『夢を見てたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
300字小説
夢見た世界
企画を出したとき、何故、お前の過去の繕いに金と労力を払わなければならないのだと笑われた。
だから、それらしい目的と計画を立て、地道に人々が夢中になりそうな夢を集めた。宇宙、異世界、リゾート地、故郷。それらに体験型VRをプラスし、好きな時に何時でも見られる夢の機械、ドリームマシンと名付け、販売した。そして、更なるバージョンアップの為と、体験者からの要望を集め、それを密かに自分のマシンに編集し……。
生命維持装置を着け、ベッドに横たわりドリームマシンを起動する。目を閉じれば……。
『ただいま!』
『おかえりなさい』
『帰ってきたか』
憧れていた暖かな子供時代。私はようやく私の思い焦がれた夢をずっと見続ける。
お題「夢を見てたい」
愛さえあれば外野なんて関係ないなんて
そんな夢を見ていた。
そんな私は社会に出たこともない
現実なんて知らない子供でした。
どうして異性が愛し合っているのは誰の目からも真実なのに、同性同士が愛し合っていると言っても疑われなければならないのでしょう。
【夢を見てたい】
「好き」
「好きだよ」
「……だいすき」
『早く起きなさーい!』
僕はお母さんの呼び声で起きた。
制服に着替えた後髪をセットしようと洗面所に行って鏡の前に立った。
そこに写ったのは気持ち悪いくらいにやけた自分の顔だった。
『なんで?…なんでこんなにやけてるんだ?…』
そう思い僕は夢を無理矢理に思い出そうとした。
最初は全く思い出せなかったが僕は時間が経つにつれて少しずつだけど思い出してきた。
その夢はいつもはツンツンしている僕の恋人が好きや大好きを言っている夢だった…気がする。
『んへへ』
思い出すとせっかく戻って来た顔がまたにやけ出してきた。
『あ〜あ続き見たかったな…』
夢を見たい
「将来何になりたいですか?」
小さい頃にこの質問をよくされた。
ケーキ屋、消防士、警察、お花屋さん。
たくさんの夢があっただろう。
でも、その夢が叶うかどうかはまた別の話だ。
夢。
夢と聞けば「将来の夢」か「寝ている時に見る夢」を思い浮かべる。
どちらも現実的ではない。
でも、将来のことは自分でどうにかするしかない。
自分の努力次第だ。
どれだけ望んだことが寝ている時に見れたとして、起きてしまったら忘れてしまうことが多い。
悲しいことだ。
少しでも幸せな時間をくれてもいいじゃないか。
どうして失ってしまうの?
現実を見ろってこと?
「将来の夢」「寝ている時に見る夢」。
どっちだっていい。
2つ共、僕が見て叶えたいもの。
夢だっていいじゃないか。
勝手に望んだっていいじゃないか。
現実から目を背けたい時に。
幸せな夢が見たい。
夢のままでは
終わらせない
決めた時から
動きだしてる
現実が変わる
現実を変える
どう生きたい
誰と生きたい
気持ちが大切
信念を持って
叶えるために
あるのだから
『夢を見てたい』
夢を見てたい
大好きな猫の命日が近いので
心がちょっとざわつく
寒いこの季節
願わくは
夢で会えていますように
猫と一緒に眠る
そんな夢がいいな
あの頃のように
寄り添えていますように
まどろみは海のよう。光のない場所まで深く沈んだわたしはいつしか深海魚になって、すべての夜に会いに行くよ。
#夢を見てたい
#7 【夢を見てたい】
ふわふわと
ゆめからさめた
ふわふわと
あなたにあいたい
ふわふわと
ゆめみごこち
ふわふわと
"あくむ"にひたる
ふわふわと
あなたのこえ、におい
なでる、かんしょくが、のこって…
『あいしてる』
あぁ
ずっとこのまま
夢を見てたい
ふわふわ、と
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#7.5 【酔生夢死】
ガチャ
心配のため息は、安堵にかわった
部屋中に、ふわっと漂うお酒とタバコ
「はぁ、酔っぱらいめ…」
「そういじけた顔すんなよ~」
ぷくっとふくれる火照ったあなたの顔
「ただいま」
暖かくて角張った手で、ふわふわ、と撫でられる
「…おかえりなさい」
きょうも、『あいしている』
その言葉は、わたしの命綱だ
この、タルタロスの奈落のような世界で
A.どうしてこの世は、生きづらくなったのか
Q.人類は今、これまでの
「夢の代償」を払わされているからだ
戦争による惨劇
AI擬似問題
不祥事
夢心地にひたる、ふしだらな人間に
怒ったハデスは裁きを下した、のだろうか
突然、深淵に投げ込まれた人類は
必死に、もがき、苦しみ
自分たちの楽園を探したが
とうとう、その窮屈で不安定な世の中に
耐えられなくなってしまった
誹謗中傷
自殺者数の増加
フェイクニュース
それらは、煙のように立ち込め
青い空を覆い尽くし
いつしか、人間は、抗うことを放棄した
そんな世の中だから、正義感に溢れた貴方が
徐々に、壊れてしまいそうで
恐ろしいのだ
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暗く、淡い月の光が刺す部屋には
心臓の鼓動だけが響いていて
逆光に照らされたあなたは
今にも消えてしまいそうなくらい
ぼんやりと儚く、私の目に映った
「どうしたの?」
見つめる瞳は、淡いグレー。
その目に、私が写っていることが
何より嬉しかった
わたしの心は今、嬉しさと不安のトルネードで
入り乱れている
「なんでもないよ」
途端、あなたは私を抱き締めた
その、37℃の体温に全てを覆い尽くされる
「…泣いてるのに?」
ゆっくりと、わたしの背中を愛撫する手
近づく鼻息、揺れる黒髪
ゴツゴツした優しい肌
甘く囁くあなたの声
鼻腔にトロリと残る、タバコの匂い
涙が溢れるほどに安心する
あなたのぬくもり
あぁ、おねがい
離さないで
離れてしまえば、
あなたがどこかに
いってしまいそうだから
宇宙のように、手を離したら
もう二度と、会えなくなってしまいそうだから
あなたがいるなら、価値あるものは
なにもいらない。
あなたがいるなら、
こんな世界を無視して、
気持ちのいい朝を迎えられる
あなたがいるから、わたしがいる
このまま、酔生夢死のごとく
深く、あなたに、酔うように生きて
夢心地の中、溺れるように、死にたい
『あいしてる』
たとえ、それを、世界が許してくれなくても
○月× 日
今日はりおくんとデート。
もう3回目かなぁ、早いな…
ゲームセンターでりおくんがぬいぐるみ取ってくれてとっても嬉しかった。
深くため息をついて、日記帳を閉じた。
数年前から続けているこの日記には毎日のようにりおくんの事が書いてある。
嬉しかった事、悲しかった事、楽しかった事、辛かった事りおくんと共に乗り越えてきた全ての思い出をここには記してある。
突然ドンと、ドアの開く音がしたかと思い振り向けば仁王立ちの妹がドアの前にいた。
「夜ご飯出来たってお母さんが」
「急に入ってこないでよ!!」
「ノックしたでしょ?」
「返事はしてないよ!」
いがみ合っていると、妹は何かに気がついたらしくこちらに近寄ってくる。
すると、手に持っていた日記をひょいと取り上げられた。
「うわっ、お姉ちゃんまだ夢日記とか書いてたの?現実で彼氏いないからってキモっ」
とうとう見つかってしまった。
それどころか、随分前からこれの存在がバレていたのだ。恥ずかしいやら何やらで穴に入りたい…
もういっその事、一生夢を見てたい。
『夢を見てたい』
覚悟を決めた
もう 迷いはない
あなたに言われて
目が覚めた
夢見る夢子は卒業する
臆病な自分にさようなら
夢を見てたい私から
夢を叶える私へと
羽を広げて飛び立つの
ありがとう
あなたの愛に包まれて
あなたの愛に守られて
あまりにも居心地良すぎて
かなり
巣立ち 遅くなった
もう 大丈夫
自分の足で立つこと決めた
自分の足で歩いてく
いつか夢を叶えたら
あなたに会いに帰るから
見守っていてね
お母さん
夢を見ていたい、と思える夢がいい
/お題「夢を見てたい」より
眠い目を擦って、心地よい眠りから体を剥がした。
目の前の液晶には、15:51の文字が写っていた。
今日は三連休のど真ん中、私は昼夜逆転のど真ん中だった。
普段は学生として最低限の生活リズムを保っているというのに、昨日1日で何があったのかというと、端的に言えば夜更かしをしてしまったのだ。
まあ大学生とはそんなもんだろうと思う気持ちもある一方で、昨日の夜更かしについては特筆したい点が結構あった。他者からすればこれも取り留めのないことかもしれないが、私にとっては大事な自分の一部だ。
そういうわけで、今日はその内容をここに書き留めていこうと思う。
___まず、昨晩の夜更かしの発端について。
夜更かしの原因は人によってさまざまだと思うが、私の場合、日中に思い残したことがある場合に、夜更かしでそれを穴埋めしようとして起こるものが多い。
それらに効果がない、むしろ逆効果ですらあることは火を見るより明らかだが、それが本能として備わっていることもまた同様に明らかである。
ではその作用を引き起こした引き金が何かというと、「自尊心の擁護」である。
私はデザイナー2人を両親にもっている。父の方は私と性質が似ているが、あまり頻繁には話さないのでここでは割愛させていただく。
今話の手綱を握っているのは、母の方だ。母は理詰め派の父や私と異なり、圧倒的にセンスの人だ。故に、プレイヤー側として仕事をする人間である。実際、私もデザインを学ぶものしては尊敬するところが多々ある。
ただ本当に申し訳ないが、母は絶対に教育者としては向いていないと思う。なぜわざわざ実親にこんな嫌味を挟むのかといえば、これが今日の本題だからだ。
私は結構理詰め派の人間だと自負しているが、その割に人の心は失っていない自信がある。なにせ、私自身が感情の機敏すら理詰めで攻略しようとするような人間だ。
ただ率直にいえば、私にはセンスがない。
母とは正反対に近い性質を持っている。
センスをセンスとしてそのまま扱える母と、センスというセンスを理詰めで吸収して武装する私。
結果は同じに見えるが、たまにどうしても相性の悪さが露呈する。
本来なら、その隙間すら理詰めで少しずつ考えていくのが私の人生の醍醐味と言ってもいいくらいなのだが、今回は少し訳が違う。
本来私の中ではあまり起きなくなっていた事故が、最近母との間で多発していると感じたからだ。
私は趣味でイラストを描いているのだが、そこで一つ学んだことがある。
「作者と作品の評価を混同してはいけない」。
ひいては、ことわざにも『罪を恨んで人を恨まず』とあるように、コトとヒトは区別して考えなければならないと深く心に刻んでいる。
大学で学び始めてから、その線引きは少しずつ日常に染み付くようになった。
中学や高校ほど距離の近い先生もいないので、完全に仕事の話として割り切った話し合いが可能になり、どことどこを切り離して話すべきか自分の中で明確にして取り組むことができたし、実際そっちの方が傷つかないし成長できるし一石二鳥だなと感じていた。
そこで話は昨日の昼に遡る。
この冬休み中、大学からはパッケージデザインの課題が出ていた。
初めて作るパッケージのデザイン案は、何度も何度もこねくりまわし、なかなか思うようにそれらしいパッケージとして完成しなかった。
とはいえ、少しずつ着実に好みに近づき、課題としてもある程度相応しいレベルになっていくそれに、ちょっとずつ愛着が湧いていた。
ただ不思議なもので、染み付いた癖のおかげか、今これについて大学の先生に何か言われても、私は吸収したいと考えるだろうと思った。自分から聞きに行きたいとすら思える。なぜなら、このパッケージは自分が全身全霊取り組んだ「良いもの」であると確信しているからだ。その先で何を言われても、もはや糧にしかならないと感じた。
しかし、実はそこにはひとつの落とし穴があった。
センスについて信頼を置いている母にも、もちろんこの課題については相談させてもらっている。
昨日もそのことについて話していたのだ。
正直自分の主観的記憶なんていくらでもねじ曲げられていそうで怖いが、掃き溜めのつもりでそのまま記しそうと思う。
結論だけいえば、私は母からのアドバイスにめちゃくちゃむかついた。苛立ちが抑えられず、やる気が削がれ、いわゆる「萎え」を感じた。
私は最初、原因がよくわからなかった。ただ、母のアドバイスを聞いている間、やけに思考が感情に奪われやすくなり、素直に聞き入れることができなかった。
そもそもあちらも仕事中に電話をかけていてくれていたので、こちらを気にかけてくれている時点で感謝しないといけないのだが、その時はまるで拗ねた子供のように聞く耳を持たなくなっていた。
昼夜逆転の副作用かとも思ったが、それだけでは足らない何かがある気がした。そもそもこれは初めての話ではない。似たような何度かあった。
どうせやる気も失ってしまったことだし、今回は原因について分析してみることにした。
そして私は、とりあえずふたつのことに気がついた。
まずひとつ目。大学の時にできていたヒトとコトの区別ができていない。
次にふたつ目。大学では先生が褒めを挟んでくれるが、母は私のことをほとんど褒めない。
これは後から考えた結果、ふたつ目が発端でひとつ目が作用し、最終的に苛立ちに繋がったと考えられる。
要するに、大学と違って褒められることがないからへどを曲げてしまったのである。なんとも可愛らしい、そしてしょうもない話だ。
最終的には、大学という研究機関が流石だという結論に落ち着いた。
まずは褒めと共感を差し込むことで自尊心や承認欲求を満たし、その後にアドバイスを送っているから私は普段素直に受け取ることができていたわけだ。
しかしその「自尊心や承認欲求を満たされた状態」は、学習において絶対に外せない大事な状態だ。これなしで行くのはなかなかの猛者だなと思う。
今後は、褒めが入らない環境下でどうやって自分の自尊心をうまく保つかコントロールできるようにならねばなるまい、と頭を抱えることになった。
...さて、オチも何もなく、この話はこれで終いです。
ただのつぶやきを読んでいただき、ありがとうございます。
テーマとは少しズレた話になってしまいましたが、実際のところ、感情の荒波を少しでも抑えようとする自分の姿は、夢を見ていたいだけの賢い幼子に見えてしまうのですよね。
今日のテーマ「夢を見てたい」
こんなに
頑張ってるんだから
大丈夫。
入賞を逃した
あの時よりも
上手く
なってる
自信は
ある。
今年は
入賞
出来るだろうか。
出来たら
いいな。
あぁ、
でも
結果が
ハッキリと
出てしまうのは
少し
怖い。
上手くいくと
いいな。
―――大会中止を知るまで
あと2日。
#夢を見てたい
「 夢を見てたい 」No.42
夢は、怖い夢や幸せ夢がある。
でも夢は、一瞬で終わってしまう。
そんな一瞬で終わる人生を過ごしたい。
「夢を見てたい」
理想なんて儚いものである。
すぐに消えてしまう。なりたいと思っても、
なかなかなれずに諦めてしまう。
それでも、そうだと分かっていたとしても、
"夢を見てたい"と願う君たちの切実な想いが
僕を痛くさせるくらいに共感させる。
その握りしめている手で、その晴れた目で、
貴方が願いを叶える瞬間を僕は夢見てる。
YouTubeで
東京ホテイソンさんの
たけるさんが
今まで読んだことのない
ONE PIECEを少しずつ読んで、
解説と考察をする動画を
見たのですよ。
あんなに目を輝かせて
声を張って自分の予想を発表して
盛り上がってるのを見て
私もあんな頃あったな、
あんな風にONE PIECEに
向き合ってたんだなって
羨ましくなったのです。
あんな風にずっと
少年のように
夢を見ていたいな…
ずっとこの理想の世界で
夢見てたい
現実から飛び出して
私だけの理想の世界へー。
「夢を見てたい」
皆さんは趣味や好きなこと(同じ笑)はありますか?
私は音楽や映画が好きです。
映画では「天気の子」という
映画を特におすすめします!
音楽はその映画の曲、「風たちの声」がハマってます!
ぜひ、見たり聞いたりしてみて下さい.ᐟ.ᐟ
-夢を見てたい-
愛らしい笑顔を向けてくる君
いつもは目を合わせることもないのに
その笑顔は別の人のものなのに
君は夢の中でまで僕を虜にする
あぁ、このままずっと夢を見ていたい
ここ2、3年の間に冬の寝具を変えた。そしてその5、6年前に冬のパジャマを追加で買った。どちらもふわふわのもこもこだ。
さらに布団の中にゆたぽんも入れてある。無敵の暖かさである。
あんまりにも暖かい布団で寝ていると当然ながら起きるのがしんどい。ここから抜け出して現実の朝へと起きて進んでいかねばならない。
こんなに暖かく柔らかい布団ならこのまま何も考えずにただひたすら寝て夢を見ていたい。
そんな願いも空しく、また明日も現実の朝が待っている。
テーマ:夢を見てたい
『夢を見ていたい』
僕のクラスには変なやつがいる。
そいつは母さんがいないんだ。
なのに母さんが朝ごはんを作ってくれたとかデタラメを言うやつ。
そのため友達は0人。
ある日、「僕の夢・願い」というお題の作文を書くことになった。
俺の夢は、死ぬまでにギネスを残すこと。
誰でもこんなこと夢に見た事あるだろ。
宿題なんてそんなに丁寧に書かなくていいんだ。
でも、あいつは1人教室に残って黙々と鉛筆を動かしていた。
僕は呆れていた。
提出日。
僕はあいつがどんな事を書いているかが気になった。
覗いてみると、そこには「お母さんが居ていたら。」
と書かれていた。
最後の行には「親がいるのは当たり前じゃない。」と。
そうだ。いつ両親が亡くなるか分からないんだ。
あいつは小さい頃に味わったんだ。
夢見たっていいだろう。
僕はそう思った。
〜 春 〜
僕は卒業文集に「夢を見ていたい」そういう文章を書いた。
僕の心に響いたんだ。あいつの作文が。
〈フィクション〉