『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
半袖
最近は暑くなるのは早いもので
五月ともなれば半袖を着ることも多い
いや、五月ももうすぐ終わるわけだが
しかし暑くなるのも悪いことばかりではない
スイカやカルピスが美味しくなる季節でもある
暑いのは勘弁だがほんの少し夏が待ち遠しい
夏服の袖口から伸びる腕が好きだ。
ぴっちりしたシャツより少しゆとりのあるのがいい。
シャツと腕の隙間に漂う涼やかな感じとか、薄い綿や麻の生地の、さらっとしてそうな質感が妙に好きだ。
照りつける太陽などものともせず、涼しい顔をして街を歩く若者たちの足取りを見ると、怖いもの知らずの強さを感じる。
なんてことを考えてしまうのは、私がきっと歳をとったからなのだろう。暑さにはもう屈服するしかなく、軽やかな半袖シャツなどを着て夏を謳歌するなど出来なくなってしまった。
通り過ぎた季節というのは、いつでも眩しく見えるものなのだ。
END
「半袖」
「アクセント」
「暑い……半袖にすればよかった」
何気ないひとりごとに、以前から密かに気になっていた同じサークルの女子が食いついた。
「もしかして、長野の人?」
「……そうだけど。なんで」
「えっと『半袖』のイントネーションがそれっぽいなぁって……あの、兄が比較言語学の研究していて……」
マジかよ!
自分では標準語を話しているつもりだったのだが。
「えっと……なんか……変なこと言っちゃったかな。ごめんね」
「いや……」
「ほ、ほら、方言だと思ってない言葉って、どこの地域にもあるって兄も言ってたし。東京だって方言あるから……『れんこん』を『はす』とか『青物市場』のことを『やっちゃば』とか……」
フォローになっていないようなフォローだが、彼女とはそれがきっかけで親しくなった。
しかも、あとから聞いた話では、なんとかして俺と会話をするキッカケを掴みたくて話しかける機会を伺っていたのだという。結果オーライということにしておこう。
────半袖
【半袖】
日に焼けていない腕が
半袖から伸びる頃
夏が始まる
その腕が
満遍なく小麦色に変わる頃
夏が終わる
このアプリ、次へはあるのに戻るは無いから読みたいのを見逃す時があって良くない
【半袖】
半袖
30代まではノースリーブや半袖だけで映える
半袖
40代からのノースリーブは羽織で決まり
半袖1枚ではタプつく腕や汗が気になり丈を気にしだす
それは男女、どちらでも同じ気がする
半袖でのおしゃれは、なかなかのハードだ
半袖が好きだったデブ時代
冬でも半袖を着ていた
痩せた今、半袖じゃあ寒いかもと上着を用意する。
俺は小学4年生。女子の行動なんていちいち気にし
ないぜ。
だが最近はオシャレにも気をつかっている。
お母さんの買ってくるユニ○ロTシャツは、友達と被るから絶対にイヤだ。
ピカ○ュウとかはもう勘弁して欲しいんだけど。
だがしかし、そんな俺も寝巻きはちいかわTシャツなんだけどね。
コロリンッ(-_-)zzz
【半袖】
毎年、白い半袖のTシャツをワンシーズンで着古し、部屋着にしては着心地がよくて捨てられなくなる。
半袖
まだ5月なんですけど?
半袖って勝手なイメージ、7月から着るって感じなんですけど。
最高気温28度、、、え? 夏やん。梅雨がこれからなのに、夏、梅雨を越してるやん。
やめてくれる?
半袖
5月なのに夏日が多く
半袖多く、着るように
なり、、、
今年の真夏は、どのくらい
の暑さかな~~😭😭
その時の環境や状況、人間関係を見極めて生きていくことは思っているより難しい。
もう夏が来たと早めに着出した半袖は、
私に風邪を引かせる。
太陽を
味方につけて
半袖の
日焼け跡に
農夫誇らしく
揺れる裾を塚みたくて、でもそれはあまりにも気恥ずかしくて。
甘い、酸っぱい、ぴりりと痛い、小さな小さな恋心。彼女の裾が揺れていた。
出会ったときは長袖だった。夏になれば半袖にはなったけど、冷房がききすぎてすぐ彼女はカーディガンを羽織った。
だから私には、彼女の半袖姿という記憶があまりない。
長袖の裾を摘まむので精一杯だった私には、半袖の彼女に飛び付く勇気もない。
私は彼女に恋をしていた。
リボンを外したシンプルな制服姿が、他の誰よりも似合っていた。
長袖の記憶が焼き付いている。
いつか彼女が半袖で、私の前で笑ってくれればいいのに。それくらい、長く多く彼女の隣で、友人としていれればいいのに。
それ以上の関係は、もう二度と望まないから。
そんな願いをこっそり将来に託し、私は今日も長袖の制服に腕を通す。
〈半袖〉
きみはいつも半袖で
寒いときも 半袖を着ている
無邪気に笑うきみが
授業中の真剣な横顔が
ぼくはすごくいいなって思ってるよ
「寒くないの?」って聞いたら
「ん?全然寒くないよ、むしろ暑いくらい」って
クラスのあの子と張り合って強がってるきみも...
よく見たら体震えてるし
無理だけはしないで欲しいな
どんなことにも全力で、負けず嫌いな
そんなきみがぼくは...
夏の暑い日、汗ばんだ半袖を脱いでるあいつが妙に色っぽく見えた。
半袖
いつもは授業の午後1時
ブランコに集まった自転車
カゴには少しのスナック菓子
無邪気に笑う半袖の君
男子に混ざっておにごっこ
捕まった僕に見せる顔
僕が好きになった理由だよ
【半袖】
夏だ。とても暑い日差しが僕たちを照らす。その光、今の時期には必要ないんだけどな。まぁしょうがない。これは変えられないものなのだから。そんな猛暑日の日。僕らは体育の授業があった。外です。この時期に外ってありえますか?ないですよね?普通に考えて、体育館でやるでしょ。時期が時期なんだから。意味わからん。悲しすぎ。しかし、授業を休むわけにはいかない。高校では単位(授業数)を取らないといけないから。
海星「はぁ、暑い。なんでこんな日に外なん?」
僕はその問いを僕の親友に言っていた。
花奏「知らねぇよ。私に聞くな。先生に聞け!」
なんともまぁ、口が悪い。この人一様女子ですよね?今日は男女共同授業で男子にとってはそれが救い。うちのクラスには美少女が多い。特に花奏は有名である。え?僕が花奏のことをそう思ってるんじゃないかって?いやいや、それはない。あくまでも、幼馴染であり親友の中だ。今日は男女でもできるゲームをするらしい。男女でできるゲーム?なにそれ?
先生「じゃあ、今日は増え鬼をしたいと思います。」
鬼ご!?子供やん。なぜ(?_?)。
花奏「久しぶりだなぁ。何年ぶりだろうか。」
海星「小学生の頃以来か?」
花奏「そんぐらいか。うわぁー。やりたくねぇ。どうせ私に追いつくやついないだろ。」
彼女の足は速い。この学年の男子1位のタイムを抜かしている。体力もあるし、集団で狙われない限り、いや、集団でも捕まることはないだろう。
先生「鬼は主席番号が素数の人が鬼だ。20秒後に鬼が動き出すから、その間に逃げても隠れてもいい。楽しめ。」
そう言い終えて先生はベンチに座った。
花奏「鬼だわ。最後にお前を狙うからな。」
海星「逃げきってみせるさ。人間の可能性を舐めるんじゃないぞ?」
花奏「It's impossible。お前には無理だよ。ほら、さっさと逃げないと、他の奴らが追いかけてくるぞ?」
海星「んじゃ、行ってきます。」
そう言って僕はその場から離れた。
鬼ごっこは始まり数分が経過した。だいぶ捕まった。そして鬼の数が増えているのが確認できた。その頃僕は、近くにいた生徒と話していた。
海星「だいぶ鬼が捕まったみたい。」
「半袖」
代謝がいい夫と子どもたち
代謝の悪い私
子どもたちの衣替えのタイミングが難しい。私はまだ寒いからと長袖が手放せない時期、夫と子ども達は体感温度が同じだと仮定し、「半袖と長袖どっちがいいかしら」と夫に毎日お伺いを立てて少しずつ衣替えを進めている
半袖
心地よい風に、揺れる青葉が眩しい…そろそろ、長袖シャツも終わりかな…そんなことを思い乍ら、街中を彷徨っていた…
すると、高校生だろうか、半袖セーラー服の女の子を見掛けた…もう、衣替えの季節なのか…そう云えば、あの娘は、元気にしているだろうか…不意に、同じクラスだった、女子を思い出した…目立たない感じで、だけど、優しく気遣い出来て…余り交流もなかったけれど、同じ委員会で、何となく気の合う…あれから、会う事も無いけれど、この季節になると、あの娘を思い出してしまう…