『冬になったら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
101【冬になったら】2022.11.17
冬になったら自動で餅が食いたくなるのは何故だ。
そして、最近餅を食ってないぞ、と気がつく時分には春が来はじめているのは何故だ。
🍀冬になったら
冬になったらこたつを出さなきゃ。
霜焼け対策もしなきゃ。
寒い寒い冬が来てしまう前に、冬支度。
冬になったら卒業が間近になってしまう。
先生と会える日数が段々と少なくなっていく。
悲しい冬。
貴方の冷たい手を
私の冷たい手で
あっためてあげるのが、
今は楽しみで仕方が無い。
「冬になったら」
冬になったら
冬になったら、何をしよう
白い雪の上で、雪だるまを作ろう
雪に埋もれた枝を探して、家から人参を持ってきて
小さな石積みから石を2、3個、赤い小さなバケツと
マフラーを持って、コロコロ転がし丸を作って
2つの丸を重ねて、集めた、石と枝で顔と腕を作って
人参を挿してお鼻を作ろう
バケツを被せて、マフラーつけて
ほら、可愛い雪だるまができた
冬が楽しみだ
君を誘って、冬を彩りたい
#冬になったら
【温まる】
「冬になったら、温泉に行きたいね」
母がそう言った。
前々から旅行に行きたいと話していたが、コロナ禍ということもあり、自粛していた。
蜜柑を頬張りながら弟は言う。
「俺やだ。寒いのに外出たくないんだけど…」
弟は寒いのが苦手だ。
冬はこたつに入ってほとんど動かない。
私も寒いのは苦手だが、外出したいとは思う。
外出自粛をして体が鈍っているし、
温泉なんてめったに行かないからだ。
「いいじゃん、行こうよ温泉」
母は嬉しそうに笑った。
「露天風呂に入りたい。あと…星がみたい!」
「露天風呂かぁ、星は山とか暗い場所でみたいな」
「温泉入って、体の内側から温まりたいなー」
母と話をしていると父が帰ってきた。
「ただいま。何の話してるの?」
「温泉行きたいねって話」
「良いね。みんなで楽しんでおいでよ」
「え、父さん行かないの?」
「仕事忙しいし、たまには1人になりたい」
弟は父の言葉を聞いて意見を変える。
「俺行く。温泉入りたーい」
弟は父が嫌いだ。一緒にいたくないらしい。
「行きなよ。お土産話、楽しみにしてるから」
温泉旅行には、私と母と弟で行くことになった。
次の日の朝、私は父に聞いてみた。
「父さん、本当にいいの?」
「いいんだよ、楽しんでおいでよ」
「うん…ねぇ、父さん」
「なに?」
「冬になったら何したい?」
「家族の笑顔がみたいな。それで満足だよ」
「そっか。楽しんでくるよ」
父は嬉しそうに笑った。
私は、父の笑顔をみて心が温まる気がした。
冬になったら、可愛らしいあの人が見られる。
ふわふわの黄色のセーターを着て、もこもこの灰色のコートを羽織っているあの人は、わたしの中では世界一可愛い。
そういえば、好きになった日は真冬のうんと寒い日だったなぁ。
「はぁ。」
あの真冬の日。あの人はそういって息を吐いた。
あの人の吐息が白い煙のように漂っているのを、わたしはぼんやりと眺めていた。
あの日は本当に寒くて、ぼんやりなんてしていられないはずだったけど、寒さで鼻先を少し赤らめて顔の前で手を擦り合わ
せているあの人が、他には何も感じないほど愛おしくて、寒さなんかその瞬間だけは感じなかった。
「寒いですねぇ。」
「...はい。寒いです。」
わたしが先に言おうと思ったのに。そんなことを考えていた反面、言葉を交わせただけで嬉しかった。
なんだかぎこちない返し方になってしまったけれど、あの人はにこにこしていて、わたしはその笑顔に釘付けになった。
あぁ。やっぱり好きだなぁ。そういうところ。
真冬の冷たい北風が、わたしの心にそっと「恋」を添えた。
冬が来る度思い出す、愛しい記憶。
今年はどんなあの人が見られるかなぁ。
冬になったら、一緒に、イルミネーション見に行こうね。
冬になったら二人であったまろうね。
そうやって、約束した。
でも、果たせなかった。
私からお別れ言ったんだ。
だって、春になったら君は、大学生。
春になった未来を私は、描けなかった。
春になったら、春になってしまったら…
私は私からミライを放棄した。
自滅した。
でも、その方が、何倍も辛いこと、あとになって分かったんだ。
冬になったら、ずっと思い出すんだ。これからも。
…冬になったら…
雪だるま作って
思い切り はしゃぎたいな
早く雪よ 降れ
待つのは もう 疲れるよ
_end_
しどけない心模様が続く
「明るくなくても、精一杯過ごそう」と思っても
僅かな隙間を見つけては侵入し、途端に展開する
乾燥することによって
生まれた隙間から入って来るんだと思う
生気の粒子が舞い、搦め取って去って行く
冷気は魔物の息吹。人々は心体共にくしゃくしゃで
白痴の列が一つ、また一つ
冬になったらいつも見れる百鬼夜行
外に出るととても寒く、
手がかじかんでしまう。
この手を君が温めてくれたのなら。
お題〈冬になったら〉
くまさんは ふゆになったら ちょっとおやすみ
あたたかくなるまで つちのなかで
ゆきのおふとんかけて
すやすやねるの
わたしも ふゆになったら ちょっとおやすみ
やらなきゃいけないこと なやんでること
ぜんぶ ぜんぶ ほうりなげて
あたたかくなるまで いえのなかで
うもうのおふとんかけて
すやすやねたい
めがさめたら きらきら ぽかぽか
あたらしいわたし
ぜんぶ ぜんぶ やるきにみちて
おそとに とびだしたいね
#冬になったら
冬の足音が少しずつ距離を詰めてくるその前に
苦手な寒空をやり過ごす支度が必要だ。
心地良い音量のスロウジャズ
濃度高めのホットラテ
肌触りの良いざっくり編みのニットと
ふかふかのブランケット
オレンジ色の柔らかいダウンライト
ムスク バニラ ジャスミン サンダルウッド
少し甘めの香りで空間を彩ったら
ひたすら贅沢な読書時間を貪ろう。
冬になったら、
もう会えないね。
そうだよ。会えないんだよ?
わかってる?笑
寂しいなんて、言わないでね。
将来を、約束したでしょ。結婚するって。
私は本気だよ。
ずっと、このままがいい。
何も変わって欲しくない。
#39 だんだん寒くなってきた。
私は、倒れてから病院に運ばれた。ついに、という感じだったが、やはり入院もすることになる。
病室の窓から、それを眺める。あと少しでもう、クリスマス。
今年のクリスマスも、病院にいるのだろうか。そんな不安がよぎるけど、そうはさせない。
彼に会いたかった。どうなっているだろう。ただ、そう思うだけ。私には何もできない。
冬になったら、クリスマスソングを口づさみながら、窓越しに雪を見る。それを彼とできたら。友達とできたら。
きっと、願いは叶わない。そんなことくらい分かってるけど、やっぱり願ってしまう。
点滴と繋がって、機械の音に囲まれながら、冬に近づいてきた夜空を見上げる。病室の灯りを暗くすると、星が薄らある。
弱々しくて美しかった。
病室に眠っているただ一つの、か弱い命のように。
___冬になったら
もこもこの服を着て
ふわふわのマフラーを巻いて
スラリとしたスキニーに足を通し
すこしばかりのおしゃれ
隣に好きな人がいたらもっと素敵
夢だけならいくらでも見れるから
いつまでだって夢を見させて
一歩進んでいく前のイメージトレーニング
おしゃれなとこを見て欲しいから
かっこいいところを可愛いところを
見て欲しいから
冬が来る前に頑張って
冬が来たら素敵になるの
氷華
冷たい月が
照らす
凍てつく光
美しく哀し
一輪の
氷華な神秘
照らす輝き
限りなく透明な程
映ら無い脆さ・・・
氷華 私の血に
染まれ・・・
同化 私と共に 全てを・・・
氷華 私を包み
産まれ・・・
同化 私と共に 朽ちて・・・
「傍に居るから 離さないから」
氷華 鮮やかに
美しく・・・
真紅 咲き誇り 願いを・・・
氷華 神秘的に
叶え様・・・
花弁 私の血で 咲いて・・・
存在し意味を
もう・・・
哭かないで・・・
人も犬も猫も、側溝も、白い息を吐くようになる
水溜まりが、アリスのスケートリンクになる
"冬になったら"
お題 冬になったら
凍える手先そっと握りしめて
あなたの帰り道を見つめてる
名前を呼んでくれた冬の日
寒さも忘れて笑いあった
冬になったら
私の名前を呼んで下さい
冬になったら
雪かきダイエット
朝に車を出すために雪かき
夜に車を入れるために雪かき
職場でも雪かき
でも本当は
そんなに痩せない
今冬は積雪少ないといいな
𓂃𓍯 リクエスト
せっかくの休日。
なのに彼は一切構ってくれない。
光輝「♪~」
イヤホンを耳にさし、細い指でリズムを取る彼。
ねえ私は?なんて言葉を胸にしまえるほど、強くない。
ギュッ
光輝「○○、どうした?」
○○「寂しい、」
光輝「ええ?」
○○「せっかくのデートだよ、?
なのにどうして構ってくれないのよっ」
光輝「んぁ~ごめん!!
泣くなよ~」
放置ばかりしてくる光輝くんに少し怒れちゃって
○○「んもう光輝くんなんて嫌いっ」
なんて言い放ってしまった。
光輝「あっれ~?そんなこと言っちゃうの」
○○「だってほんとのことだもん」
光輝「ふーん。じゃあそんないじけてる○○ちゃんにはぁ」
ちゅっ、
光輝「いーーーーっぱい
キスしてあげるね♡」
その後、光輝くんからのキスの雨が降り注ぎました。