『声が枯れるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日のこのお題を見た瞬間、ある曲が頭の中に流れる人は少なくないでしょう。
「この声が枯れるくらいに 君に好きと言えばよかった」
このフレーズは愛してる人がいた事がある、という方にはとても響くと思います。
後悔しないように、音楽で私たちにわざわざ教えてくれてるのだから、悔いのないように伝えていきましょう。
ちなみに、声が出せなくてもあなたの思いやりや仕草で愛は伝わります。
素敵な人生になりますように。
「声が枯れるまで」
好きです、大好きですと
叫んで、叫んで
届かなくて
もう声も、涙も枯れ果ててしまった
震える足を叱咤して
なんでもない昨日の続きの顔をして
今日も貴方の元へと駆けてゆく
なんでもない昨日の続き
今日も全力で愛を叫んで
明るく笑ってまた明日を言おう
大丈夫、大丈夫
いつも通り
これで最後と振り絞る声は
きっと掠れているけれど
『声が枯れるまで』
/今までごめんね
声が枯れるまで
喉がチリチリと痛んだ。
そこで初めて、自分は大きな声で叫んでいたんだと気付いた。
何度も何度も叫んだけど、誰も聞いてはくれなかったな。
声が枯れるまで今日は歌う
明日、また学校があるがどうせしゃべる相手も機会も無い
前から行ってみたかったんだカラオケ、
普通高校生は友達と行くらしいが一人だ
誰も僕の歌を聞くことはない、聞いてるのは僕だけ
どれだけ好きな曲を下手くそに歌っても誰かが後ろ指を指すようなことはしない
僕だけだ、聴くのも歌うのも
いつもと何ら変わらない
でも、
始めてだなこんなにワクワクするのは
いつも授業中、先生の話を遮断するためワイヤレスイヤホンを付け適当な曲を流している
周りも先生も気付いているだろうがなにも言わない
ほんとに気付いてないかも
そんな事を考えながら曲を聴く、そうするとたまにいい曲が流れてくる
前奏を聞いた瞬間、足から頭にかけて飛行機が飛び立つような勢いで風が走り歌が始まると歌詞がスッと頭に入って視界パッと広がって色が付く、意味は良くわからないが…なんか、わかる
そんな感動を覚えた曲
備え付けのパッドにその曲のタイトルを入力し検索をする
あった
歌詞を見る、改めてみると現状を打破しようみたいな安っぽい謳い文句が書かれているしかし、どこか詩的でふと空を、海を、自然を見たくなるような
子供の頃感じた希望、それを思い出す
この歌を歌っているのはあるアーティストだが、彼らが歌っているものは
僕だ、
僕なんだ
気がつけばつまらない退屈な高校生生活を送っていた僕の
アーティストと面識は無い、僕のこの考えは根拠の無い、全く関係も因果もない
でも、
彼らの曲を、偶然聴いた
これは運命だ
歌詞の最後に、この歌詞に出てくる人物は文字通り"自由"を叫んだ
とても輝いていた、羨ましかった、
私も、叫びたい
でもただ叫ぶだけじゃだめだ
全てを捨てて、
なにも考えず
力を抜いて
理想を頭で空に書く
メロデイが流れてきた
すぅと深呼吸をする、
新鮮な空気が身体中を巡り、どこからともなく高揚感がふつふつと沸いてくる
第一声は威勢よく、今までの人生で聴いたこと無い様な大きな声で威勢よく
体中の穴と言う穴から新鮮な風が入り、出る
自然と笑みがこぼれる
歌う
ただそれだけ、自分のために歌う
僕は声が枯れるまで歌う
まだ、声は枯れてない
-声が枯れるまで-
あちらの世界に行った時は早く戻らなくては、と思っていたけど
こんなにも突然戻るなんて。
目眩がしたと思ったら気付くと自室のベッドに横たわっていた。
畳み掛けの彼女の洗濯物、最後まで畳んであげたかったな、なんてぼんやりと自室の天井を見つめると、点滴のバッグが目に入る。あれ?なんで俺に点滴なんて…
ガチャっとドアが開く音が聞こえたが、首が横に動かない。
カシャ、と義手の音が聞こえたからボスキさんだろう。
目を見開いたボスキさんが慌てたように駆け寄ってきた。
「お前…目が覚めたのか…」
「は…?…っ…ゲホッ…」
声が出なくて思わずむせる。
ボスキさんが言うには俺は3週間ほど眠りから覚めなかったとの事だった。起き上がろうとすると身体が鉛のように重く、声も出しづらいことで、ずっと眠り続けていたという事にも納得せざるを得なかった。
俺が目覚めたことを知って、皆が代わる代わる見舞いに来てくれた。
部屋を見ると、みんなが持ってきてくれた色とりどりの花で囲まれていて、今までとても心配を掛けたんだ、と少し罪悪感が生まれる。
俺が見ていたのは夢、だったのか。彼女は、現実ではなかったのか。でも鮮明に覚えているのはなぜなのか。
彼女と出会って、一緒に過ごした時間がもう戻ることは無いと今と思うと一層寂しさが込上げる。
夢だったとしても…あの生活が自分にとっての幸せだったのだ。
あの人が主様だったら良かったのに。まだこの屋敷に居ない、悪魔執事の主様を勝手に彼女であればいいと思うのはなんとも自分勝手だが、そう願っていたかった。
1ヶ月後、身体が随分動くようになって、今まで出来なかった花の手入れをしようと庭に出たが花鋏を忘れたことに気づいた。
いつまでもあの日々を引きづってか、仕事にいまいち力が入らず周りにも心配されているのもあって、そんな自分に嫌悪すら抱く。
再び自室に戻ると、自分のベッドの上に丁寧に畳まれた服と書き置きが目に入った。恐らく、フルーレだろう。
その書き置きを見た瞬間テーブルを見た。
アモンさんが寝ていた服を洗濯しようとしたらポケットから
読めない字が書いてある紙を見つけました。
テーブルに置いておきます。
それと、シャツの裏側のほつれた所、不格好に直されていましたけど、次からは俺に直させてくださいね。
テーブルの紙を取ると
彼女の世界の、彼女の字で、
なにかが書かれていた。
夢じゃなかった、夢じゃなかったと確信がもてた。
東の国の字だろうか。ハナマルさんなら読めるだろうか。
急いでハナマルさんがいるであろう見張り台へ走った。
「ハナマル…っさん…!!!」
息を切らしながら紙を渡すと、瞬時に察してくれたハナマルさんはこの紙に書いてある言葉を読んでくれた。
「…アモンへ
子供が傷つかない、幸せな世界になるように私もこの世界の子供たちを救えるように頑張るから。君が憧れてくれたヒーローになり続けるから。だから…またいつか会える日まで」
今までぼんやりと思い出すだけだった彼女との思い出が、彼女との日々が、溢れるように鮮明に思い出されていく。
手紙を読み終えるとハナマルさんは俺に戻し、また何かあったら言ってくれ、と見張り台を降りていった。
脳内で、何度も何度も彼女の声で変換される。
いつか、また会える日までって
「いつになるんすか…俺は…俺は…!!」
貴方に会いたくてたまらないのに
声が枯れるまで、彼女の名前を呼べばまた出会えるだろうか。
この屋敷の主人になってくれるだろうか。
溢れるこの想いは、誰に伝えればいいのだろうか。
それならばいっそ…
「夢であれば良かったのに…!!」
--------…
MHA世界軸×aknk
声が枯れるまで。ネガティブなことを言うのではなく、自分を大切にしたくなる言葉、これからに繋がる言葉を叫びたい!
#声が枯れるまで
声が枯れるまで
歌うことができたなら
貴方に届いていたのかな
声が枯れるまで
叫び続ければ
貴方に気づいて貰えたのかな
声が枯れたら
戻らぬ日々に
私の花は咲いたのかな?
声が枯れるまで心の中で叫んでいる。
だけど、どんなに大きな声を出しても周りには聞こえない。
声に出して伝えることは心の中で叫ぶよりずっと難しい。だって声に出せたとしてもそのsosは愚痴だととらわれてしまうから。すぐにかき消されてしまうから。
それが怖くて息詰まってしまうから。
でもあなたにはそんな人に寄り添える、「大丈夫?」の一言を言ってあげられる、そんな人であってほしい。
私はそんな人がいてくれるだけで助けを囁けるようになるから。
あなたがそんな人であったら、あなたが辛くなっても
きっと助けてくれる。あなたがあなたのことを。
声が枯れるまで
大切なあなたの名前を
呼んだの…
呼んでも…呼んでも…
胸が締め付けられるの
あなたに会いたい
話したい…
あなたの気持ちを
わかってあげられなくて
ごめんなさい…
でも…
あなたに出会えてよかった
こんなにも
心が痛いもの…
感じてるもの…
それだけで…
あなたに出会えた奇跡に
感謝します…
お互いの武器が、ぶつかりあう。
刀と短剣
白と黒がぶつかりあい、眩い火花が開花する。
もう、何時間経ったのだろうか。
お互いの気力が、体力が尽きるまで戦い続ける。
叫びながら、お互いの気持ちを声に出しながら、お互いに命を狙う。
傍から見たら、お互い狂っているのかもしれない。
どちらも、過去のことを引きずり、勝手に肥大化して、自身の重りとしたのだから。
もう喉がカラカラだ
刀を持つ手の感覚は無い
まるで接着剤でくっ付けているかのようだ
荒く一息を付き、殺意を形にして相手に斬りかかる。
私たちは、終わりが欲しかった。
それはきっと今なんだろう
体力が無くなるまで、気力が無くなるまで、命が無くなるまで、声が枯れるまで。
この戦いは続く
終わらせるために
お題『声が枯れるまで』
どんなに辛くても、苦しくても。
いつも声を殺して泣いていた。
うるさくすると、またお父さんに叩かれるから、怒られるから。
枕に顔を押し付けて、一人きりで泣いていた。
「フッ...うぅ...う、あ...グズッ...ッア...」
今日も、一人で、声を殺して泣いていた。
誰にも見られる訳にはいかない、俺の弱い部分。
消えないトラウマが、俺の涙を誘って、泣いても泣いても、辛くて苦しくて。
--あぁ、声を出して、思いっきり泣けたのなら...どれだけ良いだろうか?
#声が枯れるまで
96作目
数年後
「あぁ...ウッ......グズッ...フ、ウウ...」
ベットの上で、丸まりながら泣く。
数年前から、何も変わらない。
けれど...
ガチャリ
...扉が開いた音がする。
トテトテと、こちらに向かってくる足音の音がする。
ベットが少し揺れて、背中を優しく撫でられる。
身体を起こしてみると、悲しそうに、けれど優しい顔で微笑むあいつがいた。
...次の瞬間に、俺はあいつに抱き寄せられていた。
...優しくて、暖かくて、
「大丈夫...大丈夫...心配するな...」
赤子をあやす様に、背中を撫でられて、
安心してしまった俺は。
「...う、うわぁぁーん!あぁぁ...!!うぐっ...あぁ...」
声を上げて、無様に、縋るように泣きついてしまった。
...そんな俺を、優しく受け止めてくれるあいつに甘えて。
あとがき
はい、ここまで読んでくださっている方、ありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
前半のがなんか悲しくなってしまいまして...展開滅茶苦茶でもハッピーにしたくなったので書きました(ハッピーなのか?)
前半は、誰にも甘えられなくて、弱い所を見せられなくて、助けても言えなくて、孤独に沈みながら静かに泣く主人公。
でも、数年後、自分の弱さを受け止めてくれて、安心してして、声を出して助けを求められる相手に出逢えた--
みたいな感じですね(意味不)
...何はともあれ、ここまで読んでくださった方ありがとうございました!
それでは、また会う機会がございましたら、よろしくお願いします~(*'ᵕ'*)ノ"
声が枯れるまで
「•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*........」
ねぇ
いつまで
貴方に歌を歌い続ければいい?
声が枯れるまで歌い続ければ
いつかはこの声に応えてくれるの?
起きないって事は分かってるよ
だけど私は
貴方が好きだから
貴方がたとえ起きなくても
貴方が夢の中でも迷わないよう
歌い続けさせて?
声が枯れるまで歌い続けるね
"声が枯れるまで"
「いつか見た希望には…♪」
作業中、思わず歌ってしまう。
なぜか分からない、何だか急に歌いたくなって…。この場に俺一人だけで良かった。
今歌ってるのは、男性バンドの曲。歌ってるのが男性で声の高さが丁度いいから、原曲のキーで歌ってる。
実は、前に聴いてた曲と同じバンド。あの曲の曲調が気に入って、あの後他の曲もいくつか聴いた。今歌ってるのはそのうちの一曲。
このバンドの曲は、歌ってて楽しい。一度歌い始めると、『声が枯れるんじゃないか?』って位に他の曲、他の曲とメドレーみたいに歌ってしまう。
「…よし。終わり」
なんて歌っていると、思ったより早く作業が終わって一息吐く。
「……」
冷静になって無言になる。
──誰も来なくて良かった。
「声が枯れるまで」
叫んで 叫んで 叫んだ
でも誰にも僕の想いは伝わらないんだ。
こんなに叫んでいるのに
潰れているのは、喉ではない。僕の心だ。
僕の叫びは喉を震わせない
言葉が詰まって息ができない
心に想いが詰まり過ぎて、気管をも塞ぐ感覚。
僕は声が枯れるまで叫ぶことが出来ない。
ただ、心の中で叫び続けている
誰か 誰か 誰か!
人魚姫もこんな気持ちだったのだろうか。
誰にも届かない声、感情、叫び。
僕も泡になってしまえたら。そんな事をずっと考えていた。
息苦しくて、生き苦しくて。人を見るのが嫌で、逃げるように反対の電車に乗り込んで、海を見に行く事にした。
誰もいないと思っていた、秋の海。予想に反し、僕より先に、人がいた。少し歳上だろうか?
グレーの寂しそうな瞳が妙に印象的だ。目を伏せ、眉間に皺が寄った息苦しそうな表情を浮かべている。
鏡の中で、毎日のように見る僕の表情と同じだ。
これがシンパシーというものだろうか?一人になりたくて此処へ来たと言うのに、何故だかその人の存在だけは自然と許せた。
僕は聞こえるわけが無いと知りながらも、心の中で、そっとその人に声をかけた。
「すみません。貴方も何か叫びたい事があるのでしょうか?何故、此処に来たのですか?」
すると、その人は唐突に振り返り、そして、僕に無言でスマホを差し出した。
画面を覗き込むと、こう書いてあった。
「私は先天性の病気で声が出ません。」
僕は驚いた。僕は声を出していないのに、その人は僕の言葉を聞いて、振り返り、返事をしたのだ。
僕の声が届く人がいるなんて……!心が震える。
後天的に声が出なくなった僕と、先天的に声が出ないと言うその人。人間社会の波に打ち上げられた二人の出逢いは、静かだった。
波音だけが、耳に響いている。
300字小説
迷い鳥
登山遠足の昼休憩。山の奥からぎゃあぎゃあと鳥が鳴くような声がする。
「アレには昔、口減らしにこの山に捨てられた子が声が枯れるまで親を呼んで鳥に変わった、という伝承がありましてね。あの声を聞くと迷うと言われています」
捨てられたのに怖い話をつけられるなんて可哀想。私はリュックの、のど飴を山頂の祠に供えた。
中高年登山ツアーの昼休憩。山の奥から可愛らしい鳥の鳴き声が聞こえる。
「昔は人を迷わせるなんて怖い伝承のある鳴き声だったんですけど、最近では迷い人を麓に案内してくれる、なんて言われているんですよ」
秋晴れの下、紅葉に彩られた木々の奥から鳴き声が響く。
「のど飴が聞いたのかな?」
楽しげな声に私は耳を傾けた。
お題「声が枯れるまで」
声が枯れるまで君の名前を呼ぶよ。
どこにでもないどこかにいる、たったひとりの君に聞こえるように。
そのためなら喉が潰れたってかまわない。
君にこの思いが届くのなら。
私は声が枯れるまでカラオケをした。好きなミュージシャンの曲をたくさん熱唱した。
はじめての恋人に、サヨナラを告げられた。
その瞬間、私は笑って「わかった」と答えた。
「こんな時までものわかりいいのな」
「何考えてるかわからんくて、もう冷めたわ」
だって。
最後なら笑顔を記憶されたいでしょう。
だって。
何か反対したら、嫌われないかこわかったんだよ。
好きだから、どうしたらいいかずっと分からずにここまで来たんだよ。
「じゃあな」
告白してくれたときの、優しかった瞳はもうそこにはなかった。
光の灯らない瞳が、最後を物語っていた。
なんで最後くらい、あなたの前で泣けなかったのだろう?
私のこころを、さらけ出せなかったのだろう?
サヨナラしたくないって言えてたら、ほんの少しくらいの愛は遺ったまま記憶されたかもしれないのに。
一人になったこの部屋で
やっと、泣けた……声が枯れるまで。
私たち中学生は今大切な時期だ。
なぜなら文化祭があるから。
その中でも合唱コン。
声が枯れるまで歌わなければいけない。
今日も喉が痛い。
風邪ではない、そう思っておこう。
【声が枯れるまで】20 kogi
いつもずっと、自分の心とは裏腹なことばかりを言い続けてきた。
あまりにも慣れすぎて、自然にベラベラと出てくるもんだから、自分でもそれが本心なんだと錯覚していた。
そのことに気付いた時、本当の声が枯れていた。
― 声が枯れるまで ―