向かい合わせ』の作文集

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向かい合わせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/25/2023, 2:41:09 PM

「あ、あの……もしかして、僕の顔に何かついてる?」

 立ち寄ったバーガーショップでバーガーを食べていると、夜空ちゃんはゆっくり食べながら僕の顔をじーっと見つめていた。

「ううん。美味しそうに食べてるから、衣舞紀君」

「そ、そう? でも、実際おいしいし……」

 向かい合わせで食べると、相手の細かい仕草が目に入って気になっちゃうからあまり好きじゃないけど、観察して気づくこともある。

 夜空ちゃんはいつでも同じ表情で食べるのだ。
 別に味をあまり感じない、という訳でもないけど、いつもぼうっとして食べる。

 今度、好きなものでも聞いてみようかな。
 次遊びに行ったらそれを食べに行こう。
 そしたら、笑ってるところ見れるかも。

8/25/2023, 2:40:44 PM

脳筋が頭脳戦をしたところで、結局考えたこと全部空振りして、最終的に脳筋戦になるの、なんでなん。

8/25/2023, 2:36:16 PM

お題『向かい合わせ』

 主様が16歳になられた。
 執事たちは皆口々にお祝いの言葉を述べていく。俺もその中のひとりだ。
「主様、お誕生日おめでとうございます。ひとりの人としてすっかり立派にお育ちになられて、俺も嬉しいです。
 でもその一方で……もう育児が終わってしまったんだな、と思うと寂しく思う俺もいます。俺の名前を呼びながら一生懸命ハイハイをなさっていたのがつい先日のように……」
 あ、だめだ、このままだと泣いてしまう。それを悟られたくなくてレンズを拭くふりをしてモノクルを外せば白いハンカチが差し出された。
「もう、フェネス、おおげさ。それじゃあまるで結婚式のスピーチじゃないの」
 すみません、とハンカチを受け取り涙を拭えば、そこには前の主様に瓜二つのお顔がある。
 結婚式、という言葉で思い出した。
「あの……よかったら前の主様——お母様のお写真をご覧になりますか?」
 主様は目をぱちくりさせている。
「嘘……写真があるだなんて、聞いてない……」
「ええ、今までお話しませんでしたからね」
 すぐにご用意します、と言い残して一旦2階の執事室に戻った。棚に眠らせている膨大な日記帳と主様からいただいた絵などの奥に、目的のアルバムが眠っている。

 主様がこの屋敷にやってきてすぐの頃に撮った、エスポワールの写真館の宣伝用に撮影したウェディング姿の、前の主様と俺の写真。雰囲気作りのためとはいえ、愛の誓いを立てさせていただいたのも記憶に新しくて頬に血が集まってくる。
「今は感傷に浸ってる場合じゃない」
 本来の目的を果たすべく、主様の部屋に向かった。

 アルバムを広げた主様はしばらく無言で見入っていた。
「おかあさん……」
 そう呟くと、堰を切ったように涙を流し始めた。俺がハンカチを差し出せば、目元をゴシゴシ拭い、ついでに鼻をかんでいる。
「やだ、大袈裟なのは私の方だわ。ごめんね、フェネスとお母さん。私、今猛烈に嬉しさと嫉妬でぐちゃぐちゃになってるの」
「嫉妬、ですか?」
「そうよ、嫉妬よ。私より先にフェネスとウェディングドレス着て幸せそうに笑ってるのがこの上なく悔しいの! でも……」
 主様の人差し指が、前の主様の輪郭をやさしく撫でた。


「お母さん、ちゃんと幸せだったのね。……よかった」

8/25/2023, 2:32:23 PM

後ろを振り返った。
向かい合わせになる、、顔がどんどん熱っていくのがわかった。自分でもわかるくらい。

なぜなら、そこには君がいたから。

8/25/2023, 2:29:56 PM

理科の授業だけは向かい合わせの好きな人。
大好きすぎて、ひとつひとつの行動が可愛すぎる。
昨日から学校始まったんだけど、好きな人が髪切ってて、バチくそ可愛くなっててもう気絶寸前w
シャーペン貸して、欲しいって言ってくれたからシャーペン貸したら、いつも机の上に置かれてるか、お辞儀だけだったのに、昨日は俺のこと探してまで「シャーペンありがとう」って言ってくれたの。マジ可愛すぎかよ。昨日は「バイバイ」って言ってくれたし、最高だった。友達居ない俺からすると、学校行く意味よくわからないから、毎回好きな人に会うために学校行ってる。夏休みは夏休みで満喫してたけどね。
席替えで右斜め前だったの!最高すぎかて。
先生神。でもさ、なんか可愛くもない女の子が3人でよく固まってて俺のこと「邪魔」とか言ってくるからこの3人組嫌いなんだけど、俺の好きな人とずっと一方的だけど喋ってるしさ、授業中はうるせぇしさ、でも今日トイレに溜まってたら怒られてたからざまぁみろw
とか思ってたw他の子に好きな人バレたし、まぁ取られる心配ないけどね。学校が楽しいわけじゃ無いけど俺を学校に連れてきてくれてありがとう。
もう本当に大好き、愛してます。
この気持ちに気づいて欲しいです。

8/25/2023, 2:26:08 PM

うちは田舎の方なので
電車はローカル
関西からの払い下げ
向かいあわせタイプの席がまだある
この席割と気まずい
他人と膝が着くくらいのポジション
なかなか息が詰まる思いです
でもその席に座って
海岸線をずっと眺めると
変わらない海に癒されます
子供の頃から眺めていた景色
乗れば行先への希望が湧いてくる
そんなローカル鉄道が
わたしは好きです

8/25/2023, 2:25:01 PM

向かい合わせ


正面より横顔が可愛い
半分こしやすい
くっつきやすい
同じ景色が見える
だから、向かい合わせより隣がいい

8/25/2023, 2:22:08 PM

向かい合わせ。 自 |向かい合わせ。

向かい合わせ。 家 |向かい合わせ。

向かい合わせ。 他 |向かい合わせ。

息が詰まる。結局。
何がしたいのか自分でも分からない。
もう、何も分からない。
いや、分かりたくもないね笑。

自| もう、辞めたいね。

家| 安心?不安心?

他| ???。

8/25/2023, 2:18:21 PM

向かい合わせ
久しぶりだね…こうして向かい合うなんて…あの頃は、向かい合うのが当たり前で、たまに間が開くと、何か落ち着かないくらいだったね…それが今、こうして向かい合うと、ドキドキと言うか、ソワソワと言うか…以前とは違う、この感情…

8/25/2023, 2:17:50 PM

向かい合わせ


祝福の音が鳴り響く中、向かい合わせに立つ二人はとても幸せそうな笑みを浮かべる。
互いを愛しそうに見つめ合い、想い合って、永遠を誓うキスをした。
歓声があがり、拍手が鳴り響く中、二人はやっぱり笑った。少しだけ瞳を潤ませ、照れくさそうにする二人に、なぜだかこちらまで感極まってしまって。
どうか、二人の最後がめでたし、めでたしで終わりますように。
そんな、らしくないことを思った。

8/25/2023, 2:15:28 PM

すぐにいなくなりたいのに

居なくなると

バッタが穴を掘って卵を産んでいる

役目を終えるのを待っている蟻がうろつく

もう少し待てと

足で蹴る

8/25/2023, 2:12:46 PM

人は、向かい合わせで座ると緊張してしまうと…

何かで読んだ。

だから、初対面の人には横に座り話すといいと。

左側に座れば、心臓のドキドキが恋愛と錯覚すると

…聞いた気する。

そして、私の向かい側には何故か…苦手な上司が

座っている。

終業後、私はいつも寄るコーヒーショップがある。

それが1日の楽しみ。束の間の休息。

美味しいコーヒーに甘いお菓子…至福の時間だ。

だけど、今日はちっとも癒されない。

目の前に上司がいるからだ。

私は彼が苦手だ。

いつも仏頂面で、端的に手短な指示だけ。

にこりとした姿を1度も見た事がない…

だけど、簡単なアドバイスはいつも的を得ている。

ミスがない完璧な上司なのだ。

そんな彼にはファンもいる。

確かに、綺麗な顔立ちをしているのは認める。

彼女達は、愛想がないのも良いらしい。

昔から異性が苦手な私にはよく分からない。

そうして、何故か向かい合わせのまま

2時間近く経とうとしている。

さすがに気まずくなり、私から話し掛けてみる。

「……っ、あのっ!」

「なんでここに居るんですか?」

私から話しかけられ、びっくりした顔をする。

初めて表情が崩れたのを見た。

少し考え…困った表情をしながら

「……君が好きだから、ここに来た。」

今度は私がびっくりする。

えっ!?…えーーーーっ!!

そんな私の心情を察したのか

上司は「ハハッ」と声を出して笑う。

そして、私をじっと見つめると

「すまない。今更だよな。」

「こんな事なら、もう少し早く伝えたら良かった」

少し悲しそうな表情なる。

「そんな事ないですよ。ありがとうございます。」

「誤解が解けて…良かったです…最期に。」

私が笑顔で答えると

「それなら良かった。ありがとう。」

ふんわり優しい笑顔を浮かべ

上司は、スーッと光に包まれ消えていった。

そう。

今日は、先日事故で亡くなった上司の

告別式帰り。

車に轢かれそうになった子供を助けて

巻き込まれたのだそうだ。

私は、昔から視えてしまうタイプ。

嫌な思いもたくさんしたけど

今日は、この性質で良かったと初めて思った。

お互いもう少し早く話したかったですね。

少し感傷的になりながら、お店を後にした。

8/25/2023, 2:11:46 PM

『向かい合わせ』

隣に立つ距離は変わってないけど、いつの間にか心のベクトルの向きが交わっていた。
いつかは同じ方向を向く日が来るのだろうか。
「おはよう〜、いい匂いだね」
寝起きの君が真正面の椅子に座る。
まずは交わったまま。このまま。
「食べよっか。」

8/25/2023, 2:11:10 PM

向かい合わせ


 

 小さい頃、僕たちは一緒に座る時いつも隣り合って図鑑やゲームを覗き込んでいた。
それから十年とちょっとの時間が経って、いつの間にか僕たちは大人みたいに身支度をして、一杯が漫画一冊よりも高いカフェラテを前に、お洒落なカフェで向かい合って座っている。

「…なんか緊張する…手が震えそう…。」
「ええ?そんなに?あはは…そりゃファミレスとは違うけど緊張しなくていいって。」

二歳上の彼はいつも僕より少し先を澄まして歩いてる。
だけど、振り返らずに行ってしまう訳じゃなくて、こうやって僕を連れてきて向かい合って座ってくれる内は、置いていかれはしないと思って良いのだろうか。

8/25/2023, 2:09:20 PM

向かい合わせ


聞いてない。
今日あのひとが来るなんて。
乾杯のグラスを持つ手が震えそう。
味なんてわかんない。

想定外。向かい合わせの席なんて。
まっすぐ笑いかけられて、息を呑む。
顔が熱い。心臓が胸から飛び出しそう。

その笑顔は社交辞令ってわかってる。
だけどチャンスかもしれないじゃない?
私は小さく息を吐き、うつむいてしまいそうな顔を前に向けた。

8/25/2023, 1:59:47 PM

毎日思考と向かい合わせ。
今日は何をしよう。
どこに行こう。
どこを掃除しよう。
期間が短いと決断は早い。
しかし夢や人間関係と向かい合う。
思考は停止する。
期間が長く決断も遅い。
向かい合う壁が大きいからなのか。
大切なのは向かい合うものの大きさでは無い。
全ての物事は向かい合わせ。
全て大きさは同じ。
自分がどう捉えるのかが大切なのでは。


向かい合わせ。


隣り合わせと向かい合わせは違う。
隣と前の違い。
理解はしているが何がどちらに部類するかは難しい。
夢や野望は前にあるが希望は隣にあると思う。
夢や野望を考える度に常に希望を探し出す。
希望を見つけ安心し次のステップへ。
向かい合わせるものにはいいものしかない。
常に何かを気づかせてくれる。
前を向こう。

8/25/2023, 1:58:59 PM

向かい合わせ

食事の席で、
向かい合わせに座る人が、
幼いころはまだ決まっていなかったので、

母になるか父になるかで
だいぶ気の持ちようが違っていたのを思い出す。

呼称は理解していたが、
親のことも
自分のことも
どこか他人であるかのような気がしていた。

家族になるまで、
時間がかかったなぁ。

8/25/2023, 1:54:54 PM

本当は、隣が良かった。目の前に座られたら、視覚と聴覚しか駆使できないじゃないか。
隣なら。隣なら、匂いだって何もなくてもふわりとこちらに流れてくる。声だって、君の立てる物音だって、なんなら息遣いだって、もっと近くで感じられる。普通に話しかけても違和感がないし、もしかしたら、肩だって触れ合うかもしれない。というか、ただでさえ君に纏う空気の傍にいられる。
‥わかっている。気持ち悪いって。僕なんかが君に近づくな、そう思うくらいに、気持ち悪い。
だけど、君にだけは、僕が気持ち悪いだなんて、思われたくないんだ。好きだから。
だからどうか、ばれないで。絶対に、危害は加えないから。お願いだから、僕の気持ちに気づかないで。
そしたら、少しは隣にいてもいいって、許されるかな。
僕がどれだけ君と向かいあっても、君が僕に視線を向ける頻度は、他の人に目を向ける頻度と変わらない。でも、きっと、僕はそれに救われている。
君は知らないでしょう。僕がどれだけ君を盗み見ているか。君のその、伏せた睫毛に、いつも最後に残るお茶碗半分の米をかき込んだそのぱんぱんの頬袋に、「ねえちょっときいてよー」と話す時に見せる、可愛く目立つ2本の前歯に、僕がどれだけ目を奪われているか。
だけど、たまに君が話しながら僕を一瞬だけじっと見つめる時、僕は思わず目を逸らす。一度だけじっと見返してみたけど、その後は顔が熱くなって、どうにも表情がふにゃりと緩んでしまって、恥ずかしくなった。
でも、一瞬だけ真正面から見つめる君の瞳は、びっくりするほど大きくて、みたことないほど黒いんだ。僕はそれを、知ってるんだ。
ねえ。いつか、向かい合って、その目をじっと見つめて、言わせてほしい。
君に会えて、僕は幸せでしたと。

8/25/2023, 1:50:24 PM

向かい合わせのあなたは、なにを思っているのだろう。見えているのは顔と首と髪の毛だけで、足や背中は見えていない。心の中も

8/25/2023, 1:46:43 PM

『向かい合わせ』

いつも通りの時間に電車に乗って、
いつも通りの暇つぶしをする。
電車内には私以外にはいない。
これも、いつも通り。

それなのに、今日は違った。
向かいの席に、女の子が座った。
同じ制服に身を包んでいる。
驚いて無意識に凝視していると目があった。
なぜだか視線をずらすことができなかった。

それから毎日その子は現れた。
一言も言葉を交わすことはなかった。
だけどいつも、視線を合わせて心のなかで会話する。

向かいに座った彼女と私の行動が
いつも通りのものになろうとしたとき、
物語はゆっくりと歩みを進め始めた。

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