『夫婦』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あっついスープに息を吹く。もう一度。あっついスープに息を吹く。飲む。舌に触れる。あっつい。
隣で笑う人が今日はいない。うん。あの人はあっついスープをいつも冷ましてくれていた。だからあっついスープをあっついまま飲むのに慣れていない。一緒に飲みたかったなあ。このあっつくてあっつくて美味しいスープ。考えているうちに少しは冷めただろうか。あっついスープ。匙に取る。今度こそ。フーフー。飲む。やっぱりあっつい。もう飲めないよ。
お母さんとお父さん。
私を育ててくれてありがとう。
夫婦は良いものですよね。
当たり前に生活できているのは親のおかげです。
よく、11月22日に婚姻届を出す方が居ますよね。
語呂で、いい夫婦の日となっているので多いそうです。
私の親は、普段は私を甘やかしてくれ、時には
夫婦
あなたと過ごした時間は
私が生きてきた時間の中で
ほんの、ひと時ほどの長さでした
夫婦という言葉の意味も分からぬまま
過ぎて行ったものですが
今でも鮮明に、思い出せます
今日も私を
支えるように
胸の中で、熱く輝いています
夫婦
夫婦は、ふうふういいながら、一杯のうどんを
一緒に食べ。
ふうふういいながら、共に苦労し。
ふうふういいながら、人生を共に駆け抜けていく。
やがて、夫婦共白髪になり。
おじいちゃん、おばあちゃんになり。
お互い夫婦で、よかったと言える日が、来ますように。
夫婦とは
相手の声を聞かなくても
求めているものが手に取るようにわかり
自分の宝物以上に失いたくない特別な存在
世界中の何十億人の中からたった一人
残りの人生を預けあった存在だからこそ
綺麗事ではなく等身大で
お互いが心地よく向き合えることである
僕らは夫婦にはなれないけれど、そんな紙切れ1枚で何が変わるって言うの?僕は君と一生一緒にいると決めているのに、君はカタチだけの確約を求めているの?わかってくれないかな。
俺たちが夫婦になれないのを何処かで安心している自分がいる。時折お前にプロポーズしてみるのも、お前が断ると知っているから。結婚はしたい、けれどお前を縛りつけたくないんだ。パートナーシップ制度なんかに手を出していないのも同様。俺なんていうものがお前の人生にバツ印をつけられない。
愛のカタチ
「町中の夫婦の顔ってさ、どことなく似てるよね。」
って話してたら『ずーっと一緒にいるから似てくるんだよ。』
って教えてくれた。
#夫婦
そう言えば、私たちはもう11年も夫婦なのだ。
犬をむかえ、子供が産まれ、正月に犬は死に、
春から子供は学校に上がった。
我が家は別れと前進を繰り返しながら
家族というものを作ってきた。
夫婦としてはどうなんだろうな。
夫婦ってなんなんだろうな。
紙切れ一枚の関係?
笑わせてくれるわね
休日の朝食時、夫が「しなもそ」と口走った。
わたしは、「ああ、つなもそ」と返す。
娘が小学生のころ、怒涛の商品展開を繰り広げていたサンリオキャラクターの、シナモロール。ふんわりとした水色の背景に、綿あめみたいな白い小犬がニコニコしている、あれだ。
女の子向けには赤やピンクの文具が大半だった時代に、パステルブルー系の小物は広く受け入れられ、学校の掲示物にも頻繁に登場していた。
覚えたてのカタカナで。
「シはツと似ているよねー」
「ソとンも似てるんだよー」
シナモン味のチュロス(賞味期限は昨日)を食べながら、そんな思い出。
【夫婦】
僕たちは夫婦だ。いつだって側にいて君を見守ってる。今日は僕たちの赤ちゃんを連れて散歩していた。そしたらくそやろうが大事な君に絡んできた。僕は腹だって手を出してしまった。そのあと君は真っ青になりながら僕をみていた。何がそんなに怖いんだ?僕は疑問に思ったが、ちょっと落ち着くために君から離れた。遠目で君を見てると、そいつを必死に助けていた。その顔は真剣だった。あーあ、浮気か。なんだ僕には興味ないか…。じゃあさようなら
私は最近ストーカーに困っている。視線を感じる。
今日は赤ちゃんと散歩していると後ろに視線を感じたが無視して歩いていると前から旦那が来たので声をかけようとしたら後ろから誰かが走ってきて旦那をさして私をみた。一瞬何が起こったか分からなかったが。一生懸命人工呼吸をして救急車と警察を呼んだ。が、旦那は助からなかった。その日から私はあいつを本気で○しに行こうと作戦をねっていた。今日ものうようと大切な人を○しといて生きているあいつを今度こそは○す。私の怨みは消えない。私が○のうが消えない。あいつが消えるまで
どこかで聞いたことがある。
一緒にいてドキドキするのが恋人。
一緒にいて安心するのが夫婦。
互いを認め合い、愛し合うのが夫婦___……。
「大好き。……またいつか会えるかな」
僕は、目の前の小さな遺影の中に残る、笑顔の妻に手を合わせた。
あぁ、やっぱり。
君と心が通じているみたいで、安心するなあ。
夫婦は
ひとつの線路に乗っかった
車両じゃなく
例えるならば
横に並んだ二組のレール
そのそれぞれに
1人用のトロッコが在って
そこに夫と妻が
1人ずつ乗って人生を旅する
それぞれのレールの上に
それぞれのタイミングで
障害物が現れるけど
代わりに退治する事はできない
トロッコを取り替える事は出来ない
ただ出来るのは
横で励まし合う事
ずっと横で励まし合い
お互いが学ぶ事が出来る
それが
夫婦。
結婚して4年はたっているタイミングで
なんで式を挙げることにしたのか。
ウェディングドレスを着てみたいと言う
思いがあったが
私と彼が結婚してすぐに
嬉しいことに子供を授かることができて
出産準備や育児など初めての子育てで
いつの間にかもう4年もたっていた。
もう結婚式はしないかなぁ。
私はそんなことも思っていたら
「そういえば,結婚式してないね。
しよっか。俺ドレス姿見たいし。」
そんなことを言う彼は私に笑いかけていた。
「え?いいの?」
「いいに決まってるでしょ。」
「ありがとう。」
結婚式の準備は思ったよりも
決めることが多くて大変で
とっても時間がかかったがとても楽しかった。
リングガールは自分たちの娘にすることにした。
コンコンドアをノックしてドアが開くと
「綺麗だね。」
普段は見れない姿の夫が私を見て言った。
「純白のドレス,いいよね。そっちもカッコいいじゃん」
普段は見れないウェディングドレスを着てる私が
夫に向かって
いつも話しているはずなのに
今日はなんだか少し緊張した。
そんなところに
「ママ!!パパ!!」
声がした方を見てみると
薄いピンク色のワンピースドレスを着た
可愛い娘がこっちに走ってきた。
「走ったら危ないよ。」
私が言うと
「はーい」
なんだか流されたような返事がしたが
今日は気にしないことにした。
「パパ、ママ可愛いね?」
「二人とも可愛いよ。」
さっきまで緊張していたのに
いつの間にか普通に会話できていて
娘の力かなぁと考えていた。
スタッフさんの
「そろそろお時間です。」
の声を聞いて緊張しはじめた。
扉が開いてゆっくりと歩いていると,
私の友達や夫の友達,家族が笑顔で
「おめでとう」
と言ってくれてる空間はとっても幸せだった。
結婚指輪を持ってくるリングガールの娘は
ニコニコしていて
もう天使のように見えた。
指輪を交換して誓のキスも終わり
記念写真を友達や家族,娘と夫となど
色んな人と写真を撮った。
無事結婚式を終えることができた。
4年経った今でも夫のことが好きだし愛してる。
これからも娘を2人で協力して育てたいと思う。
おじいちゃん,おばあちゃんになるまで
仲がいい夫婦になろうね。
─────『夫婦』
借り物競走で借りた夫婦が、ゴール手前で離婚すると言い出した。慌てて俺は考え直すように説得することになった。離婚をしてしまうと、ゴールできない。
あのときは助かりました。
と、その夫婦から手紙が届いたのは、数日後のことだ。
君が
あぁなりたいと
微笑ましく見つめる先
そこには
縁側で太陽の日を浴びながら
穏やかに寄り添う老夫婦
いつか年を取ったら
僕たちも
夫婦
そこにいることに
意味がある存在
ともに未来を創る
互いが互いの芯となる
憧れの二人
/ 夫婦
結婚して夫婦になるだけとは限らないと語る彼女。
仮面夫婦も存在するのよ?
世の中、いろんな形の夫婦ってあるんだな
「夫婦」
父は7月7日、天の川を渡ってやってくる、
父は星渡りの荷馬車を降りると嬉しそうに私を抱きしめた。
私が生まれる前、父と母は彦星と織姫と呼ばれ下界でも有名なおしどり夫婦だったそうだ、実際私が物心がつく頃にはそこまで仲がいい二人を見たことがない。
私を生むときにも色々と周りの反対を押し切っての事だったそうだ、
下界で聞いていた、熱烈なイメージとはだいぶ違う気がするけど長く続く夫婦感とはそんな感じなのだろうか、
1年間会っていないのだから父は私に色々質問していた
二人がどう思っているかはわからないけど私は三人でいられるこの一日が好きだった、
たくさん話しをして、美味しい物を食べる
そして今日だけ下界に降りて三人で満天の星空を眺めるのだ。
夫婦
近頃、この関係の良さがわからなくなってしまった。
大学生までは私もクラスの女の子たちと同様に、それについて夢を膨らませてキャッキャと浮かれていた。
いつか好きな人と、幸せに暮らすんだなんて、
いつかそんな日が来るんだろうだなんて、
あたりまえに思っていた。
しかし、社会に出て大人たちをよく見てみると、
私の思い描いていたものは存在しないことがわかった。
そんな中、私の尊敬する上司は奥さんの話になると、
「うちはとても仲がいいんです。手を繋いで眠ったりもしています。」
そう話した。
「ああ、この人は一途に奥さんを愛しているんだな。」
そう信じた上司は、若い新人と長期に渡り浮気していた。
思えば、私の両親も毎日喧嘩していたし、父はよく帰ってこなかったし、母はよく目を腫らしていた。
友人の両親は、暴力や、金銭的なトラブル、不倫等の理由で離婚しようとしているところや、実際にしているところが多かった。
夫婦。それは私の夢でありゴールだった。
けれど、それは私の思い描く場所から遠く離れたところに存在しているらしい。
それは酷く虚しい現実だった。
私はまた夢を抱くだろうか、その遠い場所へ歩みを進めるだろうか。
あなたは誤解している、その世界はこんなに素晴らしくて美しいものなんだよ、と心から教えてくれる人を望んで、今は小説や映画の中に逃げ込むとする。