『君の奏でる音楽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
一定のリズムで体の中心に響く低音
何層にも音を重ねて目紛しく変わるコード
心地良く調整を重ねたハーモニー
天まで貫かんばかりの圧倒的なメロディ
君の音楽で世界が平和になることはないけど
君の音楽に出会えた私は幸せを噛み締めている
どうか君の奏でる音楽が
争いの火種や道具として使われませんように
『君の奏でる音楽』
笑う声
すねる地団駄
鼓動さえ
君の全てを
聴き逃さない
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君の奏でる音楽
麦わら帽子を抑え、海を見る。
きっとこの夏が一生続くんだろうと、そう思った。
この青い、蒼い海が、必ずぼくらを繋ぎ止めてくれる。
そう信じて。
「ねえ、本当にいいの」
いきなり不安そうに聞いてくる。
「もちろん。ぼくが君を嫌いになるわけがないじゃないか」
「やさしいねぇ。……ありがとう」
「…………もし海が嫌いになったらどうする?」
「え?」
「絶対にいつも好きってわけにもいかないからね」
「……嫌いにはなりたくないし、ならないと思うけど…」
「うん」
「そのときは、ロックなギターでも弾いとけばいいんじゃない?」
「なはは、それ最高」
夏の湿ったい風も、それに吹かれる麦わら帽子の君も、好きになった。
君の奏でる音楽は、ぼくの心を揺るがした。
「たまには一緒に歌おうよ」と言われても、「いや、君の歌が聴きたい」と言い続けた。ぼくが君の音楽を壊すことになりでもしたら、2度と顔向けできないから。
男は歌が好きで、可愛い物好きな面があり、頭の硬い周りから「女みたい」と言われてきた。
女は男の歌が好きで、一人称を「ぼく」にして男のように生きてきた。
そんな色濃い2人が出会ったのはまさに運命。
かの有名なベートーヴェンもびっくりするほどの、小さな奇跡。
一生続く夏を大切にしようと誓った。
「君が好きだと叫びたい……」
「え?歌えって?」
「そうじゃなくて」
「………でも歌って?」
「いいよ」
フッと微笑んだ"彼女"が、綺麗で仕方なかった。
#2024.8.11,12.「君の奏でる音楽」「麦わら帽子」
こないだおじいちゃん?がスカート履いてて「貴様も能力を解放したか……」とか思ってたら、よくよく見て「オバアチャンヤン……汗」ってなりました。
ゲーセン行ったんですが、うまい棒の詰め合わせ二袋分を300円か400円くらいくらいで取りました。超嬉しかったな、食べる気はなかったけど。
みんなで協力して
創り上げるのが好きなんだ
組織の一員であることを誇る君は
たくさんの音と交じり合うために弾く
そんな君の奏でる音楽は
心地よくて眠ってしまいそうだから
舞台上のたくさんの黒い衣装の中で
一番姿勢のいい君をじっと見つめる
息子は大抵何かを歌っているから
静かなのには原因がある。
身体の具合が悪い時。
何かに集中している時。
さっきまでふんふん言ってたのにまた静かだ。
心配になってそっと覗き見る。
ベッドシーツを巻き取ったミノムシがそこに居た。
楽しそうにゆらゆらしているので問題はなさそう。
シーツちゃんと直してねと言うのは、
鼻歌が再開してからでいいだろう。
#22 君の奏でる音楽
[手拍子は共鳴する]
神社へ行くと、
「二礼二拍手一礼」が
一般的な神様へのご挨拶になる。
神社は、普段は静けさに満ちている。
物静かな神社で拍手をすると、
拍手の動きに合わせて
大自然がよりハッキリと共鳴する。
拍手の音の波が
大自然の空気に伝わっていくのだ。
面白いことに、
拍手の音とリズムは人により
まるで違う。
ある宮司の拍手の音の共鳴は、
言葉に表すことが難しいほどに
神聖な音が聞こえた。
音一つで相手の心を引き込む力があった。
宮司には及ばないけれど、
自分でも日々御詣りして
拍手の音で
今日の大自然と自分の状態を
確認している。
貴方は、今大自然に向けて
どんな音を奏でているのだろう?
拍手の音に今日も耳を傾ける。
全く運のない散々な日が年に数度あるが、ボクは今日そんな日だった。
朝起きたらもう後10分で出る時間
全力ダッシュで駅まで向かったのに階段で転かけた
目の前でドアが閉まって発車
学校に着いた瞬間にチャイムが鳴って遅刻
授業変更を知らず教科書が無い
お昼ご飯を家に忘れ
財布も見当たらない
スマホは充電切れ
電子スイカだから定期券はスマホの中
意気消沈していたら園芸部が花壇の水やり中にホースを放しびしょ濡れ
体操服は持っていない
保健室に借りに行けば男女が睦み合っている現場に遭遇
キレた男に顔面パンチを喰らった
ここまでが今日起こったことの顛末だ。
今ボクは日当たりのいいベンチの上で寝そべり授業をサボって服を乾かしている。
「まさか保健室に行って怪我を負うなんてなぁ」
ハハハと空笑いしながら遠くを見つめた。
はーっとため息を吐いて、現実から目を背けるようにして目を瞑った。
そしていつの間にか眠っていた。
目が覚めると眠気を助長させるようなピアノの音色が聞こえてきた。曲名は『グリーンスリーブス』
片目を開けて音楽室の方を見れば、窓の影からちらりと人影が見える。
「あー、相変わらず綺麗な音色だ」
ピアノの音が鳴り止むまでただ静かに聴き入っていた。
懐かしさに涙が溢れそうになるのを我慢しながらただじっと
一生君の隣で聴いていたいと思うくらい
君の奏でる音楽がボクは好きだ。
君がもう、その音色を自分で聴くことができなくなって
また耳が聞こえるようになることを願って何十回も何百回も苦しみながらピアノを弾き続けていることを知っていても
ボクは安易にそう告げたことがある。
そしたら君は泣きながらボクのことを叩いたけれど
ピアノの音色が聞こえなくなり、ボクは起き上がった。
「ひどいね、一生わたしの隣で聴いてるって言ってた癖にこんなところで寝てるなんて」
背後からそんな声が聞こえた。
頬をぷくーっと膨らませながら少し怒っている
「ちゃんと聴いてたよ」
「なら、いつもみたいに感想教えて」
ボクは苦手な手話で時折メモを交えながら感想を伝えた。
「わたしが読唇術覚えるのと、キミが手話を覚えるのどっちが先かな?」
「どーでもいいだろ。一生隣で君の奏でる音楽を聴くのはボクだけだ」
あのピアノの音色を聴いただけでボクの今日感じていた不幸全てがこの幸せなひとときのためだけにあるんじゃ無いかと、そう感じた
お題「君の奏でる音楽」
何か特別な楽器なぞ無くったって君にしか出せない音があって、私はそれを聴くことでしか心が満たされないのだ。
それは例えば私にだけ注ぐ熱い眼差し、それは例えば耳元で囁く愛の言葉、それは例えばマーブル模様みたいに汗と涙の混ざり合う瞬間。
私の私だけの君との時間は、私だけの楽器であってほしい。
君の奏でる音楽はとても魅力的だ。
奏でている時の君の姿もとても魅力的だ。
自分って生きてて良いのかな?
自分は、生きてて良いのかな?とたまあにに思うそして泣く多分いじめられてたからかな調べたら
当たり前らしいでも不安定になってしまう
君の奏でる音楽
私は音楽を聴くことが大好きで
家や車では自分の好きなジャンルの
音楽を聴いている
私が音楽好きになったきっかけは
もしかしたら幼い頃からピアノを
習っていた事が始まりかもしれない
音楽は聴くことも奏でることも
私にとっては大切な時間になっている
君の奏でる音楽に恋をした。
友人のピアノ発表会で演奏していた君。
その演奏は、とても綺麗で、とても美しかった。
こんな子と付き合いたい、そう思った。
見た目ばかりで女性を追いかけていた中学時代。
初めて、見た目以外で、音で人を好きになった。
それから1年後、奇跡が起きた。なぜか君が彼女になってくれていた。←予想外
さらに1年後、いつ振られるかとビクビクしていたが、まだ付き合ってくれていた。←想定外
そのまた1年後、君が車を持っている年上の男とたくさん遊んでいるのを知っていたが、何も言えず、それでもまだ付き合ってくれていた。←予想外
さらに1年後、私の友達と、明らかに友達以上の距離感で話しているのを見たが、振られるのが怖くて、やっぱり何も言えなかった。←予想通り
そしてその1年後、君は私の前から消えていた。←予想通り
音で好きになった人は後にも先にも君だけだったけれど、調律の取れた関係を続けることはできなかったなー。←オチは予定通り
人生って意外と予想通りかもー笑
【君の奏でる音楽】
君のおしゃべりが
高く低く響く
言葉としてでなく
甘く柔らかな音として
鼓膜を揺らす
君の奏でる音楽は
優しく僕を包み込み
微睡へと誘う
あれからもう4年か。
すごく幸せですごく嬉しくて。
この決断をしてくれて本当にありがとう。
これからも、
君の奏でる音楽を私に聴かせてよ。
君の奏でる音楽
(本稿を下書きとして保管)
2024.8.12 藍
君の奏でる音楽は心地いい。
誘われた私は自然と踊りだす。
今までになく、滑らかに。
言葉にしたいことの為に
音楽を奏でたい。けど、
感じることに対しても
奏でたい。
君の奏でる音楽
音の波に飲ま込まれる
わかり得るはずもないのに
その感情が胸に刺さる
雄大な自然
その中の自分
どう抗ったって
逃れようのない現実
どうしようもない
悲愴が押し寄せる
それでもその音楽に
魅了されずにはいられないのだ
その音に包まれ
あなたの世界に
少しでも触れたい
聴診器を当てながら、
リンゴの皮を剥くみたいに、
ゆっくりと、君の頭皮を剥がしたなら、
どんなメロディーが聴こえるのだろうか。
『マリッジブルー』
どこまでも透度の高い琥珀糖を愛した
だんだんと硬度を失う琥珀糖を愛した
時間と共に色褪せる記憶を振り返る
涙の溶けた熱いお湯で消えていく君を愛でた
戻るはずのない背中を探しながら待宵
あとがき
琥珀糖とマリッジブルーという言葉を合わせたくて!
透度は糖度にかけて1番最後の言葉は待宵(まつよい)と読みます。来てくれるはずの人を待っている夜の事を指します。琥珀糖って熱湯かければ溶けますかね?