『夢を見てたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夢の中だけで
君に会える
現実では会えない
少し辛い
でも、
夢の中だけでも会えるから嬉しい
あっ、
もうすぐ夜が明けるみたい
まだ、
明けないでほしいな~
明日も会えるかな、?
夢を見てたい
永い永い眠りから覚めて
誰かがいないことを
胸に通る隙間風だけが覚えている
ぼくを生かすために払われた犠牲を思えば
この旅路を終わらせることなどできないけれど
ああ、ぼくが忘れたあなたに
会える夜だけをただ求めている
『夢を見てたい』2024/01/1411
夢の中では私は糖尿病じゃない。
好きなものを食べれて
食後の血糖値もなくて
食べる前のインスリンもなくて
みんなと同じように過ごせるの。
とても楽しい夢
だから目を覚ましたくないの
だって現実に戻りたくないんだ。
自分の周りの人はみんな優しい
家族だって、近所の人だって、友達とか先生だって
学校にいじめなんて存在しない
だってみんな優しいから、助け合って、協力しあって、励まし合って平和にやっているから
あぁ、これが幸せっていうものなのかな、、
?「おい".起きろ!!」
いたい、苦しい、だれか、、
?「ほらっ、〇〇さんの家の子供。あんなになって、、。かわいそうねぇ」
なんで?なんで、助けてくれないの、、?
?「今日も学校に(いじめられに)来たのぉ?毎日ご苦労様。」
あぁ、そっか、、本当は最初からわかってたんだ。そんな世界、自分には存在しないってわかってた。夢物語だってわかってた。自分はただ希望を失いたくないだけだったんだなぁ。だから、だからさ、、
あぁ、ずっと「夢を見ていたかった」なぁ
(希望を)
"夢を見てたい"
──ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ……
「ん……」
目覚ましの音に意識が浮上する。のそ、と緩慢な動きで上体を起こして唸りながら伸びをする。視界の端でハナも伸びをしているのが見えた。
──なんか、夢を見た気がする。
ぼんやりとした声色で「おはよう」と隣のハナの頭を撫で、眠気まなこのままぼんやりと夢の内容を思い出そうとする。
『何処にいたのか』
自分が行った事ある場所だった気がするし、行った事ない場所だった気がする。《行った事ない場所》でも、映像や写真などで見た事ある場所のようだった気がするし、全く知らない場所だった気もする。
『屋内だったか屋外だったか』
建物の中だった気がするし、外だった気もする。
『自分は居たか』
自分自身は居たのは覚えている。身体を動かして、夢の中を動き回ったり何か作業をしていた感覚がある。だが具体的に何をしていたかは分からない。
『自分以外に誰か居たか』
居たような気がするし、居なかった気もする。
自分以外の何かと会話をしていた気もするし、していなかった気もする。
「……」
駄目だ。本当に思い出せない。
暖かくて、優しい夢だったはずで、思い出したいのにそれが叶わない。
夢は、見たとしても忘れる事が殆どで、しょうがない事だ。
でも、とても素敵な夢だったのは何となく分かる。目覚ましの音と共に目が覚めた時、胸が温かくて穏やかな気持ちだったから。
どうせ忘れるなら眠ったまま、ずっと夢を見ていたかった。
なんて、そんな事思ったり言ったりしたら心配されるだろうから止めよう。よく関わる殆どの者が心配してきそうだと優に想像できた。あいつらの前で言おうものなら、何かしら無理やりにでもしてきそうだ。あいつらはそういう奴らだと数年の付き合いで、これでもかという程目の当たりにしてきた。勿論俺自身がされた事もある。
「……顔洗ってこよ」
軽く頭を振って、まだ瞼が重く開かない目を擦りながら緩慢な動きで立ち上がると、顔を洗いに居室を出た。
テーマ/夢を見てたい
雪混じりの雨の降る週末、ひとりで街に出た。
たくさんの開いた傘で賑わう交差点、歩行者天国。
そのスクランブルの一角にあるスタバの開けた大きなウィンドウに、交差点内を行き交う人達の姿と店内に座る人達が重なって映っている。まるで夢と現実のはざまの流れのように思えた。
もしもあのとき、ふたりして違う決断をしていたら……と思うと、もしかしたら今ごろは君と一緒に夢を選ぶように楽しい毎日を過ごしていたのだろうか? あのウィンドウに見える別々の光景のどれかが、自分の見たかった夢のように。
私は透明人間なのだろうか?……私はちゃんと存在してますか? すれ違う人に確認してみたくなる。なんだか私だけがこの世に参加していないみたいに、虚ろな気持ちでスクランブル交差点を歩いている。
みぞれ混じりの濡れた路面を歩きながら、もう会うことのできない君を想う。また明日会えるかのような夢を見るように……
そして、その切なさに押しつぶされそうにもなる。それでもやっぱり君の微笑む表情を思い出すと、胸の奥で春の木漏れ日が気持ち良く揺れるような感じを覚える。
ついさっき立っていた場所とは反対側の角にたどり着き、濡れた傘を閉じて雨が止むのを茫として待つ。ふと昔の思い出がよみがえる……
学生だった頃、明日のことでよく夜に電話をした。どこで待ち合わせるだとか、どんな服を着ていくだとか、何食べるだとか。今日あったことを細かく話したりもして、親が近くで聞き耳を立てているなかで、長電話をしたり。今みたくLINEとかメールなんていうものがなかったから、話す内容も慎重に選んだりして。だからなんだろうな……《明日を夢見る》なんていう表現が成り立っていた気がする。電話の中の君の声を聴くと明日が夢のようにも感じられた。
カチャンと受話器を静かに置く音。目が覚める。交差点を行き来する人達で賑わう街の音がフェードインするように小さな音から入ってきた。あとは夢やら現やら。心の中で憂うように微かな笑みを作る。
できるものならもう一度、あの頃のように君のことで夢を見ていたい。
天国の君に捧ぐ。
苦しくて壊れそうな気持ちの時
なんだか温かい夢を見た
夢の中で
心が守られてようやく力を抜けて
救われた気持ちになっていた
目が覚めて ほんのすこし癒えていた
もう少しその穏やかな温かさに包まれていたくて
夢の中へ戻ろうと思って また眠った
夢を見ていたい
頭の中お花畑のように…
幸せな夢を見ていたい
そんな人を見てると…
こちらまで…しあわせ
いつまでも夢を見ていたい。
可愛いものや綺麗なものにだけ包まれる夢を。
そこには黒くてどろどろとした感情は存在しない。
だから悩むことも絶望することもないの。
現実逃避だってわかっているけれど、それでも私は夢を見たいと願ってしまう。
この醜い感情が私の中にあり続ける限りずっと。
たぶん、命が終わるその時まで。
#夢を見てたい
空っぽの手のひら
ため息をのせて
あてもなく明日をさがしてた
夢見ることを諦めていた
耳を塞がれ目隠しをして
声を失って…
そんな自分が嫌いで可哀想で
目の前に敷かれてくレールは
私の目指す場所じゃないって
言えなくて
逃げ出す勇気もなくて
愚かな自分はいい人を演じてる
時間の中で足掻きながら
少しずつ拾い集めるシーグラス
こぼれ落ちた夢のカケラ
いつかそのカケラで
再生できるものがあるなら…
取り戻せる思いがあるならと
手のひら光にかざしてみる
自分に
頑張ったよね…と
呟きながら
夢だから
夢だもの
心だけは自分のものと
気がついた時またやり直せる
敷かれたレールの先に
また見つけられる新しい世界を
【夢を見ていたい。】
いつか有名人になって、金持ちになって。
遊んで暮らして、友達に羨ましいと言われ、
元気に暮らし、病気にならない体を手に入れて。
そんな夢を何時か叶えたかった。
私は、もう夢を見ることは出来るが、叶えることは出来ないからだになった。
(2024/01/13 21:46:23)
NO.6
半永久的な眠りについた娘が眠ってから3年が過ぎた。
「夢をみてたい」
娘が私にそういった時に止めなかったのは、その背に負った大きな傷をよく知っているからだ。
3年前の春のよく晴れた日、娘は病室のベッドの上で私にこう言った。
「人がね、生きたままずっと夢を見られる技術があるんだって。」
すごいねぇ、なんて返事をしたが内心ドキッとした。
娘には希死観念に近いものがあることを気づいていたからだ。
「わたしね、生きたいんだ。」
見透かされたような言葉に、つい私は娘の顔を見つめた。
「生きることって辛いんだけど、ここまで頑張って生きたんだから、わたしってこれから楽していいんじゃないかって。」
いつも硬い表情の娘の目の色が少し柔らかく見える。
そうだね、頑張ってるよ。と手を握ると嬉しそうな顔をした。
「よく眠れた日にね、よく夢を見るんだけど、空を飛んでる夢をね。とっても楽しくて幸せな気持ちになるんだ。だから、夢を見てたい。」
その日から3年、娘はまだ眠ったまま。
眠る前、強ばっていた顔は穏やかになり、口元は笑みを浮かべているように見える。
気が済んだら帰ってきますよ、と先生は言うが私は帰って来なくてもいいと思っている。
娘と話すことが出来ないのはこの上なく寂しいが、一度起きてしまえばまた、苦しみと戦う日々が始まる。
娘がたくさんの幸せな夢を見られるように、たくさんの話を聞かせてあげようと思う。
娘が生きられなかったこちらの世界の、楽しくて幸せな出来事を。
#夢を見てたい
いつまでも夢を見ていたいの
流れるポップな音楽と
鼻をくすぐる美味しそうな香り
絶叫と歓声が入り混じる不思議な場所
そしてそこには
いつでもわたしを抱きしめてくれる大きな耳の世界の恋人
一年間頑張らないとだから
一年間会えないけれど
参考書の表紙に書いてもらったサインと一緒に
この一年を駆け抜けてくるよ
今日という日は、私にとってのスタートライン
一年後、笑ってテストを終えてみせる
夢の国では叶わない、わたしの唯一無二の願いをかけて
今日戦った勇者たちの背中を追いかけて、
そして
追い抜いてみせる
幕は上がった
つぎはわたしたちの代だ
みてろ
コロナにも負けなかったわたしたちの輝きを
さあ!!
Show must go on
「死にたい」というのが許されないのなら、
ずっと眠り込んでいたい。
それさえ許されないのなら、私はずっと微笑み続けて、そんな我慢に気づきもしないあの人たちが一瞬目を離した瞬間、気絶してやる。
ねえ、あなたたちにとって大切で可愛くて仕方ない私が、あなたたちのせいでそんなとこまで追い詰められてるなんて、辛いんじゃないの?
わかってる。バカみたいなこと言ってるって。だから、やっぱり、ずっと眠り込んでしまいたい。もう傷つきたくないから。
大好きな人と暮らしてる。そんな幸せな夢を見て、いつまでも浸っていたい。
どんな悪夢でも、結末を知る前に目覚めてしまったら結末を知りたいという情動が湧く。そのうえ、本来見たいはずの夢を望む気持ちよりも遥かに勝る時がある。自分が無意識下で描いたストーリーに関心を抱けるのは、面白い感情だとおもう。
夢をみていたい
「あぁもう朝か…」っと言って私は目を覚ます。今日もまた1日が始まる。学校に行く準備をしないとと思うと体が重くなるが、私は体を起こした。「いい夢みてたのに…」私はそう呟きながら準備を始める。
「ずっと夢をみていたい…」
わたしから出ていった微かな光が
凸レンズみたいな液晶を通して
確かな実像としてそこにいるから
そんなきみに夢を見てたいの。
わたしが作りだした大きな光で手を伸ばした
遠くに、もっと遠くに。
小さく見えた凸レンズみたいな液晶を通して
確かに通したはずなのに
揺れる虚像としてきみが僕に映るから
そんなきみは夢の存在で
わたしだけの夢ではなくて。
僕をちらつかせて揺れているだけなんだ。
それでも
きみは僕の天使だったんだ。
現実とは辛いことの連続なのだ。時に耐え難く時に誘惑が多い。
ライオンも檻の外だから呑気に見ていられるようにゆったりとものを見ていたいと思うようにあり得ない、それこそ自分に都合のいい展開ばかりになればいいのにと思うのは、至極当然のことである。
何が言いたいか。夢のある話しを聞きたい見ていたいのだ。
夢を見ていたい
夜。今日も今日とて疲れた。ということで、さっさと寝る。
ベッドに潜り込むと、すぐに眠気が襲ってきて、体が宙に浮くよう。
そして、目を開けると、そこには満点の星空。そこにいるのは私だけ。
私だけが、この景色を見ている。
深く、落ち着く藍色の空に浮かぶ、白い無数の点。
少しひんやりした風が、そよそよと優しく吹いている。
あぁ、心地よい。ずーっと、浮かんでいたい。
そこで、うとうとし始めると、急に手を掴まれて、空に引き摺り込まれる。
私はそれに抗う暇もなく、藍色の空に吸い込まれて、目を開けると、朝日が目に飛び込んできた。
今日という日が始まった、ということだ。
それを感じて、少しストレス。だけど、見た夢の心地よさを思い出して、微笑みを浮かべた。
今日が、どんなに辛くとも、苦しくとも、私は夢を見る。その夢の中にずっといたいけれど、それは叶わない。
だったら、その夢を楽しみにして、今日を過ごすだけだ。
「行ってきます!」
私の声が、真っ青な空に響き渡る。
片想いだって分かってる。
でも、あなたが隣にいてくれる、そんな夢を見てたい。
叶わないって分かってる。
だから、せめて夢を見させて。
あなたが私だけに笑いかけてくれる、そんな夢を。
「夢を見てたい」