『君と一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君と一緒にいられる、
ただそれだけで良かったのに。
報われることのない想いに蓋をしようと思っていたのに。
君が向ける視線を、
君の笑顔を、全てを独り占めしたい。
一緒にいればいるほど、欲深く、醜い自分になっていくのがわかる。
そんな僕のどろどろとした感情になんか気づかず、今日も君は僕に笑いかける。
…想いが決壊してしまうまで時間の問題かもしれない。
_______
「君と一緒なのに…本当鈍感。」
240106 君と一緒(に)
題 : 君と一緒に
Sちゃんという親友がいる。
彼女は、大学入学を機に上京するという。とても気が合い一緒にいるだけで楽しかった。何をするにも一緒だった。高校が離れても沢山遊んだ。
だけど、上京した彼女にとって私はすごくちっぽけな存在になり忘れられてしまうんじゃないかと不安になる。2ヶ月後に迎える彼女の上京を心の底から祝うことが出来ない。これから先も君と一緒にずっといたかった。
いつまでも一緒にいられると思っていた。
けど一人、また一人とあたしの前から姿を消していった。結局また独り。誰もいない。あの子だけは…なんて希望を抱いても、消えてしまう。
ねえ、アンタが初めてだよ。こんなに長い間あたしと一緒にいてくれたのは。
それなのに、事故に合ってから体の至る所が動かないらしい。このまま怪我が進行してしまえば……
多くは望まない。ただ____
アンタと一緒に生きたい
【君と一緒に】📚
「君と一緒に」
コンビニで買ったあんまん
そろりと親指で割る
左手を持て余したまま
ふわり蒸気が鼻をくすぐった
【君と一緒に】
幼馴染の私と翔くん。
物心ついた時には、すでにお互い一番よく遊ぶ友だちだった。
他にも友だちはいたけれど、誰よりも一緒にいて楽しかったな。
だけど男女の違いなのかな。
成長するにつれて、自然と二人で遊ぶことが減っていっちゃって。
翔くんと一緒にいると、付き合ってるとかラブラブだとか、冷やかされるようにもなった。
そうじゃないのにね。
翔くんのことは好きだけど、そういうことじゃない。
きっと翔くんだってそう。
男女だからって、一緒にいるからって、そこに恋愛感情があるとは限らないのに。
そういうのが辛くなって、きっとお互いに距離を取るようになったんだろうなって思う。
でも、学校からの帰り道、偶然翔くんと会って、久しぶりに一緒に帰ったことがあった。
話して分かったことだけど、私も翔くんも、お互い違う人を好きになってた。
あの翔くんにもとうとう好きな子ができたのかー、と嬉しい気持ちになった一方で、少しだけ寂しい気持ちもあったけれど。
翔くんが言ってくれたんだ。
「俺とお前は、周りに何か言われても、ずっと変わらず友だちでいような」って。
そうだね、と笑って答えて、やっぱり翔くんはいいな、と思った。翔くんもそう思ってくれてるといいな。
私たちが付き合うことはないんだろうけど、それでも。
君と一緒にいる時間は、最高なんだ。
「あれ、おっさんだよね? 久しぶり!」
久美は私を見つけると目をキラキラさせて駆け寄ってきた。久美と私は長年の友人なのだが、彼女にはちょっと変わったところがある。
「明日休み? せっかくだから何処かに遊びに行かない?」
休みじゃないと言いかけて、私は口をつぐんだ。そういえば仕事ばかりで最近誰とも会っていなかった。
「うん、いいよ」
私がうなづくと久美は満面の笑みを見せた。
「やった! じゃあ、どこに行く? おっさんの行きたいところでいいよ!」
久美が黄色い声出すと、通りすがりの人の視線が痛い。だが、久美自身はちっとも気にならないらしい。
「あとで連絡する」
そう伝えて久美と別れると、家路に向かった。
久美と出会った頃のことはよく覚えている。彼女に悪気はないのだが、少し人を不快にさせてしまうところがあるから不安だ。
私の名前は小野寺詩織という。学生の頃、久美によって私のあだ名は『おっさん』になった。
当時の私はそのあだ名が嫌だった。女なのに何故『おっさん』なのか。それで久美に理由を問いただすと、彼女はあっけらかんと答えた。
「へ? だって、渡辺さんのこと『わっさん』って呼ぶでしょ。馬場さんは『ばっさん』だし」
まるで当たり前のように言われて、私は何も言えなくなった。久美とはそもそもの考え方、思考回路が違うのだ。まぁ、言ってしまえばそこが久美の面白いところでもあるのだが。
「さてと。明日、どうするかな」
君と一緒に
君と一緒に遊びたい。
君と一緒に笑いたい。
君と一緒にのんびりしたい。
君と一緒にゲームしたい。
君と一緒に暮らしたい。
「君と一緒に」の続きには自然と願望が出てくる。
思い浮かべる「君」はそれぞれ違う人だろうが、
その人にとって大切な人が出てくるのではないだろうか。
大切な人としたいことを考えるのと同時に
大切な人と‘してきたこと’にも目を向けることを忘れたくない。
君と一緒に過ごした時間は何よりも大切な時間です。
2024.01.06
「君と一緒に」
君と一緒ならなんでもできるさ!
これが彼の口癖だった。
何をしていても、何処にいても。私最優先の彼。
私がやりたいと言ったら、なんでも叶えてくれる。
そんな私無しでは生きていけないような彼が大好きだった。
「ねぇ、私に振り回されてばっかりじゃ駄目だよ。」
ある日そう言ってみた。
何を言われたのか分からないような顔でこてん、っと首を傾げる彼。
「だから、私の我儘ばっか聞いてちゃ駄目だよって。たまには自分のやりたいこともやらなきゃ!」
あぁ、と納得したような顔をする。
「で、やりたい事とかないの?」
私がそう訊くと、一つだけと申し訳無さそうな顔をする彼に、少し苛立つ。
いつも、いつも、私最優先で自分のことを大切に考えない彼に少し呆れを感じていたのだ。
「何でも叶えてあげるから言ってみて?」
本当に?と聞き返す彼にうんと答える。
じゃあ、一つだけ
「僕と死んでくれない?」
え?
「実は僕余命宣告受けてるんだ。だから、生きている間だけでも君に尽くそうと思って。でも、君がなんでも叶えてくれるっていうから、それなら君と死にたいんだ。」
つらつらと並べられる言葉が頭に入ってこない。
余命宣告?いつから。なんで言ってくれなかったの?
次々と浮かんでくる疑問を吐き出そうとしても、重々しい雰囲気がそれを拒む。
「だから、僕と心中して下さい。」
しんちゅう。心中。
自然と涙が溢れた。死ぬのが怖いわけでも、彼にそう言われたのが嫌だったわけでもない。
でも、ただ自然に涙がこぼれ落ちた。
「やっぱ、やだよね。ごめんね?」
「いいよ、」
えっ?と聞き返す彼にもう一度。
「心中しよ?」
夜の街。星なんて全然見えなくて、ロマンチックな雰囲気なんて微塵もない夜空。
「君と一緒なら。」
何でもできるさ!
そんな彼の言葉を最後に遠のく意識。
脳が酸素を求めて暴れるが、繋がった手がそれを許さない。
二人、堕ちていく。
ネットで話題のお洒落カフェ。
甘い甘いケーキを平らげて、ふと、このごろ気になっていたことを君に聞いてみた。
「ねぇ、君って昔から甘いもの好きだったっけ?」
「ん? いや、別にそこまで好きじゃないけど」
ブラックコーヒーを飲みながら、君はきょとんとした顔をした。
「急にどしたのさ」
「だって、最近しょっちゅう『スイーツ食べ行こー』って誘ってくれるから」
「え、だってほら、それは」
『君と一緒に』
#君と一緒に
君と一緒に渡る運河は美しかろう
君と食む空気はふわりと香る綿飴で
舌で溶けてしまうのが惜しい
けれど此処はボートの上だから
君と私で鼻先を擦り合わせ
微笑むだけで楽しくて
「あ。」
うっかり顔を近付けてしまった
口付けを強請る様に君の顔を覗き込んで
あと一寸と言うところで
冷たい風が頬を張る
「ダメですよ。そう言うことは家に帰ってから」
「すまない、」
慌てて格好を正す私のネクタイを
君が指先で締めてくれる
「帰ったら幾らでも、良いですから」
消え入りそうな小さな声でそう言うので
私はせっかく整えた格好が
またしだり、と崩れるのが分かった
美しい運河は目にも入らず
この寒空のボートで
只、君ばかり見ていた
美味しいものを食べた時、美しい風景を見た時、心に響く映画を見た時。
真っ先に思い浮かぶのが君だった。
君と一緒に食事がしたい。外を歩きたい。映画を見たい。
一つの光景に君がいたら。
どんなふうに笑うのか、目を輝かせるのか。心をおどらせるのか。
一番近くで見たい。
君と一緒に
キミと供のこれからは
ありません
このままじゃなくて
このままはだめです
ここで終わらせて
ここから違う日の始まりです
キミを思ってきた日々は
暖かさも辛さも絶望も希望もあったよ
共に泥んこになった日々も
振り返れば楽しかったよ
僕が生まれた日から
キミが生まれた日から
きっと違う人生だったんだよ
きっと生まれ来る場所を選べないようにね
愛の認識の在り方が場所で地域性で違うこと
一個人がどんなに努力しても…
ふたり共に未来へ近づけないことを知ったよ
でもこれは言っておくね
俺は本気でした
本気でふたりなら変えていけると思っていたよ
本気で闘ったから心実の愛を知ったよ
キミと離れるけど
俺はね自身の未来を諦めたわけではないから
俺はねこれからも既存に闘い有るのみです
それが愛と命への感謝と思うからね
もう無茶苦茶なんて事をなく
どうかお幸せになってほしい
どうか当たり前の幸せになって下さい。
君と一緒にいれたら、楽しい。
と言ってみたいし、言われたい。
気のおけない友達が欲しい。
君と幸せな時間を過ごすたび、「あとどれくらい、こうして一緒にいられるんだろうか」と考えてしまう。
それはコンビニ帰り、2人で歩いている時だったり、一緒に夕飯の準備をしたりしている時、唐突に浮かんでくるカウントダウンの文字。
この世に永遠なんてないと分かっているから、僕らはそれでも夢を見る。
君を置いていくより、僕が置いていかれたい。
君を1人にしたくないからね。
だからその代わり、っていうと重いけれども。
死が2人を分つまで、僕と一緒にいてくれませんか。
「君と一緒に」
貴方と
一緒に行きたかった
旅行
貴方と一緒に
食べに行きたかったあのお店
貴方と一緒に見たかった
夕焼け
貴方としたいこと
いっぱいあったのに
なのに
なのに
『君と一緒に居たかったのに、、』
彼は
” ごめん、もう会えません ”
そう手紙を机に置いて
私の前から
消えていった───。
君と一緒、
それ言葉違いなのかも。
一緒。
え、?何が一緒?
そんな顔をする君は私をまた笑う。
冗談、冗談!そんな嘘を私は君に付く。
いつも、一緒に行って、
いつも、一緒に食べて、
いつも、一緒に移動して、
いつも、一緒に話してた。
なのに、 …
なのに…
なのにね…。
いつの間にか、いなくなってたんだよね。
毎回、いなくなる。何かしらの理由つけて私の横からいなくなる。
私が悪いと投げつけていなくなる、
しんどい。そんな一言
なんだそれ、私なんて、あんたの顔伺って言葉選びめっちゃ考えて、話題作ってきて少し機嫌悪いって思ったら好きな事思い出してそんなことをわざと話にしてたのに。
悪口も一緒に言ったよね。
なのになんで、気づいたら先生とずっと、
ずっと、ずっと、いるじゃん。
私が休んだら、悪口言ってる。
私の顔みたらわざと逃げて、追いかけてやろうと思ったわ。
仲良いなんて、噂 馬鹿みたいに言われるけど
仲良いわけねぇだろ。仲良くないからこんなに空気感えぐいんだろうが。
そんな困難で、高校生活も終わりに近づくと訳です。
色んな経験出来てなんか良かった、
色んな人と話出来て楽しかった
その分めっちゃ病んだけど、
まだ、残ってる高校生活頑張るしかないなぁ、
お雑煮を食べる
ジブリ作品を観る
プリンを食べる
うたた寝をする
洗濯物を畳む
君はビールで僕は麦茶
雲を何かに見立てる
オリオン座を探す
あと何回、
(君と一緒に)
君と一緒に
君と一緒に、
このやまない吹雪の中で、眠っていきたい。
この暖かい部屋の中で、安らかに眠りたい。
君と手を繋いで、海に入りたい。
君と手を繋いで、飛び降りたい
君は怖がる。君は泣きながら僕に抱きつく。
僕の胸に顔を埋める。涙で汚れた顔で訴えかけてくる。
どうして君が泣かなければいけないのか…
君を泣かせた罪悪感を感じるけれど…
君が諦めてくれるまで僕も諦めない。
必ず君と一緒に行きたい。
君と一緒にいた未来、
それも良かったのかもしれない。
私とちゃんとしたところで出逢っていれば、
幸せになれたのかもしれない。
君と一緒にたくさんの場所に行きたかった。
君に私の世界を教えたかった。
私に君の世界を教えて欲しかった。
でも、もう、きっと。
あぁ、それなのに……。
どうして、こんなに胸が痛むのか。
どうして、こんなに胸が苦しいのか。
どうして、君を見ると、辛いのか。
私は君と一緒にいられないの?
何度問いても、私は自答する。
──例え、受け入れられないとしても。
■テーマ:君と一緒に
今夜も2歳児が寝ない。
仕方ないから、君と一緒に起きてるよ…。
寝たいんだけど。