力を込めて』の作文集

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力を込めて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/8/2024, 5:00:16 AM

力を込めて
今日も第一歩を踏み出す

生きてるだけで丸儲けだからな

この一歩が
例え何も生み出していないとしても

§力を込めて
(書き足す可能性があるからお題キープ)

10/8/2024, 4:56:13 AM

お題とは全く関係ないんだけど。
  前にウェブでできる、自分の描いた絵をAIに答えてもらうゲームをやってたんよ。
  それで、お題に『力』ってのが出てきて、とりあえずマッチョを描いたのよ。
  終わったあと、他の人が描いた絵を見られるんだけど。
  『力(ちから)』じゃなくて『カ(蚊)』だったっていう、今月一番ショックだったことの話でした。
  いや、漢字で書いてくれよ。

10/8/2024, 4:39:39 AM

力を込めて押さえる。
力を込めて折る。
力を込めて押し込む。
力を込めて動かす。
力を込めて掘る。
力を込めて被せる。
最後の力を込めてキレイにする。
何も無かったかのように。

これで前へ進める。
あの日のように。
アイツのいない未来へ。



『力を込めて』

10/8/2024, 4:35:04 AM

『ボイルフロッグ』

ローファンタジー弱動物ホラー

テーマ「直感を信じることは大切だ」

モチーフ「UMAハンターをしている孤独の中年」

素材
 天 近未来
 地 冬山
 人 中年と老人

ストーリー「未知の生物から逃げのびようとする話。」

起 天地人解説 アンチテーゼ
 地球温暖化で南極が溶けて大陸が剥き出しになる。
 未知の生物の発見が相次ぐ。世界からUMAハンターが入り浸るようになる。
中年はビッグフットを探しに仲間と出かける。
中年は足手纏いで判断を常に仲間に委ね従うことだけにしている。

承 自分にしか見えないUMA、ボイルフロッグに困る。食べ物に困る。お金に困る。仲間に入るのに困る。仲間に困る。ビッグフットに困る。ボイルフロッグに困る。街でお尋ね者で困る。逃げるのに困る。老人に会って困る。雪山への道中困る。雪山の最中困る。ビッグフットに再び困る。ボイルフロッグに困る。ハンターの応援を呼ぶ。中年はボイルフロッグの存在を再び強く主張する。街の人たちは聞く耳を貸さない。ボイルフロッグは中年を困らせる。

転 中年は老人を思い出し自分の将来のストレスにとっても困る、だから、、話ても耳を貸さない気に入らないハンター達を殺してボイルフロッグを自分自身も受け入れ認め解決する。
以降、ボイルフロッグは自分をぞんざいに扱うと現れることがわかる。ボイルフロッグのおかげで本当の自分を見つける旅に出る。本当のお尋ね者となり困るが気分は良い。ボイルフロッグは自分からのUMA達からのSOSのサインだったのかもしれない。
 

結 余韻、テーマ定着
力を込めて、ドアを開き老人の亡骸を探し墓を作る。そしてUMA側について人間狩りを行う。

10/8/2024, 4:33:11 AM

力を抜こうね

ごろんと横になって

ふぅ~っと深呼吸


肩の力を抜く

おなかの力を抜く

顎の力も抜いてみて

結構だら〜んとなれるでしょ

こんなに力んでるんだなって

わかるよね



自分にとって当たり前のこと
それは目を醒まし続けていくこと

地球で使ってきた
重い周波数を統合して
本来の光に変えている
朝から寝るまでずっと
自分の持ってる周波数で
外側を映し出しているのだから
日常の起こる全てに対して感じたこと
その全てを統合している
捉えた瞬間にね
どんな場面でも
誰の前でも

日常の出来事で捉えた感覚を
目覚めの扉にしている


振り向いたらテーブルに
水の入ったコップが
出現しているような世界にいる
皆そうなんだ
そのくらいパラレルを移動し続けている
周波数を軽くしていくと
それに気がつくようになる
すると
現実感が薄れていく

目の前の起こってること
目の前の人
それに首を突っ込んでも
意味がないんだとわかってくる

それでも
まだまだ持っている重い周波数で
先週すごい現実を映し出した
でもね
気がつくんだよ

映し出されたものに意識を向けると
すごいリアルだなぁと
最近は現実感が薄かったのでよくわかる
そこに首を突っ込んだら
それが現実だと思い込んでしまうのだと

どんどん出てくるものを統合
迷いや悩みは
迷いという状態
悩むという状態を
自分が選択しているから
迷えるし悩める
だから
迷い悩む自分を丸ごと統合


ハイヤーセルフは1㍉も
重い周波数を持たない
というより「持てない」

そのハイヤーセルフに
意識を一致させ
この肉体で存在する
それが今回の人生の目的

ハイヤーセルフから
ズレてる自分を丸ごと統合してる日々
ズレてるからこそ
重い周波数を体験できる


良いな
気になるな
おもしろそうだな
やってみたいな
ギラギラしたワクワクではなく
おだやかなワクワクを感じたもの

それをすぐに行動に移す
小さな一歩でも行動に移す
例えばそれについて調べるとか

そうすると
新たなエネルギーのパラレルに移動する

そして
それをやっていこうとすると
必ず出てくるのが
ムリかも…時間ないし…お金ないし…
それらの重い周波数を統合
感覚的に軽くなるまで統合し続ける

そして
そのやってみたいことを
すでにやっている自分を
充分に感じてみる
楽しいな〜
感じきったら
忘れる
放って置く

そのうち(割とすぐ)
そのやりたいことに関しての
情報等に接することになり
行動につながる
それをやりながら更に
出てきた重い周波数を統合していく
統合して軽くなった自分で
その時その時やりたいことを選択し続ける

これは目醒めていくための過程
失敗や成功は関係がない
行動することで
捉えた重い周波数を統合し
更に軽くなり
その状態になって受け取った
インスピレーションでまた行動に移し
そしてまた捉えた重い周波数を
統合していく

行動する内容については
自分の目醒めの過程に向いているもの
そういうものに惹かれるようになっている
だから心が動かされる
人によって様々
自分が心惹かれるものは
「君の目醒めのために
不要な周波数を統合しやすいルートだよ〜」
という道しるべのようなもの

行動して統合していって
映し出す現実が軽いものになるのは
当然なんだよね
現実が良くなるために統合するのではなく
どんどんハイヤーセルフに
戻っていけることに対して喜びを感じる
その為に
使ってきた重い周波数を統合して
本来の光に変えていく

ハイヤーセルフに戻るために
統合するのではなく
現実が良くなるために統合すること
それはどういう状態かというと
現実が足りてないから期待するという
不足感の周波数を握りしめてる状態
外側に不足感を体験できるようなものを
映し出すよね

どんな状況でもどんな状態でも
自分は完全であり充分に足りている
そして
きらきらしたハイヤーセルフに
意識を向けそこに戻るために
「今使っているこの重い周波数を使うのは
これで最後にする」という意識で統合する

そのあり方で
統合していくと目醒めが進んでいく


今まで何度も同じようなことを
繰り返し書いてきたけれど
目を醒ましていくには
これがとても大切

自分の中の深いところで
自分なりの気づきが出てくる
だから
目醒めていくことは楽しい

何度も読んできてくれた君は
なんとなく目醒めの知識を使って
日常をなんとかやり過ごせるようにする
そういう存在ではないと思う

はっきり目を醒ましていく存在
そう思っている

だとしたら
目醒め人として存在していよう

君が君として存在する
ハイヤーセルフの君として
君を大切に扱う
どういう関係であれ
周りの人は君の目醒めのために
全力でその役をやってくれて
そこに存在しているだけ
感謝をしていよう
必要なことには丁寧に向き合う
丁寧に君の思いを伝える
相手がどう捉えるかではなく
その時君がどう反応したか
それをすみやかに統合
それだけで
君の光をどこまでも広げ
君から溢れる優しい色で染められる

何をするかより
どういうあり方であるかを大切に

新しい地球のみんなは
どういうあり方をしているだろうか
それに意識を向けて
そのあり方で存在していよう
誰の前でも
どんな場面でも


目醒め人にとっては
現実は目醒めの扉でしかない

こうして
目醒めていくことを
約束してきたから

10/8/2024, 4:17:10 AM

力を込めて

誰も味方がいない、信用できなかった私を
力を込めて立ち上がらせてくれて
愛情を与えてくれたのは
あなたでした

たとえそれが
今までの悲しい記憶、
苦しい記憶だけじゃなく
全ての記憶を消されて
人の輪廻から外れることになるとしても
構わなかった

10/8/2024, 4:13:56 AM

:力を込めて

これから任務を遂行する
初めての緊張に体が震える
大丈夫、きっとうまく行く
私にできないことなどない

包丁を逆手に持ち振り上げる
握りしめる手に力が込められる

「あっ、あなた、何をする気なの…」

眼光鋭く声を放つ

「キャベツの千切りです」

一瞬沈黙が走る

「そう…なのね…、わかったからいったん
 包丁を下に置きましょうか…」

私は静かに指示に従った

「キャベツはそのままでいいから…そうね
 玉ねぎの皮を剥いてくれるかしら…」

新たな任務がきた

「はい、お任せください」

私にできないことなどない
少し悪戦苦闘したが…うん、完璧だ

「えぇ~、こっ、これは…らっきょう?」

「義母さんったら、玉ねぎですよ
 もしかして、もう少し剥いたほうが
 よかったですか?」

「いえ、もう十分よ、ありがとう…」

義母が笑顔を浮かべている
心なしか体が小刻みに震えているが
大丈夫、喜んでいる

任務完了

そう、私にできないことなど、ない


                 桜月夜

10/8/2024, 4:08:40 AM

テーマ「力を込めて」


差し伸べた手に力を込めて



精一杯の気持ちで君を引っ張る



狂おしいほどに

10/8/2024, 4:04:26 AM

力を込めて




ぎゅっとしたら
壊れるくらい
抱きしめるから

10/8/2024, 4:00:45 AM

彼と私の最後の時間。ずっと続くと思っていた時間が一週間前に一気に短くなった。気づかなくて良いものに気づいてしまった自分が憎かった。

一週間前、彼に伝えていた時間よりも早く帰ることができて、家にいる彼には内緒で帰ることにした。それがダメだった。こっそりと家に入ると彼が他の女の人とハグをしているところを少し空いた扉の隙間から確認することができた。そして私にも言っていた声で愛を囁いて私が見たくないことのはじまりも。それをみた私はまた静かに外に出て予定の時間まで時間をつぶした。

予定の時間に帰ると彼は何も無かったように出迎える彼。私も何事もなかったように彼の出迎えに答える。彼のそんな行動に嫌気が差し一週間後にここを出ていこうと心に決めた。

今日の彼は1日だけの出張で家を出ていたのをいいことに私もキャリーケースを玄関までに持っていく。そして、スマホを取り出して彼との連絡先、写真、彼に関するものはすべて捨てた。ちょっとした置き手紙をダイニングテーブルに残して。

力を込めて扉を開ける。あいつにビンタを食らわせることができない代わりに扉の取手に力を込めてあいつにビンタを食らわせるみたいに、扉を開ける。

「あの人とお幸せに,,,」

あいつのことを純粋に好きな気持ちから溢れた一筋の涙で文字が滲んだ一枚の置き手紙をあいつが見て、後悔してほしいと私の心が言う。

          ~力を込めて~

10/8/2024, 3:21:43 AM

力を込めて、拳を握る
悔しさか憎しみか、この思いをバネにして
自分ができる、精一杯を
この一撃に込める

10/8/2024, 3:21:11 AM

『力を込めて』

両手に渾身の力を込めてぎりぎりと締め付け続けるとやがてぽきりと乾いた音がして相手の体が力無く崩れた。復讐のすべてが終わったと同時に生きる目的を失った私はその場で動けなくなり、呆然と手のひらを見つめる。私に残されたものはひとを殺める感触やそれらのひとが今際に投げかけた恨み言の数々。遺志の込められた言葉は確かな呪いとなり、時には耳鳴りに、時には悪夢となって現れては私を苛ませ続けていた。
私の復讐は私が消え去ることでしか終わることができないのか。ふと湧いた灯火のような答えに突き動かされて、途方に暮れていた私はようやくその場から立ち上がる。私を苛ませ続けていたもののすべてが無くなることに希望を憶え、末永く続くようにと願われた呪いすらも儚く消えることを思うと自然と笑いがこみ上げてきた。
自決用にと母から渡されていた形見の剣が永い時を越えていま正しく使われる。鞘を払った私は渾身の力を込めて柄を握りしめた。

10/8/2024, 3:16:42 AM

力を込めて
あなたがどこか遠くに行ってしまうと知った時、あなたを私の精一杯力を込めて、引き止めようと思った

10/8/2024, 3:10:55 AM

(下書きとして一時保存)


20241008.NO74.「力を込めて」

10/8/2024, 3:05:14 AM

「力を込めて、『いない』ってネタもあるじゃんって気付いてからが発端よ」
物理的にに力を込めて、説得力を込めて、声量の力を込めて。書く引き出しにだけは困らないだろう。
某所在住物書きはスマホを見つめた。「引き出しは」、多いのだ。書けるかどうかは別として。
「力を込めてないのに、ってハナシ、何が書けるだろうって考えてたらよ。何がどうなったって、ツボ押しのネタが出てきちまったの」

ツボ押して悶絶する文章の投稿って、何と何を悪魔合体したんだよっていう。まぁ、書くけどさ。
物書きは「それ」を、「他のネタよりは書きやすい」として、書き進める。 その結果が以下である。
「次も『引き出しは多い』系の筈なんよ……」
どうなる。次回。

――――――

ツボとか薬膳とかに詳しい常連おばあちゃんに、足の裏の腎臓に効くっていうツボを押してもらってたら、外回りから同僚と支店長が帰ってきた。
「たっッだいま戻りました〜!」
「ああ、実に腹立たしい、実に腹立たしい!!」

力を込めてないのに、ちょっと足の裏の真ん中あたりを押されてるだけなのに、バチクソ痛い。
悶絶して絶叫して、和装マダムにあらあらまぁまぁされてる私の横を通り過ぎて、ダンってビジネスバッグを机に叩きつける通称「教授支店長」。
外回り先が相当に相当なモンカス様だったらしく、
バチクソに、不機嫌そうにしてる。
まぁ知ってる(本店在籍時代に噂で聞いた)

「本店案件ってことで、本店の藤森と一緒に、俺ときょーじゅ支店長とで行ったんだけどさぁ」
足の裏の次は腰。ふみふみギャーギャー。
ツボ押し腎ケアで支店長に負けず劣らず声を出してる私に、付烏月さんが説明してくれた。
「やー、藤森、おクソお客野郎様があんまりにも『あんまり』だったから、訪問終えてすぐ俺達に、バチクソ深く頭下げちゃって。かわいそーに」

これからは、あの客は私達本店側で対応するってさ。本当に申し訳ないってさ。 藤森が悪いんじゃなくて、おクソお客野郎様が悪いのにねぇ。
付烏月さんは、
どこからともなく高級そうなボトルと私達従業員&常連さん分のグラスを取り出す支店長と、
どこからそんな絶叫を出してるんだって私を、
交互に見ながらそう付け足して、自分のビジネスバッグからレジ袋を取り出した。

「支店長が1杯ミャ〜千円のジュースのボトル開けるって。それに合う簡単スイーツ作ってくるぅ」

シャルル・ハイヴィーのプレシャスプレミアね。
私の腰を、力を込めていないのに、壮絶な威力でアタックしてくるツボ押し和装常連マダム。
知らないブランドの知らない商品名を、目を輝かせて呟いて、そのジュースと紅茶をブレンドすることで絶品なフレーバーティーになると力説してる。
そうですか(ツボいたい)
紅茶ティーバッグあるんですよ(いたい)
そろそろツボマッサージやめてフレーバーティータイムしませんか(ツボ押しよりお茶しませんか)

ツボいたい(大事二度絶叫)

「完全に、付烏月くんに救われたようなものだ」
腎臓の他に、自律神経にも不調が発覚。
私の手をとり、手首をふにふにし始めた常連マダム。常連マダムのあらあらまぁまぁに、あらあらまぁまぁされる私。 支店長がグラスにボトルの中身を景気良く注ぎながら言った。

「あの無礼極まりない、自意識過剰で自尊他卑の客の家で、完全にいつも通りのペースで、」
いつも通りのペースで、場の空気を調整しようとしてくれたのだから。支店長はそう続けようと、
「場の空気を……」
口を、動かしてたけど、

バタン!!! ダン、ダン!!!

支店長の言葉は途中で、途切れてしまった。
付烏月さんが消えてった小さな調理室のあたりから、何かをバチクソな力を込めて、バチクソな初速で何かに叩きつける音が、聞こえてきたのだ。
「付烏月くん……?」
ダダン、バン!
目が点になった支店長が、音のする方を見てる。
要するに今回の外回り先は相当酷かったらしい。

付烏月さんが「力を込めて」錬成してくれた簡単カップケーキは過去イチの最高さで絶品だった。

10/8/2024, 2:56:46 AM

教師が嫌いな人いいねしてください🙇🏻‍♀️🙏

10/8/2024, 2:44:06 AM

→短編・大事な思い出

 山の山頂にある夜景の見える公園で、一組の若いカップルがベンチに腰を下ろし、会話を交わしている。
 二人の距離は近く、親密な雰囲気が伝わってくるが、当時に微妙な緊張感も漂っていた。
「えっと……」
 男性が口を開いた。もう何度も同じ言葉を呟いては口を閉ざしている。
 眼下の町で夕食を食べ、この公園に来てから小一時間ほどが経過していた。
 女性は彼の言葉を待ったり、たまに自分から話をふったりしていたが、いずれにせよ二人の会話のやり取りが長く続くことはなかった。
 夏の終わり、涼しい風が彼女の薄いスカートの生地を揺らした。
 意を決したように男性が膝の上の拳を強く握った。それまで下げていた顔を彼女に向ける。
 言葉を待つ彼女の鼻腔がかすかに膨らみ、少し肩が上がった。
「あの……」
 男性は、彼女の待ちわびるような素振りに一旦は言葉を詰まらせたが、何度か首を横に降って気合を入れなおした。
「僕と結婚してください!」
 周囲に響き渡るようなプロポーズの声に、彼女の瞳が見開かれる。少し頬が緩み、口元がワナワナと震えながら開く。そして彼女の……――
「は……ッブェックション!!」 
       ション……
          ション…… 
             ション……
 山に響くクシャミは、彼のプロポーズの声量を遥かに凌駕していた。
「えぅ……、ご、ごめん。我慢しようとしたんだよ! でも、ちょっと冷えちゃって」
「いや、僕こそごめん。僕がマゴマゴしてたから」
 最悪のタイミングに返事を聞くこともできず、男性は「体調、大丈夫かな? 帰ろうか」と立ち上がった。不甲斐ない自分に自己嫌悪を抱くあまり、彼女を置き去りに歩きだす。
「ねぇ!」
 背後から呼びかけられ、彼は振り向いた。そこには、力いっぱいのクシャミに鼻を赤くした彼女の明るい笑顔があった。
「私たちが家族になる一番最初の思い出、コントみたいだねぇ」
「それって……!」
「力を込めて『イエス』!」

テーマ; 力を込めて

10/8/2024, 2:27:30 AM

【お題:力を込めて 20241007】

空を飛びたいと思った
鳥のように、自由に
頑張ってみたけど
羽を生やすのは無理だった

テレビで見た
ドラマか映画のワンシーン
傘をさして
空を飛ぶ女の人が羨ましくて
傘を手に階段の途中から飛び降りた
足の骨が折れて痛かった

飛行機
は、ちょっと違う
だって風を感じられない

気球
これも違う
ふわふわ浮きたいわけじゃない

スカイダイビング
落下したいわけじゃない

そして見つけた
空を自由に飛べる方法
簡単では無いし
技術も必要だし
それなりにお金がかかる
でも、すごく魅力的なの

ハングライダー

空を自由に飛べる
その喜びは何物にもかえがたく
時間と天気と懐具合と
相談しながらたくさん飛んだ
たくさん飛んで、落ちちゃった

命は助かった
大怪我しちゃったけど
両親にも兄にも泣かれて
ハングライダーは禁止だと言われた

毎日空を眺めて
ため息を吐き出す日々
空を飛ぶあの感覚が
忘れられなくて
でも、家族を泣かせたいわけでもなくて

うん、でもね
これは私の人生で
好きなことをするためなら
多少のリスクは仕方がないと思う
地上で腐って生きるより
私は私のために空を飛ぶ

力を込めて、大地を蹴って
自由だ
私はやっぱり空を飛びたい
だって、何より一番
生きているって実感できるから

えっ?
ハングライダーじゃないよ
禁止されたから
今はパラグライダーだよ
そして今度、モーターパラグライダーに挑戦するよ
あっちの方が、飛んでるって感じがするからね

さぁ、今日も
力を込めて、大地を蹴って
私は自由になる

━━━━━━━━━
(´-ι_-`) 空を飛ぶ夢を見て、足がビクってなって起きる⋯⋯。もっと見ていたいんです。夢なら死ぬ事はないので

10/8/2024, 2:21:15 AM

「期待を背負って、決意を背負って」


ボールを追いかける彼を、私がどんな気持ちで見つめているか、彼はきっと知らないだろう。

この辺りでは有名な必勝祈願のお守りを両手で包み込む。

どうか、どうか、あと、一点!


最後の大会を勝利で締めたい、と彼は言っていた。

もしも私に不思議な力があっても、彼は奇跡を望まないだろう。
そんなことわかっているし、私に不思議な力なんて無いけど、祈ってしまうのは仕方がない。


ボールを受け止めた彼が、ゴールに向かって走り出す。
立ち上がりそうになるのを堪える。


昨日、彼とした会話を思い出す。

「優勝したら、話を聞いてほしいんだ」
「それって優勝しないとできない話なの?」
「そうじゃないけど……そうでもしないと言えないっていうか」

期待させる台詞を吐いた彼を恨んでる。
変なフラグ立てないでよ。
話なんて、いつでも、いくらでも、聞くのに。

彼の姿を一瞬でも見逃さないように、唇を噛み締めた。




────力を込めて

10/8/2024, 2:19:15 AM

かぼちゃの煮物を、よく作っていた。ネットで見た黄金比の味付けで。上手くいく時もあれば、煮すぎて味が濃くなることもあった。
かぼちゃもかぼちゃで、よいときとそうでない時がある。

うちの包丁は安物なので、かぼちゃもすぐには切れない。力を入れる時に、包丁の背が手のひらにくい込んで痛い。
ふきんを背にあてがって何とか切るが、おかげでふきんはかぼちゃ色に染る。
かぼちゃにふきんがつかないように…気にする人は気にするんだと思う。そのあたりの衛生観念が甘い私は、仕事の時だけでもしっかり切り替えねばと思う。

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