『君と一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『君と一緒に』
夢を見ていた。君と一緒に手を繋いで運動場のトラックを駆け抜けた。背後から大きな恐竜が追いかけてきたが不思議と恐怖は無かった。それどころか楽しささえもあってお互い笑顔のまま逃げ切った。
夢から覚め、教室で君と目を合わせると僕の心臓は今まで動いたことのない跳ね方をした。何だこの感覚。
______やまとゆう
君と一緒。一人暮らしで孤独死確定の人生だから君なんて存在はいない。
それは別にいい。一人でいることを辛いと思ったことはないからな。
だけど俺みたいな人が世界中で増えているらしいね。ネットで見た知識に過ぎないけど。
日本では弱者男性、チー牛。中国だと寝そべり族。アメリカでも呼び方忘れたけど全てを諦めた人の呼び方があるらしいな。
これが資本主義の末路なのかね。自由恋愛が主流になって他人に興味ない人や恋愛に不利な人が結婚できなくなって少子高齢化。
そして移民で国民をかさましして国を乗っ取られるんだろうな。もし現代を歴史の教科書で読んだらなんてバカな連中だと笑うようなことをしている。
国が滅ぶなんてのは昔の話で現代で国が滅ぶなんてあり得ない。まして日本がなくなるなんてのは絶対ない。
そう思っていたけど最近は割りとこの国滅ぶんじゃね?なんて思うほど酷い状況になっているな。
とはいえ日本が滅ぶとしてもまだまだ先の話だろうな。少なくとも俺が死ぬまでは余裕で持つだろう。
思ったこと適当に書いていったからいつも以上にあほみたいなこと書いちゃったな。まぁいいか。
君と一緒にどこまでも
四つ足から三本足まで、いつまでも
地に背をつけて、君が背伸びしなくなるまで
骨の欠片になって、ごく小さな君になるまで
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►君と一緒に
影の君について
ありきたりだけど書く
『君と一緒に』
生涯を共にしたいと思っていた相手が香の焚かれた部屋に眠っている。もう目を覚ますことはない。白い祭壇に置かれた可憐な婚約指輪は僕が彼女に贈ったもので、持ち主のことを想ってか寂しげに煌めいている。明日になれば火葬となる夜に彼女の両親は僕に寝ずの番を託してくれた。ふたりきりの長い夜に泣き言や情けないこと、懺悔のようなことが口をついて止まらない。彼女はただ聞くばかり。
「僕もそっちへ行きたいよ」
ぽつりとつぶやいた言葉を彼女はどう思ったのだろう。うつらうつらと眠ってしまった僕の前に彼女が笑顔で現れて、僕の顔を渾身の力を込めた拳でぶん殴った。
「そんなことばっかり言ってるあなたとは一緒にいたくない」
はたと目覚めたときに頬を押さえたが痛みはないし腫れてもいない。けれどもうこれまでのようなことを言おうとは思わなくなっていた。祭壇に置かれた婚約指輪に手を伸ばし、眠る彼女に問いかける。
「僕がまた今日みたいなことを言ったら、また殴ってくれる?」
蝋燭が揺れて、指輪が煌めいたように思えた。
君は手を繋ぐのに
場所を気にするね
いつも一緒がよかったな
君と一緒に
「家においでよ!」そう言って僕に手を
差し伸べてくれた君
檻の中に入れられ オークションで
売られるか それが叶わなかったら
無意味に殺処分されるのが決まっていた僕
奴隷になって生き延びるか
一つの現象として 生を淘汰されるか
それしかなかった。
そう....獣人である僕には、
それしか道が無かった。
君に出会うまでは....
最初は、人間である君の気まぐれで
僕は、生かされているのだと思った。
だけど 違った... 君は僕を檻から
出してくれただけで無く
いろいろな場所に連れて行ってくれた。
僕の手を引いて いろいろな物を
教えてくれた
いろいろな景色を見せてくれた。
春の暖かな日差しの中で咲き誇る
桜の花々 風に舞いひらひらと
舞い落ちる桜の花びらは 儚げで
すぐ地面に落ちて散ってしまう...
まるで 僕みたいだと思った。
地面に落ちて倒れても 誰にも
気に止めて貰えない僕みたいな桜
でも君は、地面に落ちて土に塗れた
桜の花びらを 一つ一つ拾い
「綺麗だね!」と笑った。
僕はその言葉を聞いて目を丸くした。
(綺麗.... 何で...汚く泥に塗れて居るのに)
「散って行くのは 命を終えた訳じゃないって私は思う きっと一生懸命に生きて
来た証なんだと思う だから散って
舞って行く桜の花びらは 私は
綺麗だと思うんだ!」
そう言って笑う君の笑顔が僕には
泣きたくなる程 暖かかった。
他にも君は 夏の青々とした緑の葉の濃さや 秋の色とりどりの葉の色彩や
冬のしんとした空気の中で佇む木々の
厳かさ 堂々とした佇まい
いろいろな季節の変化の風景の美しさを
教えてくれたね
君と一緒に過ごした時間は、
僕の心に色づきを齎してくれた。
君が僕に心をくれた。
ありがとう
誰かに出会えて良かったと思えるのは
初めての感情で....
願えるなら 君と一緒に過ごす時間が
いつまでも続きますように....
「君と一緒に」
ずっと隣りにいてくれた大切な人。
辛いときも、楽しいときも、いつも一緒だった。
もう顔を見れなくなって長い時間が過ぎた。
それでも、一生私の大事な人。
【君と一緒に】
宵の空が赤く燃えている。衛兵たちの怒号、劈くような金属音、けたたましいそれらに背中を押されるように、君の手を引いて王城を飛び出した。
どこに逃げるかなんて何も決めていない。それでも走る足を止めてしまったら、王族の血を引く僕たちは有無を言わさず処断されるだろう。そんなの絶対にお断りだった。
二人分の足音と息遣いだけが小さく響く。会話を交わすなんて余裕なんてなかった。握り合った手だけが、僕たちの生を証明していた。
君と一緒にゆく道ならば、先なんて見えなくたって構わない。ただその想いだけを胸に、僕たちは展望のない無意味な逃避行へと身を委ねた。
起きて 朝だよ
スヌーズばっかり 遅刻しちゃうよ
いてっ ちょっと 落とさないでよね
画面割れたら承知しないから
この音楽気に入ってるの?よく再生してるよね
イヤホンの音量 もう少し小さい方がいいんじゃない
上司から電話だよ
あっ 運転中か あとでまた
牛丼屋さんのクーポン 今日までみたい
それと忘れてないよね 午後から会議だよ
商談のスケジュール?
水曜日だよ 持ち物はこれ
この辺の居酒屋?ここはどう?
ごめん 定休日だった
電車ならあの路線使った方が速いよ
お金はかかるけどね
この駅 暗いね
足元照らしてあげる
あんまり来ないけど、ここ…良い景色だね
記念にパシャッと一枚 いかが
友達が明日の予定を聞いてるけど
行く?行かない? 行かない、ね
明日は休みだし ゆっくりしてね
夜中の伝言板なら 任せて
おはよう こっちは充電ばっちり
今日はどんな一日かな
【君と一緒に】スマートフォン
37.君と一緒に
俺らはいつも孤独だった。
僕は親を小さい時に亡くし、誰にも引き取られず
施設に入れられた。
そんなことがあり僕は心を閉ざすようになり、自分を傷つけるような行為をし続けていた。
そんな僕の前にいた君はいつも明るかった。
みんなと仲がいい君から目が離せなかった。
だが君は誰にも見せない表情がある。
いつも学校帰り、海辺で君を見つける。
入学初めの時から毎日君はそこにいた。僕は遠くから眺めていた。君はとても悲しそうに海を見ている。
そんな君に話しかけた。
「何でそんなに悲しそうな顔をしてるの」
君の隣に座って君が見つめる先をみた。
答える前に君は泣き出してしまった。
僕はなんて声をかければいいのかわからなくて、
ずっと君のそばで君が見つめていた先をまた見た。
その日から君は学校でも話しかけてくるようになった。僕も嫌な思いはしなかった。
それから、僕たちは付き合うようになった。
君はなぜ毎日海を見ていたのか、なぜ悲しそうな顔をしていたのか話してくれるようになった。
君は寂しがりやで、とても繊細な子だとわかった。
毎日死んでしまいたいのだと思いながら
海を見ているのだと知った。
それがなんだか悲しくて心がギュッとなった。
君の思いに答えようと思った。
だから君と一緒に、手を繋いで海に歩き続けた。
安心感があって
とっても楽しくて
喧嘩して仲違いしても
手放そうなんて思えなくて
君がいない私を
想像することができない。
見慣れた君と
見慣れない景色を見るために
–君と一緒に–
「また、ここにいる。」
「うわぁ。何でいるの?」
「うわぁじゃない。授業始まるから来たんだよ。」
「優等生くんは早く教室に戻りなよ。
私は絶対行かないよ。てか一緒に居ようよ。」
「もうほら、立って」
「やだ」
「立って」
「やだ」
「立って」
「やだ」
キーンコーンカーンコーン
「あーぁ優等生くん授業始まっちゃったね。
今は入間先生でしょ。じゃあ行っても無駄だね。
すっごい怒られるから。共犯者になろ!」
「すごい笑顔で言うけどサボるの悪い事だからね。」
「とか言って座ってんじゃん」
サボる時間も君と一緒に居られるなんて
嬉しくなっちゃうね
─────『君と一緒に』
【君と一緒に】
「今月中に戻ってくるから
戻ってきたらまたデートしよう
それと、オレとの再婚のこと
考えておいてね」
朝も職場も帰りも
ずっと一緒だった。
今年に入ってから
愛人は他県に移動することになり、
もう職場にも家にもいない。
いつも作ってもらっていた弁当も
自分で作らなきゃならない。
オレも今の職場を3月頃にやめるつもりだが
それまでが長い。
再び会えるその日まで
いつもしていた愛人とのキスもなくなる。
通勤の道を毎朝通る度、
愛人が住んでいた家を寂しく見つめるのだろう。
今月の8日は
オレ達 最後のデートの日だ。
別れの悲しみに背を向けて
楽しもうと思う。
オレは残酷に
男には薄情な人間なので
いつでも別れる準備は出来ている。
でももし寂しくてひっそり涙を流したら
少しでも愛人に惚れていたんだと自覚できるだろう。
「オレ、本気だから。
必ず迎えに行くね。」
そんな言葉、今まで色んな人に言われなれてたけど
今回は少し期待してみることにする。
『ダーリン』
オレ、ここで待ってるね。
こんにちは、椿です。
昔話でもしましょうか。興味が無いなら飛ばしてくださって大丈夫ですよ。
私の隣には、昔、それは美しい椿が咲いていました。
無論、その頃はただの椿でしたから、口などはなく、会話もできず。
その椿だけは別格に美しかったのです。
あの椿の隣で咲き誇っていたかった。
あの椿は別格だった。
私だけがただあの椿を見る方向で咲いていたので、あの椿の美しさを眺められたのです。
幸せでした。
時の流れと共に、その椿の花が枯れ、私も枯れ、妖怪となったわけですけれど。
まだ、あの椿の美しさは忘れていません。
美しい椿。人型になったらば、私と言葉を交わして欲しい。
美しい椿。椿の花になったらば、貴方と同じ枝で咲き誇りたい。
ただ、貴女と共に咲き誇りたい。そう思います。
「君と一緒に」
自虐みたいに笑って
平気じゃないのに平気なふりをした
そんな強がりも君の前では意味がないんだね
君の隣でなら本当の笑顔がわかる気がした
君と一緒に 明日も笑っていられるかな
「君と一緒に僕もいくよ。」
そう呟き、彼は振り向いた。
「待って!」
目に涙を浮かべながら、伸ばした手が宙を切る。
掴めなかった手を見つめながら、その場に座り込む。
「届かなかった・・・届かなかった!!なんで・・・」
俯きながら、そう呟くと、目頭が熱くなり、涙がこぼれ落ちる。
君と一緒に
例えるなら、ウォーレス・リードまたはジェームズ・ディーン。直感の正しさに浸りながら、撮影が進む。
最後のメガホンに選んだ、二十歳の青年。恋、暴力、鬱屈。どのシーンも、こちらの声が届かぬ速さで、彼は走った。沸騰する若さを前に、いつの間にか声を掛けるのを止めていた。ただ見とれた。
杖をついて独りで映画館に入った。客入りも良い。終わった後の表情も。
最後に立ち上がり、館を出た。地面を叩く杖の音が、何度も何度も問いかけてくる。
悔いだ。何もしていない。何もしていないじゃないか。彼が自分で光っただけ。
もっといい画が撮れたはず。知識も経験もあったのに。心が手抜きした。
杖を握る手に力がこもる。
隙を作るな。杖先まで感覚を伸ばせ。再び灯ったこの炎で、次こそは彼を燃やし尽くせ。
文章は一度書くと書き手の思考から離れ
可視化されることで他者性を帯びる
また人の行為は純粋な能動性を持つことは困難で
どこか他者からの影響を受けている受動性がある
そしてこの場の文章は出題者という
明確に書き手とは別の存在を前提としてつくられる
客観視された文章の書き手自身という他者を指す「君」
思考の中で意識される読み手という他者を指す「君」
読み手とは別に意識される出題者という他者を指す「君」
三人の君と一緒にこの場の文章は作られている
君と一緒に
このテーマを見ると、今もまだ諦めきれない人が思い浮かぶ。
君と一緒に、もっと勉強以外のこともお話出来たらと思う。
つい、皆の前だと緊張して相手とまともに話すことも出来なかった。彼は誰とでも分け隔てなく接するから、結構モテてると自分で分析してしまう。そのせいで、もっと距離を作ってしまう。
冬休みが明けたら、また彼のことを考え過ぎて苦しくなってしまうだろうと思う。自分から話しかけにいかなくても、彼から話しかけて来ることが多い。社交的な彼の性格のせいだと思う。
こうやって長々と書いてしまっている時点で、全く自分が諦めていないのだと実感する。学校が始まったら、自分も自分のことで手一杯になるだろうけど、君と一緒に、この日記が書けるようなテーマについて、話し合ってみたい。
【君と一緒に】
君と一緒に旅に出る。
これから新しい冒険が始まる。
その冒険とはつまり…就活。
手帳くん、君とともに頑張るね