『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「夏」
暑い
暑い
夏が来る
このまま溶けてしまえれば
…なんて思ったりする
最近、外に出ると
夏の匂いがするようになりました
海
花火大会
休み
夏は
楽しいことが盛り沢山で
その訪れを感じさせるこの匂いが
私は大好きなんです
夏
暑い
夏
キンキンに冷えた
ドリンク
かき氷
夏祭り
きっと
楽しい
なな🐶
2024年6月28日1614
暑いな
動きたくないな
明日買い物行かないとな
梅雨でも暑いな
今年の夏は忙しくなるから
倒れないようにしないとな
みんなも我慢しないで
休んでね
「夏」とは何と読みますか?
夏(なつ)は、四季のひとつで、春と秋にはさまれた季節。 天文学的には夏至から秋分まで。 太陽暦では6月から9月を指し、陰暦では4月から6月となる。 ^ “夏(なつ) - 語源由来辞典”.
夏ー
夏が来る。
何度目か、そんなことは知らない。
あの頃と同じように見える積乱雲が
あいさつするように青い空に現れた
僕はあの頃とだいぶ変わったように思う
この世界もずいぶん変わった
僕の知っている夏はもうここにはない
楽しみで家路を走った
揺れる緑に心が騒いだ あの夏は
もう今はない
夏なのに高い空 青が薄れて消えそうだ
笑えないほどぬるい風
いつまでも冷めない熱
力が湧いてくるような光でなく
力を全て奪われるような光に差される
マントルってなんだっけ
三角関数が笑ってる
黒板のチョークの音はもう聞こえない
僕にはもう聞こえない
あの頃 窓の外を眺めてる後ろで鳴ってたんだけどな
今はカタカタカタカタ......
昼も夜もない空を見つめて笑っている
「夏」
おまえがさ
もうそんな季節かぁって言うから
夏だよなぁ〜って思い出したよ
Tシャツが体にへばりつくような暑さで
って歌詞
タイトルが思い出せないけど
暑いってことうまく表すよね
要はさ
暑くて暑くて
自然に汗が吹き出て
嫌でもTシャツが肌に密着しちゃう
って感じの暑さだろ
なんか流石!って感じ
あれ?アイツは?
いつの間にあんなに高い所へ
お〜い
桜井!
ちょっとまってよ。
夏に潜む切なさの正体が知りたくて。
世界から夏を奪った男はそう言ったらしい。
地軸が平行になった世界では、日本に夏は訪れない。
空気の循環が狂って、寒冷化しどの季節も少し寒い。
反抗するように私は水着で海に繰り出して、かき氷を食べる。
赤道付近の国や、極地に近い国が領土を奪うため戦争を始め、基本的に世界はめちゃくちゃになった。
敗色濃厚の中、自国の管理機能すら働かなくなって、国内は思うがまま暴徒が暴れているらしい。
彼がこんなことをしなくても、私はその切なさの正体が分かる気がしていた。
熱狂のさなかに身を置くと、それが終わってしまった後の
彼を失った私には分かる。
世界をこうしてしまおうとしていた私達はきっと熱狂の中にいて、冷めることが怖かったのだ。
馴染めない世の中に戻らなきゃいけないのが怖くて、全部めちゃくちゃになってしまえばいいと思ったんだ。
夏といえばプール。
ということで、私はさっと水着に着替えるとプールにダイブした。
華麗に。
まるでトビウオのように。
「ぐっふぅっ?」
しかし着地は散々なものだった。
というかプールに水が入っていなかった。
「はーはーハヒィーふーふー」
痛すぎて言葉が出ない。
アバラを何本かやってしまったようだ。
足も変な方向に曲がっている。
いい年した大人が学校のプールに忍び込んだ罰だろうか。
考えてみれば今は12月だ。プールなど使われるわけがない。
何が夏だ。調子に乗りすぎた。
恥ずかしいが助けを呼ぶしかない。
私はスマホを探そうとして絶望した。
荷物は脱衣所にある。
助けが来るのを待つか。
そこまで考えて私はさらに絶望した。
今は深夜1時である。
朝まで待ってたら凍死してしまう。
というかすでに痛みが洒落にならない。
しかしそこに奇跡が起きた。
「大丈夫かー?」
人が来たのだ。見回りに来た警備員だろう。
私は必死に存在をアピールした。
神は存在したのだ。
「今助けるぞー」
警備員はプールに飛び込んできた。
え?ちょおま。
警備員はプールが空であることに気づかなかったらしい。
一行目の私と同じノリでプールに飛び込んできた。
2人は激突し息絶えた。
終わり。
「もうすぐ夏だね」
梅雨の終わりかけに 君はそう呟いた
蒸し暑い温度に 涼しげなみんなの服装。
わたしにとって 夏はトラウマ。
むかし好きな人に裏切られた季節。
もう 恋をすることは怖さでしかない。
なのに凝りもせず 君に恋をした
━━━君なら他の人たちとは違うかもしれない。
「そうだね」
何度も経験したこの感情に
僅かな希望を抱きながら
静かに 静かに、
キミ達とは違う 君なら、
なんて…
馬鹿みたい。
自嘲しつつも人生が輝いてみえた。
#夏
土砂降りの雨
生温い風が私の思考を溶かしていく
濡れた髪が肌に張り付いて鬱陶しい
早く帰らねば
#101 自由律俳句
おろしたての
麻シャツに抜ける
風は初夏
お題「夏」
夏の太陽
大きな入道雲が空に映える
海と白い砂浜
横目に自転車をこいでいく
風が気持ちいい
木陰に入れば、せせらぎの音
木々の涼しさと、水の冷たさがよぎる
蝉時雨をあとにして、帰路につく
縁側に置いてある蚊取り線香
扇風機を回してスイカを食べる
チリン、と風鈴の音がした
今日は夏祭り、花火も上がる
浴衣を着て、かき氷を食べよう
コップの中の炭酸が、シュワシュワと弾けた
カラン、と氷の音がした
午後3時冷えた麦茶も汗をかく
浴衣の金魚だけが涼しげ
お題:夏
タイムマシンの針を壊して、
永遠にあの夏を回避出来たなら。
止まった時間の中で、
君とふたり笑っていたかったよ。
たとえこの先何も手に入れられなくても、
大人になれなくても、君の傍にいられたのなら、
僕はそれだけで良かったのに。
目が覚めると、チクタク進む針の音。
ジリリと鳴り響く目覚まし時計。
引き忘れたカーテンの隙間から差し込む光が
今日を昨日にして、明日を今日にする。
平凡な毎日、変わらない日常の中に、
君だけがいない。
君を忘れた夏が、またやってくる。
絵の具をそのまま塗ったような青に、線を引いたようにくっきりと映える入道雲。私はこの空が好きだ。暑さなんて忘れそうになるほど、この涼しげな色が。
高校最後の夏。この教室から見られるのは今年が最後だ。来年はどこからこの空を見上げるのだろう。まだ進路は決まっていない。やりたいことも分からないけれど。この講習にどれだけ集中できるか次第だよなあ、なんて。ぼんやり考えて、私は目の前のテストに向き合うことにした。
私は夏が嫌いだ。
好きな人との思い出が沢山詰まっているから。
私は来年も同じ夏が来るって思ってたから。
でもそんなことなくて、いつか終わるものだった。
もう私はあの人の腕の中にいることはできない。
だからね、今年は別の人の腕の中で泣きながら毎日過ごすよ。
湿気の強いじめじめする部屋
雨のカーテンを開けたら
まぶしい太陽の外に出た
夏が来る
/6/28『夏』
ギラギラとした太陽が、容赦なくこちらを照り付けてくる。額や首を何度となく汗が伝い落ち、湿ったTシャツが肌に貼り付いてうざったい。
俺は夏が嫌いだ。
暑いし、蒸せるし、寝苦しいし、いいことなんて何もないくらいに思っている。
「私は夏って好きだよ」
俺のすぐ隣をついてきていた彼女が、そう言って楽しそうに笑った。
「・・・・・・へぇー」
こちらがすごく興味がなさそうな返事をしても、彼女はやはり楽しそうだった。
「ほら夏ってさ、夜もどことなく騒がしい気がするじゃない? そこかしこで生き物がいる気配ががするの。私、あれ好き」
だって、寂しくないもの。
そう締めくくって柔らかに笑った彼女が、ふわりと跳ぶ。
俺はそんな彼女の横で、早くクーラーの効いた室内に入りたいと切に願っていた。俺が無言になったのが気になったのか、彼女が俺の前へと回り込んだ。
「・・・・・・君は本当に変わってるね」
「いや、俺から見れば、夏が好きなお前のほうが変わってると思う」
俺の正面でくるりこちらに反転した彼女と向かい合う。「私にそういう自然な返しをしちゃえることが、すでに変わってるよ」なんて言葉が聞こえたが、俺は暑さのせいで、もはや何かを思考するのも限界だった。
「あ」
そこで俺は、はたと気付く。
「そうだ、お前、ちょっと俺に触れてみろ。この際乗り移ってもいい。お前、幽霊だから体温ないし、俺が涼むにはちょうどいいかもしれん」
こうしている今も、強い日差しと茹でった気温に俺は体力を奪われている。
自分としては何ていいアイデアだろうと思ったうえでの発言だったが、俺の目の前にふわりと浮いていた彼女は「バーカ! 死んじゃえ!」と何とも辛辣な言葉を投げ掛けた後、ぷいっとそっぽを向いた。
【夏】
57夏
市ヶ谷にある予備校の窓からは釣り堀が見える。駅裏の一等地を戦後からずっと不法占拠しているという、年季の入った釣り堀だ。都会のオアシスなどと呼ばれて人気があるらしいが、不法占拠は不法占拠じゃないか。どうかしている。サボりのサラリーマン、だらしない恰好のカップル、近隣の専門学校の派手な学生。正しくない場所で正しくない遊びをしている人間がどうして楽しそうなんだ? 僕はそれに納得がいかない。だけどなぜだろう。今無性に、あそこに降りて行って釣りがしたい。生まれてこの方、一度も釣りなんてしたことがないのに。生きた魚なんて触ったこともないのに。ただひたすら、東大合格だけを目標に生きてきたのに。最近、模試の成績が下がっているせいだろうか。無性にあっちに「降りて」行きたくて仕方ない。『降りて』なんて言い方は傲慢だと思う。だけど東大を目指すと決めたときから、僕の生き方は決まっている。高みに行くことや居続けること。それが人生の目標だ。なのに。カップルが大きな魚を釣り上げて、嬉しそうで、自分も魚を釣ってみたくなっている。こんなのはおかしい。ああ、どうしてだろう。僕はあっちに行きたいのだ。
おかしな願望を振り切るように、テキストに向かった。何も考えるな、と自分に言い聞かせながら、過去問を解いていく。この夏が大切なんだ。来年こそは、受かるんだ。