『夢が醒める前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「僕と付き合ってください!」
終わる前に伝えようとそう思った。
「え……」
「ずっと前から好きでした!」
戸惑う彼女をよそに続ける。
「わ、私でよければ……」
「!」
「あ、ありがとうっ!」
嬉しいなぁ。
この幸福が終わらなければいいなぁ。
あ、そうだ。また新しく出来たカフェに行きたいや。
デートに誘ってみようかな。……
昼起きた場所はいつも通りのゴミ屋敷。
今日も地獄の始まりです。
【夢が醒める前に】
『夢が醒める前に』
目を覚ました。
ガチャッと寝室の扉が開いて、夏目が入ってきた。
アレ?なんで夏目が俺の家にいるんだ?
平日だよな、、、?
なんか頭がボーっとする。
夢かな?
夏目の方に腕をのばす。
パジャマの袖が目にはいる。
あ、俺、パジャマ着てる。
やっぱり、寝てたんだ。
なんだ、、、
でも、夢ならいっか、、、
「起きたの?
悠人さん?」
近づいてきて跪いた夏目の顔に手を伸ばす。
「え、、、ちょっ、ちょっと、悠人さんっ、、、」
「司、、、」
夏目の頬に触れる。
あったかいな。
夢なのに肌の温度まで感じるってスゴイな、、、。
まるでリアル。
両手で頬を挟んで引き寄せた。
「ま、待って、、、悠人さんっっ、、、」
冷たい貴方の唇に
もう触れられぬ唇に
どうか、 どうか。
夢が醒める前に
最後のキスを。
ここじゃ温かい貴方の唇に
伸ばせば届く唇に
どうか、どうか。
夢から醒める前に
何度だってキスを。
「夢が醒める前に」
夢で会えたら…
夢みてることに気づかないで
夢で会えたら…
夢の中温かく見守って
夢で会えたら…
夢なら醒めないで
見えるものすべてが嘘というのなら夢が醒める前に教えてよ
夢が醒める前に
夢が醒める前に貴方と話をしたかった。
夢が醒める前に貴方と手を繋ぎたかった。
夢が醒める前に貴方に触れたかった。
夢が醒める前に貴方に愛されたかった。
夢から醒めると。
私はたった独り。
残酷な現実が待っている。
貴方が私の隣にいたのは、もう戻る事の出来ない遠い過去の事。
パステルカラーの思い出とは真逆の、モノトーンな日常に忙殺される。
いっそ、永遠に夢から醒めなければ良かったのに。
夢が醒める前に
心地よい眠りから夢が醒める時
寂しくて胸が切なくなる
エンドロールが消える前に深呼吸 また現実を生きる準備を
題-夢が醒める前に
【夢が醒める前に】
夢で逢えたら?
夢なら覚めないで?
あなたなら何を願う?
あなたなら何を祈る?
「相手によるけど、普段と同じように挨拶しちゃうな。またね、とか。かっちゃんが相手だったら?追い駆けるね。居なくなっちゃうかも!って、焦るもん。で、飛び起きて、隣にちゃんと居るか、確認する。」
あなたはどうなのか尋ねると、驚いた顔でポツリと呟く。
「夢の認識があるから、早く醒めないかなって思ってる。当事者の時は、ロクなことないから、余計に。」
あまり夢見が良くない様だと思った。
「かっちゃんの夢に出られたら良いのに。イヤなヤツは、押し出しちゃうのになぁ。」
全部忘れてしまえば良いのに、と考えてしまう。
「カズくんが出て来る夢とか、嫌だ。目が醒めたら、居ないかもしれないとか…。」
呼んで欲しいとあなたに伝えて、今夜はイヤな夢は見せてやらない!と意気込んで、あなたと一緒にベッドへと潜り込んだ。
久し振りに会えたね、親父さん。可愛がってくれてありがとう、親不孝してばっかりでごめんなさい、と伝えたい、夢が醒める前に。
夢が醒める前に
まどろんでいる僕の前に
君が舞い降りる
もう会えるはずのない君に
これは夢なんだと気付かされる
幸せなひとときなのに
なんて残酷なひとときだろう
だけどせめて
この夢が覚める前に
もっと君の姿を脳裏に刻んでおきたい
君のこと、忘れたくない
夢が醒める前にか・・・
そもそも、夢とはなんだろうか。
寝ている間に見て起きたら空虚なものに変わってしまう夢か。
はたまた、自分の目標としている事柄なのか・・・
「君の将来の夢は?」
「うん、僕◯◯になりたい!」
と世界中のあちらこちらで星の数ほど繰り返されてきただろう。何故「夢」と将来の目標がごちゃ混ぜになっているのだ?
覚めたら消えてしまう希有なものだからなのか?その目標が夢だったとして、叶わなかったら
「所詮夢だったから仕方ない」
と諦めてしまうことが出来るからなのか?
自分の将来の夢について、頭がお花畑のうちに、もう一度現実的な目標としてとらえ、考えた方が良いのかもしれない・・・
ただ・・・夢の中でしか会えない人もいる。
お母さん、俺は散々迷惑かけて、癌を患って・・・きちんと親孝行しないで逝ってしまったけど、たまに夢の中に出てきてくれてありがとう。
何故かそこでは、普通の生活しているんだよな、妹達と共に。怒られたり笑ったりw
だから、夢が醒める前に、改めて、感謝しきれないほど感謝したい。
何か・・・たまに夢から覚めたくない時もある。
【夢が醒める前に】
#1 : 夢が醒めるまえに / 2024年3月20日(水)
私は夢をみた
それは現実では会えない大好きな貴方がいた
私が貴方に会えなかった分、これまであった出来事を沢山話した
貴方はその話を聞くなりずっと笑顔で頷いている
あぁ、ずっとその仕草変わらないなぁと思いながら話をする
これが夢じゃなければもっとよかったのに
神様、もう少しこのままで居させて
「夢が|醒《さ》める前に」
あれは夢だったのかな?
違う夢なんかじゃない!
だって貴女は現実にいたでしょう?
夢や幻なんかじゃない。
一緒に泣いたり笑ったり怒ったり
話したり。
毎日、貴女を感じていたし
とても夢なんかじゃない。
もしかして平行世界から
やって来たの?
なら、その平行世界から
この世界へどうしてやって来たの?
えっ?
わたしを確認しに来た?
どう言う事なの?
平行世界のわたしは
こちらの世界のわたしと
何処が違うの?
平行世界のわたしと
現実世界のわたしは
同じって?
じゃ〜平行世界の貴女は
わたしとどう言う関係なの?
お互い愛し合っていたと言うの?
ほんとに?
とても幸せに暮らしていたって♡
だから現実世界へ確認しに来たって!
だけど、現実世界では
わたしが突然
貴女の前から消えてしまった。
でも、今はこうして
会話をしてるよね。
わたしが突然、消える事のど
考えられないと思わない?
近い未来に
わたしが貴女の前から消えるって!
それを変える為に
この現実世界へやって来た。
そうなら
貴女はこの現実世界では
二人存在するよね。
それって良くないんじゃないの?
それは大丈夫って
よく分からないよ?
わたしの夢の中に居るから
現実世界の貴女とばったり合う
事は絶対、有り得ない。
ならさ
平行世界と同じするのは
良くないと思わないの?
それも大丈夫だって?
平行世界は色んな伏線がある中で
同じ事をやっても何処かで分離するから
現実世界とは別な世界って事?
じゃ〜夢の中のわたし達は
どうする気なの?
えっ?
わたしが貴女の前から消えない様に
軌道修正をするって?
そうすると、平行世界と現実世界が
一つのなり夢が幻でなくなり
現実世界へと変わる。
それを変えるには
夢が醒める前に
やらないと変えられない。
だから、今こうして
夢の中でわたしが消えない様に
する。
そうすると、二人は永遠に
結ばれる。
めぐみより
鋭い、黒いあぎとが目の前に迫る。鋭い半月型の牙と、細かいびっしりとした牙が縁取られたその真ん中に、ザラザラとした真っ赤な、長い舌がのたうっている。
僕は素早く踵を返す。
バクンッッ。うなじのすぐ後ろで勢いよく顎の閉じる音が聞こえる。
逃げなきゃ。きみのために。
朝まであと何時間だろうか。
おどろおどろしい足音が、背後からドタバタと聞こえる。
僕はお世辞にも足が速いとはいえない。だから逃げるのには工夫が必要だ。
僕はうねうねと曲がりくねった道を駆け抜ける。
ギリギリまで引きつけて、いきなり走る方向を変え、急なカーブを混ぜ、振り切る。
幸い、この辺には土地勘がある。何度も通っているこの道だ。目的地に導くのは難しくない。
僕は力いっぱい走る。息を切らし、足を絡ませながら…
顔を上げる。目の前にはコンクリートの壁。
乱れた息を弾ませながら、僕は立ち止まる。膝に手をつき、ぜいぜいと息を整える。その間も後ろの足音は止まらない。
僕は壁を眺め、そして、足音に向き直る。
足音はゆっくりと近づいてくる。
足音の主は、ギョロリと剥いた眼をこちらに向ける。
長く垂れた鼻を揺らし、ゆっくり、ゆっくりと僕に近づき、顎を持ち上げ……
僕は、うっとりとその顎に触れる。
柔らかい毛がびっしりと生えたその顎は、まるでビロードのように柔らかい。
きみは困ったように口を閉じ、頭を下げてくれる。
ああ、なんて素敵な夢だろうか。
僕はその耳に口を近づけ、そっと囁く。
「こんばんは」
ビクッときみは身体をすくめ、耳を伏せる。
顎の後ろに生える、たてがみのような縮れ毛をとかしつつ、僕は話す。
「今日の気分はどう?元気だった?」
「でも、きみが、僕の友人で主人格のアイツのために、ここを荒らしにきていたとしても、僕を食べるために来てるんだったとしても、僕は構わない。きみにさえ会えればね」
きみ…もとい、獏は、小さく唸りながら、後退りする。
そんな獏の喉に手を回しながら、僕はねっとりと話す。
「きみは逃げられないよ。アイツが…僕たちの主人格が夢から醒める前はね」
…思えばここで、アイツの無意識と、きみに言い聞かせるためのこの言葉も、ずいぶん甘く話せるようになったものだ。
「夢が醒める前ならば、ずっと夢を見ていられる。現実でどんな辛いことがあったって、僕-僕たちが一緒にいてあげられる。友達でいれるんだ。」
「だから安心して…おやすみ」
獏-きみは観念したように、僕の腕の中で、その美しい、長い睫毛のついた瞼をゆっくり閉じる。
そう、僕たちはずっと一緒にいる。
僕たちが夢から醒めるまで。
「夢が醒める前に」
時々、ふと思う…
今の幸せな日々は
ただの妄想で
私はまだ
あの頃のままなんじゃないかと
少しの間目を閉じて
そっと開けた瞬間
あの頃の苦しい毎日に
たちまち戻ってしまうんじゃないかと
だから
この夢が醒める前に
いっぱい幸せを味わおうと思う
いっぱい人に甘えようと思う
しっかりと現実に向き合えるように…
夢が醒める前に
(本稿を下書きとして保管)
2024.3.20 藍
マダム、夢にまだむちゅう
どんな夢を見ているかな。✌︎
「夢が醒める前に」
夢が醒める前に願うこと。
それは、"ずっと醒めないでほしい"ということ。
この幸せな気持ちにずっと浸っていたい。
夢が醒めちゃうと現実が待ってる。
でも、現実を見ることも大事…。
心の中でメモをとろう。
夢中でその事を忘れたとしても。