『冬は一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛しく思う心はあたたかい
あなたがいてわたしがいて
ぬくもりの中に生きている
無数に散りばめられている
星の数ほどあるしあわせを
どれだけ見つけたのだろう
わたしと共にあなたはいる
わたしは此処で生きている
一年が終わり一年が始まる
ひとつひとつ冬の星数えて
『冬は一緒に』
冬は一緒に
夏にいられなかった分
冬は雪を見たいの
貴方と隣で
冬は一緒に
暖房で温もった病室。
窓の外ではしんしんと雪が降っている。
初雪だったのもあって見惚れていると
「愛してる」と苦しみながら発する声が聞こえてきた。
僕は神に願うかのように強く手を握った。
彼女は「大丈夫だよ」と言わんばかりの笑顔で目を閉じた。
冷静さを取り戻した時、手の中にあるものに気づいた。
「来年の''冬は一緒に''イルミネーションを見よう」
震えた字でそう書かれてあった。
冷たい手を握っていた僕もそのまま目を瞑り
走馬灯のような長い夢を見た。
ガイド線のない大きさに中敷きを裁つ
こ
の
足
が
新
雪
を
縫
う
寒い時好きな人が「めっちゃ手冷たいんやけど触ってみてや」と言ってきた。そして私は好きな人の手を触った。とても冷たくて、指が長くて綺麗な手…いつかこの手と私の手がつなげますように。
『冬は一緒に。』
冬は綺麗だ。
緩やかに瞬く君の睫毛に結晶がぼやりと乗って滲む。
冬は美しい。
普段の騒々しい街が白一色に淘汰される。
冬は神秘的。
軒先に連なる氷麗に霜柱、積もる雪の落ちる音、そのどれもがこの世から自分だけが取り残されたように思える。
冬は可愛らしい。
真白に残る小さな足跡が確かな成長を感じる。
冬は温かい。
何をするにも独りじゃ寒い、三人寄り添って初めて温もる。
羽毛布団を被り窓辺に手を突き白を臨む。
軈て雪解け春を待つ。
冬は一緒にこたつに入って、鍋を囲うことがある。
今住んでる所はダイニングを兼ねたリビングともいうべき間取りとしては、ごく狭い。
そのため、家族とは普段はこたつとサイドテーブルに分かれて食事している。
しかし、冬は寒い。三方が多少狭い思いをしてしまうが、鍋ならば仕方ない。
こたつは暖かく、隣を見れば家族の顔が近くにあり、みんなで「美味しいね」と鍋の具を手繰り寄せる。
これも冬のこたつ、そして鍋があるからこそ。
ねぇ、今年は一緒にイブと
クリスマス過ごせないかい?
どうした急に
ほら、去年は仕事とか殲滅で
できなかったじゃない?
だから、今年はどうかなぁって
....いいぜ、俺も太宰と
過ごしたかったし
フフ、ありがとう
# 24
もしもし。こんな時間にごめんね。
明後日会えるのが楽しみすぎて、ダメ元で電話しちゃった。
正直出てくれるなんて思わなくてびっくりしてて…え君も電話しようと?
起こしちゃったかなって思ったから…以心伝心だね。
嬉しい。
最近いろいろ検索してて、面白そうなイベントたくさん見つけたんだ。
ここ君と一緒に行ったら楽しいだろうなーってところばっかでさ。
でも、出かけたいって言っておいてなんだけど…家でゆっくり過ごすっていうのもやりたいんだけど、どう?
その、布団でくっついてごろごろしたい…僕はね。
ほらこの冬は久しぶりに一緒にいられるからさ。
…どうでしょうか?
「冬は一緒に」
冬は去年クリスマス一緒に過ごせなかった家族とクリスマスパーティーをする。
ケーキも料理も一から作ってみんなで楽しいクリスマスにする。
私はすごく楽しみで今すごくワクワクしている。
大切な人たちと過ごせるクリスマスってすごくいい思い出になるよね?
※ポケモン剣盾二次創作 マクワとセキタンザン
ひゅん、と風を切って細長い氷が星の瞬く夜空を飛んだ。
セキタンザンは、自分に向かって飛翔してきたそれを見て、重心をずらして上手に避けると、また次の氷が飛んできて、今度は身体を傾けて回避する。雪かきして顔を出したはずの道上に再びうっすらと雪が積もっていて、足場は悪かった。
ぱふ、と音がして、氷はどちらも後ろに積もる雪の中に埋もれてしまったようだ。目線を後ろにやっても暗くてよく見えなかった。
ここは雪と石の街キルクスタウンの外れに近い公園だった。1日の仕事を終えたマクワは、スタジアムの鍵を閉め、雪の積もった冷たく寒い道を歩く。辺りは随分と慣れ親しんでしまった、水っぽくて湿った埃の香りでいっぱいだった。
少し歩いた矢先、ちょうど公園の広間に付いた時のことだった。
「流石氷は避けなれてますね。……今日はずっと書類仕事で身体が鈍っています。ぼくと雪合戦しましょう」
「シュ ポォー!」
セキタンザンが頷くのを聞いたマクワはすぐ道横の雪山の表面から雪を集め、ぎゅっと片手で握りしめると小さな雪玉を作る。それを数回繰り返し、ひとつ投げるとすぐにふたつ、みっつと上から高さを変えてセキタンザンに投げつけた。
強い力に乗った白い球は、セキタンザンの頭上や顔、腕に向かって降りることなく真っすぐ飛んで行く。
だが握りこぶしにも満たないサイズの玉は、セキタンザンに届く前に、その熱を浴びせられ、じゅうと音を立てながら湯気となり、姿を消してしまった。
「あっ……! ……そうですね。きみは……そうでないと……おっと!」
大きく、しかもいわの腕で圧縮された雪玉がマクワの腰を目掛けて飛んできた。マクワはいつものように足の筋肉を動かし、跳躍してアクロバットを試みかけたが、溶けかけた雪の水っぽい足場は着地が難しい。さらにもうすぐに凍ってしまうだろうから、そうなれば危険は増すだろう。
身体の向きを変えて完全に横向きにすると、雪玉は大きな腹の前を通り過ぎて行った。
マクワが何も言わずに赤く染まった頬を持ち上げ歯を見せて笑うと、口端から白い息が立ち上っていった。
「ボオ!」
「やりますね。ではこれならっ!」
植木からごっそりと雪をかき集め、思い切り力を込めて雪玉を作る。そして今度は背中の炎からずっと遠く、そしてセキタンザンにとっては避け辛いであろう足元に狙いを定めた。
変則的に動く白球が、弧を描き、予想のつかない動きを見せた。
「ゴオッ」
「あっ」
セキタンザンはなんと自分の足の前で一瞬炎を吐き出すと、身体に触れる前に雪を溶かしてしまう。そして先ほどよりも巨大な雪玉を両手に抱え、まるで砲台のように大きく、高く空に向かって投げられた。高く大きく伸びた軌道は天辺に到着すると、一気に角度を変えてマクワの上に降り注ぐ。わかりやすいとはいえポケモンの力で飛ばされた雪玉だ。
それはあっという間にマクワの頭上までやってくる。
しかしマクワは動くことなく投げる動作をした。小さな何かが空を飛び、ふたつの雪玉に当たったかと思うと、雪玉がぱっくりと真ん中で割れおちた。
「……こおりにはいわですよ。まあこれは雪ですが」
「シュボッ!」
「きみが自由なのですから、ぼくにも道具くらいは使わせて頂かないと!」
マクワのふもとに落ちてきたのは、ふたつの細長い小石だった。植木に落ちていたものを拝借したのだが、おそらくもともとは道の舗装材料だったものが、長く使われることで劣化し破片となったものだ。
「シュポォー!」
さらにセキタンザンは雪玉を投げる。時々不器用なのか、力を入れ過ぎて壊してしまうこともあるが、それでも驚異的なスピードと力で作り、投げ続ける。
先ほどよりはサイズを小さくし、さらに直球でマクワのマフラーを巻いた首元を狙った。
「読みやすいですよ!」
マクワはすぐさましゃがみ込んで頭上を過ぎる雪玉を避け、今の今まで作り続けていた間合いを一気に詰めた。それから近い小型の雪山の上っ面だけをさっと手袋をはめた掌にのせ、セキタンザンの顔に吹っ掛ける。
セキタンザンは突然の目隠しに片目を瞑るが、しかしほとんどが目に届く前に水となって消えてゆく。
「こっちです!」
人の手は不意を突くように、隠していた反対の手の雪の塊をセキタンザンの胸に向け、直接振り下ろす。
だがしかしセキタンザンも同様に新しく作った雪玉をマクワのコートの胸当たりにぶつけた。
「シュボオー!」
「……っ!」
ばさり、雪が崩れる音がして、衝撃を受けた胸からぱらぱら雪が零れ落ちていく。
ふたりの荒くなった息だけが白い公園に響いていた。夜空はたくさんの星が溢れて、まるで勝負を見守る観客のように見下ろしていた。
コートの繊維の上に、セキタンザンの黒い石炭の凹凸の上に、お互い少しだけ雪を残しながら、大部分は身体にぶつかり粉々になって消えていった。
「フフ、確かにこんなに良い勝負になるとは思いませんでした。……しかし息抜きというよりは……トレーニングの延長だったような」
マクワは笑うと、まず両手の雪を払い落とし、さらに今自分が乗せてしまったセキタンザンの身体の雪を払いのけた。それからぽんぽんと自分のコートの雪を払う。
「ボオ」
「ぼくらしい……? ……そうかもしれませんね。ではせめて……部屋に帰ってのんびりするとしましょうか」
「シュポォー」
運動したことでふたりとも少しだけ息が速まって、白い息が口からたくさん漏れていった。
普段白いマクワの頬は一段と赤らんでいた。
「フフ、よく運動したから……はぁ……きみがいると熱いくらいです。でもすぐに冷えてしまいますから……家までよろしくお願いしますね」
「シュ ポォー!」
セキタンザンの背中の紅い炎が揺らめいた。違う生き物がちょうどよく一緒にいられる温度を探るために。
白い雪は紅い輝きと寄り添う影を受けて、静謐に祝福し続けるのだった。
「冬は一緒に」
手を繋いで歩いて
ぎゅっと抱きしめあって
どんなに寒い冬でも
あなたがいればあったかいね
友達と鍋を作った。
色んな具材を使ってとても美味しかった。
また、食べたいと思い鍋を一人で作ったが、
あの時の味には、なれなかった。
また、友達を呼べばいいが、
みんな忙しい。
いつか、冬と一緒に。
─冬は一緒に─
ふと見えた窓際の雪。
もうそんな時期か、と溜め息が漏れた。
雪の降る冬は嫌いだ。
寒いし、尚且つ良いことが全くない。
雪かきもしないといけないし、
車が雪に埋もれるし、
特に朝起きるのが辛い。
ただでさえ朝が弱いというのに。
…そういえば、今日はすんなり起きれた気がする。
確か、夢を見ていた。昔の、まだ楽しかった頃の記憶。
手を擦り寄せながら「寒いね」って、
「今年も、冬は一緒に過ごそうね」って笑った君。
付け加えて、「もちろん、来年もね」と言った君。
その頃はこれからも一緒だと思ってたんだけどな。
来年も、一緒に雪を見れると思ってたんだけどな。
君と、幸せで居られるって、信じてたんだけどな。
ねー寒いから炬燵のスイッチつけてー
今日は鍋にしよっか!
‥やっぱまだ寒いからストーブもつけていい?
あんた、炬燵入るの?
はいどーぞどーぞお猫様
おふとん寒いよー
早く入ってきてよー
む‥今日は乗ってくるのねお猫様
どーぞどーぞ
冬は寒いからみんなで同じとこにいよーね
◇ふゆはいっしょに◇
冬は一緒にイルミネーションを見に行ったね。
貴方はもう隣にいないのに、いつまでも光り輝き続けているよ
「冬は一緒に鍋でもどうですか?」
「…お誘いとしては惜しいかな。」
「えー。じゃあどういえば正解なの?」
「正解はわからないけど、その誘い方だと春夏秋は一緒に鍋食べてくれないのかなって感じる。」
「めんどくさっ。」
僕の妻は、面倒くさい。
他の人が気にならないような細かいところを気にする。
「わかった、これならどう?」
「春も夏も秋も冬も、ずっと一緒に鍋食べようね。」
考えに考えた渾身のお誘いをかます。
「『毎朝僕に味噌汁を作ってください』っていう王道プロポーズの鍋版みたいでおもしろいね。」
と笑いながらそう答える妻。
「せっかく正解導こうと思って考えたのに!知らぬ間に2度目のプロポーズしちゃったじゃん!恥ずかしい!」
僕の妻は面倒くさい。
でも、僕は妻といるのが楽しくて大好きだ。
231218 冬は一緒に
どことなく…
一緒にいたいなぁ✨
たくさんtsutsuと話したり笑ったりしたいなぁ
昨日ね、
tsutsuにクリスマスの
プレゼント✨🎁✨見に行ったの。
これでいいかな?って
悩んで買ったよ。
気に入ってくれるかな?
似合うかな?
こんな感じかな?って
ドキドキしちゃう。
冬は寒いから一緒にいてほしい。
もうすぐでtsutsuのお誕生日♥️
一昨日遠くから
見るだけでせいいっぱいだったよ。
ダイスキなtsutsu
tsutsuに
プレゼントちゃんと渡せますように…
#冬は一緒に
冬は一緒に
クリスマスマーケットに、
イルミネーションに、
初詣に、
いろんなところに行こう
って笑うきみがまぶしくて
寒さを忘れるくらいあたたかくなるから
もうきっとすぐ春が来る
春も、一緒にいてくれる?
冬は一緒に
冬は一緒に凍えてくれる
私は冬の寒さに凍え
冬もまた 凍えている
ほかのどれよりも
孤独で つめたくて やさしい冬
寒い と言えば
寒いでしょう と返す
あたためてはくれず
それでも そっとそばに佇む 冬