『声が聞こえる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
声が聞こえる
だれかが鈴をつけたらだめって言ってた
そういうもんかと思いながらうっかり鈴をつけた
りぃんりんと鳴る度に
きみは抜き足差し足魚を狙ってたっけ
あれから何年経っただろう
鈴をつけたらだめだって言葉の意味がわかるまで
ちゃんとわかるまで
きみが居なくなることなんて考えもしなかった
だってきみはあんなに小さくて
鈴をつけていないとどこにいるかもわからないくらいだったんだ
鈴の音が聞こえなくなって
どれくらい経っただろう
風に吹かれた鈴の音がするたび振り向いてしまうんだ
きみがまた甘えて擦り寄ってきてくれるんじゃないかと
期待してしまうんだ
「声が聞こえる」
プールに沈み耳を澄ますと聞こえるきらきらした音。
心臓が奏でる声。生の音はこれほど澄んだ音なのか。
励ましの声だったり共感の声
だったり私には何も聞こえない。
きこえるのは、自分自身の弱音
の声がたまに聞こえる
もういいね、頑張れないな
泣こうかな
一緒にあきらめようか
逃げていいよね
生きることは忍耐がたくさんいる
もう少しすれば
よっしゃまたふんばるかと
立ち上がれる
励ましの声聞こえたからいいな
白い風の向こうから君の声が聞こえる
爽やかに ささやくように
そしてそっと消えてゆく 青
「声が聞こえる」
最近、寝ようとして目を瞑るとどこからか声が聞こえるような気がする。霊ではない(ような気がする)し、まさかの二重人格とも思ったけど違うような気がする。物音はなってないから、声が聞こえるのはきっと私の思い違い。
そういや貝殻に耳を当てると波の音が聞こえるって言うけれど、本当に聞こえるんだろうか。まだやってみたことないから分からない。実際の波の音がするのかな、それとも現象自体、比喩表現とかはないよね?
今でも忘れられない声 。
可愛らしくて 高い声 。
そんな声を今は誰に 向けているんだろうか 。
ふと 、 声がした 。
少し大人びた声 。
でも 、 声と記憶が繋がった 。
大好きな君が 目の前にいた 。
幻覚じゃない 。
可愛らしくて 高い声 。
それを 僕に向けてくれた 。
‐ 声が聞こえる ‐
好きだった。
大好きだった。
あなたは私の
世界の中心だった。
他の誰も、何もいらなかったの。
でも違った。
私は不必要な人間だった。
代替の効く人間だったんだ。
私、捨てられちゃった。
あなたに、世界に捨てられちゃった。
『いらない』『消えちゃえ』って
その時確かに聞こえたの。
#声が聞こえる
「声が聞こえる」
夢を見たんだ。君の夢だよ。
久しぶりに聞く君の声は変わらないね。
私も話したかったんだけど、話せなくてごめんね。
亡くなった人とは話せないんだよ
私の涙を拭って笑う君は可愛かった。
今でも鮮明に覚えてるよ君の声
─── 声が聞こえる ───
僕を呼ぶ声
耳をかしてはいけない
行ってはいけない
戻って来れなくなるから
私は聞こえている。
音を音ではなく
音を耳鳴りではなく
音をメロディーではなく
音を囀りではなく
音を声として
音を言葉として
耳の痛い言葉だって、私はきちんと聞こえている。痛いから、聞こえているはずなのだ。
私は聞こえている。
助言、妄言、苦言、甘言
虚言、提言、戯言、名言
どんな言葉も、私にはきっと聞こえている。
聞き取れていると思い込んでいる。
聞こえた音こそが正しいと信じている。
嘘か誠か。そんなもの、目には見えなくとも。
誰かの声も、自分の声も。
私には聞こえている。
きっとそうだと、言い聞かせる声だけが
いつも鮮明に聞こえている。
【声が聞こえる】
独白 2024/9/22
ちょっとのことにも文句言う人見てると
そんなめくじら立てんでも、ってのと
自分もそんなかんじで思われてるのかって
不快に感じるね
やっぱりあんまり関わりたくないなって思うよ
個人的にだけどね
声が聞こえたの
聞き慣れてて、落ち着けるような、そんな声。
でも誰の声かわかんなくて
ふりむいたら
君がいた
『声が聞こえる』
あなたの声が聞こえるのが当たり前だと思っていた。
なくなってしまってから大切だと気づいたものは、あまりにも大きすぎたようで。私はいつもあなたの声を求めている。
またその声を聞かせてと希いながら、あなたのお墓に花を手向けた。
毎日当たり前に聞いている
君の声
明日も明後日も
いつも聞く君の声
君の声を聞けるのは本当に幸せだったこと
君の声をずっと聞いていたかったこと
そんなことに気づくのは
君の声を聞けなくなってから
「声が聞こえる」
今ならどんなお題でも好きな人に関係あるような
文章書ける自信があります(笑)
【声が聞こえる】*106*
霊感は全くありません笑
あ…夢がかなりリアルで声のトーンまで伝わって来た時はあったかも!
起きた時一応ホッとするんだけど、心配になって思わず確認しちやったり
逆にもうちょっと続き見たくてもっかい寝る努力してみたりね笑
自分の声って
どんな風に聞こえているのかな♪
俺の声は聞こえない
多い聞こえを出したと思っても他の人には全然聞こえないみたい
(声が聞こえる。)🦜
あのね。
僕達、雀は・・・。
朝早く、起きて
夕方には
もう、
お家に帰るんだよね。🦜
(だから。)
・朝は、元気よく
鳴くし、
・夜は、静かに・・
眠るんだよ。🦜
《でもね。)
「もしも・・・夜に、
・すずめ、の鳴き声を
聴いたならば、
大変危険な、
・何か、が迫っている事を
知らせているだから、
・直ぐに、対策を
取って下さいね。」🦜
✣火は消したか。
✣戸締まりは確認したか。
✣その他異常は無いか。
【雀が、危険を知らせる事は
神様使い。 ・眷属の
第二の、使命なんだよ。】
子供の頃はいつも隣に小さな友達がいて、
1人で寂しい時はその子とおしゃべりしていた。
もちろん私が作りだした架空の存在。
でも名前もあって、覚えてる。
今は絶対に会えないけれど、
いつか私がおばあちゃんになって
また1人の時間が増えたとき、
君の声が聞こえたらいいな、なんてね。
-声が聞こえる-
声が聞こえる
ラピスラズリの山に行ってみたいな。
友達に話したら、ラピスラズリの山って何?
そんな山、聞いたことないと言った。
昔、おばあちゃんから、聞いたことがある、ラピスラズリの山
まあいいや、友達抜きで、一人で行こう。
と、言ってもどこにあるんだっけ?
困ったな、おばあちゃんから話を聞いただけなのでよくわからない。私の中では、空想の世界の山になっていた。
う~ん、何となく、きっと、直感で、北方面だっ!
方位磁石をもって、北に向かう私。
ひたすら歩く。でも、ここは、広い平地が続く場所。山なんてあるわけない。
おばあちゃんは、いったい、どこの山の話をしてたんだろう。
途方にくれてたら、
「おーい、おねえさん、あっちだよ、あっち。」
という声。えっ!どこかで、男の子の声がした気がする。
しばらくすると、また、「おーい!こっちだよー」と声がした。
ん?誰もいないけど、声だけする。とりあえず、声のする方へ歩いていく。
わたしは、いつの間にか、我を忘れ、吸い込まれるように歩いていた。
ふと、気付くと、森の中にいる。もう少し歩くと、樹海のようなもっと深い森にたどり着くような気がした。
歩き出そうとした、その時、奥深いところから、「こっちこっち」と声がする。女の子の声。
ん?声のする方へ、行ってみる。
思ってた通り、樹海のような場所へたどり着いた。深緑の世界だ。
何だか怖い。 1度、空を見上げる。しかし、太陽の光は届いてない。 深い樹海に迷い込んでしまったみたい。どうしよう。
と、一瞬、眩しい光が、わたしの身体を包み込む。
何!何!
え!樹海の中に、青く、キラキラ光る山が浮かんでくる。
何これ!
え! これって、もしかして、ラピスラズリの深い美しいブルーのかがやきじゃないの?
あっ!もしかして、おばあちゃんが言ってた、ラピスラズリの山って、このことだったんだ。
そういえば、ラピスラズリって、ポジティブで、願いが叶って、邪気も、払ってくれる強力なパワーストーンだと思う。
おばあちゃんもこのラピスラズリの山 見たことあつたのかな。
それにしても、心がうばわれるほど、うつくしいこの光景。樹海の怖さなんか、かけらもなくなった。
ラピスラズリの山、この樹海で見たのは、おばあちゃんと私だけなんじゃないかしら。
ぼーっと、見惚れていると、いつの間にか、私は、キラキラと美しいブルーの輝きに吸い込まれていった。
その後のことは、覚えていない。
気がつくと、元いた場所に戻っていた。
何だか、さっきよりも、私、元気にパワーアップした感じがした。
すごい出来事だったな。
きっと、最近、元気のない私を、おばあちゃんが、元気づけようと導いてくれたのねっ。
おばあちゃん、天国から、わたしをいつも見守っててくれてありがとう。
それと、かわいい声で私を導いてくださった、ラピスラズリの妖精さんたち
ありがとう。
故郷を離れると
故郷とは違う方言を
人々はしゃべっている
優しいその人は
私に旅行に行った話を
面白おかしくしてくれる
でも その人の言葉は
私の目線の少し上を
音楽のように流れゆく
私はだんだん
眠りの中に沈んでしまう
声が聞こえる
ただ 意味を捕まえられない