『入道雲』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「入道雲」
夏の始まり、
夏の匂い、
ふと見た蒼空を引き立てる"入道雲"。
まるで現実ではないような、物語の中の存在のような。
絵空事の世界のような。
君が居るのが、当たり前なこの世界、人生が。
____"入道雲"の向こう側は、
一体どんな世界が広がっているのだろう。
ふわふわしてるのに
存在感バツグン!
夏の濃い青空に映える白
食べたらどんな味だろう
春の雲は
綿菓子のようにふんわり甘いのかな
秋は‥ 雲がない‥
冬の雲は 香ばしい黒ゴマの味?
夏の雲は かき氷!
甘くて冷たくて爽やかな甘さ
蜜の味はハワイアンブルー?みぞれ?
練乳はおかけしましょうか?
#入道雲
《入道雲》
ゆっくりと、入道雲の下を飛行機が横切るのを目で追った。
まだ蝉も鳴かないのに、夕時になっても陽の登ったままのこの季節の中で、ただ1人取り残されたような気がして立ち止まる。
昨日までは雨が降っていた。それも、傘を強く打ち付ける耳障りな雨。
いつだったか、傘に落ちる雨音は銃声に似ていると言った人がいた。
深く息を吸えば、濡れた土や植物の匂いと過ぎた湿気で、鼻が鋭い痛みを訴える。
雨というのは色々と思い出す日だと思う。
母は一度足の骨を骨折してから、いまだに雨の日はその骨が痛むと苦笑していた。
古傷、それは身体に限らず、人々の心までしっかりと刻まれて残り続ける。
それでもまた、雨が止み、空が晴れれば存在を消したように影をなくす。
飛行機を見上げるのは平和の印だと誰かが言った。
昨日までの雨が嘘のように晴れた青空に、堂々と浮かぶ入道雲を、もう一度眺めて祈る。
もう二度と、雨が降ることのないように。
入道雲のもこもことした立体的な形を見ると、手が届くなら触ってみたい気持ちになる。もちろん、実際に触ったら霧のように手がすり抜けるだけだろう。いや、上空の雲は微小な氷の粒の集まりだと聞いたことがあるから、手がすり抜ける瞬間に冷たいのだろうか。ずうっと高い空からスカイダイビングで落下していって、入道雲に上から突っ込んだらどんな気分だろう。雲に突っ込む瞬間に、ボフッという抵抗があったりしないだろうか。できることなら、ちょっとやってみたい。
みんなが嫌いな雨の象徴は
夏の代名詞である入道雲。
嫌われてるのに好かれてるって不思議。
*入道雲*
#40『入道雲』
ソフトクリームが食べたくなっちゃう。
『入道雲』
遮断機の降りる音が電車が通過することを知らせる。
普段は気にしないその音が、今日はやけに響いて聞こえた。
遮断棒の前で立ち止まる。
このままずっと立ち止まっていられたらいいのに、と思いながら手元の紙を見下ろす。
「進路希望調査票」
いつもなら簡単に読めるはずのその6文字が、今は別の言語にしか見えない。
電車が通過する。
それにより生じた風がスカートを揺らす。
電車は通過して、遮断機が上がる。
止まっていた全てのものが動き出したのに、私だけが立ち止まったままでいる。
不自然に立ち尽くしている私の横を手を繋いだ親子が怪訝そうな表情で通り過ぎていく。
もう帰らなくてはいけない。
ため息を一つ吐く。
足を進めようと顔を上げる。
思わず声が出た。
空に浮かぶ、大きな入道雲に目を奪われた。
自然の雄大さに圧倒される。
白い、大きなそれを見ているうちに、自分はなんて小さなことで悩んでいたんだろう、と思わず失笑する。
進学だろうが、就職だろうが、どちらでも良いではないか。本当に大切なものはその先にある。
どちらを選んだとしても、辿り着くまでの時間が変わるだけで、結果的には同じ場所に到着する。
結局は直接行くか、遠回りするかだけの違いなのだ。
肩の荷が降りたような、爽やかな気持ちになる。
その状態で、もう一度入道雲を見上げる。
重厚感のある、もくもくとしたその白さが今度はソフトクリームを思い出させた。
サクサクと香ばしいコーンの上に螺旋状に乗せられたアイス、食べた瞬間舌の上に広がる冷たさと優しい甘さ。
この暑さの中で食べるソフトクリームはいつもよりも格別に美味しいことだろう。
考えれば考えるほど、頭の中はソフトクリームでいっぱいになる。
今日は近所のコンビニに寄ってから帰ろう。
己の欲望の忠実さに苦笑しながらも、今度こそ前を向いて歩き出した。
・入道雲
あの入道雲に乗って
空の散歩をしてみたい
入道雲
雲を見るのは好き。
ボーッとできるから。
息を吹きかけたら
壊れるように動くみたいなのないかな?
#入道雲
入道雲は短い間に一気に雷雨が降るもので
夏の代名詞として有名である
青と白のコントラストがとても綺麗で
まるで空にそびえ立っているかのような印象を受ける
色々な形に変化しながら
雨を降らせ、人に影響を与える様は
まるで様々な感情を持ち合わせながらも
生き続けているように感じる
真っ白でもこもこな入道雲。
触れそうな程存在感があるのに、
手を伸ばせばどこか遠く感じる。
あれが質量を持たないなんて、
見えているものだけを信じるべきではないと、
優しく教えているようだった。
「入道雲」
青空を背にそびえる堂々たる雲。
夏の日差しを受け輝かしいまでに白い。
ひとたび入道雲の足元へ入れば辺りは暗く。
割れんばかりの稲光と轟音。
地面にたたきつけられる雨粒。
優美な姿に内包される荒々しい雷雨。
雨が上がれば暑さは鎮まる。
優しさと厳しさを合わせ持つ入道雲。
人々が何を思おうと素知らぬ顔でそこにある。
体力を奪い
気力を奪い
睡眠障害を引き起こす夏は
一番苦手な季節
全身に纏わり付く熱気に
ココロまで
干からびていくようで
仕方なくエアコンをつける
エアコンの冷気も
身体に不調をもたらすけれど
熱中症には
二度となりたくない
湧き上がる入道雲を
窓越しに睨みながら
夏が過ぎるのを
ひたすらに待つ日々は
まだ始まったばかり…
# 夏
# 入道雲
# 窓越しに見えるは
入道雲。
空にあるだけで、立派に目立つ雲。
大きくて、おれ達を見下ろしてるみたい。
でも、あんまり見かけないよね〜。
一年に一回くらいしか見ない気がする。
アニメでは、何回も見るのにね。
それって、有名な雲ってことだよね。
見ないのに有名ってことは、一回見たときに衝撃的だってことかな。
そんな衝撃的な雲を、アニメで何回も描写して、登場人物たちは、
それを当たり前のように見てる。
つまり、アニメと現実では、基準が違うってことか〜。
なんて、当たり前のことだよね〜。
じゃあ、話をちょっとずらそうか。
入道雲って、なんで入道雲っていうんだろうね〜。
そもそも入道ってどういう意味なんだろう。
入る道ってことだよね。
道に入ると、こんな雲を見るってことかな。
う〜ん、正確な意味はないみたい。
なんとなくで決められた言葉ってことかな。
だって、言葉は人間が全て考えてる。
今話していた言葉だって、人間が考えた言葉なんだよ。
もともと言葉がなんにもなかったとき、一番最初に生み出した言葉は、
なんとなくで決められてる可能性がある。
なら、この入道雲も同じってことかな。
名前なんて、そういうもんか。
入道雲か〜。
見てみたいな〜。でも、そんな簡単に見れるもんじゃない。
晴れてないと見れないんだし。晴れ以外の天候は、
たっくさんあるわけ。
そう考えると、晴れてる日のほうが少ないことになる。
見れる回数はほとんどないよね。
でも、それが当たり前のように見れてるアニメも、人間が作っていることになる。
人間が望んでいることなのかな。
じゃあ、入道雲が見れるといいことがあるのかな。
う〜ん。入道雲とは、実に興味深いものだね〜。
さて、今考えたことは、人間が考えたこと。
正解だという保証は、一つもない。
君はどう考えた?
良ければ教えてね?
入道雲
青空よりも奥を見つめる君は何を思うのだろう。
タイムラプスでは雲は散々動いているのに僕と君は動かず時間が過ぎていくのを待つだけでえぇあの入道雲はアイスクリームに似ているねとその一言のために黙っていた
言うタイミングもなくこっちがアイスだったら溶けていそうな時間が経っていく
君が突然あっと声を出し僕に一言
あの入道雲はアイスクリームに似ているねって
目をぱっと見開き今にも溶けそうな僕を見つめる
空見上げ
夏の空には
入道雲
夏の空
眩しい太陽
青い空
とても大きな
入道雲
たまには俳句もいいですよね。
『入道雲』
小さい頃、無邪気に走り回って見つけた雲。
「あの雲何ー?変なの〜」
「変じゃないよ。それは入道雲っていうの」
そう教えてもらった。
「入道雲ができると雨が降る合図なんだよ」
そうも言われた記憶がある。
今思えばたしかに、入道雲を見れば雨が降るという認識になってるなと。
そして、夏が来たなと。
甘えん坊だったペターポも4歳になり、だんだんやんちゃな男の子に成長した。魔王をやっつけるゲームが大好き。
ある日ペターポがゲームに飽きて窓の外を見ると、夕焼けに染まる空にオレンジ色の入道雲がモクモクと広がっていたんだ。
そこでペターポは入道雲に向かって勇敢に叫んだ。
「ぼくは勇者ペターポだ。このタコ魔王よ、容赦はしないぞ!」
するとタコ魔王は雷を落とし、ゲリラ豪雨を降らせてペターポと対戦したんだ。
それでもペターポはペットロボットの「らぼっと君」をお供にして、お部屋から空に向かっておもちゃの"天空の剣"を振り回して立ち向かうのだった。
「入道雲」
入道雲
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綿あめが好きだ。夏祭りの時くらいしか食べないそれが、幼い私にはとても魅力的なものに思えた。
飴をザラザラと機械の真ん中に落として、しばらくするとふわふわと靄のようなものが出てくる。屋台のおじさんによっては最後にギュッと押し潰す人もいて、それを見ると少し悲しくなってしまう。そんな綿あめを食べるのが夏祭りの楽しみだった。
さて、本題の入道雲から少し話が逸れてしまった。実は私は入道雲というものを見た記憶があまりない。実際のところはよく見ているのかもしれないが、それは退屈な授業から逃げるためだとか何となく考え事をするために若干顔が上に傾いているからだとか、その程度のものだ。とはいえ、入道雲は好きではない。というのも、私も例に漏れず雨が嫌いだからだ。
遠い遠い私たちの先祖、日本人のほとんどが稲作で生計を立てていた時代には、雨乞いなんてものもあったらしいが、現代の日本人の大多数は雨乞いなんてしないだろう。寧ろ雨が降るのを嫌がるほどだ。この時期は丁度水泳の授業も始まって梅雨もまだ明けず、雨に降られながら気温とさほど変わらない冷たいプールに入るのが学生の日常である。つい先日も、雨天の中寒い寒いと言いながら水泳をした。嗚呼嫌だ。
平日の雨は嫌いだ。平日は学校へ行くために外へ出なくちゃならない。自分の服や髪が濡れるならまだしも、学校のプリントやらノートやらが濡れた日には最悪だ。しわくちゃなノートと学校生活を過ごさなくてはならない。
それに対して、休日に雨が降る分にはまだ許せなくもない。自分が出掛ける日に雨が降ると理不尽に怒るが、外へ出る予定のない日はその雨音や風景を見て楽しむ。濡れない機能付きの雨は開発されないのだろうか。
冒頭から一貫して入道雲に触れていない気がする。まあいい。入道雲が綿あめになって降ってきたらいいのに。でも体がべたつくからやっぱり嫌だ。人間とはそういうものだ。
今日も昨日の続きを書きます。あらすじはプロフィール欄で、、、
今日はあまりにも天気が悪かった。ここ最近で一番大きな入道雲がここの街一体に現れたらしい。でも少し不可解な点がある。何かというと、この入道雲はこの街一体にしか出ていないそうなんだ。テレビで天気予報なんかをみても僕たちが今いる地域だけ大雨警報と雷警報が出ているんだ。おかげでこの子も布団の中でうずくまって出てくる様子もない。時折なる雷に怯えているんだろう。だが僕達は今深刻な食糧不足なので買い出しに行くしか方法はない。とはいえ外は警報級の大雨どうしたら良いのかもわからずにいた。そんな時一人の客人が僕たちの泊まっている部屋をノックしてきた。どうやら泊まれる空き部屋がないようだ。仕方なく僕はその客人を部屋に入れてやることにした。部屋に入れてもらえて安心したのか客人は着ていた背丈に合わないコートを脱ぎ捨てた。僕はそれをみて少し驚愕した。一つはあまりに無殺法に部屋でくつろいでいたので驚いてしまったのと、もう一つは、大きなコートを着ていたために男かと思っていたら女だったことだ。まぁ今はそんな事はどうだっていい、今は僕達の食糧不足をどうやって凌ぐかを考えたいのだ。宿屋なんだから食事の一つや二つくらいは出していただきたいものだが、僕がそんなことに気を取られている間にこの子は客人と仲良くなっていたようだ。今日からこの子の保護者役としていてもらいたいほどには仲良くなっていた。すると客人が急に口を開いた。
「いやぁ、子供と遊ぶなんて久しぶりだなーこのまま一緒にいたいくらいだ」
僕はその言葉を聞いてチャンスだと思い僕たちの旅についてこないかと誘ってみた。すると客人は快く承諾してくれた。客人はそのお礼にと自分のコートを貸してくれると言った。なんでも防水性能がすごいんだとか、女性のものを着ることには少し抵抗があったがこれでなんとか買い物に行くことができる。こうして僕達はなんとか飢えを凌ぐ術を手に入れたのだった。そして僕はご好意に甘えて彼女のコートを着て買い物に行こうとしたその時コートがどこかに行っていた。どこに行ったのか探してみると、ベットにコートが直立したような化け物がいた。と思ったのだがただ少女がコートを着ていただけだった。あまりに大きかったため化け物のように見えただけだったようだ。まぁ確かによくみたら客人は僕よりも二頭身ほど大きかった。彼女でさえこのコートが大きいのだったら僕に合うはずもないが、仕方なく着ていくことにした。なんとかしてコートを着て外に出ると、相変わらず大雨だった。この入道雲をどうにか退かすことでもできたら良いのだが、僕たちには多分どうすることもできないだろう。そんなことを考えながら僕は買い物に向かった。明日も宿屋が見つかれば良いのだが、、、
【入道雲】
明日も繋がるようなお題が来ますように