『天国と地獄』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君と居られる毎日は
天国だ
君の笑顔を見れるし
君に笑いかけてもらう
君といられる毎日は
地獄だ
君が私に見せる笑顔と
あの子に見せる笑顔が違うのに私はもう気づいてる
君といられる日を
私は望んでいるのだろうか
天国と
地獄の日々を
《天国と地獄》
#43
※この物語はフィクションです。
実在の方には何の関係もございません。
岩井一希、これが俺の名前だ。
一つの希望、なんて俺の親も大概面白い考えをしたものだ。
あるのは絶望だけだと言うのに。
底の無い沼にずぶずぶと沈み込んでいくような感覚と
吐き気の催すような目眩に苛まれ
カーテンを閉め切った暗い部屋の中で朝を迎えたのだ。何も成せぬ己に呪詛を吐きながら。げぇ。
何も無い、学校に行けばただ人前でへらへらと愛想を振り撒き一過性の笑いしか取れぬ使い捨ての人間には憐れみが一番似合うのだ。
天才でも無く、秀才でも無い。
ただただ人の波に埋もれていく自分を嗤う。
“ユニーク”“個性が強い”“面白い”
あぁ、よく聞く言葉だもう聞き飽きた!
所詮君等は俺の表面しか見ていないのだろうて。
それはそうだ、当たり前だ。
誰も見たくないだろう?惨めに病んだ面倒な人間を。精々ゴミを見るような目で嫌うがいい。俺はその視線に笑顔で応えるのだから。嘲笑。
こんな悲劇のヒロインぶって偽悪に満ちた言い訳を、屁理屈を捏ねているだけの俺は受験生だった。
学校は、焦燥と切迫感に追われる場所だ。
続きはいつか書きます
私の隣にあなたがいる。
あなたの隣に私がいる。
雲が赤黒く渦巻く闇空の下、煮えたぎる溶岩の中を横切りその身を焼かれても、針の山を歩いて足から赤い血を流しても、そこにあなたと二人歩いていけるならそれは天国かもしれない。
私の隣にあなたはいない。
あなたの隣には私がいない。
穏やかな雲が流れる青空の下、春風に吹かれて揺れる一面のポピーの花畑の中を横切り香りをかいでも、小高い丘の上まで裸足で歩いて柔らかい草を踏みしめても、そこにあなたがいなければそれは地獄なのかもしれない。
天国と地獄
お題
『天国と地獄』
天国と地獄
本当にあるかは分かりません
そして、本当に天国が良くて地獄が悪いのかも
分かりません
生きている人間が作り上げた話なのかもしれないですね
まぁ、自由に生きよ?
死ぬ前に
食べたい食べ物
見つかった?
#天国と地獄
濮は思ゐ枡
此処ノ世界は地獄で有ル斗 …
タヒネば天国
生きて居れば 地獄
ダ殻
自殺スル人が増えるのだと
自殺した人ハ天国に逃げたかッたのだ
生きている人は
地獄で幸せを勝ち取り
天国に行くノデス 。
天国なら簡単さ。ここにある。
君は骨格標本の胸あたりを指差してそう言った。天国は肋骨の内側。
地獄は?と僕が聞けば、君は少し意地の悪い笑顔を浮かべて、銃口を押し当てる仕草で君自身の頭を指差してみせた。
君の頭蓋から溢れ出した地獄は濁流のように世界を飲みこんでしまったのだけど、それはまだ二十年くらい先の話。
僕たちは博物館のリノリウムの床を踏み、人類の歴史を逆さまに辿っていく。積み上げられた頭蓋骨の写真だとか、きらきらと輝く刀身だとかの間を縫って。
君が何の躊躇もなく押したボタンは、僕の住んでいた街ごと、僕と僕の猫を焼き尽くした。だけどそれはまだ先の話。
天国は肋骨の内側、地獄は頭蓋骨の中。
君の天国は君の肋の中固く閉じたまま、誰にも、君自身にも開かれることはなかった。今この瞬間に僕が君の手を取れば、何かが変わるだろうか。
だけど残念ながら僕は未来を知り得ない。数日後に君と喧嘩をして物別れに終わることも、それ以来肋骨の内側に君の形の空洞を抱き続けることも、未だ知らない。
テーマ:天国と地獄 #195
「てんごくとじこくはつながっているの」
急に娘が話し始めた話は、
私が話したことのない、
教えたこともない話だった。
「え?」
私は思わず聞き返してしまった。
娘はつみきをしながら話している。
「わるいひとはじこく、いいひとはてんごくにいくの」
私は口を噤んで娘の話に耳を傾ける。
「てんごくにはね、やさしいてんしさんがいるの。
じこくにはね、こわーいあくまさんがいるの」
胎内記憶というやつなのか…。
でもお腹の中にいたときの話ではないみたい。
「まま」
私はボーッとして聞いていた。
娘に呼ばれるまでずっと。
私は夫に娘が話したことを話すと、
「何も教えてないなら胎内記憶じゃなくて、それよりも前の話なのかも。胎内記憶っていうのは言葉の意味通りお腹の中の記憶だから……」
それにしても、少し怖かった。
教えてないことだし、ちゃんと文になっていた。
いつもは単語しか話さない娘。
嬉しいような、少し怖いような。
今はもう大人になって、
その時のことは覚えていないらしいけど。
私はあの日のことを忘れられない。
貴方がいた世界が愛しい
貴方のいない世界が苦しい
//天国と地獄
天国と地獄/2023.05.27
天国に行きたい人がいました。
だからいい行いをたくさんしました。
無理をたくさんしました。
無理が祟ってある日爆発して、人を殺めました。
その人は地獄に落ちました。
他の人は言いました。
「とてもそんなことする人には見えなかった」
「いい人だったのに」
残念でしたね。
僕は、お題から文章を書こうとする。
調べる。『天国と地獄』っと。
ある一曲が出てくる。
「〜♪」運動会の曲だ。
懐かしい想いに浸る。
お題 : 天国と地獄 #3
私は天国、あるいは地獄?
そんなの誰が決めるの?
今までの私の生き方を振り返ると、嘘ばっかり付いてきた。
良い嘘だと思うものも、悪い嘘だって思うものも
多分いい人だったな、と思う人も悪い嘘を
吐いている。
悪いものはいいもので挽回できるの?
そうじゃなきゃ皆地獄だよね?
なんで?
そもそも善悪は誰が決めるの?
存在も立証出来ない天使?
そんな奴に「人生」を審判できるの?
は、結局戯言じゃん。
地獄?天国?
きっとないよ、
天国と地獄
天国は、君がいた昨日が終わるまで
地獄は、君がいない今日の始まり
天国はあるが地獄はないと思う、というか地獄があったら僕はおそらく地獄行きだから地獄はあってほしくない。
天国と地獄はあるのかと聞かれたら即答でないと答えるだろう。だって、天国も地獄も有るのならば今ここに幽霊はいなくて、怪奇現象なんて起こらないであろうと思っているから。天国は良い人しか行けないと僕は聞いているけれど、もしそうなら、人は一度は悪いことをしているから、天国には誰もいけない。
僕はそう思う。
だって、天国と地獄は人がつくった
ただの夢物語にすぎないんだから
# 15
天国と地獄
それは、本当に存在するかなんて、神様にしか分からない
そもそも、神様が存在するのかすら分からない
この世はふしぎだらけ
「天国と地獄」
あなたと出会えたこと
あなたと出会えたこと
天国、地獄とも死後の世界を想像した架空の場所である。現実世界の物事で比喩として例えることもある。人は皆、天国に関して明るいイメージを持つ。どんな場所であるか、想像してみるとわくわくする。雲の上の空高き場所に、翼の生えた人間が何人も生息しているであろう。現実の雲は気体で、その上に人が立っている状態なんて有り得ない。だが、その位夢のある場所を想像するのが天国である。翼を持った人間はどんな行動を取るのだろうか。食欲はあるのか。既に肉体は無いからきっとお腹は空かないだろう。でも、自分が死んで天国にいくその時は、お腹がふくれる程の美味しい物を食べてみたいものだ。生身の体でないのだからたらふく食べても具合が悪くなることはないだろう。美味しいものをたらふく食べたら次に何がしたいだろうか。せっかく翼があるのだから鳥や飛行機、ヘリコプターのように好きな場所に飛んで行けるだろう。どこに行こうか、国内、海外何時でも何処へでも好きな場所へひとっ飛び。
はたまた天国とは対称的な地獄。地獄というと地上の奥深くにマグマが沸き立ち大鬼のような生き物が何体もいるさまを想像する。暗く、熱く、赤く、怖い。そんな場所である。地獄では人は皆苦しみ、叫びながら列をなし苦行に励む。大鬼の番人が人々に苦行を与え、悪人のような深い笑みを浮かべる。
【天国と地獄】
かれこれ数千年前の時代。空には鉛雲が世界を覆い、大地は怒りを顕にした。
地震が起き、大地は割れ、海は荒れ狂う。
それは、何百年。何千年と続いた。
やがて世界は落ち着きを取り戻し、月が太陽が2つ同時に現れるようになったそんな時代の話。
この世界が二つに引き裂かれた時代の話である。
安寧と自由を。
【愛】を絶対的なものとし、敬い、尊重し、尊ぶ天界の国。紫雲国(しうんこく)
秩序と規律を。
【法】を絶対的なものとし、公平さや、正義を遵守し、心情とし、日々を切磋琢磨する地上の国。国家・開闢(かいびゃく)
紫雲国と開闢に住む彼等は、言わずもがな話だが、これまで交流という交流がなかった。
それは、それぞれの国で食べ物が文化が、生活が成り立っていたからに他ない。
紫雲国の人達は言う。
「開闢の奴らは、始まりの民だからとふんぞり返っている。」
「愛を知らないなんてなんと可哀想な人達」
民達は総じて彼らをこう言う。
【開闢の奴らは、愛と自由を知らない可哀想な民だと】
逆に開闢の人達は言う。
「秩序も法律もない。狂った国だ。」
「自分達を、大した理由もなく見下してお高くとまっている。」
民達は総じて彼らをこういう。
【紫雲国の奴らは、愛などと曖昧なものを崇めたつる信者だと】
さぁ、君にとってどちらが天国で、どちらが地獄だと思う?
同じ世界に生きてるのに、違う価値観を持ち、別の所で生まれた民達。
彼らの言葉は本当か。嘘か。盲信か。戯言か。
それを知るのは神次第。
天国と地獄。
天国と地獄は
運動会を
思い出す。
あんなに
急かされても
そもそも
私がのんびりしてるから。
負けず嫌いなら
強くなれてるかな?
天国と地獄
アリスが鼻歌交じりでフライパンを振るうと、それ合わせて火の精霊があたりを飛び回り風の精霊がふわりと舞う。
「あるじ、そのうたなに?」
「天国と地獄」
「てんごく?」
「じごく?」
「「それなあに?」」
精霊たちの質問にアリスは首を傾げた。天国と地獄。オッフェンバックの名曲。しかし彼らが聞いてるのはそれではなく、そもそも天国とは地獄とはなんぞや? ということである。
「ここには天国と地獄の概念はないのかしら。つまり、死んだら行く先のことなのだけど」
アリスの返事に精霊たちは顔を見合わせた。
「ぼくらはしなないからなー」
「にんげんは、ちがうにんげんになる」
「どこにいくかは、わかんないけど」
「それはマナナンがてきとうにするから」
「よしなにね」
よしなに。アリスは呟いた。つまりこの世界は人は死んだら転生するというのが一般的な認識らしいと彼女は飲み込む。けどあとでフィンにも聞こうとアリスは鵜呑みにはしなかった。
なにしろ妖精と人間は世界の捉え方が違う。
「マナナンて誰?」
「んー、あるじがいうところの、かみさま……かなあ」
「えらい、ようせい」
「ようせいより、しぜんにちかい」
「なるほど?」
なるほど、わからなかった。
アリスが転生してきて早半年。まだまだこの世界のことはよくわからない。