『冬になったら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あのお方がぎゅうとおれの右手を両手で包み込み「きみの手はあたたかいね」とたおやかに微笑むのを思い出す……
氷のようなあのお方の手 同じ人の子であるはずなのに、全く血の通っているとは思えない冷たい手……
冬になるとあのお方の手はよりいっそうに冷たく、真冬の冷気で冷やされた鉛のようになる……
灰のように降り積る雪の日に、あのお方が動かなくなった肉をつつきながら「わたしの手、死んだ人よりも冷たいかも」と笑うのが、とっても愛らしいと、なあお前もそう思うだろう?
お題「冬になったら」 おまねむ
あの暑い夏の日が終わりに近づいていく
夏が終われば秋だが、今年の秋はないみたいだ
今日の朝は少し肌寒い、布団が引っ付いて離れない
「もう朝よー」
そう声をかけられた
体に接着剤が着いたようだ布団から起き上がれない
「んん....あと5分...」
君はそう言って10分後に起きた
そして時計を見て君は焦るだろう
〜冬になったら〜
No.179『冬になったら』
冬になったら毎朝布団と勝負。
……うん、勝てそうにない。
冬になったら
ふわふわしてるオーバーサイズの洋服に包まれて
寒いなってマフラーに口元まで隠して
可愛さと防寒を兼ね備えて最強に可愛くなるの。
冬になったらキラキラのイルミネーションを見るの。
綺麗だねって上手く写真撮れるかなって話しながら
少し隣の君を盗み見るようにしてドキドキするの。
冷たくなった指先に息を吹きかけてる私を見て
君が手を繋いでくれるなら最高の冬になるの。
冬になったらサンタさんが来て
プレゼントをくれて
私も君にプレゼントを贈って
来年も一緒に居られたらいいななんて願いをもったら
ほんと幸せだなって思うよ
─────『冬になったら』
〜冬になったら〜
冬になったら一緒にイルミネーションを見に行こう
そんな約束ももうなくなってしまったな
恋人という関係はもう元には戻らない
大抵の場合他人になるんだ
人は愛を求めるのに
どうして愛を押し付けたら離れてしまうのだろう
お互いを尊重して大切にし合わなければならない
いやもしかしたらただ、合わないだけ
なのでは無いかな
あなたがいい悪いとかより
今のあなたと合わないんだ
きっと別れっていうのはあなたが成長した時に訪れるんだよ
だから手放してしまったことに罪悪感を感じなくてもいいのかもしれない
その選択をしてくれた自分に感謝だね
葛藤があったと思うけど
ありがとう自分のために生きてくれてありがとう
どんな状況だって、どんな性格だっていい
ただいてくれればそれでいい
全てに意味があるから
全てのあなたを愛してるから
「雪が消える前に」
12月初めの寒い日、駅前のカフェで彼女に出会った。
初対面なのに、不思議と懐かしい気持ちになる。柔らかなセーターを着た彼女は、湯気の立つココアを両手で包みながら窓の外を見つめていた。偶然隣に座った私たちの間には静寂が流れていたが、彼女の一言がそれを破った。
「冬って、どう思いますか?」
少し考えてから答える。
「寒いけど、嫌いじゃないです。静かで綺麗な季節だし。…あなたは?」
彼女は笑いながらココアを見つめた。
「好きです。でも、ちょっと怖いんです」
「怖い?」
「冬になると、大切なものが消えてしまう気がして…」
その横顔には、深い悲しみの影が落ちていた。私は何か言いたかったけれど、言葉が見つからなかった。ただ、彼女ともっと話したいと強く思った。
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それから、彼女と会うようになった。公園で雪を踏みしめながら話したり、イルミネーションの中を歩いたり。彼女は楽しそうに笑っていたけど、時折ふっと遠くを見つめる仕草が気になった。
「何か隠してない?」ある日、勇気を出して聞いてみた。
彼女は少し驚いた顔をして、笑った。
「隠してないですよ。ただ…冬って、終わるのが早いなって」
その言葉が心に刺さった。でも、深く聞くのが怖かった。
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12月の終わり、彼女からメッセージが来た。
「最後に、雪を見に行きませんか?」
指定された丘で待っていると、白いコートを着た彼女が立っていた。降り積もる雪の中、彼女は静かに口を開いた。
「ありがとう。楽しかったです」
「え、どうしたの急に?」
「私、これで…遠くへ行くんです」
「遠くってどこに?」
彼女は答えず、小さく微笑んだだけだった。
「また冬になったら、会える?」絞り出すように言った私に、彼女は一瞬だけ目を伏せた。
「うん…思い出してくれたら、それでいいんです」
そう言い残し、彼女は去っていった。雪の中に消えるその背中が、心に焼き付いて離れない。
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それから何度目かの冬が訪れた。毎年、彼女が立っていた丘に足を運ぶ。けれど、そこにはもう誰もいない。ただ、白い雪がすべてを包み込んでいた。
「冬になると…思い出してね」
彼女の声が風の中で微かに響くような気がした。雪は溶けていくけれど、彼女との冬だけは消えることがない。
ゆたぽん愛を語ります。
ゆたぽんについて一番に伝えたいのはちょうどいい重みです。軽すぎず重すぎず開発者さんの試行錯誤が伺えます。
第二にその柔らかさは、体にのせた時のフィット感安定感につながります。
おすすめは仰向けで下腹にのせるやり方です。
大きな動脈を温めるので上半身も下半身もぽっかぽかになります。そのまま眠ってしまっても邪魔にならない重さがここできいてきます。
レンチンで繰り返し使える手軽さとコスパは最強です。
ちなみに自慢ですが、うちのゆたぽんはリラックマコラボのカバーなのでめちゃくちゃ可愛いです。
「冬になったら」
春になったら春風が心地よいと感じる
夏になったら懐かしい思い出が蘇ってくる
秋になったら読書の秋、食事の秋、運動の秋、そして恋愛の秋、、自分が笑い合いながらつくったものだ
冬になったら、、、
君のことを思い出す
冬になったら
家を出た瞬間はーっと息を吐く。
「まだ白くないな」
もう少し寒くと願う心と裏腹に
寒い手をこする。
でも息が白くなるとちょっと嬉しい。
冬になったら
❦
この時期の女子高校生の
黒タイツはご褒美すぎる♪あの若い美脚
ワサワサ触りたい本当にはやらんけど😅
愛菜ちゃんは、もう塾に来なくなった。
わたしは、学校に友達のいないわたしには、愛菜ちゃんだけが親しい人だった。
お家が大変だって。借金をお父さんが作ったって。
そんな世界、わたしには、わからなくて。彼女に会いたいけど、どんな顔をしたらいいの。
そうして、三ヶ月がたったころ。わたしは、アニメショップにいた。漫画の新刊を買うためだ。
レジに並んでいた。客は多く、10分ほど待った。
「いらっしゃ……、あ、玲衣?」
「あ……、愛菜ちゃん……」
レジの店員をしていた。
そしてわたしは、午後の遅い時間に、この店の前に来て彼女を待った。そういう約束をしたのだ。おつかれさまでしたーとかいう声が聞こえて、愛菜ちゃんがでてきた。
「おひさっ」
敬礼のように手を額にかざす愛菜ちゃん。わたしの目尻にジワリと涙が浮く。
「うん。ひさびさ」
聞きたいことはある。大丈夫なの? でも彼女の笑顔があんまりに眩しくて、何も言わなくていいような気にもなる。
ここから海が近い。わたしたちは、そこまで歩いた。海といっても堤防で柵をされて、水面は見えないのだけど。その堤防に上がって、2人は座る。そうすると初めて海が見える。
「勉強は順調?」
「うん……。第一志望に行けそう」
愛菜ちゃんは、嬉しそうに顔を綻ばした。
「愛菜ちゃんは?」
「学校はやめた。あたし、宙ぶらりんだわ」
わたしは、言葉が出なかった。ただ、運命、という言葉が出てきて、それを粉々にしたかった。
「でも、生きていく方法っていうのを考えるようになったよ。とりあえずYouTubeかな」
「え、するの?」
「いろいろ試してみる。人生、最初に転んだら終わりだなんて思いたくない」
愛菜ちゃんは、歴史学者になりたいと言っていたのを思い出した。ジャンヌ・ダルクを研究したいって。
「きっと、うまくいくよ」
わたしの声は震えていた。わからなかった。しかし、人生というのはどこまでも、わからないものなのでないか、と、思った。誰もが、より良いと思える道に賭けるしかない。恐ろしいと思った。そして……。
「人生、楽しくなっちゃった。こう、なにかをするのがさ。動くほどに、世界が見えてきて」
愛菜ちゃんには、何が見えてるのだろう? わたしは、自分がとても子供のように思った。彼女は自分で人生を切り開こうとしているが、わたしは何をしているだろう。
何かをしても、何にもならないような気がして、無気力に生きていないだろうか。それを、愛菜ちゃんと塾で話すことで発散していただけ。
「玲衣、人生、生きなきゃ。死ぬときに後悔してもどうしようもないんだよ」
彼女は、わたしをじっとみた。わたしは、勇気づけられたような気がした。
海の流れは、夕方に近い時間、うねりを激しくして、生き物のようだった。
ヒートテック ニット
マフラー ダウン
冷えたあなたの手
「冬になったら」
朝起きて新聞を取りに行く時の空気の冷たさとか、しんと静まり返った朝の静けさとか。
そういったものを含めて私は冬が好きだ。
夜は星の光が真っ直ぐに届く。
全ての雑味を削ぎ落としてくれているようで嬉しくなる。
吐く息の白さ、耳朶の痛さ、嗚呼もうすぐ大好きな冬がやって来る。
冬になったら、必ず後悔する。
どうしてあのとき、なんで、、、
諦めなければよかった。時間は限られているのだから、もっと大切にするべきだった。
自分を責めることしかできない。なんで、、なんで、、
でも心のどこかでは仕方がなかったとか私だけが悪いわけじゃないとか
考えてしまう。
すぐ手の届くところにいて、私を満たしてくれる。
また今年も冬が来てしまう、、、
なんで痩せへんかってん。お前ほんまいろんな種類のお菓子買い揃えやがって。なにが「今年の冬こそ寒さ我慢してアイドルみたいな服着るねん♡」や。毎年やぞそれ。ええ加減にせなあかんで。
冬になったら、あったかいほうとうを食べようと思っていたけど、すでに売っていたのでフライング。平たくてもちもち食感の麺が美味しいのよね。寒い日には熱々のほうとうにかぎる。
冬になったら
北風と共に舞い降りる
イルミネーションで華やかに
街中が彩られていく
澄んだ空に星屑も瞬く
冬になったら
君に逢いに行くよ
もう少しだけ待っていて
幸ちゃんと手を繋いで路地を縫うように歩いた。私は自然と早足になって、幸ちゃんは脚をもつれさせていて、申し訳なかった。
「雪国に行きたいな。」
幸ちゃんがぽつりと呟いた。言葉の少ない子だから、一言を大切にしたくて、理由を聞いた。
「ここはまだ冬にならんでしょ?だから、さっさと北に行って、雪に会いに行くの。」
幸ちゃんは「暑い」って、手袋を脱いだ。大きな痣のできた手首が露わになる。腕をまくろうとしていたので、止めた。
「寒けりゃあ、着てられるよ。ね、お姉さん、連れてって。あたし、お金あるよ。」
幸ちゃんは、小さな手に不釣り合いな長財布を取り出すと、お札の枚数を数え始めた。止めて、財布を預かる。
お金なら私が出す。お姉さんだから。
とびきり雪が降っているところに行こう。そうすれば、幸ちゃんは厚い服を着ていてくれるし、私たちの顔も過去も、すべて隠してもらえる。
ここが冬になる頃には、私たちの逃避行は終わる。それを信じて、改札に切符をくぐらせた。
冬になったら、そうだなあ。人の波が落ち着いた頃にでも旅行に行きたい。ひっそりとした、自然の多いところ。海や湖の見える部屋が好ましい。
そもそも秋口には何処かへ行こうと画策していたのだ。それこそオーシャンビューやらオーシャンレイクと銘打つ宿を探していくつか候補を見繕っていた。結局のところ、体調不良によって機を逃してしまったのだが。
特に何をするわけでもなく、ただ水面を見つめるだけの数時間を過ごすのが好きだ。
今年の海開きが始まる前に行って眺めた無人の海は素晴らしかった。深夜から日の出にかけて映る色の移り変わりの何と美しかったことか。
あの時期でさえそれなりに冷えたから、冬に行くとするなら相当の厚着をしなければならないな。正月明けはまだ混雑しているだろうか。また宿を探さなければ。
空に舞う雪を眺めるだけの旅も良さそうだ。しかしその場合どう調べれば良いのだろうか。オーシャンスノーなんてあれば容易に検索できるんだがな。
ぼうっと見る宙に…
真夜中の肌寒い夜に…
指先に纏う言葉に
キミの中でワタシが
いきいきと
生きてますように
冬になるとあなたを思い出す。
あなたと出会った
あなたと別れた
嬉しいも悲しいも思い出す冬