夜明け前』の作文集

Open App

夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/14/2024, 1:44:08 AM

目を覚まし彼女は掌で髪を束ね窓辺に立つ。

時はまだ傾き届かぬまま、窓を開けると紫紺色の空気がかすかな冷えた草の香りを運んでくる。

もうすぐ龍雨は地に戻る頃だ。

遠くの地平線では、光が静かに昇り来るだろう。

深呼吸を一つ。
小さな一日がまた始まる。

「夜明け前」

9/14/2024, 1:35:06 AM

静かな空気に包まれ窓の外を眺める。
夜明け前。
そろそろ世界が起き始めるころ。

9/14/2024, 1:11:58 AM

《夜明け前》

ここのところ気温の変化が激しいからか、何だかメンタルが落ちてきてる。
何か不満があるわけじゃない。それどころか、彼との生活は毎日が嬉しくて楽しい事ばかり。
でも、こればかりは理由があるわけでもなく。

今日は、月のない夜。
昼間の汗ばみそうな陽気から一変、緩やかに吹く夜風は冷たいぐらい。
それでも少しは気分転換になるかと、私は庭に出て夜空を見上げた。
月無し夜は、星灯りはあれど鬱蒼とした雰囲気が漂う。

「…夜明け前が一番暗い…」

私は気持ちの落ち込みに任せ、何故か頭を過った言葉を思わず口にした。
すると、背後からふわりと柔らかいショールに肩を包まれた。

「どうしましたか? 風邪を引いてしまいますよ。」

振り向けば、彼が優しい笑顔でそこに立っている。
彼は私の肩に掛けたショールが風で飛ばないように、肩口でショールを摘んでくれていた。

「ごめんなさい、ありがとうございます。」

彼にお礼を言って、掛けてもらったショールを胸の前で押さえる。
さあっと吹き抜ける冷たい夜風に、肩のショールも、彼の足元の草もさらさらと靡く。

「謝らなくていいですよ。」

彼の、普段よりも柔らかい声が私の耳に届く。
心配、掛けちゃった。申し訳ないな。

元気のないところを見せて、彼に心配は掛けたくない。
でも、どうしても今はその元気を出す力が湧いてこない。
力なく俯いてる私に、彼はそっと話し掛けてくれた。

「夜明け前が暗い、と言いますが。」

私は、何とか気力を振り絞って顔を上げた。
そこには、真剣に私を慰めてくれている彼の優しい顔があった。

「東の空を見る事が出来れば、夜明け前から空は白んでいます。
 暗いうちから正確に東を向く為には、月の満ち欠けを読めばいい。
 月がなければ、星の光を探ればいい。」

それは、とてもあなたらしい言葉だった。
どんな暗闇の中でも、置かれた状況を把握してそれに対応した行動を取る。
何事にも挫けず、押さえつけられても折れずに正義を貫いたあなたの目には、夜空の星座もはっきりと映し取られていたんだろうな。

彼は今、私を元気付けようとしてくれている。
私を見るその眼差しは、柔らかな暖かさに満ちていて。
彼の言葉と優しさに、心がほこほこと暖かくなる。
私は、彼の顔を見つめながら少しずつ上を向いてきた自分の気持ちを噛み締めていた。

すると、彼はほんの微かに目元を赤らめながら囁いた。

「…もしもあなたが星の光すら見失ってしまったなら、僕が代わりに星を読みますから。
 だから、落ち込んだ時はいつでも頼って下さい。」

本当にあなたは、いついかなる時でも希望の光を見失わない。
そんな強いあなたの光に導かれて、私はここにいる。
今の私には、いつでも夜明けへの光がそこにある。

何故か冷えて落ち込んでいた私の心は、もう暗闇の底にはない。
冷たい夜風の中、肩を暖めてくれるショールがふわりと靡く。

「はい。」

私は、心からの最高の笑顔で彼に頷いた。

9/14/2024, 1:02:17 AM

48日目

白んでいく空を横目に酒に溺れる
あぁもう夜明けか
ふと「木曽路はすべて山の中である」
という一節を思い出した
島崎藤村の夜明け前だったか

最近は本を読むこともめっきり減ってしまった
夜中に帰宅し酩酊の中明け方に眠る日々
あぁ久しぶりに静かに本に浸る休日を過ごしたい

9/14/2024, 12:54:08 AM

夜明け前



ちょっと落ち込む24時。

そんなときは決まってとある後輩に電話を掛ける


「もしもし?」

『はい。』

「学校、もうイヤかも」


この時間はまだ勉強していたのだろう。
優しい頭の良さそーな声に聞き惚れる

将来の夢。
科学者じゃなく、声優なんてどうだろう

オススメだけど


「なんか、仲間外れで、疎外感…」


高校生になって


「なんにも、考えたくない。」


みんなと考え方が違って


「あーあ、昔はこんなネガティブじゃなかったのに」


溶け込んでみたものの


『先輩、ボク…』


回りの人とはやっぱり合わない


『今、先輩の家の前です』


ベッドから飛び上がり窓を開ける


「ホントにいた…笑」

『います。いますよ、笑』

「逃げたいな…少し付き合って」


親は寝ているだろうから断り無しに外へ飛び出した。
ポケットにはスマホと財布


「やっほ、」

「はい。」

「大丈夫?
 キミみたいな優等生がこんな夜中に出てきて」

「大丈夫です。
 僕、一応優等生なので。」

「……そっか、うん。そっか」


どちらともなく歩きだす

なにも言わなくても
なにも話さなくても、気まずくない

それが学校でも欲しかった


「じゃ、またね」


別に話さなくてよかった
ただ会えた。それが嬉しい。


「え、なんで、どこいくんですか?」


家まで、送り届けたので満足したところで帰ろうとすると


引き留められる


「え?危ないから、ね?」


「危ないところ行こうとしてるんですか!?」


声を荒げたから人差し指を付きだす


「夜道が危ないから、送っただけ。家帰るよ」

「僕と逃げませんか?」


身を翻すと意外な言葉が足を凍らせた


「僕も、「期待」には疲れました。」



  :
  :



「結局ここまで来ちゃったね」

「はい。」


始発のバスで
始発の電車でとある駅まで来た


もう時計は4時を回った。


「海、キレイ」

「ですね。」


目の前には朝日が昇ろうとし、
ぼんやりと明るくなる海がキラキラと光っている


「眠いね」

「眠いですね」


「寝ます?」

「寝ます」


「おやすみなさい」

「おやすみなさい」




恋じゃない。きっと
これは、母性愛だ。

愛じゃない。きっと
これは、親愛だ。





『夜明け前』

9/14/2024, 12:52:37 AM

夜明け前

夕暮れどきは、たそがれ、すなわち「誰でしょうあれは?」と言いたくなる時分であるという。君はあの時刻をトワイライトと呼んで、薄皮一枚向こう側の薄明界に強い興味を抱いた。

君の研究は本当に面白かったよ、薄明界に住まうものを妖怪だと君が断言したときは腹を抱えて笑ったっけ。ずっとあんなふうに笑っていたかったなあ。

しかし君は気づいてしまった。夕暮れの薄明界など子供の悪戯のようなものに過ぎない。真の薄明界への入口は夜明け前にあるのだ。かわたれ、すなわち「あれは誰でしょう?」と訊ねたくなる夜明けがやってくるその直前の闇に。

知ってしまった君を生かしてはおけない。

9/14/2024, 12:45:54 AM

遠く、遠く。
地平線の先から、光が差し込む。

眩しい。思わず目を細める。
それもそのはず。

日の沈んだ時間。
ずっと、ずっと必死で。

君のために、足を動かしていた。
自分にできることなんて、ほんの僅か。

それでも、救いたい一心で、
がむしゃらに、時の流れも忘れるぐらい。

全てが終わった今。
明るい陽の光が、よくやったと言わんばかりに。

この世界を、照らすのだ。


───『夜明け前』(2024.09.13.)

9/14/2024, 12:45:20 AM

夜明け前
深夜テンション
やらかした

____no mane、心の一句。

9/14/2024, 12:43:49 AM

「愛せるか愛せないかで答えてよ」伏せ字飛び交う夜明け前にて


「夜明け前」

9/14/2024, 12:35:48 AM

身体が持たないよ
走り回っていたあの頃より
深夜明け方まで打ち込んだ
妙に高揚する気分で

あのときの感覚は忘れないけれど
もう一度感じたいななんて
思えなくなってしまった私
現実を見て寝てしまわなきゃと
無理やりベットに横たわる

まだ足掻いているようで
携帯を手放せない
こんな時間の方が不器用だ
悩んでる場合じゃない


夜明け前

9/14/2024, 12:34:27 AM

夜明け前

アラームが鳴り目が覚める
眠い目を擦り、時計を見るとまだ夜明け前だ

「誰だよ、こんな朝早くにアラームセットした奴……
…私しか居ないかぁ、」

部屋に一人自問自答を繰り返しながら
布団に戻るが眠れない、
一度起きてしまうとなかなか眠れない性分なため、
私は諦めて起きていることにした

「昨日の自分を恨む……」

とりあえず、棚から出したカップラーメンに
熱湯を注ぎながら、テレビを付けた

「3分間待ってやる!」

そんなセリフを高々に叫んでいると、
窓の外をコンコン、と叩かれた

「えっ、なに?」

窓の外を見ると、1匹の白い鳥が居た
近ずいても、窓を開けても逃げやしない
肝が据わってんなぁ、なんて思いながら白い鳥の足を見ると、白い紙が結ばれている
その紙を取ると、役目を果たしたように
白い鳥は飛んでいってしまった

「撫でたかったのになぁ…」

結ばれてた紙を広げてみると、

『朝はコーヒー飲む派?』

と、書かれてあった
いやいや、まだ食べてないんだけど
てか誰よ…こんな時代に伝書鳩みたいな送り方するやつ
普通にポストに入れりゃいいのに…
近くにあった紙に

『飲まない派』

と殴り書きして、窓の外にほおり出した
やれやれと私はテレビを眺め、2時間ほど時間を潰したが
忘れられしカップラーメンは、伸びていた





風邪気味で調子悪いわぁ…

9/14/2024, 12:32:35 AM

『夜明け前』

平日は5時過ぎに起きてシャワー浴びて.洗濯物干して.身なり整えて.弁当作って.朝食食べて.学校行く準備して感じで朝はハード。
実習とかある平日は19時に帰宅。そこから晩飯材料買ってきて.作って.食べて.お風呂入って.記録書いて.調べて.学習.明日の目標・計画立てて.明日の準備をする。これが終わるのが2時前。4時半に起きてシャワー浴びて.洗濯物干して.身なりをしっかり整えて.弁当作って.予定変更が無いかチェックしながら朝飯食べる。7時前には家を出て…。
死ぬほどハードな生活だ。

これが一人暮らしであれば自分の面倒だけで済むのに
連日の寝不足で疲れているのに夕ご飯くらい作って欲しい。毎日じゃなくて良い、実習期間だけで良い。
両親共に仕事があるのも理解してる。でも、死にそうなほど辛い。だけど体調を崩しても休めば留年する。

下に兄弟が居るが家事は専ら出来ない。協力もせず。
遅くまで家に帰ってこない。

寝たい。寝たい。終わりにしたい。
朝なんて来ないで欲しい

9/14/2024, 12:09:24 AM

【夜明け前】

 彼は誰時
 夜が明ける方へ目を向ける
 有明の空は  薄く明るい
 ほのぼの染まる  黎明に
 遠くで     鶏が鳴く

9/13/2024, 11:55:07 PM

綺麗だった。

星が輝いているのに

空は明るくなっているこの景色が。

まだ夜明け前

彼女に会いたい。

そう思うにはちょっと早すぎるから

今は少しこの景色を見ていよう





─────『夜明け前』

9/13/2024, 11:34:32 PM

夜明け前

ただの思いつきでドライブにでた。金曜の夜。

2時頃、広い駐車場で少し仮眠をとろうと言ったけど、久しぶりに会った高揚感で、結局一睡もせず話し込んだ。

ドライブ再開。2時間ぐらい経つと、さすがにふたりとも疲れが出てきた。


もうすぐ夜明けだな。

そうね。ガッツや炭治郎なら、ようやく安らぎの時間ね。

そうだな。夜は戦いだからな。

よかったね、夜、戦う生活じゃなくて。

どうだろ。

なに?

休日はそうだけど。平日はどっちかって言うと、日中が戦いな気がする。

そうなの?敵がいるの?

いる。ある意味、みんな敵。会う人会う人、みんな敵。

みんな?仕事のライバルとか競合相手はわかるけど。友達とか親とか兄妹も?

敵。ある意味。

どうして。

結局、どう接しようかいつも考えてる。子どもの頃は、親にも友達に対してもそんなこと考えなかったけど。最近はいちいち、構えるようになった。気を使うようになった。それが少し嫌に思う時がある。

ふうん。大人になったってことじゃない?

そうなのか。自分じゃ気付かないものなんだな、自分が大人になったって。

ハハッと彼女が笑った。

ちなみに、わたしは?

なに?

敵なの?

ええっと……。

答えを考えてる間に、自宅に着いた。

とりあえず眠ってからでいい?眠りながら考えるから。

わたしも眠いからいいけど。っていうか、考えてから答えるって言ってる時点で、敵なんじゃないの?

ええっと……。 なんて答えようか。

敵だったけど味方になったみたいな。ベジータとかピッコロとかグリムジョーみたいな。

ヤダ。 なんで男ばっかり。

じゃあ、ニコ・ロビン。

うん、許す。


中に入った。

もう限界。寝よ。

うん。おやすみ、ニコ・ロビン。

おやすみ、トラファルガー・ロー。

9/13/2024, 11:33:58 PM

「夜明け前」(一行詩)

ベランダで夜明け前の一服
     ◆
日の出入り待ちに甘酒を飲む夜明け前
     ◆
消灯夫の夜明け前の準備は忙しい
     ◆
群青のグラデーション
     ◆
夜明け前に帰るから朝帰りじゃない

9/13/2024, 11:20:15 PM

「忘れ物はない?受験票持った?」
「大丈夫。持った。行って来ます。」

中2の冬
「この高校に行きたい」と言った。
合格ラインはギリギリ。
「頑張ってみたい」そう言った。
あなたの顔をみて、こちらも腹をくくる。
それからは説得、相談、応援、励まし
見守り、慰め‥そして違う道の為の資金繰り。

I年間、ギリギリまで頑張っているあなたを見ていましたよ。
母は寄り添う事しかできませんが合格でも不合格でも頑張って‥。
「いってらっしゃい!今日家にいるから。」
そう言って少し大人になった子を送り出した。

9/13/2024, 11:13:02 PM

『夜明け前』
昨日NHKで9.11の映像の世紀を見たせいか、
テロリストに襲撃される夢を見て飛び起きた。
部屋は真っ暗で、
スマホで時間を確認したら3時という完全なる夜明け前。
すごく怖い夢だった。
気分が落ち着いたらまた寝られたけども。

9/13/2024, 11:11:14 PM

夜明け前
まだ、明けないでくれ、もっと、寝ていたいんだ。

9/13/2024, 11:01:47 PM

『夜明け前』

ドーーーン(dawn)。


夜明け前の時間は長かった。

君と初めてデートした日

まさか一緒に夜明けを迎えるとは思わなかった。


君と過ごす時間はあまりにも楽し過ぎて、

ご飯を食べるだけでは物足りず、バーに行き、

最後は君の部屋に行くことになった。

横になり濃密な時間を2人で共有していたら、

いつの間にか夜明けを迎えてしまった。


◯だです。ドーーーーン!

Next