『声が枯れるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『声が枯れるまで』
誰か私を愛してよ
誰か私を求めよ
誰か私を連れてってよ
声が枯れても届かない私の
儚い夢
嫌だ、嫌だ、嫌だ!
怖い!助けて!
ねぇ!助けてよ!!
うまく説明できない恐怖が
私の心に爪を立てて
引っ掻く
助けてほしいのに
何もないように
「大丈夫。」なんて。
反比例の本音は
喉にすら届かない
叫んでいるのに
目が、心が、体が…
–声が枯れるまで–
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声が枯れるまで誰かに
好きを伝えたいと思えるほどの
恋情をまた抱いてみたいです
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Theme:声が枯れるまで
声が枯れるまで
声が枯れるまで貴方に言えば良かった。
声が枯れるまで貴方に歌えばよかった。
声が枯れるまで貴方に伝えればよかった。
声が枯れるまで貴方に謝らなくちゃ。
声が枯れるほど愛してたから。
声が枯れるほど涙が出るの。
声が枯れるまで愛してたから。
声が枯れるまで嗚咽が止まらないの。
この枯れた声が治ってしまえば、きっときっと、
貴方のこと忘れてしまうでしょう。
だから声が枯れるまで叫び続けるの。
声が枯れるまで愛してたから。
声が枯れるまで
声が枯れるまで、永遠に貴方の隣で貴方への愛を奏で、貴方の隣で貴方への愛を叫び、囁こう。何時までも貴方だけを愛していると…「恋は盲目」と言う言葉があるがまさにその通りだと私は、思う。何故なら、人は、誰しも、恋をすると、ガラリと見た目や性格、ファッションなど全てがその人好みに変わるから。それに、人は、恋をすると、時に周りが見えなくなる。だからこそ、友達がガラリと変わると、恋人出来たんだ、とか、新しい恋人が出来たんだと分かる。そう、何時だって恋は盲目…それでも、一生をかけて、貴方だけを愛していくの…これからも…ホントに最近、貴方以外の他の男性との妄想とかすると、それだけで吐き気がする程、貴方しか見れないし、貴方しか愛せない体になってしまった…確かに私達は、結構な程、色々な物の価値観が違ったりするけれど、価値観だけが全てじゃないから…価値観が違う、ただそれだけで上手くいかなくなる事なんて無いから…例え、どんなに二人の価値観が違っても、二人は愛し合ってる…それが確かな証拠で、どんなに二人の価値観が違っても、二人が愛し合っていれば、何でも乗り越えられるから。
「声が枯れるまで」
あなたに 私の想いを伝え続けたい
いつだって…
沈みきれないこの想いだけが
悲しみの色となって
僕の心の奥底に根付く
声が枯れるまで…
君の名を叫び続けたけれど
もう誰もそこには居ない
冷たい風が頬を打ち
眩しい光が心を刺す
理不尽なまでに激しい鼓動は
あの日の君を思い出させる
失くした時に頼る先が
見当たらなくて…
君の手を離してしまった
後悔から僕はまた
声が枯れるまで…
君の名を叫び続ける
広くなった部屋にひとり立ち尽くして
じわじわと現実が胸に沁みわたる
離したくないとみっともなく縋って
声が枯れるまで叫びつづけていたのなら
何か変わっていたのだろうか
今になって僕は
悲しみで、声を枯らしている
(声が枯れるまで)
声が枯れるまで伝えればよかった…
どれだけ愛してたか
どんなに必要だったか
声が枯れるまで叫び続けたい
大事な全てを奪ったあなたを許せないと
私は叫んだ。声が枯れるまで。
でも、届かなかった。
叫んだ方向には、誰もいなくて、みんなはもう私よりも遠くへ行ってしまった。
誰も振り返ってはくれない。引き返してもくれない。
所詮こんなものだと、私は絶望した。
ふと目線をあげると、そこには私の大切な仲間がいた。
「あなたはひとりじゃない」
そう言って、私をゆっくり抱きしめてくれた。
私は泣いた。声が枯れるまで。
声が枯れるまで……。
声が枯れるまで、罵りたい。
人生を台無しにした、あのゲス女のことを。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
声が枯れるまで……。
人の言うことを聞かずに、熱くなって怒鳴ってばかりいるからだ。
俺は今中学一年生だ。
俺は今日文化祭に向けて歌の練習をしていた。
担任の先生が声を枯れるまで歌え。といわれた、だから頑張って歌おうとした。でも俺のクラスの友達は全然声を出していなかった。だから俺も自分だけ声を大きく歌うのは、恥ずかしくて大きく歌えなかった。だから俺はどうしようと思った。
千冬
声が枯れるまで私は応援をした。
この声が届けばいいなと思いながら。
けれど、その声が彼に届くことはなかった。
何故なら、その彼には既に大切な人が居て、その人の声しか、彼には届いていなかったから。
無駄なことだって、私だって思う。
けれど、私の好きな人を応援しないわけにはいかなかった。沢山の応援の人に紛れ、私は声を張り上げ、枯れるまで応援をした。
「……私、ただ応援してた訳じゃなくて、私の気持ちも一緒にのせちゃってたなー」
帰りの学校のバスの中、一人そんな事を思った。
隣には友達。友達は寝ている。
私のこの気持ちは、誰にも言っていない。
言うつもりもない。
私は自分の気持ちをどうするんだろう。
今の私には、まだ、わからない。
僕は此処だと、此処に居るのだと。
叫んでみよう。
誰かがきっと見つけてくれるはずだから。
恐れることなく、全てを賭けて。
〝声が枯れるまで〟
声が枯れるまで彼に愛を伝える
声枯れるまで家族に感謝を伝える
声が枯れるまで友達と笑い続ける
私はみんなの笑顔が好きだだから
感謝や愛情や笑うことを沢山したい。
潰れろ喉よ今を逃せば枕が濡れる
車窓が君の額縁またね
(声が枯れるまで)
声が枯れるまで 泣き尽くした
声が消えるまで 涙がでなくなるまで
そしたら 何かが消えた
私は終わりじゃない
始まればいい
ただそれだけ
人は何度でも生まれ変わる
【85,お題:声が枯れるまで】
声が枯れるまで、宝物を失くした子供のように貴方の名前を呼び続けた
「晴斗ーっ!どこいるの?ねぇ!晴斗!」
月明かりだけを頼りに、汚れるのも構わず草むらに突っ込む
ガサガサと、背の高い雑草を掻き分けながら必死で叫ぶ
手が切れる感覚、葉の鋭い草や棘に触れてしまったんだろう
だが今は、凍えるような寒さより 傷だらけの手の痛みより
貴方がいない事が何よりも恐ろしかった
「晴斗ーっっっ!!お願い、返事して!」
冷気を吸い込んで喉が千切れそうなほどに痛む、声が枯れ、ガラガラの掠れ声でもまだ叫ぶ
「晴斗ー!はるッ...ゲホッ!...ッ...!」
流石に無理をしすぎたか、足から力が抜ける
ドチャリと音を立てて、草むらに泥に倒れ込んだ
「晴斗...!どこに、いるの...?」
まだ倒れられない、あの子を連れて帰るんだ
大きな楓の木の下、泥塗れのボロボロの姿で貴方はいた
小さな身体を更に小さく丸めて、夜風に震えながら弱々しく息をしていた
「晴斗っ!」
ごめんね 寒かったね 怪我してない? お腹空いたよね 遅くなってごめんね
溢れてくる言葉に蓋をして、ひたすら強く抱き締める
何時間外に居たのだろう、氷のように冷たい身体が小刻みに震えていた
「かぁ...さん...?」
「晴斗!」
怖かったよね、ダメな母さんでごめんね
もう絶対こんな思いはさせないから
「お家...帰ろうか」
「...ぅん!お腹空いた」
小さな小さなその手を、もう離すことのないように
“私は、何万人もの客を前に歌うシンガーになりたい!”
あの決意の日から、毎日欠かさず歌い続けた。
最初は、人の目を気にして小さな公園で口ずさむように歌っていた。
散歩中のおじさんに褒められて、ギターを手に歌った。
何ヶ月か経ち、おじさんの知り合いの音楽家からギターの弾き方を教わった。
更に5年ほど経って、音楽家の紹介で地域のラジオ番組に歌を提供することになった。
その2年後、芸能事務所に入る試験を受け、失敗。
そこからは平凡な人生の始まりだ。
3日後には現実の厳しさを知って、音楽から離れた自動車販売会社に務めているのだろう。
ずっと、ずっと、叫んでいる。
ゆるさない。ゆるさない。ゆるさない。
世界に呪詛を吐き続けた。
どうして、オレの方を消さなかったんだ?
ゆるせない。ゆるせない。ゆるせない。
悪夢から、目を覚ますと、おまえがオレの頭を撫でていた。
その手を握り締め、すがり付く。
おまえは、オレを置いて行くなよ。