みあっという間に終わってしまう
毎日登れる暇人ではないので
チャンスは数回しかない
色とりどりに微妙な色が重なり合う
秋の山は一年で一番美しい
この美しさを今年は味わうことが出来るのか
それこそ奇跡よもう一度だと思う
幸運の神には前髪しかないが
坊主にかみは不毛な話
「奇跡をもう一度」
もうないとまだあるという口癖に
人はなにを見ているかを知る
「奇跡をもう一度」その2
占いは全く信じないけれど
1位のときだけ一応聞いてる
「奇跡をもう一度」その3
もし君がトーマスエジソンだとしてだ
九十九の努力はできるか
「奇跡をもう一度」その4
手を握る 神様おねがいこの部屋にひどくやさしい音をかえして
「奇跡をもう一度」
奇跡を起こすのなんて簡単だ
先に行動しておけばいい
奇跡にするなんて簡単だ
そう信じ込めばいい
奇跡的な事象を起こすために
奇跡が起こせると信じて行動を起こす
たまたま奇跡が起これば
その奇跡は私の行動のおかげだ
たとえ奇跡が起きなくても
そもそも起きるわけがない事象なのだから
自分の中ではノーカンになる
あとは自分が起こした奇跡だと信じ込むだけ
ほら?
これで私は高確率で奇跡を起こせる存在だ
奇跡をもう一度?
もう一度だけでいいなら簡単だ
奇跡が起きるまでやり続けるだけでいい